JP6297442B2 - 二重容器 - Google Patents
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本発明は、内容液を収容する減容変形自在な内層体と、内層体を内側に収めて容器の外殻を形成する外層体とを備え、内容液の注出に伴って内層体のみが減容する二重容器に関するものであり、特に、内容液を泡状にして注出することができる技術に関する。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンス或いは液体石鹸、また食品調味料や薬品などを収納する容器としては、内容液を収容する減容変形自在な内層体と、内層体を内側に収めて容器の外殻を形成する外層体とを備え、外層体の胴部を押圧することで内容液を注出する一方、押圧解除後は胴部が復元し、内層体と外層体との間に形成される内部空間に外気を導入して内層体を減容できるようにした二重容器(デラミ容器、積層剥離容器とも言う)が知られている。例えば特許文献1には、このような二重容器にフォーマーキャップを装着して、内容液を泡状にして注出することができるスクイズタイプの泡注出用二重容器が示されている。
ところで、特許文献1の容器では、気液混合室に通じる内容液の通路と空気の通路が常時開放されているため、メッシュ部材や注出ノズルに残った内容液がこれらの通路に逆流するおそれがある。ここで内容液の泡質は、混合される内容液と空気の割合が大きく影響しているところ、残った内容液が逆流すると、次回の注出の際に内容液と空気との混合比が変わってしまい、泡質の悪化につながることになる。このため、残った内容液の逆流を防止するべく、内容液及び空気の通路に逆止弁を設けることが検討されているが、構造の複雑化が免れず、検討の余地が残されていた。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、内容液及び空気の通路を閉鎖する逆止弁を設けるにあたって、構造がより簡素化できる、新たな二重容器を提案するところにある。
本発明は、 内容液の収容空間を有する減容変形自在な内層体と、口部周壁を貫通する通気口を有し該内層体との相互間に該通気口に通じる内部空間を形成する外層体と、該内層体の上部開口を覆う隔壁を有し、該隔壁に、該内層体に通じる液流入口、及び該通気口に通じる空気流入口を設けた中栓と、該液流入口からの内容液及び該空気流入口からの空気を通過させて内容液を発泡させる発泡体と、発泡した内容液を注出する注出口を有し、該中栓及び該発泡体を内側に収めるとともに該通気口を取り囲んで該口部周壁に保持される注出キャップとを備える二重容器であって、
前記中栓と前記注出キャップとの相互間に、前記液流入口と前記空気流入口との間を区画するとともに前記発泡体を取り囲んで保持する筒体と、該筒体の内面に連結して該液流入口を閉鎖する一方、前記収容空間が加圧されることで該液流入口を開放する液用弁体と、該筒体の外面に連結して該空気流入口を閉鎖する一方、前記内部空間が加圧されることで該空気流入口を開放する空気用弁体と、該筒体を貫通して該発泡体の側面に向けて開口し該空気流入口からの空気を通す空気流出口とを備える逆止弁を設けた二重容器である。
前記中栓と前記注出キャップとの相互間に、前記液流入口と前記空気流入口との間を区画するとともに前記発泡体を取り囲んで保持する筒体と、該筒体の内面に連結して該液流入口を閉鎖する一方、前記収容空間が加圧されることで該液流入口を開放する液用弁体と、該筒体の外面に連結して該空気流入口を閉鎖する一方、前記内部空間が加圧されることで該空気流入口を開放する空気用弁体と、該筒体を貫通して該発泡体の側面に向けて開口し該空気流入口からの空気を通す空気流出口とを備える逆止弁を設けた二重容器である。
前記液用弁体は、前記発泡体に設けた貫通孔を挿通して前記注出口に向けて延在する柱部を有し、
該注出口を覆って前記注出キャップに装着される蓋体を設け、該蓋体は、該柱部に当接して該液用弁体の移動を阻止するストッパーを有することが好ましい。
該注出口を覆って前記注出キャップに装着される蓋体を設け、該蓋体は、該柱部に当接して該液用弁体の移動を阻止するストッパーを有することが好ましい。
前記外層体は、前記内部空間が常圧の際には閉鎖する一方、該内部空間が減圧されることで開放し該内部空間に外気を取り込むスリットを有することが好ましい。
