JPH08281660A - 樹脂成形金型におけるインサート部品の位置決め構造 - Google Patents

樹脂成形金型におけるインサート部品の位置決め構造

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JPH08281660A
JPH08281660A JP9326595A JP9326595A JPH08281660A JP H08281660 A JPH08281660 A JP H08281660A JP 9326595 A JP9326595 A JP 9326595A JP 9326595 A JP9326595 A JP 9326595A JP H08281660 A JPH08281660 A JP H08281660A
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Masaaki Hagiwara
公明 萩原
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インサート部品のセット時および中子取り外
し時の作業性を改善する。 【構成】 上型5に着脱可能に嵌合された中子7に支持
孔13を形成し、支持孔13の内周にシールリング14
を接着固定する。シールリング14にインサート部品で
あるボルト2を圧入した状態で射出成形を行う。成形
後、成形品1を中子7とともに脱型し、成形品1と一体
化されたボルト2から中子7を抜き取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形に代表される
ような樹脂成形金型におけるインサート部品の位置決め
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すような自動車のリヤスポイラ
ー1にあっては、リヤスポイラー1自体を車体に固定し
たり、あるいはリヤスポイラー1に対してハイマウント
ストップランプ等の付属機器を取り付けるために、リヤ
スポイラー1自体の中空射出成形時にインサート成形法
によってボルト2やナット3を埋設して一体に固定する
ことが行われている。
【0003】そして、前記ボルト2やナット3を射出成
形金型に予め位置決め固定するには、例えば図9および
図10,11の(A)に示すように、射出成形金型4の
上型5のうちキャビティ6に臨む部分に成形品の脱型方
向(型締め,型開き方向)に着脱可能な中子7,8を嵌
合保持させ、一方の中子7のねじ孔9にはインサート部
品となるボルト2のおねじ部2aを螺合させてそのボル
ト2をキャビティ6に臨むように位置決め保持させると
ともに、他方の中子8のねじ孔10には長ねじボルト1
1を締め込んだ上でこの長ねじボルト11に対してイン
サート部品となるナット3を螺合させてそのナット3を
キャビティ6に臨むように位置決め保持させている。
【0004】なお、前記各中子7,8は中子7,8自体
の摩擦力によって上型5に保持されている。また、キャ
ビティ6は上型5の成形面5aと下型12の成形面12
aとによって形成される。
【0005】この後、上型5と下型12とを型締めした
上で樹脂材料の射出を行えば図10,11の(B)に示
すようにボルト2およびナット3がその樹脂材料の中に
埋設されて、最終的にはそれらのボルト2およびナット
3が成形品であるリヤスポイラー1に一体的に固定され
る。
【0006】さらに、上型5と下型12とを型開きして
成形品1の脱型を行えば、中子7,8はボルト2やナッ
ト3に付帯したままで上型5から抜け出て成形品1とと
もに取り出される。
【0007】そして、図10,11の(C)に示すよう
に、最後に中子7,8を回転操作してその中子7,8を
相手側のボルト2やナット3から取り外すことにより所
定形状のリヤスポイラー1が得られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の構
造では、インサート部品であるボルト2およびナット3
のセットに際してその都度ボルト2やナット3を各中子
7,8に締め込んだり、あるいは脱型後の成形品1から
の中子7,8の取り外しに際してその都度中子7,8を
回転操作しなければならず、それらの作業が煩わしく工
数の増加を招いている。
【0009】また、上記のように作業工数を犠牲にした
上でインサート部品であるボルト2やナット3を中子
7,8に対してねじ結合させているのは、ボルト2のお
ねじ部2aの外周やナット3のめねじ部内周への樹脂材
料の付着を防止するためであるが、例えば図12に示す
ようにボルト2あるいは中子7側のねじ孔9の加工精度
によっては双方のねじ山の間に樹脂材料が進入してしま
