JPH0722987U - 積層型容器 - Google Patents

積層型容器

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JPH0722987U
JPH0722987U JP6348892U JP6348892U JPH0722987U JP H0722987 U JPH0722987 U JP H0722987U JP 6348892 U JP6348892 U JP 6348892U JP 6348892 U JP6348892 U JP 6348892U JP H0722987 U JPH0722987 U JP H0722987U
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check valve
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利一 小川
岸  隆生
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外容器に対する何等の加工も必要なく、製造
が容易な構造の積層型容器を提供する。 【構成】 口筒部3を備えた外容器1と、外容器1に内
装され、内容物を収納する収縮可能な内容器2と、注出
口部22を有して前記口筒部3に気密に挿入される注出
筒4とを備え、注出口部22と連通した反対側の内側口
部5に内容器2を気密に接続し、また注出路17の外側
に、内容器2の外側と外気が連通するように吸気路18
を設け、注出用逆止弁の弁体と吸気用逆止弁の弁体と
を、注出路17と吸気路18とを仕切る隔壁14を介し
て一体に形成し、これらの注出用逆止弁の弁体と吸気用
逆止弁の弁体を注出路17及び吸気路18上にそれぞれ
設置して注出用逆止弁19と吸気用逆止弁20を形成し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は積層型容器に係り、特に内容物の注出に伴い外容器と内容器の間に空 気が流入する構造の積層型容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、積層型容器としては、可撓性合成樹脂により形成され、口筒部を備えた 外容器と、この外容器に内装され、内容物を収納する収縮可能な内容器を有し、 外容器の底部に孔を穿設して、この孔に吸気用逆止弁を取り付けたものがある。
【0003】 これは外容器をスクイズすると、内容物が注出口部から注出され、内容器と外 容器が収縮する。このスクイズ動作を停止すると、内容器と外容器の間に空気が 吸入されて、外容器のみが原形状に復帰するものであった。
【0004】 また、この容器は外容器の底部に逆止弁を取り付けるための孔を穿設し、この 孔に、ゴム体にスリットを設けるようにして、別個に形成した逆止弁を挿入して いた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したような従来の構造では、外容器に対し孔開け等の加工が施さ れるため、その外観を損なう問題がある。また容器において逆止弁の設置空間の 確保が必要であった。
【0006】 さらに逆止弁用の孔を設けた専用外容器及び逆止弁の提供が必要であるので、 コストが上昇する問題もあった。 本考案は上記のような事情に鑑みてされたものであって、外容器に対する何等 の加工も必要なく、製造が容易な構造の積層型容器を提供することを目的とする 。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の課題を達成するために、以下のような構成としている。すなわ ち、可撓性合成樹脂により形成され、口筒部3を備えた外容器1と、この外容器 1に内装され、内容物を収納する収縮可能な内容器2と、注出口部22を有して 前記口筒部3に気密に挿入される注出筒4を備え、注出口部22と連通した反対 側の内側口部5に内容器2を気密に接続し、また注出路17の外側に、内容器2 の外側と外気が連通するように吸気路18を設け、他方、注出用逆止弁の弁体と 吸気用逆止弁の弁体とを、注出路17と吸気路18とを仕切る隔壁14を介して 一体に形成し、これらの注出用逆止弁の弁体と吸気用逆止弁の弁体を注出路17 及び吸気路18上にそれぞれ設置して注出用逆止弁19と吸気用逆止弁20を形 成したものである。
【0008】
【作用】
注出筒4の注出路に注出用逆止弁19を、また吸気路30には吸気用逆止弁2 0をそれぞれ設けた。この注出筒4を口筒部3に取り付けることによって、外容 器1をスクイズすると内容積が減少し、内容器2に圧力が加わる。内容器2が圧 迫されることにより、内容器2の内容物が注出口部22から注出され、内容器2 の容量は抽出量分のみ減少する。外容器1のスクイズ動作を停止すると、外容器 1の復元力で原形状、元の容積に復帰する。外容器1が原形状に復帰することに より、空気が吸気逆止弁20を通して内容器2と外容器1の間に吸入される。