前記注出キャップは、前記通気口に通じる外気導入孔と、前記外層体が正立姿勢である際には該外気導入孔を開放する一方、該外層体が傾倒姿勢である際には該外気導入孔を閉鎖する移動弁とを有することが好ましい。
本発明では、液用弁体と空気用弁体を筒体に連結していることによって、液流入口及び空気流入口への逆流を1つの部材で防止することができるため、構造をより簡素化することが可能になる。また筒体は、発泡体を保持する機能を兼ね備えているので、構造が更に簡素化できる。
液用弁体は、発泡体に設けた貫通孔を挿通して注出口に向けて延在する柱部を有するものとし、更に注出口を覆って注出キャップに装着される蓋体を設け、蓋体に、柱部に当接して液用弁体の移動を阻止するストッパーを設ける場合は、蓋体を閉めることで液用弁体が液流入口を確実に閉鎖するので、例えば輸送時等の意図しない内容液の注出が、構造の複雑化を伴うことなく防止できる。
内部空間が減圧された際に外気を取り込む構造としては、外層体に設けたスリットや、注出キャップに設けた外気導入孔及び外気導入孔を開閉する移動弁が好適であるが、スリットを用いる場合は部品点数が削減できるうえ構造がより簡素化できるので特に好適である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、及び要約書において、「上」とは、二重容器を水平面上に載置した姿勢(正立姿勢)において、外層体の底部に対して注出キャップが位置する側であり、「下」とは、その反対側である。
図1において、符号1Aは、本発明に従う二重容器の第一実施形態を示す。本実施形態の二重容器1Aは、内層体2、外層体3A、中栓4A、逆止弁5、発泡体6、注出キャップ7A、及び蓋体8で構成されている。
内層体2は、その内側に内容液を収容する収容空間Sと、この収容空間Sにつながる上部開口2aを備えている。内層体2は薄肉の合成樹脂製であって、減容変形自在となっている。
外層体3Aは、円筒状の口部周壁3aに、復元自在な可撓性を有する胴部3b、及び胴部3bの下端を閉鎖する底部(不図示)を連結したものである。口部周壁3aの外周面には雄ねじ部3cを設けている。また、口部周壁3aには、内層体2との相互間に空気を取り込むための貫通孔(通気口)3dを設けていて、更に、通気口3dを設けた外周面には、上下方向に雄ねじ部3cを切り欠く溝部3eを設けている。
また胴部3bには、上下方向に延びるスリット3fを設けている。スリット3fは、内層体2と外層体3Aとの相互間に形成される空間(内部空間N)が常圧(大気圧)である際は、スリット3fの端面同士が当接していて閉鎖されているが、内部空間Nが減圧状態になると、端面同士が僅かに離隔して、内部空間Nに外気を取り込むことができる。すなわちスリット3fは、外気導入用逆止弁として機能する。本実施形態では、上下方向に延在して内層体2と外層体3Aとを部分的に接合する接着帯3gを設け(1本でも複数本でもよい)、スリット3fをこの接着帯3gに近接させて設けているので、スリット3f周辺の胴部3bは変形しにくくなっている。これにより、スリット3fの端面同士が離隔したままになる不具合が有効に防止できる。なお、本実施形態では接着帯3gを挟んで2つのスリット3fを設けているが、任意の数で設けることができる。
また、スリット3fに替えて、図2に示すように、内層体2に向けて先細りとなる中空状であってその先端にスリット3iを有する外気導入用逆止弁3hを、外層体3Aに保持させてもよい。
本実施形態において内層体2と外層体3Aは、相互に相溶性が低い合成樹脂を剥離可能に積層させたものである。このような内層体2と外層体3Aは、内層体2の合成樹脂素材と外層体3Aの合成樹脂素材とが積層されたパリソンを、ブロー成形することによって得ることができるが、他にも、内層体2の合成樹脂素材と外層体3Aの合成樹脂素材とを積層させた試験管状のプリフォームを準備し、このプリフォームを2軸延伸ブロー成形して形成することや、外層体及び内層体を個別に形成し、その後、内層体を外層体内に装着したものでもよい。
中栓4Aは、内層体2の上部開口2aを覆う板状の隔壁4aを備えている。隔壁4aには、その中央部において隔壁4aを貫通する液流入口4bが設けられている。また隔壁4aには、液流入口4bを取り囲むとともに上方に向けて開放する環状凹部4cが設けられている。また隔壁4aの下面には、口部周壁3aの内面との間で内層体2を挟む円筒状のシール壁4dが設けられている。また隔壁4aの縁部には、上方へ向けて延在する縁壁4eが設けられていて、隔壁4aと縁壁4eの連結部には段部4fが設けられている。更に段部4fには、径方向に段部4fを貫く空気流入口4gが設けられている。
