JP2013133134A - 泡噴出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な切り換え操作で内容物の泡質を変更することができる泡噴出容器を提案する。
【解決手段】本発明の泡噴出容器は、容器本体10の口部11に吊り下げ保持されるシリンダー20の内側に、内容物と空気との合流空間Gを形成する筒体40を備え、内容物をその先端開口66から吐出する一方、残留内容物をその後端開口67から充填空間M内に引き戻すノズル65を一体連結するとともに筒体40に連結するヘッド60とを備え、ベースキャップ30は、ヘッド60を回転可能に支持する支持部33を有し、シリンダー20の環状部23に、吸入口21bから合流空間Gに至る少なくとも1つの通気路を備え、筒体40は、ヘッド60の回転に伴い通気路の少なくとも1つに突出してその一部を狭める狭窄部42aを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性の胴部を圧搾することにより、流動性を有する内容物(液状、ゲル状等)を発泡させて排出することができる泡噴出容器に関し、使用者の好みに応じて内容物の泡質を簡単な操作で変更することができるものである。
シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料等の各種液体洗浄剤やセットローション等の整髪剤を内容物とする容器としては、泡立て動作を省略して簡便な利用を図る観点から、内容物の流路内に例えばメッシュ等からなる発泡部材を組み入れておき、可撓性を有する胴部を圧搾することで、内容物と空気とを混合させつつこれらを発泡部材に通過させて発泡させ、泡状になった内容物をノズルの噴出口から排出する泡噴出容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
実開昭58−174272号公報
ところで、上記のような泡噴出容器においては、使用者の好みに応じた泡質(ウエット感のある泡、ドライ感のある泡)の内容物を、簡単な切り換え操作で吐出することができる使い勝手のよい新たな容器の出現が強く望まれているものの、このような容器は未だ実用化されていないのが現状であった。
本発明の課題は、泡噴出容器に関し、簡単な切り換え操作で内容物の泡質を変更することができる使い勝手のよい泡噴出容器を提案するところにある。
本発明は、可撓性を有する胴部を有し、その内側を内容物の充填空間とする容器本体と、有底筒状をなし該容器本体内の内容物及び空気のそれぞれをその内側に導入する吸引口及び吸入口を有するシリンダーと、該シリンダーに設けた外向きフランジを介して一体連結するとともに該容器本体の口部に装着されて該シリンダーを吊り下げ保持するベースキャップと、該シリンダーの内周面に沿い該シリンダーの底部へ向けて伸延してその内側に内容物と空気との合流空間を形成する筒体と、該合流空間に連通する排出通路を有し該胴部の圧搾によって該合流空間にて内容物と空気とを混合、発泡させて泡状の内容物をその先端開口から吐出するノズルと、該ノズルに一体連結するとともに該筒体を回転不能かつ抜け出し不能に連結するヘッドとを備える泡噴出容器であって、
前記ベースキャップは、前記ヘッドを回転可能に支持する支持部を有し、
前記シリンダーは、前記筒体の内側にて起立する環状部に、前記吸入口から前記合流空間に至る少なくとも1つの通気路を備え、
前記筒体は、該ヘッドの回転に伴い前記通気路の少なくとも1つに突出して該通気路の一部を狭める狭窄部を有することを特徴とする泡噴出容器である。
前記通気路は、前記環状部の外周面に形成される縦溝、及び該環状部の天面に形成され該縦溝に連続する横溝からなり、
前記狭窄部は、前記筒体の内周面から突設するリング壁に一体連結するとともに該環状部の内周面に沿って伸延して該横溝の開口を覆う突片であることが好ましい。
