JP6636843B2 - 泡噴出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性の胴部を圧搾することにより、流動性を有する内容物(液状、ゲル状等)を発泡させて排出する泡噴出容器に関するものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、洗口剤等の各種液体洗浄剤やセットローション等の整髪剤を内容物とする容器としては、可撓性を有する胴部を圧搾することによって内容物を容器に形成した合流空間に導入し、ここで空気と混合させて泡状にしたうえで噴出させる泡噴出容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記のような泡噴出容器において、空気と混合した内容物は、噴出口から排出される一方で、その一部はノズルの排出通路に残ったままとなる。ここで、排出通路に残留した内容物は時間が経つと泡が消えて元の流動性を有する状態に戻るため、使用後しばらくすると噴出口から垂れ落ちる(液だれ)ことがあった。特にノズルが水平方向に延在する横出しタイプの泡噴出容器においては、このような液だれの発生が顕著であった。
このような液だれを防止することができる泡噴出容器としては、圧搾された胴部が復元する際に容器本体に外気を取り込む開口(還流口)を備え、この還流口を排出通路内に設けた、サクションバック機能(サックバック機能、バックサクション機能ともいう)を有する泡噴出容器が知られている。このような泡噴出容器によれば、胴部の復元に伴って内容物を収容した充填空間が負圧になると、充填空間に外気が取り込まれるとともに排出通路の残留内容物も充填空間に引き戻すことができるため、液だれを防止することができる。
実開昭58−174272号公報
ところでこのような泡噴出容器において、排出通路は合流空間とも連通しているため、胴部が復元する際、排出通路の残留内容物は還流口から容器本体内に引き戻されるだけでなく、その一部が合流空間にも引き戻されることがある。この場合、残留内容物は空気を含んでいるため、合流空間に導入されている内容物と混ざり合うと、内容物と空気との混合比が所期した比率から変わってしまい、意図した泡質で内容物を噴出できないことがあった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とするものであり、サクションバック機能を発揮させつつ、内容物の泡質は意図した通りに維持することができる泡噴出容器を提案することを目的とする。
本発明は、可撓性を有する胴部の内側に内容物を収容する充填空間を備えるとともに該
胴部に一体に連結する口部を有する容器本体と、
前記充填空間の内容物を導入する内容物導入口及び該充填空間内の空気を導入する空気
導入口を備えるとともに、導入した内容物と空気との合流空間を備えるシリンダーと、
前記口部に固定保持され、前記シリンダーを該口部に保持するベースキャップと、
内容物を外界に噴出させる排出通路を有するとともに前記ベースキャップに一体に連結し、前記排出通路に前記合流空間に通じる連通口を有するノズルと、
前記排出通路において、前記ノズルの前記内容物を外界に噴出させるためのノズル口と前記連通口との間に設けられ、前記充填空間に通じる還流口と、
前記環流口を開閉する第一逆止弁と、
前記排出通路において前記環流口に対して前記連通口側に設けられ、該排出通路を開閉する第二逆止弁と、
を備え、
前記第一逆止弁により、前記胴部の圧搾時には前記還流口を閉鎖して、前記合流空間に送り込まれた内容物と空気とを混合させて前記排出通路から内容物を噴出させる一方、該胴部の復元時には該還流口を開放して、該排出通路の残留内容物を前記充填空間内へ引き戻させ
前記第二逆止弁により、前記胴部の圧搾時には該排出通路を解放する一方、該胴部の復元時には該排出通路を閉鎖させる泡噴出容器である。
前記合流空間に第一発泡部材を備え、前記排出通路に第二発泡部材を備えることが好ましい。
前記第二発泡部材は、前記第二逆止弁に対して前記連通口側に設けられることが好ましい。
前記第二逆止弁は、前記ノズルと一体に連結する弁体を備えることが好ましい。
