JPH0611115Y2 - 泡状物注出ヘッド構造 - Google Patents

泡状物注出ヘッド構造

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JPH0611115Y2
JPH0611115Y2 JP1165488U JP1165488U JPH0611115Y2 JP H0611115 Y2 JPH0611115 Y2 JP H0611115Y2 JP 1165488 U JP1165488 U JP 1165488U JP 1165488 U JP1165488 U JP 1165488U JP H0611115 Y2 JPH0611115 Y2 JP H0611115Y2
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JP
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valve
container
porous member
pouring
main body
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JP1165488U
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明彦 渡辺
次男 荒井
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、化粧品などを泡状で注出するヘッド構造に関
する。
〔従来の技術〕
従来、チューブ状容器の胴部に圧搾ポンプ動作を繰り返
し、充填された化粧料等の内容物を泡状で注出するヘッ
ド構造としては、例えば第2図にら示す本願出願人によ
り先に提案された実公昭57ー39083号公報並びに
実公昭57ー23027号公報に記載の泡状物放出容器
がある。
前記実公昭57−39083号公報に記載されたもの
は、容器1の口頸部に螺着されたキャップ2からノズル
3が突出しており、このノズル3から泡状となった内容
物を注出する。即ち、容器1の胴部を圧搾すると、内容
物が吐出管5に送り込まれ、この内容物は弁箱4内の球
状逆止弁6を押し上げて、通水性の多孔物質7に一旦吸
収される。この多孔物質7によって泡状化した内容物を
ノズル3から注出する。
一方、こうした注出時の容器1に対する圧搾を解除する
と、容器1の内部が復元膨張に伴なう一時的な負圧化
で、エア吸入弁8が開いて外部の空気を容器1内に導入
する。即ち、外部空気導入により次回の圧搾操作に支障
がないようにした構造である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、こうしたヘッド構造にあって、負圧化防
止用のエア吸入弁8と、多孔物質7から内容物が逆戻り
するのを防止する逆止弁6とが、それぞれ別々の部位で
独立した構造となっているために、注出ヘッドとしての
製造工数が増大するという問題点ある。
本考案の目的は、この先の提案に基づき問題点を解消す
べくなされたものであり、コスト低減を図った泡状物注
出ヘッド構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するために、本考案による泡状物注出ヘ
ッド構造は次なる構成となっている。
即ち、チューブ状容器10の口頸部11にキャップ状の本体
21が設けられ、この本体21にはノズル部22が設けてあ
る。このノズル部22は泡注出孔24および外部空気吸入孔
25を介して容器10内に連通している。
この一方の泡注出孔24内には、通水性の多孔部材40を介
装してあり、更にこの多孔部材40の上流側には弁機構部
30が設けられている。
この弁機構部30は、本体21に結合した弁箱31に前記泡注
出孔24に連通する送り出しパイプ50が接続され、また、
弁座36に着座させて送り出しパイプ50の接続口端を閉塞
する逆止弁35が収納してある。この逆止弁35の弁座36か
らの離脱によって、送り出しパイプ50に送り込まれた内
容物が通過し、前記多孔部材40に吸収されて泡状化する
よう形成されている。
また、弁箱31には、容器10の内部と多孔部材40とを直接
結ぶ空気通路33が設けられ、更に、弁箱31の周端に容器
10の内部負圧化で前記他方の外部空気吸入孔25を閉じた
常態から弾性変形して開く可撓性の弾性弁部32が形成さ
れている。
〔作用〕
内容物の注出に際して、容器10の胴部を押圧迫すると、
内部圧搾により内容物が送り出しパイプに送り込まれて
弁箱31内の逆止弁35に達する。この逆止弁35は内容物に
よる押圧で下方から押し上げられて弁座36から離脱し、
送り出しパイプ50の接続口端から内容物を通過させる。
通過した内容物は多孔部材40に至りこれに吸収される。
容器10の圧迫内部空気が空気通路33から直接多孔部材40
に送り込まれることにより、多孔部材40内で内容物が液
状の状態から泡状化される。そして、泡注出孔24からノ
ズル部22内を通過して外部に注出される。
容器10の胴部に対する繰り返し圧搾の停止区間では、つ
まり泡化注出の停止区間では、圧迫解除により容器10が
復元する方向に弾性膨張し、内部が一時的に負圧化する
ことにより、外部空気吸入孔25側の外部圧との差圧で弁
箱31側の弾性弁部32が弾性変形する。即ち、外部空気吸
入孔25を内側から開いて外部空気を容器10内に導入す
る。再び、容器10の胴部を圧迫することにより、弾性弁
部32は外部空気吸入孔25を閉じる常態方向に変形する。
〔実施例〕
以下、本考案による泡状物注出ヘッド構造の一実施例に
ついて図面を参照しつつ説明する。
第1図において、注出ヘッド20が装着される容器10とし
ては、チューブ状でこの胴部を繰り返し圧搾してポンプ
動作が行える形状のものである。注出ヘッド20全体はキ
ャップ状の本体21が口頸部11との螺合により取り外し可
能となっている。
本体21にはこの上方に突出してノズル部22が設けられ、
このノズル部22は口端に係脱させる蓋栓23によって開閉
されるようになっており、並設の泡注出孔24および外部