前記外向きフランジに、その表裏を貫通する少なくとも1つの戻し孔を形成し、前記ノズルに、その後端側を貫通させた後端開口を設け、前記胴部の復元に伴って前記排出通路内の残留内容物を該戻し孔を通して充填空間内に引き戻すバックサクション機能を設けることが好ましい。
本発明に係る泡噴出容器は、容器本体に吊り下げ保持されるシリンダーに、内容物及び空気のそれぞれをその内側に導入する吸引口及び吸入口を形成し、このシリンダーの内側に内容物と空気との合流空間を形成する筒体を設け、内容物を吐出するノズルを一体連結するとともに筒体を回転不能かつ抜け出し不能に連結するヘッドを備えるものであり、さらに、容器の口部に装着されるベースキャップは、ヘッドを回転可能に支持する支持部を有し、シリンダーは、筒体の内側にて起立する環状部に、吸入口から合流空間に至る少なくとも1つの通気路を備え、筒体に、ヘッドの回転に伴い通気路の少なくとも1つに突出する狭窄部を設けている。これにより、ヘッドの回転によって通気路が狭まって、合流空間へ導入する空気の量を減らすことができるので、内容物に含まれる空気の量を簡単な操作で変更することができる。しかも空気の量は連続的に変更できるので、所期した通りの泡質で内容物を吐出することが可能となる。
狭窄部は、通気路の途中を横切るように設けてもよいが、通気路を、環状部の外周面に形成される縦溝、及び環状部の天面に形成される横溝からなるものとし、狭窄部を、筒体の内周面から突設するリング壁に一体連結するとともに環状部の内周面に沿って伸延して横溝の開口を覆う突片とする場合は、容器の構造がより簡単となる。
内容物を吐出させると、その一部がノズルの排出通路内に残ったままとなることがあり(残留内容物)、時間が経つとこの残留内容物は、泡が消えて元の流動性を有する内容物に戻るため、使用後しばらくすると噴出口から内容物が垂れ落ちる(液だれ)こと及び目詰まり(内容物の固化)することがあった。ここで、外向きフランジに、その表裏を貫通する少なくとも1つの戻し孔を形成し、ノズルに、その後端側を貫通させた後端開口を設ける場合は、排出通路内の残留内容物を充填空間内に引き戻すバックサクション機能を設けることができるので、残留内容物に起因するこれらの不具合を、有効に防止することができる。
本発明に従う泡噴出容器の実施の形態につき、側面視での部分断面図、及び拡大図である。 図1に示すA−Aに沿う断面図である。 (a)は、図1に示すB−Bに沿う断面図であり、(b)は、シリンダーの環状部を実線で示すとともに、筒体のリング壁及び突片の一部を二点鎖線で示す斜視図である。 図1の側面図であり、泡噴出容器を上方から見た際にヘッドを時計回りに回転させた姿勢を示す。 図1に示すC−Cに沿う断面図である。 図1に示す泡噴出容器の胴部を押圧して、内容物を吐出させる状態を示す部分断面図である。 図6に示す状態から胴部を復元させて、ノズル内の残留内容物を容器本体内に引き戻す状態を示す部分断面図である。 ヘッドを、図3(a)、(b)に示す姿勢から反時計回りに回転させた姿勢を示す、図3(a)、(b)に対応する図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。
図1は、本発明に従う泡噴出容器の実施の形態につき、側面視での部分断面図、及び拡大図であって、図2は、図1に示すA−Aに沿う断面図であって、図3(a)は、図1に示すB−Bに沿う断面図であり、(b)は、シリンダーの環状部を実線で示すとともに、筒体のリング壁及び突片の一部を二点鎖線で示す斜視図であって、図4は、図1の側面図であり、泡噴出容器を上方から見た際にヘッドを時計回りに回転させた姿勢を示す図であって、図5は、図1に示すC−Cに沿う断面図であって、図6は、図1に示す泡噴出容器の胴部を押圧して、内容物を吐出させる状態を示す部分断面図であって、図7は、図6に示す状態から胴部を復元させて、ノズル内の残留内容物を容器本体内に引き戻す状態を示す部分断面図であって、図8は、ヘッドを、図3(a)、(b)に示す姿勢から反時計回りに回転させた姿勢を示す、図3(a)、(b)に対応する図である。
