JP2015196504A - 二重容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気用逆止弁を省略しても実使用において影響が及ぶことがなく、コスト削減を図ることができる、新規の二重容器を提供する。
【解決手段】本発明の二重容器1は、内層体10を内側に収める外層体20と、充填空間Sに通じる注出開口34を有する中栓30と、注出開口34を閉鎖、開放する逆止弁40と、注出筒64及び外気導入孔66を有する注出キャップ60とを備え、逆止弁40は、注出筒64と外気導入孔66との間を区画して注出キャップ60の内側に外気導入孔66から貫通開口23に至る少なくとも1つの外気導入路Tを形成する環状壁41を有し、各外気導入路Tにおける最小断面積の合計が0.11〜0.19mmであることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、内層体をその内側に収める外層体とを備え、内容液の注出に伴って内層体のみが減容する二重容器に関するものである。
化粧水などの化粧料や、シャンプーやリンス或いは液体石鹸、また食品調味料や薬品などを収用する容器としては、このような液体を収容するとともに減容変形可能に設けられる内層体と、この内層体を内側に収める外層体とを備える二重容器(デラミ容器、積層剥離容器とも言う)が知られている。このような二重容器として、例えば特許文献1には、外層体の胴部を押圧することで、外層体と内層体との間の空気を介して内層体を押圧して内容液を注出させる、スクイズタイプの容器が示されている。
特開2011−31921号公報
ところでこのような二重容器では、外層体の復元に伴って外気導入孔から空気を取り込む必要がある一方で、外層体を押圧する際は、外層体と内層体の間の空気が外気導入孔から漏れ出さないようにする必要があるため、外気導入孔を開放、閉鎖するための空気用逆止弁を設けることが一般的である。しかし近年は、従来と同等の性能は維持しつつ、これまで必須とされてきた部材を省略してコスト削減を図る取り組みが進められており、空気用逆止弁に対しても同様の取り組みが求められていた。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、空気用逆止弁を省略しても実使用において影響が及ぶことがなく、コスト削減を図ることができる、新たな二重容器を提案するところにある。
本発明は、内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、該内層体をその内側に収めるとともに口部周壁に設けた貫通開口から該内層体との相互間に空気を導入する外層体と、該口部周壁の上部開口を覆う天壁を有し、該天壁に該充填空間に通じる注出開口を備える中栓と、該注出開口を閉鎖する一方、該外層体への押圧に伴う該充填空間への加圧にて該注出開口を開放する逆止弁と、内容液を注出する注出筒、及び外界に通じる外気導入孔を有し、該中栓及び該逆止弁を内側に収めて該口部周壁に装着される注出キャップと、を備える二重容器であって、
前記逆止弁は、前記注出筒と前記外気導入孔との間を区画して前記注出キャップの内側に前記外気導入孔から前記貫通開口に至る少なくとも1つの外気導入路を形成する環状壁を有し、
各外気導入路における最小断面積の合計が、0.11〜0.19mmである二重容器である。
前記注出キャップは、前記口部周壁及び前記中栓の外縁を取り囲む外周壁を有し、
該中栓の外縁及び該外周壁の少なくとも一方に、前記外気導入路の一部を形成するとともに該外気導入路の最小断面積を有する溝部を設けることが好ましい。
前記溝部を、前記中栓の外縁に設けることが好ましい。
注出キャップの内側に、外気導入孔から貫通開口に至る少なくとも1つの外気導入路を設け、各外気導入路における最小断面積の合計を0.11〜0.19mmにしたことで、外層体を押圧した際に、外層体と内層体の間の空気が外気導入孔からそれ程漏れ出すことがなく、充填空間を十分に加圧することができるため、内容液を良好に注出することができる。また、上記範囲であれば、外層体の復元完了までに時間がかかりすぎることがないので、実使用において影響が出ることがない。
各外気導入路における最小断面積の合計を上記範囲に収めるに当たっては、例えば1つの部材に貫通孔を設けることとし、この貫通孔の開口面積を上記範囲に収めるようにしても実現できるが、貫通孔の内径が小さくなってしまうため、形成が難しくなることがある。これに対し、中栓の外縁及び注出キャップの外周壁の少なくとも一方に、外気導入路の一部を形成するとともに該外気導入路の最小断面積を有する溝部を設ける場合は、各部材の外面又は内面に溝部が形作られることになるので、溝部の形成が容易になる。
中栓に設けた注出開口は、例えば内容液の種類に応じて開口面積を変更することがあり、また外気導入路における最小断面積の合計も、それに応じて上記範囲内で最適化を図ることがある。ここで、上記溝部を中栓に設ければ、このような場合であっても同じ注出キャップが使用できるので、部品の共通化を図ることが可能になる。