空気吸入孔25をそれぞれ介して容器10内に連通してい
る。
この一方の泡注出孔24内には、通水性のスポンジなどに
よる多孔部材40が介装してあり、この多孔部材40よりも
図の下方で上流側には弁機構部30が設けられている。
弁機構部30の構造は、ハウジングケースである弁箱31が
本体21に結合してあり、この弁箱31に前記泡注出孔24に
連通する送り出しパイプ50が接続されている。この送り
出しパイプ50は容器10内に垂下して底部にほぼ達する長
さのものであり、容器10の胴部を押圧迫することによ
り、内部圧搾圧で内容物を送り込むようになっている。
また、弁箱31に形成した弁室34内には球状の可動逆止弁
35が収納してあり、この逆止弁35が送り出しパイプ50の
接続口端側の弁座36に着座しており、送り込まれた内容
物によって弁座36から離脱して、送り出しパイプ50の接
続口端を開くようになっている。即ち、逆止弁34の離脱
によって、内容物が通過して上方の多孔部材40に吸収さ
れるようになっている。
また、弁箱31には、送り出しパイプ50との接続による内
容物の通路とは別に、容器10の内部の空気を直接多孔部
材40に送り込む数本の空気通路33が、送り出しパイプ50
の外側から取り巻くようにして形成してある。
更に、弁箱31の本体21との結合部位から外れた開口端
は、弾性的な可撓性を有する弾性弁部32が形成してあっ
て、容器10の胴部の圧搾を解除したときに、この容器10
の復元膨張によって生じる内部負圧化で、前記外部空気
吸入孔25を内側から当接して閉じている状態から弾性変
形して開くようになっている。即ち、この弾性弁部32の
開く方向への弾性変形によって、外部空気吸入孔25を通
して、ノズル部22から外部の空気を取り入れる構造であ
る。
次に、この実施例の動作態様および作用は、内容物の注
出に際して、容器10の胴部を押圧迫すると、内部圧搾に
より内容物が送り出しパイプに送り込まれて弁箱31の逆
止弁35に達する。この逆止弁35は内容物による押圧で下
方から押し上げられて弁座36から上方に離脱し、送り出
しパイプ50の接続口端を内容物が通過できるよう開く。
通過した内容物は弁室34を経て多孔部材40に至りこれに
吸収される。容器10の圧迫内部空気が空気通路33から直
接多孔部材40に送り込まれることにより、多孔部材40内
で内容物が液状の状態から泡状化される。そして、泡注
出孔24からノズル部22内を通過して外部に注出される。
容器10の胴部に対する繰り返し圧搾の停止区間では、つ
まり泡化注出の停止区間では、圧迫解除により容器10が
復元する方向に弾性膨張し、内部が一時的に負圧化する
ことにより、外部空気吸入孔25側の外部圧との差圧で弁
箱31側の弾性弁部32が弾性変形する。即ち、外部空気吸
入孔25を内側から開いて外部空気を容器10内に導入す
る。再び、容器10の胴部を圧迫することにより、弾性弁
部32は外部空気吸入孔25を閉じる常態方向に変形する。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による泡状物注出ヘッド構
造は、弁機構部30において、多孔部材40中にて泡状化し
た内容物の逆流を阻止する逆止弁35を収納した弁箱31
に、容器10内の負圧化を防ぐために、外部空気を取り入
れる外部空気吸入孔25の開閉用弾性弁部32が一体に成形
された構造であるので、本願出願人による先の提案のご
とき、別々の部位に設けることの問題点を解消すること
ができ、例えばコスト低減が図られるなどの効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による泡状物注出ヘッド構造の一実施例
を示す縦断面図、第2図は本願出願人による先の提案の
縦断面図である。 10…チューブ状容器、20…注出ヘッド、21…本体、22…
ノズル部、24…泡注出孔、25…外部空気吸入孔、30…弁
機構部、31…弁箱、32…弾性弁部、33…空気通路、35…
逆止弁、40…多孔部材、50…送り出しパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チューブ状容器10の口頸部11に螺着される
    キャップ状の本体21を設け、且つ、この本体21にノズル
    部22を設けて、このノズル部22を泡注出孔24および外部
    空気吸入孔25を介して容器10内に連通せしめ、一方の泡
    注出孔24内に通水性の多孔部材40を介装すると共に、こ
    の多孔部材40の上流側に弁機構部30を設けてなり、この
    弁機構部30は本体21に結合した弁箱31に、前記泡注出孔
    24に連通する送り出しパイプ50を接続すると共に、弁座
    36に着座させて送り出しパイプ50の接続口端を閉塞する
    逆止弁35が収納してあり、この逆止弁35の弁座36からの
    離脱によって送り出しパイプ50に送り込まれた内容物が
    通過して前記多孔部材40に吸収されて泡状化するよう形
    成し、また、弁箱31に容器10の内部と多孔部材40とを直
    接結ぶ空気通路33を設けると共に、弁箱31の周端に容器
    10の内部負圧化で前記他方の外部空気吸入孔25を閉じた
    常態から弾性変形して開く可撓性の弾性弁部32を形成し
    てなる泡状物注出ヘッド構造。
JP1165488U 1988-01-30 1988-01-30 泡状物注出ヘッド構造 Expired - Lifetime JPH0611115Y2 (ja)

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JPH01122849U JPH01122849U (ja) 1989-08-21
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JP6317107B2 (ja) * 2013-12-27 2018-04-25 花王株式会社 スクイズフォーマー容器
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