図1において、符号10は容器本体である。容器本体10は、上部を開口させた筒状の口部11を有し、この口部11に図示しない底部につながる筒状の胴部12を連結させて、その内側に内容物の充填空間Mを形成している。ここで胴部12は、例えば合成樹脂等によって形成される可撓性を有するものである。また口部11の外周面には、係合部11a(図示の例ではねじ)が形成されている。さらに口部11の根元には、図2に示すように小突起11bと大突起11cとを周方向に間隔をあけて設けている。
符号20は、シリンダーである。図1に示すようにシリンダー20は、底部21から立ち上がる周壁22を備えていて、有底筒状となっている。図示の例では、底部21の中央部分を貫通して、充填空間M内の内容物をシリンダー20内に導入する吸引口21aと、底部21と周壁22との連結部分を貫通して、充填空間M内の空気をシリンダー20内に導入する吸入口21bとを備えている。また、底部21の下面側には、吸引口21aを取り囲み充填空間M内の内容物を吸引口21aに送り込む吸引管pを固定保持する環状の保持部21cを設けている。なお、吸引口21a及び吸入口21bは、それぞれ少なくとも1個設けていればよい。
また、シリンダー20の内側には、図1、図3(a)に示すように、底部21から起立する環状部23を設けている。環状部23の内周面には、複数個の内側リブ23aを設けていて、図示の例では、周方向に間隔をあけて均等配置で4個設けている。また、図示の例で環状部23の外周面には、少なくとも1個の縦溝23b(ここでは、周方向に間隔をあけて均等配置で4個設ける場合を示す)を設けている。さらに、図3(a)、(b)に示すように環状部23の天面には、縦溝23bに連続してつながる横溝23cを設けている。
そして、図1に示すように、周壁22の軸線方向中間部分の内周面には、凹所23dを少なくとも1個(ここでは、図3(a)に示すように2個)設けている。また、周壁22の上部には、外向きフランジ24を一体連結して設けている。さらに外向きフランジ24には、その表裏を貫通する貫通孔(戻し孔)24aを設けている。後述するように戻し孔24aは、吐出後にノズル内に残った残留内容物を充填空間内に引き戻す通路として機能する。また、外向きフランジ24の下面には、周壁22を間隔をあけて取り囲むとともに、吸入口21bを越えて垂下される筒状部25を一体連結して設けている。
符号30は、外向きフランジ24を介してシリンダー20を一体連結するベースキャップである。ベースキャップ30は、容器本体10の口部11を取り囲む筒状の外壁31を備えていて、外壁31の内面には、口部11の係合部11aに係合する被係合部31a(図示の例ではねじ)を設けている。また、外壁31の下端部には、図2に示すように、回り止めリブ31bを設けている。これによりベースキャップ30をねじ込むと、ねじ込み終了直前にて、回り止めリブ31bが、小突起11bを乗り越えて、この小突起11bと大突起11cとの間で回り止め保持され、シリンダー20は、容器本体10の口部11に吊り下げ保持される。なお図示したところでは、ねじによってベースキャップ30を固定保持する例を示したが、アンダーカットで固定保持するようにしてもよい。これにより、口部11と筒状部25との相互間には、外向きフランジ24の戻し孔24aと充填空間Mとをつなぐ環状通路Kが形成される。
また、図1に示すように外壁31の径方向内側には、外向きフランジ24と一体連結するとともに口部11の内面に密着して、容器本体10とベースキャップ30との相互間を気密に保持するシール壁32を設けている。さらにベースキャップ30の上面、図示の例では外向きフランジ24の上面には、環状となる壁部の外周面側に爪部を設けた(周方向に連続する環状の爪部でも、周方向に間隔をあけた複数個からなる間欠状の爪部でもよい)支持部33を設けている。
