JPH0738468U - 車両の移送装置 - Google Patents

車両の移送装置

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JPH0738468U
JPH0738468U JP6785393U JP6785393U JPH0738468U JP H0738468 U JPH0738468 U JP H0738468U JP 6785393 U JP6785393 U JP 6785393U JP 6785393 U JP6785393 U JP 6785393U JP H0738468 U JPH0738468 U JP H0738468U
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JP
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vehicle
footboard
transfer device
rollers
trolley
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Application number
JP6785393U
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English (en)
Inventor
拓也 奥村
Original Assignee
東洋運搬機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台車に積み込んだ車両へ容易に乗降できるよ
うにする。 【構成】 エレベータスライド式の昇降機のケージ3に
ターンテーブル14を設け、そのターンテーブル14に
台車4を走行自在に載置する。その台車4の上部の左右
両側に、多数のローラ6・6を前後方向へ設け、これら
ローラ6・6の上面に車両10を前後方向へ移動自在に
支持する。上記の左右の各ローラ6の上側に踏み板12
を左右方向へ進退可能に設け、その踏み板12を駆動モ
ータ16によって進出位置Xと後退位置Yとの間で進退
させる。上記の車両10へ運転者が乗り込んだり、同上
の車両10から運転者が降りる時には、上記の踏み板1
2を後退位置Yから進出位置Xへ進出させ、上記ローラ
6の上面を上側から覆う。その乗降が済むと、同上の踏
み板12を後退位置Yへ退避させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、乗用車等の車両を台車によって移送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の移送装置には、本出願人が先に提案した特願平4-359110号に記載され たものがある。この移送装置は、台車の上部の左右両側部に多数のローラを前後 方向に設けて、これら左右のローラの上面に車両を前後方向へ移動自在に支持し て構成したものである。
【0003】 上記の移送装置によれば、例えば次の手順で車両が移送される。 駐車場の入口から駐車場所へ車両を移送する時には、まず、運転者が車両を運 転して停車中の台車に乗り入れ、次いで、その運転者が車両から台車の外側へ降 り、引き続いて、上記の台車を駐車場所へ走行させ、その後、上記の駐車場所で 台車から車両を降ろすのである。 また、上記の駐車場所から駐車場の入口へ車両を移送する時には、まず、その 駐車場所で台車によって車両をすくい込み、次いで、その台車を駐車場の入口へ 走行させ、引き続いて、運転者が上記の台車上の車両に乗り込み、その後、その 運転者が車両を運転して台車から降ろすのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の移送装置は、台車上のローラを利用して車両を積み降ろしできるので、 車両ごとに移送用パレットを設ける必要がなくなって、移送装置の構成を簡素化 できる点で優れる。しかし、上記の移送装置は、次の点で改善の余地が残されて いた。
【0005】 即ち、台車に積み込んだ車両に運転者が乗り込んだり、その車両から運転者が 降りる時には、上記の台車上のローラを踏んで乗り降りする必要がある。このた め、運転者の足元が悪くて乗降に手間がかかる。 この考案は、台車に積み込んだ車両に容易に乗降できるようにすることを目的 とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、車両の移送装置を、例えば図1に示 すように次のように構成した。 即ち、台車4の上部に設けたローラ6に車両10を前後方向へ移動自在に支持 し、上記ローラ6の上側に乗降用踏み板12を設けて、その踏み板12を、上記 の車両10の側面23に接近する進出位置Xと同上の側面23から遠ざかる後退 位置Yとに進退可能に構成し、上記の踏み板12を進退させる駆動手段15を設 けて構成したものである。