うことがある。この現象は、特に樹脂材料の粘度が低い
場合に顕著となる。その結果、ボルト2と中子7との分
離時のトクルが大きくなって中子7の取り外し作業が一
層煩雑なものとなるほか、そのボルト2のおねじ部2a
からの樹脂の剥ぎ取りのために後工程で余分な仕上げ工
数を必要とすることとなって好ましくない。
【0010】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、インサート部品
のセット時もしくは中子取り外し時の工数を削減し、併
せてインサート部品のねじ部への樹脂材料の付着を防止
した構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、ねじ部を備えるとともにインサート成形法によって
成形品の一部として該成形品に埋設されるインサート部
品を予め樹脂成形金型の成形面に位置決め固定する構造
であって、樹脂成形金型のうちキャビティに臨む部分に
前記成形面の一部を形成しつつ成形品の脱型方向に着脱
可能な中子を嵌合保持させるとともに、この中子にはイ
ンサート部品のねじ部と嵌合して該インサート部品を位
置決め保持する弾性部材を設けたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項2に記載の発明は、ねじ部を備える
とともにインサート成形法によって成形品の一部として
該成形品に埋設されるインサート部品を予め樹脂成形金
型の成形面に位置決め固定する構造であって、樹脂成形
金型のうちキャビティに臨む部分にインサート部品のね
じ部と嵌合して該インサート部品を位置決め保持する弾
性部材を設けたことを特徴としている。
【0013】請求項3に記載の発明は、前記インサート
部品はおねじ部を備えている一方、中子にはそのおねじ
部を受容する支持孔が形成されていて、この支持孔の内
周にはおねじ部の外周に圧入されるリング状の弾性部材
が固定支持されていることを特徴としている。
【0014】請求項4に記載の発明は、前記インサート
部品はめねじ部を備えている一方、中子にはそのめねじ
部に挿入される支持ピンが突設されていて、この支持ピ
ンの外周にはめねじ部の内周に圧入されるリング状の弾
性部材が固定支持されていることを特徴としている。
【0015】請求項5に記載の発明は、前記リング状の
弾性部材の一端外周には、中子の成形面とインサート部
品との間に挾まれるフランジ部が一体に形成されている
ことを特徴としている。
【0016】
【作用】請求項1に記載の発明によると、樹脂成形金型
に対して着脱可能に嵌合された中子にインサート部品の
ねじ部と嵌合する弾性部材が設けられているため、イン
サート部品のセット時にはそのインサート部品を弾性部
材に圧入するだけでよく、またインサート部品からの中
子の取り外しもその中子をインサート部品から単に抜き
取るだけでよく、いずれの場合にもそれらの作業を実質
的にワンタッチで行えるようになる。また、その弾性部
材によってねじ部側への樹脂材料の進入も阻止される。
【0017】請求項2に記載の発明によると、弾性部材
が樹脂成形金型に直接設けられているために、上記と同
様にインサート部品のセットをワンタッチで行えるほ
か、中子を使用していないために中子の取り外し作業が
一切不要となるとともに、ねじ部側への樹脂材料の進入
も阻止できるようになる。
【0018】請求項3に記載の発明によると、おねじ部
を有するインサート部品のセット時にはそのおねじ部を
中子側のリング状の弾性部材に圧入するだけでよく、ま
た中子の取り外しはインサート成形後のインサート部品
のおねじ部から中子を抜き取るだけでよく、いずれの場
合にもそれらの作業を実質的にワンタッチで行えるとと
もに、おねじ部側への樹脂材料の進入による付着を阻止
できるようになる。
【0019】請求項4に記載の発明によると、めねじ部
を有するインサート部品のセット時にはそのめねじを中
子側のリング状の弾性部材に圧入するだけでなく、ま
た、中子の取り外しはインサート成形後のインサート部
品のめねじ部から中子を抜き取るだけでよく、いずれの
場合にもそれらの作業を実質的にワンタッチで行えると
ともに、おねじ部側への樹脂材料の進入による付着を阻
止できるようになる。
【0020】請求項5に記載の発明によると、リング状
の弾性部材にフランジ部が一体に形成されていて、中子
に対するインサート部品のセット時にその両者の間にフ
ランジ部が挾み込まれることから、インサート部品のお
ねじ部もしくはめねじ部側への樹脂材料の進入による付
着をより確実に阻止できるようになる。
【0021】
【実施例】図1,2は本発明の一実施例を示す図であっ