本発明の泡噴出容器は、内容物を収容する充填空間に通じる還流口と合流空間に通じる連通口を備えていて、排出通路において還流口に対して連通口側に、胴部の圧搾時には排出通路を解放する一方、胴部の復元時には排出通路を閉鎖する第二逆止弁を備えている。すなわち、胴部が復元して容器本体の充填空間が負圧になる場合、第二逆止弁が連通口側の排出通路を閉鎖するため、残留内容物は合流空間には引き戻されずに還流口のみから引き戻されることになる。従って、サクションバック機能は有効に発揮されるうえ、合流空間に導入される内容物と空気との混合比は変わらないので、内容物の泡質を意図した通りに維持することができる。
内容物を泡状にして噴出させるにあたっては、内容物に空気を混合させるとともにメッシュ等を備える発泡部材を通過させることが好適である。また発泡部材は1つでもよいが、良質な泡とするには、発泡部材を複数設け、これらを離間させて配置することが特に好適である。従って、合流空間に第一発泡部材を設け、排出通路に第二発泡部材を設ける場合は、残留内容物が合流空間に引き戻されないことと相俟って、内容物を特に良質な泡で噴出させることができる。
発泡部材を介して残留内容物が引き戻されると、これが発泡部材を通過する前の内容物と混ざりあうことになるため、内容物と空気との混合比が変わってしまうことになる。一方、第二逆止弁に対して連通口側に第二発泡部材を設ける場合は、第二逆止弁によって残留内容物が第二発泡部材を通過することがないため、泡の状態を意図した通りに維持することができる。
第二逆止弁はノズルとは別の部材として設けることも可能であるが、ノズルと一体に連結する弁体を備える場合は部品点数が削減されるため、コストを抑えることができる。
本発明に従う泡噴出容器の第一実施形態を示す、側面視での断面図である。 本発明に従う泡噴出容器の第二実施形態を示す、側面視での断面図である。 本発明に従う泡噴出容器の第三実施形態を示す、(a)は側面視での断面図であって、(b)は(a)に示すA−Aに沿う断面図である。
以下、図面を参照して、本発明に従う泡噴出容器の一実施形態について説明する。なお、本明細書における上下の関係は、容器本体が水平面に置かれた状態(正立姿勢)での位置関係をいう(図1において、符号1を付した容器本体が位置する側が「下」であり、符号8gを付したノズルが位置する側が「上」である)。
図1は、本発明に従う泡噴出容器の第一実施形態を示している。図1において符号1は、本実施形態の容器本体を示す。容器本体1は、上部を開口させた筒状の口部1aを有し、この口部1aに有底筒状の胴部1bが一体に連結している。また胴部1bの内側には、内容物を収容する充填空間Mが形成されている。容器本体1は合成樹脂等によって形成されていて、胴部1bは可撓性を有している。また口部1aの外面には、雄ねじ部1cが形成されている。
符号2はシリンダーを示している。本実施形態のシリンダー2は、概略筒状のシリンダー本体3と、シリンダー本体3の下端部に嵌合するシリンダー下部部材4と、シリンダー本体3の上端部に嵌合するシリンダー上部部材5とからなる。
シリンダー本体3は、小径の下部と大径の上部とを一体に連結した筒体3aを備えている。また筒体3aの内側には、径方向内側に延在するリング板3bが形成されており、このリング板3bの更に内側には、シリンダー本体3の軸線Oに沿って延びる棒体3cが設けられている。ここで棒体3cは、その上部が、リング板3bから上方に向けて傾斜して延びる連結片3dと一体に連結していている。また連結片3dは、周方向に間隔をあけて複数個設けられている。またシリンダー本体3の内側には、内容物と空気とが混合する合流空間Gが設けられている。なお、合流空間Gについての詳細な説明は後述する。
シリンダー下部部材4は、筒体3aを嵌合保持する有底筒状の底部4aを備えている。底部4aの中央部には貫通孔(内容物導入口)4bが設けられている。また底部4aの底壁と周壁との連結部にも貫通孔(空気導入口)4cが設けられている。また底部4aは、内容物導入口4bを取り囲んで垂下される筒状の嵌合部4dと、底部4aの上部と一体に連結するとともに下方に向かって拡径する円錐状の傾斜壁4eを備えている。また傾斜壁4eの下端には、周方向に間隔をあけて複数の先細り突起4fが設けられている。
シリンダー下部部材4の内側には、環状の内側壁4gが設けられている。内側壁4gの外周面には複数の縦溝4hが設けられていて、その上面には、縦溝4hにつながる上溝4jが設けられている。また内側壁4gの内周面には、周方向に間隔をあけて複数のリブ4kが設けられている。