本発明に従う二重容器の一実施形態を示す断面図である。 図1に示す二重容器の部分拡大断面図である。
以下、図面を参照して、本発明をより具体的に説明する。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書において、「上」とは、二重容器を水平面上に載置した際に外層体に対して注出キャップが位置する側であり、「下」とは、その反対側である。
図1において、符号1は、本発明に従う二重容器の一実施形態を示す。二重容器1は、内容液を収容する内層体10と、内層体10を内側に収める外層体20とを備えていて、更に、中栓30、逆止弁40、移動弁50、注出キャップ60、及び蓋体70を備えている。
内層体10は、その内側に内容液を収容する充填空間Sを備えている。内層体10は薄肉の合成樹脂製であって、減容変形自在となっている。
外層体20は、図示を省略する底部につながる胴部21を有し、胴部21に、下部が上部よりも大径となる段付き円筒状の口部周壁22を一体連結したものである。口部周壁22には上方へ向けて開口する上部開口22aが設けられていて、口部周壁22の外周面には、雄ねじ部22bが設けられている。また口部周壁22には、内層体10と外層体20との相互間に空気を導入させるための貫通開口23が設けられていて、更に、貫通開口23が位置する口部周壁22の外周面には、雄ねじ部22bを上下方向に切り欠く溝部24が設けられている。
本実施形態において内層体10と外層体20は、相互に相溶性が低い合成樹脂を剥離可能に積層させたものであり、これらの合成樹脂素材を積層して形成したパリソンを、ブロー成形することによって得られたものである。ブロー成形の他にも、試験管状に形成したプリフォームを2軸延伸ブロー成形することや、外層体及び内層体を個別に形成し、その後、内層体を外層体内に装着するようにしたものを用いてもよい。また、図示は省略するが、内層体10と外層体20との間に、縦方向に延在して内層体10と外層体20とを部分的に接合する、1本或いは複数本の接着帯を設けてもよい。
中栓30は、外層体20の上部開口22aを覆う天壁31を有している。本実施形態では天壁31に、上下を貫通させるとともに充填空間Sに向けて延在する筒状壁32が設けられている。本実施形態の筒状壁32は、その内周面の横断面形状が円になる円筒状であるが、内周面の横断面形状が四角形や六角形等の多角形になる角筒状のものであってもよい。また筒状壁32には、下方に向かうにつれて内径を狭める縮径部32aが設けられている。天壁31には、筒状壁32に隣接して上向き凸状となる段部33を設けていて、この段部33に、表裏を貫通する注出開口34を設けている。また天壁31の上面には、筒状壁32及び段部33を取り囲むとともに、これらとの相互間に逆止弁40を嵌合保持する環状の嵌合壁35を設けている。更に、嵌合壁35の径方向外側には、天壁31の縁部から起立する円筒状の内周壁36を設けている。そして、天壁31の下面には、内層体10を挟み込んで外層体20と当接する環状のシール壁37を設けている。
内周壁36について、図2を参照しつつ詳細に説明すると、内周壁36の外縁には、上下方向に延在する縦溝(溝部)36aが設けられている。本実施形態での縦溝36aの横断面形状は、図2のA−A断面に示すように三角形状をなすものであるが、半円状、四角形状等、種々の形態のものを採用することができる。また本実施形態では、図1に示すように対向配置で合計2つ設けている。更に、内周壁36の上面には、径方向に延在する横溝36bが設けられている。
逆止弁40は、その下部が、中栓30の筒状壁32、段部33、及び嵌合壁35に嵌合保持される環状壁41を備えている。環状壁41の径方向内側には、弾性アーム42を介して連結する板状の弁体43を備えていて、弁体43により注出開口34を閉鎖している。また弁体43は、筒状壁32の上部開口の大部分も覆い隠しているが、その一部は常時開口している。本実施形態で逆止弁40は、所謂3点弁の形態をなしているが、1点弁等、従前の他の形態の逆止弁を用いることができる。また、本実施形態で環状壁41は円筒状であるが、角筒状でもよい。
移動弁50は、筒状壁32内に配置されてその内周面に沿って移動可能に設けられている。本実施形態の移動弁50は、球状をなすものであるが、中実の柱状のものや、筒状をなすとともにその内側に形成される内部通路を閉鎖する閉鎖壁を備えるもの等、種々の形態のものを用いることができる。なお、図1に示すように二重容器1を起立姿勢にする際、移動弁50は縮径部32aに着座して、充填空間Sを閉鎖するようにしている。