て、図9,10,11と共通する部分には同一符号を付
してある。
【0022】図1に示すように、インサート部品である
ボルト2を位置決め固定するための中子7の成形面7a
には支持孔13が形成されており、この支持孔13の内
周には弾性部材としてシリコーンゴム等からなるシール
リング14が接着固定されている。そして、前記シール
リング14の内径はその自由状態ではボルト2のおねじ
部2aの外径よりも予め小さく設定されており、したが
ってそのシールリング14に対して対象となるボルト2
のおねじ部2aを圧入することにより、ボルト2がシー
ルリング14自体の自己弾性力により位置決め支持され
るようになっている。
【0023】一方、図2に示すように、インサート部品
であるナット3を位置決め固定するための中子8の成形
面8aには、おねじ部15aを有する支持ピンとしての
ロケートピン15がそのおねじ部15aとねじ孔(めね
じ部)10とをねじ結合部としてねじ締め固定されてそ
のピン状部15bが中子8から突出しており、このロケ
ートピン15の外周には弾性部材としてシリコーンゴム
等からなるシールリング16が接着固定されている。そ
して、前記シールリング16の外径はその自由状態では
ナット3のめねじ部の内径よりも予め大きく設定されて
おり、したがってそのシールリング16に対して対象と
なるナット3のめねじ部を圧入することにより、ナット
3がシールリング16自体の自己弾性力により位置決め
支持されるようになっている。
【0024】ここで、前記各シールリング14,16は
その自己弾性力のみによってボルト2のおねじ部2aも
しくはナット3のめねじ部に圧接してそれらのボルト2
もしくはナット3を保持するものであるから、各シール
リング14,16の長さは前記おねじ部2aまたはめね
じ部のねじ山が三山以上接触し得るだけの長さとするの
が望ましい。
【0025】なお、前記中子7,8は従来と同様に上型
5に対して成形品1の脱型方向に着脱可能に嵌合されて
いて、その摩擦力のみによって上型5に保持されてい
る。
【0026】したがって、本実施例構造によれば、図1
のほか図9に示すように、予め上型5に嵌合されている
一方の中子7のシールリング14に対してボルト2のお
ねじ部2aを圧入して該ボルト2を位置決め固定する一
方、図2に示すように、予め上型5に嵌合されている他
方の中子8のロケートピン15のシールリング16に対
してナット3のめねじ部を圧入して該ナット3を位置決
め固定する。
【0027】その後に、図9に示すように従来と同様に
して上型5と下型12とを型締めし、前記ボルト2およ
びナット3をインサートとしてRTM(レジントランス
ファーモールディング)成形を行う。これにより、図
1,2の(B)に示すようにボルト2の頭部2bおよび
ナット3が成形品1内部に埋め込まれて一体化される。
【0028】この時、図3に示すように、中子7とボル
ト2のおねじ部2aとの間に介装されたシールリング1
4が変形してそのおねじ部2aの外周面およびボルト2
の頭部2bの座面に圧接することから、そのシール効果
のためにおねじ部2aと中子7との間の隙間に樹脂材料
が進入することがなくなる。これは、ナット3側につい
ても全く同様である。
【0029】成形後、金型4を型開きするとともに、成
形品1を中子7,8とともに脱型する。そして、図1の
(C)に示すように、成形品1と一体化されたボルト2
から中子7を引き抜く一方、同じく図2の(C)に示す
ように成形品1と一体化されたナット3から中子8をロ
ケートピン15とともに引き抜く。
【0030】このように本実施例によれば、中子7,8
に対してインサート部品であるボルト2およびナット3
をセットするにあたり、そのボルト2およびナット3を
単に中子7,8に圧入するだけでよく、しかも脱型後の
成形品1からの中子7,8の取り外しは、その成形品1
と一体化されたボルト2およびナット3から中子7,8
を引き抜くだけでよいことから、従来のように中子7,
8に対してボルト2およびナット3をねじ結合する場合
と比べてその作業性が大幅に改善される。
【0031】図4は本発明の第2の実施例を示す図であ
って、ボルト2のおねじ部2aが圧入されるシールリン
グ17のうちそのボルト2の頭部2bの座面と圧接する
部分に大径のフランジ部17aを一体に形成したもので
ある。
【0032】本実施例によれば、フランジ部17aがあ
るために中子7の成形面7aでのシール面積が一段と増
加し、図12に示したような中子7とおねじ部2aとの
間の隙間への樹脂材料の進入をより確実に防止できるよ
うになる。
【0033】なお、図2に示したナット3用のシールリ
ング16についても図4と同様にフランジ付きのものと
することができる。