逆止弁5は、円筒状となる筒体5aと、筒体5aの内面に弾性片5bを介して連結する円板状の液用弁体5cと、筒体5aの外面に連結する薄板円板状の空気用弁体5dと、空気用弁体5dの上方において筒体5aを径方向に貫通する孔(空気流出口)5eとを備えている。また、液用弁体5cの上部には、円柱状の柱部5fが設けられている。
逆止弁5は、筒体5aの下部を環状凹部4cに挿入することで隔壁4aに対して位置決め保持される。この状態において、液用弁体5cは隔壁4aの上面に着座して、収容空間Sに通じる液流入口4bを閉鎖し、空気用弁体5dの外周端は、段部4fの上面に着座して、内部空間Nに通じる空気流入口4gを閉鎖する。
発泡体6は、例えばスポンジやフェルト、焼結体のような、内側に多数の間隙を有する多孔質体である。発泡体6は、本実施形態では円筒状であって、その外周面が筒体5aの内面に嵌合保持されている。また中央部に設けられた貫通孔6aには、柱部5fが移動可能に挿通している。
注出キャップ7Aは、円筒状の外周壁7aと、外周壁7aの上部を覆う平板状の天壁7bとを備えている。また、外周壁7aの内面には、雄ねじ部3cに対応する雌ねじ部7cが設けられていて、これにより注出キャップ7Aは、口部周壁3aに設けた通気口3dを外周壁7aで取り囲み、外周壁7aの下部内面を口部周壁3aの外面に気密に当接させた状態で、口部周壁3aに保持される。なお、ねじに代えてアンダーカットで保持するようにしてもよい。また天壁7bの中央部には、上方に向けて縮径しながら突出する注出筒7dが設けられていて、注出筒7dの先端には、内容液を注出する注出口7eが設けられている。
注出キャップ7Aに組み込まれた中栓4A及び逆止弁5は、天壁7bの下面に縁壁4eの上面が当接し、また注出口7eの下面に筒体5aが当接していることにより、上方へ位置ずれすることなく保持されている。また注出キャップ7Aの内側には、収容空間Sに通じる液室R1(具体的には、筒体5aの内側において発泡体6の底壁と隔壁4aとの間に形成される空間)と、内部空間Nに通じる空気室R2(具体的には、筒体5aの外側において外周壁7a、天壁7b、及び隔壁4aとの間に形成される空間)が形成される。
蓋体8は、中央部を外側に膨出させた形態をなし、天壁7bを覆い隠す頂壁8aを備えている。頂壁8aは、ヒンジ8bを介して外周壁7aに一体に連結している。なお、蓋体8は、ヒンジ8bを設けずに注出キャップ7Aと分離させて、ねじやアンダーカットで注出キャップ7Aに取り付けるようにしてもよい。また頂壁8aの裏面には、蓋体8を閉めた際に液用弁体5cに設けた柱部5fに当接するストッパー8cが設けられている。これにより、蓋体8を閉めた状態で収容空間S内が加圧されることがあっても、液流入口4bは液用弁体5cによって閉鎖したまま維持されるので、内容液の不用意な注出が防止できる。本実施形態のストッパー8cは、頂壁8aの裏面から突出するリブ状のものであるが、図示の形状に限定されるものではない。例えば、柱部5fを延長して頂壁8aの裏面に当接させるように構成して、頂壁8aをストッパーとして機能させてもよい。
このような形態となる二重容器1Aから内容液を注出するにあたっては、蓋体8を開いた後、外層体3Aを正立姿勢から傾倒姿勢に姿勢変更して、胴部3bを押圧する。これによって、内部空間Nの空気を介して収容空間Sが加圧される結果、液用弁体5cは隔壁4aの上面から離反して、液流入口4bが開放される。これに伴い内容液は、液流入口4bから液室R1に入り込み、弾性片5bの周囲に形成される隙間を通って発泡体6の底壁から発泡体6内に導入される。またこの際、内部空間Nも加圧される結果、空気用弁体5dが段部4fの上面から離反して、空気流入口4gが開放される。これに伴い内部空間N内の空気は、通気口3d、溝部3e、及び空気流入口4gを経て空気室R2に達し、空気流出口5eを通って発泡体6の側壁から発泡体6内に導入される。ここで発泡体6内における内容液の流れる向き(下方から上方)と空気の流れる向き(径方向外側から内側)は相違するため、発泡体6内で内容液と空気とがより混合しやすくなるので、泡の肌理を細かくすることができる。そして発泡した内容液は、発泡体6の天壁から注出筒7dを通って注出口7eより注出される。