また嵌合部4dには、容器本体1の底部に向けて延在するとともに内容物導入口4bと連通する吸引管6が嵌合保持されている。
ここで、上記のように構成されるシリンダー2は、充填空間M内の内容物を合流空間Gに導く通路として、吸引管6、リブ4kの相互間の隙間、連結片3dの相互間の隙間、の順につながる内容物通路を備えている。また充填空間Mの空気を合流空間Gに導く通路として、空気導入口4c、縦溝4h、上溝4j、連結片3dの相互間の隙間、の順につながる空気通路を備えている。
そしてシリンダー上部部材5は、シリンダー本体3に嵌合保持される小径筒部5aと、小径筒部5aの上端から径方向外側に向けて延在する外向きフランジ5bと、外向きフランジ5bの縁部に連結する大径筒部5cとを備えている。また大径筒部5cの外周面には、環状の弁体(第一弁体)5dが設けられている。ここで第一弁体5dは、後述するベースキャップの内面に対して通常時において着座するものである。
また小径筒部5aの内側には、発泡部材(第一発泡部材)7が配設されている。本実施形態の第一発泡部材7は、環状のベース7aと、ベース7aの端面に固着されたメッシュ7bとで構成されている。第一発泡部材7は、合流空間Gで空気と混合した内容物を通過させることによってこれを発泡させ、泡状にすることができる。
容器本体1の口部1aには、ベースキャップ8が設けられている。ベースキャップ8は、口部1aを取り囲む環状の外壁8aを備えている。外壁8aの内周面には、雌ねじ部8bが設けられていて、口部1aに対してベースキャップ8をねじ込むことで口部1aに固定保持することができる。なお、アンダーカットで固定保持するようにしてもよい。そして外壁8aの内側には、口部1aの内周面に液密に当接する環状のシール壁8cが設けられている。
外壁8aの上部には、ドーム型の頂壁8dが設けられている。頂壁8dの内面には、シリンダー上部部材5に挿入してシリンダー上部部材5を嵌合保持する嵌合筒8eが設けられている。これにより、シリンダー本体3、シリンダー下部部材4、及びシリンダー上部部材5からなるシリンダー2は、口部1aに吊下げ保持される。また頂壁8dは、水平方向に延在する段部8fを備えていて、段部8fの内面は前述の第一弁体5dが着座する弁座(第一弁座)として機能する。このように本実施形態では、第一弁体5dと第一弁座(段部)8fによって逆止弁(第一逆止弁)を構成している。
またベースキャップ8は、頂壁8dと一体に連結するノズル8gを備えている。ノズル8gは、水平方向に延びる筒状であって、その内側には排出通路Hが設けられている。排出通路Hは、シリンダー上部部材5の径方向内側で開口して合流空間Gに通じる連通口8hと、シリンダー上部部材5の径方向外側で開口して充填空間Mに通じる還流口8jとを備えている。
排出通路Hには、第二発泡部材9が配置されている。第二発泡部材9は、前述の第一発泡部材7の如き形態となるものであって、ノズル8gに嵌合保持される環状のベース9aと、ベース9aの端面に固着されたメッシュ9bとで構成されている。
排出通路Hにおいて、第二発泡部材9の下流側には弁部材10が設けられている。弁部材10は、ノズル8gに嵌合保持される環状壁10aと、環状壁10aに対して周方向の一部が連結する弁体(第二弁体)10bを備えている。第二弁体10bは、通常時はベース9aにおけるメッシュ9bが固着された逆側の端面に当接していて、この端面は第二弁体10bが着座する弁座(第二弁座)として機能する。このように本実施形態では、第二弁体10bと第二弁座(ベース9aにおけるメッシュ9bが固着された逆側の端面)によって逆止弁(第二逆止弁)を構成している。なお、本実施形態の第二逆止弁は一点弁の如き形態であるが、二点弁や三点弁の如き形態であってもよい。
上記のように構成される泡噴出容器は、通常時は図1に示すように第一弁体5dが段部8fに着座し、第二弁体10bがベース9aに着座している。そして胴部1bを圧搾して充填空間Mが加圧されると、内容物は、前述の内容物通路(吸引管6、リブ4kの相互間の隙間、連結片3dの相互間の隙間)を通って合流空間Gに至る。また同じく加圧された空気は、前述の空気通路(空気導入口4c、縦溝4h、上溝4j、連結片3dの相互間の隙間)を通って合流空間Gに至る。そして合流空間Gで空気と混合した内容物は、第一発泡部材7を通過し、連通口8hを通って第二発泡部材9に至り、第二弁体10bをベース9aから離間させて排出通路Hから外界へ噴出される。ところで内容物を発泡させて泡状にするには、内容物に空気を混合させるとともに発泡部材を通過させることが好適であるが、良質な泡とするには、発泡部材を複数設け、これらを離間させて配置することが特に好適である。本実施形態では、第一発泡部材7と第二発泡部材9の2つの発泡部材を離間して配置しているので、肌理の細かい良質な泡を噴出することができる。