【0034】図5は本発明の第3の実施例を示す図で、
この実施例では成形品1の脱型方向に対して所定角度傾
斜した成形品1の傾斜面1aにボルト2をインサートす
る場合の例を示している。
【0035】すなわち、中子18自体は上型5に対して
脱型方向に着脱可能に嵌合保持されている一方、中子1
8には成形品1の傾斜面1aに対して面直角となる向き
に所定角度θだけ傾斜した支持孔19が形成されてい
て、この支持孔19にシールリング14が接着固定され
ているとともに、このシールリング14に対してボルト
2が圧入固定されているものである。
【0036】本実施例の場合にも第1の実施例と全く同
様の作用効果が得られる。また、図5ではインサート部
品がボルト2の場合の例を示したが、インサート部品が
ナット3の場合であっても同様に適用できることは言う
までもない。
【0037】図6,7は本発明の第4の実施例を示す図
で、この実施例では、成形品1の脱型方向とインサート
部品であるボルト2およびナット3の軸心とが平行であ
る場合に、支持孔20を直接上型5に形成するととも
に、この支持孔20の内周にボルト2の支持用のシール
リング14を接着固定する一方、同じく上型5にめねじ
部21を直接形成するとともに、このめねじ部21に対
してロケートピン15のおねじ部15aを螺合させて、
このロケートピン15のピン状部15bの外周にナット
3の支持用のシールリング16を接着固定したものであ
る。
【0038】本実施例の場合には、第1〜第3の実施例
のように中子7,8,18を使用していないために部品
点数の削減と型構造の簡素化が図れるほか、成形品脱型
後の成形品1からの中子7,8,18の取り外し作業が
不要となって、作業性をより一段と改善できる利点があ
る。
【0039】また、前記各実施例ではボルト2やナット
3を位置決め固定するためのシールリング14,16,
17を上型5側の中子7,8,18もしくは上型5自体
に設けた場合の例を示したが、成形品形状等によっては
シールリング7,8,18を下型12側の中子もしくは
下型12自体に設けることも可能であり、さらにインサ
ート部品の一部におねじやめねじ部があれば各実施例に
例示した形状以外のインサート部品にも本発明を適用す
ることができる。
【0040】さらに、基本となる成形方法としてはRT
M成形法を例にとって説明したが、これ以外に射出成
形、ガスインジェクション成形、ブロー成形等にも適用
可能である。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、樹脂成
形金型のキャビティに臨む部分に、成形品の脱型方向に
着脱可能な中子を嵌合保持させるとともに、この中子に
はインサート部品のねじ部と嵌合して該インサート部品
を位置決め保持する弾性部材を設けたものであるから、
インサート部品のセット時にはそのインサート部品を単
に弾性部材に圧入するだけでよく、また成形品と一体と
なったインサート部品からの中子の取り外しもその中子
をインサート部品から単に抜き取るだけでよく、いずれ
の場合にもそれらの作業を実質的にワンタッチで行える
ようになって作業性を大幅に改善できる。
【0042】また、上記の弾性部材は中子とインサート
部品のねじ部との間の隙間をシールする機能をも発揮す
ることになるため、上記の隙間に樹脂材料が進入するの
を未然に防止することができ、これによって従来のよう
に中子取り外し時のトルクの増加を招くことがないばか
りでなく、後工程での樹脂の剥ぎ取り工数が不要となっ
て、作業性の改善と併せて作業工数を削減できる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、インサー
ト部品のねじ部と嵌合してこのインサート部品を位置決
め保持する弾性部材を樹脂成形金型に直接設けたことに
より、請求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、中
子の取り外し工数が一切不要となって、より一層作業性
を改善できる効果がある。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、インサー
ト部品のおねじ部を中子側のリング状の弾性部材に圧入
して位置決め固定するようにしているため、請求項1に
記載の発明と同様にインサート部品のセットおよび中子
の取り外し作業を実質的にワンタッチで行えるようにな
って、作業性を大幅に改善できる。
【0045】請求項4に記載の発明によれば、インサー
ト部品のめねじ部を、中子側の支持ピンに設けられたリ
ング状の弾性部材に圧入して位置決め固定するようにし
ているため、請求項3に記載の発明と同様にインサート