符号40は、シリンダー20の内側に設けられる筒体である。筒体40は、シリンダー20の内周面に沿ってその底部21へ向けて伸延するとともに環状部23を取り囲む筒体本体部41を備えている。筒体本体部41の外周面は、シリンダー20の内周面と摺動可能かつ気密に当接している。また、筒体本体部41の内周面には、環状部23の天面に沿って突設されるリング壁42が形成されている。これにより、環状部23の外周面と筒体本体部41の内周面との相互間、及び環状部23の天面と筒体本体部41のリング壁42との相互間には、縦溝23b及び横溝23cからなる通気路が形成されることになり、充填空間M内の空気を筒体40内に導入することができる。なお、シリンダー20に設けた縦溝23b及び横溝23cは、筒体40、具体的には筒体本体部41の内周面及びリング壁42の下面に設けてもよく、また、シリンダー20及び筒体40の両方に設けてもよい。
また、図1及び図3(a)、(b)に示すように、リング壁42の径方向内側の端縁には、環状部23の内周面に沿って伸延する突片42aを、少なくとも1個、図示の例では4個設けていて、横溝23cの径方向内側に位置する開口は、その大部分が突片42aにて覆われている。すなわち、突片42aは、縦溝23b及び横溝23cからなる通気路の一部を狭める狭窄部として機能する。なお、図示は省略するが、環状部23に突片42aとの干渉を避けるための窪みを設けて、突片42aを、横溝23cを横切るように設けてもよい。なお、後述するように、図1に示す筒体40は、ヘッド60に回転不能に連結しており、ヘッド60の回転に伴いシリンダー20内を回転して、突片42aは横溝23cに対して周方向に移動するものであるが、図3(a)、(b)に示す例では、図4に示すように、泡噴出容器を上方から見た際にヘッド60を時計回りに回転させた状態で示している。
また、図1に示すようにリング壁42の径方向内側には、筒体40の軸線方向に延びる棒体43を設けている。ここで棒体43は、その上部を、リング壁42から上方に向けて傾斜して延びる連結片44と一体連結させて保持されている。図5に示すように連結片44は、周方向に間隔をあけて複数個(図示の例では均等配置で合計3個)設けられている。
上述した構成により本実施の形態においては、図1に示すように、充填空間M内の内容物を、吸引管p、内側リブ23aの相互間の隙間、連結片44の相互間の隙間、の順に通す通路にて筒体40の内側に導入することができる。一方、充填空間M内の空気は、吸入口21b、縦溝23b、横溝23c、突片42aにて狭められた横溝23cの開口、連結片44の相互間の隙間、の順に通過する通路にて筒体40の内側に導入される。ここで、筒体40の内側は、内容物と空気との合流空間Gとなっている。
また、図1に示すように筒体40の上部は、段差部dをもって拡径していて、ここに符号50で示す発泡部材を設けている。発泡部材50は、リング51の端面に固着されたメッシュ52からなり、空気の混在した内容物をこの発泡部材50に通過させることにより発泡させて泡状にすることができる。なお、図示の例では2個の発泡部材50を設けているが、その設置個数やメッシュ52の目の粗さ等は内容物の種類に応じて適宜変更される。
そして、筒体40の軸線方向中間部分における外周面には、図3(a)に示すように、径方向外側に凸となり、周壁22の凹所23dに収まる外側リブ40aを設けている。また、筒体40の上部外周面には、図1の拡大図に示すように、径方向外側に突出する爪部45を設けるとともに(周方向に連続する環状の爪部でも、周方向に間隔をあけた複数個からなる間欠状の爪部でもよい)、図示の例では爪部45の上部に、少なくとも1個の凹部46を設けている。
