JPH08181194A - シート固定リング - Google Patents

シート固定リング

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JPH08181194A
JPH08181194A JP32267994A JP32267994A JPH08181194A JP H08181194 A JPH08181194 A JP H08181194A JP 32267994 A JP32267994 A JP 32267994A JP 32267994 A JP32267994 A JP 32267994A JP H08181194 A JPH08181194 A JP H08181194A
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ring
sheet
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pressing
base
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JP32267994A
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Katsuhiko Nishi
勝彦 西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート固定リングにおいて、押えリング2に過
度の力を加える必要がなくシート6に一様のテンション
を与えシート6を容易に取付け取外しができるようにす
る。 【構成】基台リング1のシート載置面であるなだらかな
テーパ面にシート6を押し付け保持し下方に引張る押え
リング2と、この押えリング2に静的な押下げ力を与え
るねじ送り機構とを設け、押えリング2に過度の動的な
力を与えることなくシート6に一様のテンションを与え
てシート6を基台リング1上に張り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイシング済みの半導
体ウェハを貼り付ける樹脂製のシートをテンションを与
えながら拡張し半導体チップを分離して保持するシート
固定リングに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のシート固定リングの一例を
示す斜視図、図3(a)および(b)は図2のシート固
定リングにおけるシートの取付け取外しを説明するため
の断面図である。従来、この種のシート固定リングは、
例えば、図2に示すように、一端が面取りされ外周面に
溝5bをもつ基台リング5と、この基台リングにはめ込
まれて基台リング5とでシート6を保持し溝5bに係止
する突出部4aをもつキャップ4とから構成される。
【0003】このシート固定リングで樹脂製のシートの
取付け手順は、まず、図3(a)に示すように、基台リ
ング5の上にシート6を被せる。次に、シート6が被せ
られた基台リング5にキャップ4をはめ込み矢印の方向
に押し込みキャップ4の突出部4aを基台リング5の溝
5bにはめ込みシート6にテンションを与えながらキャ
ップ4と基台リング5とで挟み保持する。
【0004】一方、シートの取外し手順は、図3(b)
に示すように、キャップ固定ステージ8の穴に基台リン
グ5を挿入しキャップ4を乗せる。次に、この状態で、
リング外し爪7を基台リング5の上面を押し基台リング
5からキャップ4を外しシート6を取外す。
【0005】このようにこのシート固定リングは、単純
な作業でシート6の取付け取外しができるものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシート
固定リングでは、基台リングの外周部に設けられた溝と
キャップの突出部とでシートを挟み込み強力にシートを
保持するもののキャップの装着及び着脱にはキャップ側
に拡大させようとする力が加わり、プラスティックなど
の弾性をもつ素材のキャップの突出部の摩耗が著しくと
きにはキャップが割れることがある。すなわち、キャッ
プの寿命が短かく運用コストが高くなるという欠点があ
る。
【0007】また、図3の基台リングの面取り部9にシ
ート6の一部分が引掛りシートに一様にテンションを与
えることができず、シートに貼付けられ拡張によって分
離された半導体チップの間隔にばらつき、その後の工程
における半導体チップのピックアップするコレットが半
導体チップ間の間隔が狭いため拾い動作に支障を起すと
いう問題もある。
【0008】従って、本発明の目的は、過度の力を加え
る必要がなくシートに一様のテンションを与えシートを
容易に取付け取外しができるシート固定リングを提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、円形状
の中空穴をもつとともに一端側から外側に向けてなだら
かに膨らむテーパ面が形成されるとともに該テーパ面と
連らなり垂直な外筒面をもちかつこの外筒面から他端に
かけて複数条の雄ねじが形成される基台リングと、この
基台リングに前記中空穴を塞ぐように被される樹脂シー
トの前記中空穴より外側部分を前記基台リングのテーパ
面に押し付ける突出部を内側に有するとともに該突出部
から下方に垂直に伸び前記基台リングの外筒面と摺動す
る内筒面を有しかつ外周面に鍔をもつ押えリングと、こ
の押えリングの該鍔を係止する内側に係止部を有し該係
止部から下方の内筒面に前記雄ねじと噛み合う雌ねじが
形成される締付リングとを備えるシート固定リングであ
る。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1(a)および(b)は本発明のシート