部品のセットおよび中子の取り外し作業を実質的にワン
タッチで行えるようになって、作業性を改善できる。
【0046】請求項5に記載の発明によれば、リング状
の弾性部材の一端にフランジ部が一体に形成されている
ことにより、そのフランジ部のシール機能のためにイン
サート部品のねじ部側への樹脂材料の進入による付着を
より確実に阻止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図で、インサート
部品であるボルトの位置決め支持部の要部断面説明図。
【図2】インサート部品であるナットの位置決め支持部
の要部断面説明図。
【図3】図1の(B)の要部拡大図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す要部断面説明図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す要部断面説明図。
【図6】本発明の第4の実施例を示すボルト支持部の要
部断面説明図。
【図7】本発明の第4の実施例を示すナット支持部の要
部断面説明図。
【図8】成形品の一例として自動車のリヤスポイラーの
構造を示す斜視図。
【図9】図8のリヤスポイラーを成形するための従来の
射出成形金型の要部断面図。
【図10】図9のボルト支持部の要部拡大説明図。
【図11】図9のナット支持部の要部拡大説明図。
【図12】図10の要部拡大図。
【符号の説明】
1…リヤスポイラー(成形品) 2…ボルト(インサート部品) 2a…おねじ部 3…ナット(インサート部品) 4…射出成形金型 5…上型 5a…成形面 6…キャビティ 7,8…中子 7a,8a…成形面 12…下型 12a…成形面 13…支持孔 14…シールリング(弾性部材) 15…ロケートピン(支持ピン) 16,17…シールリング 17a…フランジ部 18…中子 19,20…支持孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ部を備えるとともにインサート成形
    法によって成形品の一部として該成形品に埋設されるイ
    ンサート部品を予め樹脂成形金型の成形面に位置決め固
    定する構造であって、 樹脂成形金型のうちキャビティに臨む部分に前記成形面
    の一部を形成しつつ成形品の脱型方向に着脱可能な中子
    を嵌合保持させるとともに、 この中子にはインサート部品のねじ部と嵌合して該イン
    サート部品を位置決め保持する弾性部材を設けたことを
    特徴とする樹脂成形金型におけるインサート部品の位置
    決め構造。
  2. 【請求項2】 ねじ部を備えるとともにインサート成形
    法によって成形品の一部として該成形品に埋設されるイ
    ンサート部品を予め樹脂成形金型の成形面に位置決め固
    定する構造であって、 樹脂成形金型のうちキャビティに臨む部分にインサート
    部品のねじ部と嵌合して該インサート部品を位置決め保
    持する弾性部材を設けたことを特徴とする樹脂成形金型
    におけるインサート部品の位置決め構造。
  3. 【請求項3】 前記インサート部品はおねじ部を備えて
    いる一方、中子にはそのおねじ部を受容する支持孔が形
    成されていて、この支持孔の内周にはおねじ部の外周に
    圧入されるリング状の弾性部材が固定支持されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の樹脂成形金型におけるイ
    ンサート部品の位置決め構造。
  4. 【請求項4】 前記インサート部品はめねじ部を備えて
    いる一方、中子にはそのめねじ部に挿入される支持ピン
    が突設されていて、この支持ピンの外周にはめねじ部の
    内周に圧入されるリング状の弾性部材が固定支持されて
    いることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形金型にお
    けるインサート部品の位置決め構造。
  5. 【請求項5】 前記リング状の弾性部材の一端外周に
    は、中子の成形面とインサート部品との間に挾まれるフ
    ランジ部が一体に形成されていることを特徴とする請求
    項3または4記載の樹脂成形金型におけるインサート部
    品の位置決め構造。
JP9326595A 1995-04-19 1995-04-19 樹脂成形金型におけるインサート部品の位置決め構造 Pending JPH08281660A (ja)

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