胴部1bの圧搾を解除すると、可撓性の胴部1bは元の形状に復元する。これにより充填空間Mは負圧となるため、第一弁体5dは段部8fから離間する。そして排出通路Hに残っている残留内容物は、外気とともに還流口8jを通過して、第一弁体5dと段部8fとの隙間から充填空間Mに引き戻される。ここで第二弁体10bは、充填空間Mが負圧になる状態ではベース9aに着座して連通口8hに通じる排出通路Hを閉鎖するため、残留内容物が第二発泡部材9や合流空間Gに引き戻されることはない。従って、残留内容物によって内容物と空気との混合比が変化することがないため、内容物の泡質を意図した通りに維持することができる。
なお、充填空間Mに引き戻された残留内容物は、時間が経つと空気が抜けて元の状態に戻るため、吸引管6によって再度合流空間Gに吸い上げられても泡質に影響を及ぼすことはない。更に本実施形態では、空気導入口4cが傾斜壁4eの内側に設けられていて、連通口8hを通った残留内容物が空気導入口4cに直接付着することを防止している。これにより、残留内容物が空気導入口4cから合流空間Gに取り込まれて泡質が変わってしまう不具合を防止することができる。特に本実施形態では、傾斜壁4eに設けた先細り突起4fが傘の露先の如く作用して、傾斜壁4eの外表面を伝う残留内容物がこの先細り突起4fによってまとめられて落下しやすくなるので、空気導入口4cへの残留内容物の流れ込みをより確実に防止することができる。
次に本発明に従う泡噴出容器の他の実施形態について、図2、図3を参照しながら説明する。まず、図2に示す第二実施形態について説明する。なお、前述の実施形態と同一の機能を有する部分は、図面中に同一の符号を付して説明を省略する。
図2に示す第二実施形態の泡噴出容器は、図1に示す第一実施形態の弁部材10に換えて、弁部材11を設けたものである。弁部材11は、ノズル8gに嵌合保持される大径部及び第二発泡部材9に嵌合保持される小径部とで構成される基部11aと、基部11aに一体に連結するとともに頂部にスリットを有するドーム状部11bとで構成されるものである。弁部材11は、通常時はドーム状部11bのスリットが閉じているものの、基部11a側の圧力が高まるとスリットが開くように構成されている、所謂スリット弁として機能するものである。
このような弁部材11を備える泡噴出容器は、胴部1bを圧搾すると発泡した内容物がドーム状部11bのスリットを通過して排出通路Hから外界へ噴出される。また胴部1bの圧搾を解除すると、充填空間Mが負圧となってドーム状部11bのスリットが閉じるため、残留内容物は第二発泡部材9や合流空間Gに引き戻されることなく、還流口8jから充填空間Mに引き戻される。従って、前述の弁部材10を備える泡噴出容器と同様に、サクションバック機能は有効に発揮させつつ、内容物の泡質は意図した通りに維持することができる。
図3は、本発明に従う泡噴出容器の第三実施形態を示している。本実施形態の泡噴出容器は、図1に示す第一実施形態のベースキャップ8に換えてベースキャップ12を設け、また第二発泡部材9に換えて第二発泡部材13を設けたものである。更に、第一実施形態における弁部材10は省略している。
ベースキャップ12は、ベースキャップ8が備える外壁8a、雌ねじ部8b、シール壁8c、頂壁8d、嵌合筒8e、段部8f、ノズル8g、還流口8jと同様の構成になる外壁12a、雌ねじ部12b、シール壁12c、頂壁12d、嵌合筒12e、段部12f、ノズル12g、還流口12jを備えていて、ベースキャップ8と同様に排出通路Hを備えている。また、合流空間Gと排出通路Hとの連結部には、図3(b)に示すように幅方向に間隔をあけて設けられる合計2つの板状の保持リブ12kが設けられている。なお、保持リブ12kの相互間は、合流空間Gと排出通路Hとを連通させる連通口12hとして機能している。更に保持リブ12kの下流側には、周方向の一部がノズル8gに一体に連結する弁体(第二弁体)12mが設けられている。