符号60は、ベースキャップ30上に設けられるヘッドである。ヘッド60は、図1の拡大図に示すように、その中央部分に同心二重配置となる内筒61及び外筒62とを備えていて、内筒61と外筒62との相互間に形成される環状空間に、筒体本体部41の上部が挿入される。また、外筒62の径方向内側には、爪部45に係合する突起62aを設けるとともに、凹部46に対応する凸部62bを設けている。これにより、筒体40は、ヘッド60に回転不能かつ抜け出し不能に保持される。なお、凹部46及び凸部62bは、相互に入れ替えて、凸部を筒体40に、また、凹部をヘッド60に設けてもよい。また、外筒62の外周面は、シリンダー20の内周面と摺動可能かつ気密に当接している。そして、図示の例では、筒体40とヘッド60とは別体であるが、これらを一体連結して設けてもよい。また、図示の例のように内筒61の下端を発泡部材50の上面に当接させる場合は、発泡部材50の抜け止めとして機能させることができる。
またヘッド60は、図1に示すように、ベースキャップ30の支持部33を覆う天壁63を備えていて、天壁63の縁部には、支持部33を取り囲む外周壁64を設けている。ここで、外周壁64の内周面には、支持部33の爪部に対応する突起が形成されていて、ヘッド60は、ベースキャップ30に対して回転可能かつ抜け出し不能に保持されている。また、天壁63の下面には、支持部33の径方向内側面と摺動可能かつ気密に当接する内側環状壁63aを設けている。
さらに、ヘッド60には、天壁63の上部にノズル65を一体連結している。ノズル65の内側は、合流空間Gに連通する排出通路Hとなっていて、ノズル65の先端開口66から内容物を吐出することができる。一方、ノズル65において、先端開口66の反対側には後端開口67が形成されている。
符号70は、逆止弁である。図示の例で逆止弁70は、リング71の外側に弾性変位する環状の弁体72を備えている。そして、リング71は、ヘッド60の外筒62に嵌合保持され、弁体72は、天壁63の下面と密着している。これにより、充填空間M側からの空気及び内容物は排出通路Hへの流入が阻止される一方で、外気等は、排出通路Hから戻し孔24aを通して充填空間M内に導入される。
上記のように構成される泡噴出容器は、図6に示すように胴部12の圧搾に伴い、逆止弁70の作用下で充填空間Mが加圧され、内容物は、吸引管p、内側リブ23aの相互間の隙間、連結片44の相互間の隙間を経由して合流空間Gに至る。また同じく加圧された空気は、吸入口21b、縦溝23b、横溝23c、突片42aにて狭められた横溝23cの開口、連結片44の相互間の隙間、を経由して合流空間Gに至る。そして、内容物及び空気をともに発泡部材50に通過させることで発泡する内容物は、排出通路Hを経てノズル65の先端開口66から吐出される。
ここで、図3に示すように、横溝23cの開口を突片42aにて狭めておく場合は、合流空間Gに至る空気の量が少なくなっているので、内容物は、ウエット感のある泡となる。
その後、図7に示すように胴部12の圧搾を解除すると、可撓性の胴部12は元の形状に復元する。これにより充填空間Mは負圧となるため、排出通路H内の発泡した残留内容物は、外気とともに排出通路Hの後端側に引き戻される。ここで、筒体40の内側は、発泡部材50の他、縦溝23b、横溝23c等によって、空気等が比較的流れ難くなっている一方、逆止弁70は、排出通路Hから充填空間Mに向かう流れに対しては容易に開放するので、残留内容物を戻し孔24aから環状通路Kを通して充填空間Mに引き戻すことができる。
また、吸入口21bに引き戻された内容物が入り込むと、合流空間G内の内容物と空気との混合比が所期した割合から変わってしまい、吐出させる内容物の泡質が悪くなる(泡のきめが粗くなる)おそれがあるところ、図示の例では、筒状部25を設けて吸入口21bを覆い隠しているので、吐出を繰り返して引き戻される残留内容物の量が増えても、所期した通りの泡質を維持することができる。