【0009】 また、注出用逆止弁19と吸気用逆止弁20の弁体が一体であるので、それぞ れの逆止弁の設置が容易である。 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0010】
【実施例1】 図1は本実施例の積層型容器の断面図、図2は円盤状弁体の斜視図である。 外容器1は、一般的なブロー成型、射出成型等の方法により形成されるポリエ チレン、ポロプロピレン等の弾力性のある合成樹脂製である。この容器は手で容 易にスクイズできるような柔軟性を有し、スクイズ動作を停止すると形状、容量 が速やかに原形状に復帰するようなものである。
【0011】 また外容器1は、円筒状の注出筒4が気密嵌合した口筒部3を備えている。こ の外容器1は、通常、高さが5〜20cm、口径が1cm〜3cm程度のものと することができる。
【0012】 注出筒4の上方には外筒30が設けられ、この外筒30は、下端が口筒部3の 上端に嵌合し、上部に注出口部22を備えている。また前記外筒30は、口筒部 3に螺合するキャップ25により覆われている。これらの注出筒4、口筒部3、 外筒30、及びキャップ25は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の適 当な好ましい素材を使用して、一般的な製造方法で作製することができる。
【0013】 内容器2は、例えば、厚さが0.05〜0.2mm程度のポリエチレン等から なる柔軟で裂け難いプラスチックフィルムである袋状物である。この内容器2の 開口部6は、前記注出筒4の下端の内側口部5に、熱溶着等の手段により気密に 接合されている。
【0014】 すなわち、この内容器2は、折り畳んで、又は丸めて内部に空気がほとんど入 らない状態において、外容器1内に装填する。内容器2の注出筒を外容器1に装 填後、内容物は外筒30や注出用逆止弁19、吸気用逆止弁20の弁体、ストロ ー23の装着前に、注出筒4を口筒部3に嵌入した後、この注出筒4の開口部か ら内容器2に一般的な充填方法で充填される。
【0015】 また注出筒4の上端にフランジ7が突設され、このフランジ7には貫通孔8が 貫通している。このフランジ7の上面にはリング状の弁座9を設置し、この弁座 9は外周部10が薄板状となり、その外側端部が外筒30に内接して固定されて いる。この外周部10には通気孔11が設けられ、また外筒30の肩部には透孔 21が設けられている。
【0016】 さらに弁座9上には、図2に示すような円盤状弁体12を設置している。この 円盤状弁体12は中心部に円形弁13を備え、その外周に、この円形弁13を取 り囲み、かつ、この円形弁13との間に円筒形の隔壁14が介在する環状弁15 が設られている。これら円形弁13と環状弁15とは同一平面上にあり、互いに 2点において連結されている構造である。ただし、この連結は、2点のものに限 定されるものではない。この円盤状弁体12は、ポリエチレン、ポリプロピレン 等の柔軟で弾力性のある材料で、射出成型のような一般的な方法で製造される。
【0017】 このように外筒30内では、前記隔壁14により注出路17と吸気路18が仕 切られ、かつ貫通孔8、通気孔11及び透孔21を介して、内容器2の外側28 と外気が連通している。したがって、この円盤状弁体12を前記弁座9上に設置 したときは、環状弁15の外側端部が、外筒30の内側面に形成した段状の弁座 16上に位置し、同時に注出用逆止弁19と吸気用逆止弁20が形成される。
【0018】 前記内容器2内には、注出筒4内に頭部を固定したストロー23が挿入される 。 このストロー23には、1個以上の吸入孔24が設けられ、この吸入孔24 から内容器2の内容物を吸入して、これをストロー23を通して注出筒4に送る 。このような吸入孔24を持つストロー23は、内容器2が、内容物を底部に残 したまま上部が収縮する事態を防止できる。
【0019】 上記実施例の容器は、内容器2に充填された内容物を注出するには、外容器1 の側面部をスクイズする。すると内容積が減少し、内容器2に圧力が加わる。内 容器2が圧迫されることにより、内容器2の内容物がストロー23を経て、注出 口部22から注出される。このとき吸気用逆止弁20は吸気路の内方から加圧さ れ、その先端が内壁に接して吸気路を閉じるので、外容器1内と外部が遮断され る。
【0020】 外容器1を離すと、この形状が元に復帰するので、外容器1内は減圧する。す ると注出用逆止弁19は、弁座9側に吸引されてこれに密着して閉じ、一方吸気 用逆止弁20は、その先端が下方に吸引され、吸気路を開くので外容器1と内容 器2の間に空気が流入し、再度注出可能な状態となる。