そして保持リブ12kと第二弁体12mとの間には、第二発泡部材13が配置されている。第二発泡部材13は、ノズル12gと保持リブ12kとで嵌合保持されるベース13aと、ベース13aの端面に固着されたメッシュ13bとで構成されている。ここで第二弁体12mは、第二発泡部材13のメッシュ13bに着座して一点弁の如き逆止弁(第二逆止弁)として機能する。
本実施形態の泡噴出容器においても、胴部1bを圧搾すると発泡した内容物が第二弁体12mを通過して排出通路Hから外界へ噴出される。また胴部1bの圧搾を解除すると、充填空間Mが負圧となって第二弁体12mがメッシュ13bに着座するため、残留内容物は第二発泡部材13や合流空間Gに引き戻されることはない。従って本実施形態であってもサクションバック機能の発揮と泡質の維持を両立させることができる。
本発明の泡噴出容器は、これまでに述べた実施形態に限定されるものではなく、種々の変更を含むものである。例えば第一逆止弁及び第二逆止弁は上述した形態のものに限定されるものではなく、弁体と弁座が一つの部材で構成される逆止弁であってもよい。また、スプリング等によって付勢されて通常は弁座に着座しているものの、胴部を圧搾すると弁座から離反する一方で、胴部の圧搾を解除すると再び弁座に着座する弁体を備える逆止弁を採用してもよい。
1:容器本体
1a:口部
1b:胴部
1c:雄ねじ部
2:シリンダー
3:シリンダー本体
3a:筒体
3b:リング板
3c:棒体
3d:連結片
4:シリンダー下部部材
4a:底部
4b:内容物導入口
4c:空気導入口
4d:嵌合部
4e:傾斜壁
4f:突起
4g:内側壁
4h:縦溝
4j:上溝
4k:リブ
5:シリンダー上部部材
5a:小径筒部
5b:外向きフランジ
5c:大径筒部
5d:第一弁体
6:吸引管
7:第一発泡部材
7a:ベース
7b:メッシュ
8:ベースキャップ
8a:外壁
8b:雌ねじ部
8c:シール壁
8d:頂壁
8e:嵌合筒
8f:段部
8g:ノズル
8h:連通口
8j:還流口
9:第二発泡部材
9a:ベース
9b:メッシュ
10:弁部材
10a:環状壁
10b:第二弁体
11:弁部材
11a:基部
11b:ドーム状部
12:ベースキャップ
12a:外壁
12b:雌ねじ部
12c:シール壁
12d:頂壁
12e:嵌合筒
12f:段部
12g:ノズル
12h:連通口
12j:還流口
12k:保持リブ
12m:第二弁体
13:第二発泡部材
13a:ベース
13b:メッシュ
G:合流空間
H:排出通路
M:充填空間

Claims (4)

  1. 可撓性を有する胴部の内側に内容物を収容する充填空間を備えるとともに該胴部に一体に連結する口部を有する容器本体と、
    前記充填空間の内容物を導入する内容物導入口及び該充填空間内の空気を導入する空気導入口を備えるとともに、導入した内容物と空気との合流空間を備えるシリンダーと、
    前記口部に固定保持され、前記シリンダーを該口部に保持するベースキャップと、
    内容物を外界に噴出させる排出通路を有するとともに前記ベースキャップに一体に連結し、前記排出通路に前記合流空間に通じる連通口を有するノズルと、
    前記排出通路において、前記ノズルの前記内容物を外界に噴出させるためのノズル口と前記連通口との間に設けられ、前記充填空間に通じる還流口と、
    前記環流口を開閉する第一逆止弁と、
    前記排出通路において前記環流口に対して前記連通口側に設けられ、該排出通路を開閉する第二逆止弁と、
    を備え、
    前記第一逆止弁により、前記胴部の圧搾時には前記還流口を閉鎖して、前記合流空間に送り込まれた内容物と空気とを混合させて前記排出通路から内容物を噴出させる一方、該胴部の復元時には該還流口を開放して、該排出通路の残留内容物を前記充填空間内へ引き戻させ
    前記第二逆止弁により、前記胴部の圧搾時には該排出通路を解放する一方、該胴部の復元時には該排出通路を閉鎖させる泡噴出容器。
  2. 前記合流空間に第一発泡部材を備え、前記排出通路に第二発泡部材を備える請求項1に記載の泡噴出容器。
  3. 前記第二発泡部材は、前記第二逆止弁に対して前記連通口側に設けられる請求項2に記載の泡噴出容器。
  4. 前記第二逆止弁は、前記ノズルと一体に連結する弁体を備える請求項1〜3の何れか一項に記載の泡噴出容器。
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