固定リングの一実施例を示す断面図および分解斜視図で
ある。このシート固定リングは、円形状の中空穴10を
もつとともに一端側から外側に向けてなだらかに膨らむ
テーパ面1aが形成されるとともにテーパ面1aと連ら
なり垂直な外筒面である摺動面1cをもちかつこの摺動
面1cから他端にかけて複数条の雄ねじ1bが形成され
る基台リング1と、この基台リング1に中空穴10を塞
ぐように被される樹脂のシート6の中空穴10より外側
部分を基台リング1のテーパ面1aに押し付ける突出部
2aを内側に有するとともに突出部2aから下方に垂直
に伸び基台リング1の摺動面1cと摺動する内筒面を有
しかつ外周面に鍔2bをもつ押えリング2と、この押え
リング2の鍔2bを係止する内側に係止部3bを有し係
止部3bから下方の内筒面に雄ねじ1bと噛み合う雌ね
じ3aが形成される締付リング3とを備えている。
【0012】基台リング1はステンレス鋼などで製作さ
れテーパ面1aはシート6に傷がつかないように研磨さ
れている。また、押えリング2はばね性のある樹脂材で
製作されており突出部2aは基台リング1のテーパ面1
aとは逆に凹むテーパ面に形成されている。締付リング
3は基台リング1と同様のステンレス鋼で製作され雌ね
じ3aは基台リング1の雄ねし1bと合うように複数条
に形成されている。これらねじの条数は少なくとも4条
に製作されることが望ましい。何となれば、この複数条
のねじ機構により押えリング2の周囲を一様の力で下方
へ下げるように作用させるためである。
【0013】次に、このシート固定リングによるシート
固定手順について図1(b)を参照して説明する。ま
ず、基台リング1の上からシート6を被せる。次に、押
えリング2をシート6の上から基台リング1にはめ込み
突出部2aをシート6に当てるとともに基台リング1の
摺動面と内側の内筒面と合す。次に、締付リング3を押
えリング2をはめ込み押えリングの鍔2bに係止部3b
を載せる。次に、締付リング3を回転し基台リング1の
雄ねじ1bと雌ねじ3aと噛み合せる。このことにより
押えリング2の鍔2bを締付リング3の係止部3bで下
方に押され、押えリング2の突出部2aはシート6を基
台リング1のテーパ面1aに押し付けながら下方に下げ
られシート6の周囲に一様のテンションが与える。そし
て、締付リング3を所定の角度まで回転し切ると、シー
ト6はテンションを与えられた状態で基台リング1の中
空穴10上に張られる。
【0014】逆に、シート6を取外す場合は、締付リン
グ3を緩め基台リング1から外し、押えリング2を基台
リング1から取り外してから、シート6を取る。このよ
うに締付リング3の回転により静的なねじ推進力で押え
リングの上下動によって、シート6の張り付け取り出し
を行なう結果、従来、過度の力で押し付けテンションを
与えてシートを張付けたりあるいは工具で叩いて動的な
力で取外したりしたときに比べ押え部材の摩耗や破損が
皆無となった。
【0015】また、押えリング2の周囲に均等な力を与
えシート6にテンションを与えるので、シート6は一様
に伸び、貼付けられた半導体チップの間隔は一定とな
り、コレットで半導体チップを拾うときにも、何ら支障
きたさなかった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、基台リン
グのシート載置面であるなだらかな面にシートを押し付
け保持し下方に引張る押えリングと、この押えリングに
静的な押下げ力を与えるねじ送り機構とを設けることに
よって、過度の動的な力を与えることなくシートに一様
のテンションを与え張ることができるという効果があ
る。また、取外す場合でもねじ推進力で押えリングを容
易に取外しシートを取ることができ、従来に比べ押えリ
ングの摩耗や破損が皆無となり、その結果、運用コスト
を大幅に低減できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート固定リングの一実施例を示す断
面図および分解斜視図である。
【図2】従来のシート固定リングの一例を示す斜視図で
ある。
【図3】図2のシート固定リングにおけるシートの取付
け取外しを説明するための断面図である。
【符号の説明】
1,5 基台リング 1a テーパ面 1b 雄ねじ 1c 摺動面 2 押えリング 2a,4a 突出部 2b 鍔 3 締付リング 3a 雌ねじ 3b 係止部 4 キャップ 5b 溝部 6 シート 7 リング外し用爪 8 キャップ固定ステージ 9 面取り部 10 中空穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形状の中空穴をもつとともに一端側か
    ら外側に向けてなだらかに膨らむテーパ面が形成される
    とともに該テーパ面と連らなり垂直な外筒面をもちかつ
    この外筒面から他端にかけて複数条の雄ねじが形成され
    る基台リングと、この基台リングに前記中空穴を塞ぐよ
    うに被される樹脂シートの前記中空穴より外側部分を前
    記基台リングのテーパ面に押し付ける突出部を内側に有
    するとともに該突出部から下方に垂直に伸び前記基台リ
    ングの外筒面と摺動する内筒面を有しかつ外周面に鍔を
    もつ押えリングと、この押えリングの該鍔を係止する内
    側に係止部を有し該係止部から下方の内筒面に前記雄ね
    じと噛み合う雌ねじが形成される締付リングとを備える
    ことを特徴とするシート固定リング。
JP32267994A 1994-12-26 1994-12-26 シート固定リング Expired - Lifetime JP2614027B2 (ja)

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