JPH073952U - ブレード着脱用治具 - Google Patents

ブレード着脱用治具

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JPH073952U
JPH073952U JP3923693U JP3923693U JPH073952U JP H073952 U JPH073952 U JP H073952U JP 3923693 U JP3923693 U JP 3923693U JP 3923693 U JP3923693 U JP 3923693U JP H073952 U JPH073952 U JP H073952U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイシング装置等のブレード装着部にブレー
ドを容易に着脱出来るようにした、ブレード着脱用治具
を得る。 【構成】 フランジ部材を挟持する挟持部と、前記フラ
ンジ部材を介して磁着する磁石が前記挟持部に隣接して
配設されて成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイシング装置等のスピンドルの先端にフランジ部材を介して取り 付けるブレードを、容易に着脱出来るようにしたブレード着脱用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイシング装置等においては、従来図9に示すようにスピンドルaの先端部に ブレード装着部が形成され、このブレード装着部はフランジbとシャフトcを有 し、シャフトcの先端部にはおねじdが設けられており、このシャフトcに超薄 リング状のブレードeを嵌めると共に、軸孔f′を有するフランジ部材fを嵌め 込み、フランジ部材fから突出したシャフトcのおねじdにナットgを螺合し締 着することで、ブレードeを固定するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のブレード装着手段によると、ブレードeをブレード装着部のシャフ トcに嵌める際に、フランジ部材fのブレードガイド部f″にブレードeを指で 摘むかピンセットで摘んで係合し、ブレードeと一体になったフランジ部材fを シャフトcに挿入している。それ故にブレードeの装着に時間が掛かり面倒であ ると共に、ブレードeを汚染したり曲げや変形等損傷することがある。又、交換 時にブレードeを外す際も、ナットgとフランジ部材fを外してからブレードe を手で外さねばならず着脱作業が面倒である。 本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされ、ブレード装着部 にブレードを容易に着脱出来るようにした、ブレード着脱用治具を提供すること を課題としたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この課題を技術的に解決するための手段として、本考案は、フランジ部材を挟 持する挟持部と、前記フランジ部材を介してブレードを磁着する磁石が前記挟持 部に配設されているブレード着脱用治具を要旨とするものである。
【0005】
【作 用】
ブレード着脱用治具でフランジ部材を挟持し、そのフランジ部材をブレード( ダイヤモンド等の砥粒をニッケルメッキで固定した形態のもので磁着可能)に近 付けて前記磁石によりフランジ部材(透磁性)にブレードを磁着し、そのままス ピンドルのシャフトにフランジ部材を嵌合し、この後ブレード着脱用治具を外す と共にナットをシャフトのおねじに螺合し締着すればブレードの装着作業が完了 する。 一方、ブレードの交換時には、ナットを外してフランジ部材をブレード着脱用 治具で挟持すると、前記磁石により再びブレードをフランジ部材に磁着すること が出来る。従って、ブレード着脱用治具を手に持ってフランジ部材及びブレード をシャフトから同時に外すことが出来、着脱作業が容易になる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について添付図面に基づいて詳説する。 図1はブレード着脱用治具1の外観図であって、弾性を有する合成樹脂で形成さ れた治具本体2と、その内側に取り付けられた板ばね3と、治具本体2の外周部 に取り付けられた複数個の磁石4とから構成されている。
【0007】 前記治具本体2は、一定の間隔をあけて円周方向に配設された3つの円弧状湾 曲板2aと、中間部よりやや下方部で前記3つの円弧状湾曲板2aを結合する底 板2bとが一体に成形され、あたかも竹筒を円周方向に沿って一定の間隔をあけ て3箇所H型に切り取ったような形態で、底板は竹筒の節に相当するような外観 を呈している。
【0008】 前記3つの円弧状湾曲板2aの外面には、断面半円弧状の突起2cを円周方向 に設けて前記底板2bを補強してあり、内面の下端部にはフランジ部材への係合 用溝2dを円周方向に設け、更に底板2bの中心部には孔2eを設け、前記ブレ ード着脱用治具1の下部に挟持部1aを形成してある。
【0009】 前記板ばね3は前記底板2bとほぼ同じ形の基板3aがリベット5により底板 2bに固定され、その基板3aの三方の端部からそれぞれ立ち上げられた弾性板 片3bは前記3つの円弧状湾曲板2aの内側面にそれぞれ圧接係止してある。従 って、3つの円弧状湾曲板2aの上部外面に指を添え弾性板片3bに抗して同時 に窄めると、下端部の径が拡径して前記挟持部1aが開き、窄める力を解除する と弾性板片3bの復元力により挟持部1aが閉じて元の状態に復帰する。
【0010】 本考案に係るブレード着脱用治具1は上記のように構成され、これを使用する には、先ず図3に示すように親指と人差し指とやや横にした中指とで治具本体2 の3つの円弧状湾曲板2aの上部を窄め、挟持部1aを開いて下端部をフランジ 部材6に接触させてから指の窄め力を解除すると、前記のように挟持部1aが閉 じてフランジ部材6を挟持することが出来る。
【0011】 この時、図4に示すように挟持部1aの先端部がフランジ部材6の周溝6bに 嵌り込むと同時に、突起部6aの外周縁部が前記係合用溝2dに係合するのでブ レード着脱用治具1によるフランジ部材6の挟持状態がガタ付かず確実に遂行さ れ、フランジ部材6を持ち上げても滑り落ちるようなことはない。