【0007】
【作用】
本考案は、例えば図1に示すように、次のように作用する。 台車4に車両10を積み込んでない空の状態では、踏み板12を実線図の後退 位置Yで待機させておく。
【0008】 車両10を上記の台車4によって移送する場合には、まず、運転者が車両10 を運転して上記の空の台車4上に乗り入れる。次いで、駆動手段15によって上 記の踏み板12を二点鎖線図の進出位置Xへ進出させ、その踏み板12によって 上記ローラ6の側部分の上面を覆う。引き続いて、車両10内の運転者が上記の 踏み板12を通って台車4の外側へ降りる。その後、上記の踏み板12を駆動手 段15によって元の後退位置Yへ後退させておき、この後退状態で、上記の台車 4を走行させて車両10を移送する。
【0009】 なお、台車4に積み込んだ車両10に運転者が乗り込む場合も上記と同様の手 順で踏み板12が操作される。
【0010】
【考案の効果】
本考案は、上記のように構成され作用することから次の効果を奏する。 台車に積み込んだ車両に乗降する際に、運転者はローラの上側に進出させた踏 み板を通って乗降できるので、その乗降が容易である。さらに、上記の踏み板を 車両の側面に対して進退可能に構成したので、車幅が異なる場合であっても上記 の踏み板と車両との隙間を小さくでき、乗降に支障がない。
【0011】 なお、台車に積み込んだ車両の側面の位置をセンサによって検出し、その検出 結果に基づいて制御手段が駆動手段を介して踏み板の進出を制御するように構成 した場合には、上記の踏み板と車両との隙間を自動的に小さくすることができる ので、乗降がさらに容易となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1から図6によって説明する。 まず、図2の平面図によって、本考案の移送装置を設けた立体駐車設備の全体 の構成を説明する。
【0013】 上記の立体駐車設備Pは、走行路1の左右両外側に設けた多段式の駐車ラック 2・2と、上記の走行路1に沿って移動されるエレベータスライド式昇降機Aと を備える。その昇降機Aは、上下方向へ昇降されるケージ3を備え、そのケージ 3内に車両移送用台車4が乗り入れ可能とされる。
【0014】 上記の立体駐車設備Pは次のように使用される。 通常状態では、上記の昇降機Aは、実線図に示すように入出庫口31で待機し ており、ケージ3が昇降機A内の最下部へ下降されている。
【0015】 上記の入出庫口31の前に運転されてきた車両10は、次の手順で駐車ラック 2の空のラック部分2aへ移送される。 まず、運転者が車両10を運転して昇降機A内の台車4に乗り入れ、次いで、 その運転者が車両10から台車4を通って昇降機Aの外側へ降りる。その後、上 記の昇降機Aを二点鎖線図の位置へ走行させて、ケージ3を右側の空のラック部 分2aの高さ位置へ上昇させる。引き続いて、台車4を空のラック部分2aへ走 行させ、ここで台車4から車両10を降ろす。その後、上記の台車4をケージ3 内に乗り入れて、昇降機Aを実線図の初期位置へ戻す。 なお、上記の各ラック部分2aに駐車中の車両10は、上記とは逆の手順で上 記の入出庫口31へ移送される。
【0016】 次に、上記ケージ3内に設けた移送装置の構造について、図1と図3から図6 とによって具体的に説明する。図1は移送装置の縦断面図である。図3は上記の 移送装置の平面図である。図4は同上の移送装置の台車に車両を積み込んだ状態 の平面図である。図5は、図1中の矢印V部分の拡大図である。図6は、図5のV I−VI線矢視断面図である。
【0017】 図1に示すように、上記ケージ3の床部13には、車両10の向きを反転させ るターンテーブル14が旋回自在に支持され、そのターンテーブル14が電動機 (図示せず)によって旋回駆動される。上記ターンテーブル14の上面には、前後 方向(図3及び図4上で左右方向をいう、以下おなじ。)へ延びる走行路14aが 形成され、その走行路14aに、前記の台車4が乗り降りできるようになってい る。
【0018】 上記の台車4は、上記の図1と図3に示すように、次のように構成される。 その台車4は、前後方向へ延びるフレーム5を備える。そのフレーム5は、中 央フレーム5aと左右のサイドフレーム5b・5bとからなる。上記の中央フレ ーム5aの下部に複数の走行用車輪7が支持され、上記サイドフレーム5bの下 部に別の走行用車輪8が複数支持される。これらの走行用車輪7・8を走行用電 動機(図示せず)によって回転駆動することにより、上記の台車4が前後方向へ走 行する。