注出キャップ60は、口部周壁22を取り囲む外周壁61を備えていて、外周壁61の内周面には、口部周壁22の雄ねじ部22bに対応する雌ねじ部62を備えている。また、外周壁61の上部には、中栓30及び逆止弁40を覆い隠す頂壁63を設けている。頂壁63には、逆止弁40の開放下にて充填空間S内の内容液を注出する注出筒64を設けている。なお、注出筒64は、頂壁63の下方側にも延びていて、これにより弁体43が過度に持ち上がった際のストッパーとしても機能している。また、頂壁63の下面には、環状壁41の上部を嵌合保持する同心二重配置となる一対の上部嵌合壁65を設けている。更に、上部嵌合壁65の径方向外側には、頂壁63を貫通する外気導入孔66を設けている。これにより、注出筒64と外気導入孔66の間が環状壁41によって区画され、環状壁41の径方向外側には、外気導入孔66が開口する内部空間Nが形成される。
また、外周壁61の内周面における縦溝36aとの近傍域は、縦溝36aを除いて内周壁36の外周面と当接し、頂壁63の下面における横溝36bとの近傍域は、横溝36bを除いて内周壁36の上面と当接している。すなわち、注出キャップ60の内側には、外界から内層体10と外層体20との相互間に外気が流れる通路として、外気導入孔66から始まり、順に内部空間N、横溝36b、外周壁61と内周壁36との隙間、縦溝36a、及び溝部24を経て、貫通開口23に至る、外気導入路Tが形成される。ここで本実施形態では、縦溝36aを合計2つ設けているので、外気導入路Tは2つ形成されることになる。なお、外気導入路Tの数は、1つでも、3つ以上であってもよい。また、本実施形態の外気導入路Tにおいては、縦溝36aが外気導入路Tの最小断面積を有している。ここで外気導入路Tの最小断面積とは、外気導入路Tの延在方向に対して直交する面での断面積のうち、外気導入孔66から貫通開口23に至る間で最小となるものをいい、本実施形態では、縦溝36aにおける水平面での断面積が、外気導入孔66から貫通開口23に至る間で最小になっている。そして、それぞれの縦溝36aにおける水平面での断面積の合計は、0.11〜0.19mmの範囲に収まるように設定されている。
蓋体70は、ヒンジ71を介して注出キャップ60の外周壁61に連結していて、ヒンジ71で折り曲げることで、注出筒64及び外気導入孔66を覆い隠すことができる。より詳細には、蓋体70は、平板状の上壁72と、上壁72の縁部に連結するとともに外周壁61に連なる形状となる蓋体周壁73とを備えていて、上壁72には、蓋体70を閉めた際に注出筒64の内側に入り込んで注出筒64をシールする棒状のシール部74を備えている。なお、蓋体70は、ヒンジ71を設けずに注出キャップ60とは別体のものとし、ねじやアンダーカットで注出キャップ60に装着するように構成してもよい。
上記のように構成される二重容器1から内容液を吐出するに当たっては、図1に示すように蓋体70を開き、二重容器1を、起立姿勢から傾倒或いは倒立姿勢に姿勢変更する。そして、外層体20の胴部21を押圧すると、内層体10は、外層体20から直接、或いは内層体10と外層体20との間の空気を介して押圧されて充填空間Sが加圧される。これにより、加圧された内容液が注出開口34から弁体43を押し上げて、注出開口34から内容液が流出し、注出筒64を通して外界に注出される。なお、外気導入路Tは常時開放していることになるが、縦溝36aにおける水平面での断面積の合計を0.11〜0.19mmに設定しているので、内層体10と外層体20の間の空気は、外気導入孔66からそれ程漏れ出すことはなく、内容液は良好に注出される。なおこの状態において、筒状壁32内の移動弁50は、自重や筒状壁32の下方側の開口から流入する内容液によって、注出筒64側(図1中破線で示す位置)に移動している。
所要量の内容液を注出した後は、外層体20の胴部21への押圧を解除する。これによって充填空間S内の圧力が下がり、弁体43が注出開口34を閉鎖するので、充填空間S内への外気の入り込みが防止できる。また、外層体20は、それ自身の復元力により元の形状に戻ろうとし、内層体10と外層体20との相互間は負圧状態となるため、外気導入路Tを通して外気が導入される。これにより、内層体10を減容させたまま外層体20のみが復元する。なお、縦溝36aにおける水平面での断面積の合計を0.11〜0.19mmに設定することで、外気の導入が大きく阻害されることはないため、外層体の復元完了までに時間がかかりすぎることはない。
弁体43が注出開口34を閉鎖すると、注出筒64内には内容液が残留したままになっているものの、二重容器1を元の起立姿勢に戻すと、移動弁50は、それ自身の自重や充填空間S内の圧力低下によって下方に移動する。これによって筒状壁32の上方には、移動弁50が移動した分のスペースが形成されることになるため、このスペース分に相当する分の内容液を注出筒64から引き戻すことができ(サックバック機能)、液だれを有効に防止することができる。なお、下方に移動した移動弁50は、筒状壁32の縮径部32aに着座するので、充填空間S内を閉鎖した状態に保つことができる。