【0021】 このように内容器2は内容物の量が減少するに従い収縮するので、粘性が高い 乳液等であっても注出が容易にできる。また内容器2内には空気が入り込まず、 外気との接触がきわめて少ないから、酸化により劣化する内容物の収納に好適で ある。
【0022】
【実施例2】 図3は本考案の実施例2の容器の断面図である。 なお、実施例1と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0023】 本実施例では、注出筒4の外周に口筒部3に係止するための突部26を設け、 注出筒4の上端部と、外筒30の内側凹部27との間に、円盤状弁体12の隔壁 14が嵌合して、注出路17と吸気路18が形成されている。前記突部26には リング状の貫通孔8が設けられている。
【0024】 注出筒4の上面は弁座9となり、この弁座9上には、図4に示すような円盤状 弁体12を設置している。この円盤状弁体12は中心部に円形弁13を備えてい る。この円形弁13は、その一部が外周に設けた隔壁14に連結して支持されて いる。
【0025】 また隔壁14の外周面には、スイング形の吸気用逆止弁の弁体29が形成され いる。この円盤状弁体12を前記弁座9上に設置したときは、吸気用逆止弁20 は吸気路18上に位置するので、同時に注出用逆止弁19と吸気用逆止弁20が 形成できる。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、吸気路18上に吸気用逆止弁20を形成し、ま た内容物の注出路17上に注出用逆止弁19を設けたので、容器本体側には何等 の加工を施す必要がない。そのため容器の外観が損なわれることがない。
【0027】 また外容器の構造が簡素化され、注出用逆止弁と吸気用逆止弁の弁体を一体に 形成したので部品点数が減り、それぞれの逆止弁の設置が容易となった。したが って製造工程を削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の積層型容器の断面図
【図2】 実施例1の円盤状弁体の斜視図
【図3】 実施例2の積層型容器の断面図
【図4】 実施例2の円盤状弁の斜視図
【符号の説明】
1 外容器 2 内容器 3 口筒部 4 注出筒 5 内側口部 17 注出路 18 吸気路 19 注出用逆止弁 20 吸気用逆止弁 22 注出口部 30 外筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岸 隆生 東京都江東区大島3丁目2番6号株式会社 吉野工業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性のある可撓性合成樹脂により形成
    され、口筒部(3)を備えた外容器(1)と、この外容
    器(1)に内装され、内容物を収納する収縮可能な内容
    器(2)と、注出口部(22)を有して前記口筒部
    (3)に気密に挿入される注出筒(4)とを備え、注出
    口部(22)と連通した反対側の内側口部(5)に内容
    器(2)を気密に接続し、また注出路(17)の外側
    に、内容器(2)の外側と外気が連通するように吸気路
    (18)を設け、他方、注出用逆止弁の弁体と吸気用逆
    止弁の弁体とを、注出路(17)と吸気路(18)とを
    仕切る隔壁(14)を介して一体に形成し、これらの注
    出用逆止弁の弁体と吸気用逆止弁の弁体を注出路(1
    7)及び吸気路(18)上にそれぞれ設置して注出用逆
    止弁(19)と吸気用逆止弁(20)を形成したことを
    特徴とする積層型容器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002046783A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Yoshino Kogyosho Co Ltd 二重容器
JP2012192343A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Cemedine Co Ltd 塗布装置
JP2016101985A (ja) * 2013-12-20 2016-06-02 大日本印刷株式会社 薬液収納容器、薬液用ノズル、液体の充てん方法および液体の排出方法
JP2019508330A (ja) * 2016-02-12 2019-03-28 アプター フランス エスアーエス 流体製品ディスペンサ

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