そして、ヘッド60を、本実施の形態においては、泡噴出容器を上方から見た際に反時計回りに回転させると、図8(a)、(b)に示すように、横溝23cの径方向内側の開口が、突片42aで覆われていない状態となるので、内容物は、比較的多い量の空気と混合することとなり、ドライ感のある泡となる。ここで、凹所23d及び外側リブ40aは、ヘッド60の周り止めとして機能するので、所要の回転量以上にヘッド60が回される不具合が有効に防止される。
また、図4に示すように、例えばベースキャップ30の外壁31及びヘッド60の外周壁64に、ヘッド60の回転に伴う泡質の変化を示す表示を設けておく場合は、ヘッド60の位置合わせが容易となるので、使い勝手をより高めることができる。
また、本実施の形態では、空気の量を最も減らすにあたって、全ての横溝23cの開口が僅かに開いた状態となるように突片42aを設けているが、横溝23cを複数個設ける場合は、少なくとも1個の横溝23cを除く全ての横溝23cの開口を閉鎖するとともに、その少なくとも1個の横溝23cは、開口が僅かに開いているか又は常時開いた状態となる配置で突片42aを設けてもよい。
本発明によれば、簡単な切り換え操作で内容物の泡質を変更することができるので、使い勝手のよい泡噴出容器を提供できる。
10 容器本体
11 口部
12 胴部
20 シリンダー
21a 吸引口
21b 吸入口
23 環状部
23b 縦溝(通気路)
23c 横溝(通気路)
24 外向きフランジ
24a 戻し孔(貫通孔)
30 ベースキャップ
33 支持部
40 筒体
41 筒体本体部
42 リング壁
42a 突片(狭窄部)
60 ヘッド
65 ノズル
66 先端開口
67 後端開口
G 合流空間
H 排出通路
M 充填空間

Claims (3)

  1. 可撓性を有する胴部を有し、その内側を内容物の充填空間とする容器本体と、有底筒状をなし該容器本体内の内容物及び空気のそれぞれをその内側に導入する吸引口及び吸入口を有するシリンダーと、該シリンダーに設けた外向きフランジを介して一体連結するとともに該容器本体の口部に装着されて該シリンダーを吊り下げ保持するベースキャップと、該シリンダーの内周面に沿い該シリンダーの底部へ向けて伸延してその内側に内容物と空気との合流空間を形成する筒体と、該合流空間に連通する排出通路を有し該胴部の圧搾によって該合流空間にて内容物と空気とを混合、発泡させて泡状の内容物をその先端開口から吐出するノズルと、該ノズルに一体連結するとともに該筒体を回転不能かつ抜け出し不能に連結するヘッドとを備える泡噴出容器であって、
    前記ベースキャップは、前記ヘッドを回転可能に支持する支持部を有し、
    前記シリンダーは、前記筒体の内側にて起立する環状部に、前記吸入口から前記合流空間に至る少なくとも1つの通気路を備え、
    前記筒体は、該ヘッドの回転に伴い前記通気路の少なくとも1つに突出して該通気路の一部を狭める狭窄部を有することを特徴とする泡噴出容器。
  2. 前記通気路は、前記環状部の外周面に形成される縦溝、及び該環状部の天面に形成され該縦溝に連続する横溝からなり、
    前記狭窄部は、前記筒体の内周面から突設するリング壁に一体連結するとともに該環状部の内周面に沿って伸延して該横溝の開口を覆う突片である請求項1に記載の泡噴出容器。
  3. 前記外向きフランジに、その表裏を貫通する少なくとも1つの戻し孔を形成し、前記ノズルに、その後端側を貫通させた後端開口を設け、前記胴部の復元に伴って前記排出通路内の残留内容物を該戻し孔を通して充填空間内に引き戻すバックサクション機能を備えてなる請求項1又は2に記載の泡噴出容器。
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