内容液を注出した後は、外層体3Aの胴部3bへの押圧を解除する。これによって収容空間S内は通常の圧力に戻るため、液用弁体5cが隔壁4aの上面に着座して収容空間Sが閉鎖される。また外層体3Aは、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとするため、内部空間Nは負圧状態になる。これにより、空気用弁体5dが段部4fの上面に着座して空気流入口4gが閉鎖される一方、スリット3fを通して内部空間Nに外気が導入される。これにより内層体2を減容変形させたまま、外層体3Aのみを復元させることができる。なお、内部空間Nが常圧に戻れば、スリット3fからの外気の導入も停止する。
次に、本発明に従う二重容器の他の実施形態(二重容器1B)について、図3を参照しつつ説明する。なお、上述した実施形態と同一の機能を有する部位は、同一の符号を付して説明を省略する。
二重容器1Bは、内層体2、外層体3B、中栓4B、逆止弁5、発泡体6、注出キャップ7B、及び蓋体8で構成されている。
外層体3Bは、外層体3Aに対し、スリット3fを設けていない点が相違している。
中栓4Bは、中栓4Aに対し、段部4fを径方向内側に向けて延長し、段部4fの上面に、縁壁4eとの間で同心二重配置となる環状壁4hを設け、更に、環状壁4hと縁壁4eとの間に、空気流入口4gに通じる連通口4iを設けたものである。
注出キャップ7Bは、注出キャップ7Aに対し、天壁7bに連通口4iに通じる開口7fを設け、天壁7bの下面に環状壁4hを位置決めする下部環状壁7gを設け、天壁7bの上面に、開口7fを取り囲む上部環状壁7hを設けたものである。更に本実施形態では、注出キャップ7Bとは別体として設けられ、上部環状壁7hに保持されるとともに上方に向けて縮径してその先端に外気導入孔9aを有するホルダー9が設けられている。またホルダー9内には、本実施形態では球状になる移動弁10が設けられている。なお、外層体3Bを正立姿勢にした状態において、開口7fと移動弁10との間には、空気が通る隙間が設けられている。
このような構成になる二重容器1Bは、外層体3Bを正立姿勢から傾倒姿勢に姿勢変更することで、移動弁10が移動して外気導入孔9aを閉鎖するので、胴部3bを押圧しても、内部空間Nの空気は外気導入孔9aから漏れ出すことはない。そして先に述べた二重容器1Aと同様に、内容液及び空気は個別に発泡体6に至り、内容液は、発泡体6内で空気と混合して発泡し、注出口7eから注出される。
内容液を注出した後は、胴部3bへの押圧を解除して外層体3Bを元の正立姿勢に姿勢変更する。これにより、移動弁10が元の位置に移動して外気導入孔9aが開放されるため、外気導入孔9aを通して内部空間N内に外気を取り入れることができる。
本発明に従う二重容器は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば、液用弁体の柱部を設けずに、円柱状の発泡体を用いてもよい。また、外層体の胴部に設けた外気導入用のスリットを、外層体の底部に設けてもよい。更に、移動弁は球状に限られず、柱状や錘状であってもよい。
本発明によれば、発泡体等に残った内容液の逆流を防止することができるので、泡質の変動が少ないうえ、構造がより簡素化できる新規の二重容器を提供することが可能になる。
1A、1B:二重容器
2:内層体
2a:上部開口
3A、3B:外層体
3a:口部周壁
3b:胴部
3c:雄ねじ部
3d:通気口
3e:溝部
3f:スリット
3g:接着帯
3h:外気導入用逆止弁
3i:スリット
4A、4B:中栓
4a:隔壁
4b:液流入口
4c:環状凹部
4d:シール壁
4e:縁壁
4f:段部
4g:空気流入口
4h:環状壁
4i:連通口
5:逆止弁
5a:筒体
5b:弾性片
5c:液用弁体
5d:空気用弁体
5e:空気流出口
5f:柱部
6:発泡体
6a:貫通孔
7A、7B:注出キャップ
7a:外周壁
7b:天壁
7c:雌ねじ部
7d:注出筒
7e:注出口
7f:開口
7g:下部環状壁
7h:上部環状壁
8:蓋体
8a:頂壁
8b:ヒンジ
8c:ストッパー
9:ホルダー
9a:外気導入孔
10:移動弁
N:内部空間
R1:液室
R2:空気室
S:収容空間
2:内層体
2a:上部開口
3A、3B:外層体
3a:口部周壁
3b:胴部
3c:雄ねじ部
3d:通気口
3e:溝部
3f:スリット
3g:接着帯
3h:外気導入用逆止弁
3i:スリット
4A、4B:中栓
4a:隔壁
4b:液流入口
4c:環状凹部
4d:シール壁
4e:縁壁