【0012】 次に、図5に示すようにフランジ部材6を挟持したままブレード着脱用治具1 をリング状のブレード7に近付けると、フランジ部材6はチタン製で透磁性を有 するため前記磁石4によりフランジ部材6にブレード7を磁着することが出来る 。
【0013】 前記磁石4の磁力は、強すぎて超薄ブレード7に曲りや変形等を起こさないよ うにブレード7を軽く吸着する程度に予め設定しておく。磁着の際、ブレード7 の中心がフランジ部材6のガイド部6cの中心から少しずれたような場合には、 ブレード着脱用治具1を上向きにして手首を軽く叩けば、その振動によりブレー ド7が少し動いて中心を一致させることが出来る。 尚、磁石4を電磁石で構成すれば磁力の調整が容易に出来るというメリットが あり、本明細書における磁石には永久磁石だけでなく電磁石も含まれる。
【0014】 又、図6に示すようにブレード7は収納ケース8の蓋を外した状態のまま、前 記と同じ要領でブレード着脱用治具1に挟持されたフランジ部材6に磁着させる ことも可能である。
【0015】 このようにしてフランジ部材6にブレード7を磁着させた後、図7に示すよう にブレード着脱用治具1を横にしてダイシング装置等のスピンドル9の先端部に 設けられたブレード装着部10のシャフト10aにフランジ部材6を嵌合し、ブ レード7をフランジ10bに当接させる。
【0016】 この後、治具本体2の3つの円弧状湾曲板2aの上部を指で窄めると、挟持部 1aが開いてフランジ部材6の挟持を解除し、その状態でブレード着脱治具1を 手前に引けばフランジ部材6から離脱させることが出来る。前記のようにフラン ジ部材6の材質はチタンで磁性がなく、ブレード着脱用治具1の磁石4により吸 引されないため、そのままブレード装着部10のシャフト10aに残留する。
【0017】 ブレード着脱用治具1の離脱により、ブレード7はフランジ部材6から解放さ れ、前記ブレード装着部10のフランジ10bにより保持される。この時、実験 によりブレード7の磁化は全く無いことが判明した。
【0018】 次に、フランジ部材6の軸孔から突出したシャフト10aのおねじ10cにナ ット11(図8)を螺合締着すれば、フランジ部材6とブレード装着部10のフ ランジ10bとでブレード7を挟持し固定することが出来、ブレード7の装着作 業は完了する。
【0019】 図8はダイシング装置での使用例を示すもので、X軸移動機構12によって移 動されるチャックテーブル13上に被切削物であるウェーハ14を載置固定し、 Y軸移動機構15及びZ軸移動機構16により移動されるスピンドルユニット1 7のスピンドル9におけるブレード装着部10にブレード7が装着され、このブ レード7によりウェーハ14をダイシングするように構成されている。
【0020】 このブレード7の交換作業も前記ブレード着脱用治具1を使って容易に遂行す ることが出来る。即ち、前記ナット11を緩めて外した後、ブレード着脱用治具 1でフランジ部材6を挟持すると、磁石4によりブレード7を再びフランジ部材 6に磁着することが出来、そのままブレード着脱用治具1を手前に引けば、フラ ンジ部材6及びブレード7をブレード装着部10のシャフト10aから同時に外 すことが出来る。従って、作業が簡単且つ能率的である。
【0021】 フランジ部材6及びブレード7を同時に外した後、ブレード着脱用治具1の挟 持を解除すると、ブレード7がフランジ部材6から離れる。そのブレード7を除 去した後、ブレード着脱用治具1で再びフランジ部材6を挟持し、新品のブレー ド(図略)をフランジ部材6に磁着して前記と同じ要領によりブレード装着部1 0に装着することが出来る。 尚、本考案に係るブレード着脱用治具は挟持部1aの外側に磁石4が配設され ているが、これに限らず内側に配設しても良い。又、必要とあれば挟持部1aを 磁石で構成しても良い。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ブレード着脱用治具でフランジ部材を 挟持すると共に、そのフランジ部材にブレードを磁着した状態でダイシング装置 等のブレード装着部にブレードを着脱出来るようにしたので、ブレードの着脱作 業を著しく容易にすると共に、ブレードを汚染したり損傷したりすることがない 等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示すブレード着脱用治具
の斜視図である。
【図2】 (イ) は図1の底面図、(ロ) は(イ) のA−A線
断面図である。
【図3】 ブレード着脱用治具でフランジ部材を挟持す
る時の状態図である。
【図4】 同、ブレード着脱用治具でフランジ部材を挟
持した時の断面図である。
【図5】 フランジ部材を挟持したままブレードを磁着
する時の状態図である。
【図6】 同、収納ケースの蓋を外したままブレードを
磁着する時の状態図である。
【図7】 ダイシング等のブレード装着部にブレードを
取り付ける時の状態図である。
【図8】 ダイシング装置での使用例を示す説明図であ
る。
【図9】 従来のブレード装着例を示す説明図である。
【符号の説明】
1…ブレード着脱用治具 1a…挟持部 2…治具
本体 2a…円弧状湾曲板 2b…底板 2c…
突起 2d…係合用溝 2e…孔 3…板ばね
3a…基板 3b…弾性板片 4…磁石 5…
リベット 6…フランジ部材 6a…突起部 6
b…周溝 6c…ガイド部 7…ブレード 8…
収納ケース 9…スピンドル 10…ブレード装着
部 10a…シャフト 10b…フランジ 10
c…おねじ 11…ナット 12…X軸移動機構 13…チャックテーブル 1
4…ウェーハ 15…Y軸移動機構 16…Z軸移
動機構 17…スピンドルユニット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部材を挟持する挟持部と、前記
    フランジ部材を介してブレードを磁着する磁石が前記挟
    持部に配設されている、ブレード着脱用治具。
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