図1、図2に示す二重容器につき、外層体を押圧した際の内容液の注出性能、及び外層体の復元時間について調査を行った。調査は、同一種類、同一量の内容液を充填するとともに、外気導入路における最小断面積の合計を変更するべく、2つの縦溝36aにつき、それらの断面積を変更した二重容器を準備し、外層体を押圧して所定量の内容液を繰り返し注出させることで確認した。結果を、縦溝36aの断面積の合計とともに表1に示す。なお、二重容器の容量は200mlであった。
Figure 2015196504
内容液の注出性能は、外層体を押圧して内容液が良好に注出されるか否かを確認した。表中「○」は、内容液が良好に注出できたことを示し、「×」は、外層体を強く押圧しなければ内容液が注出できなかったり、強く押圧しても全く注出することができなかったりしたことを示す。
外層体の復元時間は、外層体への押圧を解除してから外層体が復元完了するまでの時間を測定した。表1の結果は、1つの種類につき複数の二重容器に対して復元完了までの時間を測定し、その平均を示したものである。そして、復元時間が平均6s未満であれば、実使用において問題無いと判断した。
外気導入路における最小断面積の合計が0.11mm未満である二重容器(比較例1)では、外層体の復元に時間を要するために実使用において難があり、また、外気導入路における最小断面積の合計が0.19mmよりも大きい二重容器(比較例2、3)では、外層体を強く押圧する必要があるため、内容液の注出性能に難がある上、外層体の復元にも時間を要していた。一方、外気導入路における最小断面積の合計が0.11〜0.19mmである二重容器(適合例1〜6)では、結果が良好であった。特に、上記数値範囲が0.14〜0.19mmである二重容器(適合例3〜6)は、外層体の復元時間がより短くなるので好適であり、上記数値範囲が0.16〜0.18mmである二重容器(適合例4、5)は、外層体の復元時間が更に短くなるのでより好適であることが分かる。
更に、図1、図2に示す二重容器に対して同一の構造であって、容量を変えた二重容器につき、外層体の復元時間について調査を行った。その結果を、調査に用いた二重容器の容量とともに表2に示す。なお、2つの縦溝36aにつき、それらの断面積の合計は、0.14mmであった。
Figure 2015196504
表2の結果より、本発明に従う二重容器であれば、容量を変更しても外層体の復元完了に要する時間は実使用上問題がないことが分かる。
本発明に従う二重容器は、本実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に従う範囲で種々の変更が可能である。例えば、外気導入路における最小断面積を有する部位は、中栓の外縁に限られず、外気導入孔から貫通開口に至る間に適宜設けることができる。
本発明によれば、空気用逆止弁を省略しても実使用に影響が及ぶことがなく、コスト削減を図ることができる、新規の二重容器を提供することが可能となる。
1 二重容器
10 内層体
20 外層体
21 胴部
22 口部周壁
22a 上部開口
22b 雄ねじ部
23 貫通開口
24 溝部
30 中栓
31 天壁
32 筒状壁
32a 縮径部
33 段部
34 注出開口
35 嵌合壁
36 内周壁
36a 縦溝(溝部)
36b 横溝
37 シール壁
40 逆止弁
41 環状壁
42 弾性アーム
43 弁体
50 移動弁
60 注出キャップ
61 外周壁
62 雌ねじ部
63 頂壁
64 注出筒
65 上部嵌合壁
66 外気導入孔
70 蓋体
71 ヒンジ
72 上壁
73 蓋体周壁
74 シール部
N 内部空間
S 充填空間
T 外気導入路

Claims (3)

  1. 内容液の充填空間を有する減容変形可能な内層体と、該内層体をその内側に収めるとともに口部周壁に設けた貫通開口から該内層体との相互間に空気を導入する外層体と、該口部周壁の上部開口を覆う天壁を有し、該天壁に該充填空間に通じる注出開口を備える中栓と、該注出開口を閉鎖する一方、該外層体への押圧に伴う該充填空間への加圧にて該注出開口を開放する逆止弁と、内容液を注出する注出筒、及び外界に通じる外気導入孔を有し、該中栓及び該逆止弁を内側に収めて該口部周壁に装着される注出キャップと、を備える二重容器であって、
    前記逆止弁は、前記注出筒と前記外気導入孔との間を区画して前記注出キャップの内側に前記外気導入孔から前記貫通開口に至る少なくとも1つの外気導入路を形成する環状壁を有し、
    各外気導入路における最小断面積の合計が、0.11〜0.19mmである二重容器。
  2. 前記注出キャップは、前記口部周壁及び前記中栓の外縁を取り囲む外周壁を有し、
    該中栓の外縁及び該外周壁の少なくとも一方に、前記外気導入路の一部を形成するとともに該外気導入路の最小断面積を有する溝部を設けた請求項1に記載の二重容器。
  3. 前記溝部を、前記中栓の外縁に設けた請求項2に記載の二重容器。
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