4f:段部
4g:空気流入口
4h:環状壁
4i:連通口
5:逆止弁
5a:筒体
5b:弾性片
5c:液用弁体
5d:空気用弁体
5e:空気流出口
5f:柱部
6:発泡体
6a:貫通孔
7A、7B:注出キャップ
7a:外周壁
7b:天壁
7c:雌ねじ部
7d:注出筒
7e:注出口
7f:開口
7g:下部環状壁
7h:上部環状壁
8:蓋体
8a:頂壁
8b:ヒンジ
8c:ストッパー
9:ホルダー
9a:外気導入孔
10:移動弁
N:内部空間
R1:液室
R2:空気室
S:収容空間
Claims (4)
- 内容液の収容空間を有する減容変形自在な内層体と、口部周壁を貫通する通気口を有し該内層体との相互間に該通気口に通じる内部空間を形成する外層体と、該内層体の上部開口を覆う隔壁を有し、該隔壁に、該内層体に通じる液流入口、及び該通気口に通じる空気流入口を設けた中栓と、該液流入口からの内容液及び該空気流入口からの空気を通過させて内容液を発泡させる発泡体と、発泡した内容液を注出する注出口を有し、該中栓及び該発泡体を内側に収めるとともに該通気口を取り囲んで該口部周壁に保持される注出キャップとを備える二重容器であって、
前記中栓と前記注出キャップとの相互間に、前記液流入口と前記空気流入口との間を区画するとともに前記発泡体を取り囲んで保持する筒体と、該筒体の内面に連結して該液流入口を閉鎖する一方、前記収容空間が加圧されることで該液流入口を開放する液用弁体と、該筒体の外面に連結して該空気流入口を閉鎖する一方、前記内部空間が加圧されることで該空気流入口を開放する空気用弁体と、該筒体を貫通して該発泡体の側面に向けて開口し該空気流入口からの空気を通す空気流出口とを備える逆止弁を設けた二重容器。 - 前記液用弁体は、前記発泡体に設けた貫通孔を挿通して前記注出口に向けて延在する柱部を有し、
該注出口を覆って前記注出キャップに装着される蓋体を設け、該蓋体は、該柱部に当接して該液用弁体の移動を阻止するストッパーを有する請求項1に記載の二重容器。 - 前記外層体は、前記内部空間が常圧の際には閉鎖する一方、該内部空間が減圧されることで開放し該内部空間に外気を取り込むスリットを有する請求項1又は2に記載の二重容器。
- 前記注出キャップは、前記通気口に通じる外気導入孔と、前記外層体が正立姿勢である際には該外気導入孔を開放する一方、該外層体が傾倒姿勢である際には該外気導入孔を閉鎖する移動弁とを有する請求項1又は2に記載の二重容器。
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---|---|---|---|
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014156922A JP6297442B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 二重容器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016033039A JP2016033039A (ja) | 2016-03-10 |
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JP2014156922A Active JP6297442B2 (ja) | 2014-07-31 | 2014-07-31 | 二重容器 |
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JPH0611115Y2 (ja) * | 1988-01-30 | 1994-03-23 | 株式会社吉野工業所 | 泡状物注出ヘッド構造 |
JPH074212Y2 (ja) * | 1989-06-20 | 1995-02-01 | 東洋製罐株式会社 | 泡絞り出し容器の蓋体 |
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- 2014-07-31 JP JP2014156922A patent/JP6297442B2/ja active Active
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JP6169515B2 (ja) | 二重容器 |
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