【0019】 さらに、上記フレーム5の上部の左右両側に、前後方向に所定の間隔をあけて 多数の円筒状のローラ6・6が設けられる。これらのローラ6・6の上面に前記 の車両10が前後方向へ移動自在に支持される。 符号10aは車両10の前輪で、符号10bは後輪である。上記の前輪10a ・10aが、上下方向に揺動される車輪止め9・9(図3参照)によって受け止め 可能とされる。
【0020】 上記構成の移送装置には、台車4に積み込まれた状態の車両10に容易に乗降 できるようにするための装置が設けられる。その乗降用装置について、前記の図 1及び図3から図6に基づいて説明する。
【0021】 上記の左右のローラ6・6の上側に、それぞれ乗降用踏み板12が左右方向へ 移動自在に設けられる。各踏み板12は、駆動手段15によって、上記の車両1 0の側面23に接近する進出位置X(図1上の二点鎖線図参照)と、同上の側面2 3から遠ざかる後退位置Y(図1上の実線図参照)との間で進退される。
【0022】 また、前記のターンテーブル14の側面からブラケット11が突設され、その ブラケット11に、駆動モータ16が固定されるとともに、後述する第3スプロ ケット22を固定した回転軸17が回転自在に支持される。その駆動モータ16 の出力軸16aには、固定した第1スプロケット18と、上記の回転軸17の端 部に固定した第2スプロケット19とが伝動チェーン20によって連結されてい る。
【0023】 前記の踏み板12の下面には、左右方向へ延びるガイドレール24が固定され ており、そのガイドレール24が複数のローラ25(ここでは1つだけを示して いる。)によって前記のブラケット11に移動可能に支持される。さらに、同上 の踏み板12の下面には、前後方向へ延びる被駆動用チェーン21が固定されて いる。この被駆動用チェーン21が、上記の回転軸17の中央寄りに固定してい る第3スプロケット22によって左右方向へ進退される。
【0024】 上記の踏み板12の下側で前記ブラケット11には、制御手段を備えた制御盤 29が固定される。さらに、上記の踏み板12の進出端面26には、投光部と受 光部とを有するフォトセンサ28が設けられ、そのフォトセンサ28によって車 両10の後輪10bが検出される。そのフォトセンサ28によって上記の後輪1 0bが検出されたときには、制御盤29は、車両10の側面23に接近したと判 断して前記の駆動モータ16を停止させる。これにより、上記の踏み板12は、 上記の車両10の側面23の近傍の進出位置Xで停止される。
【0025】 なお、前記の第3スプロケット22は、トルクリミッタ(図示せず)を内蔵して いる。これにより、誤動作が生じて踏み板12が必要以上に進出して車両10の 側面23を押圧した場合でも、上記の第3スプロケット22が空回りするので、 車両10の側面23が凹まない。 さらに、上記の踏み板12の進出端面26には、ゴム等によって構成した緩衝 部材27が設けられる。この緩衝部材27によって上記の踏み板12の誤動作が 生じた時でも車両10の側面23が傷付くのを防止できる。 また、上記の踏み板12によって前記の駆動手段15や制御盤29を覆うこと ができる。このため、これらの機器にターンテーブル14の隙間からの落下物が 衝突するのを防止できるうえ、制御盤29に直射日光が当たるのを防止して、そ の盤内温度の上昇を抑制できる。
【0026】 さらに、上記の踏み板12は、蝶番32によって上記ブラケット11に対して 上下方向へ揺動可能とされている。その踏み板12を上側へ揺動させることによ り、その踏み板12の下側に配設された駆動手段15や制御盤29を容易にメン テナンスすることかできる。
【0027】 上記の実施例は、次のように変更可能である。 踏み板12の駆動手段15は、前記の被駆動用チェーン21と第3スプロケッ ト22との組み合わせに代えて、ラックとピニオンの組み合わせ、又は摩擦ロー ラの組み合わせであってもよい。さらには、エアシリンダや油圧シリンダによっ て上記の踏み板12を進退移動させてもよい。 台車4の上部に設けるローラ6は、円錐状又は球体状であってもよい。 さらに、上記のローラ6を上記の台車4の左右両側に設けることに代えて、長 寸法のローラを左右方向の全幅にわたるように設けてもよい。
【0028】 フォトセンサ28に代えてリミットスイッチを設け、このリミットスイッチに よって、前輪10aと後輪10bとの少なくとも一方を検出したり、又は車両1 0の側面23を検出するようにしてもよい。 ケージ3の天井等に設けたビデオカメラ等のイメージセンサによって台車4上 の車両10を撮像し、その画像を処理して、その車両10の側面23の位置を検 出し、その検出された側面23の位置に基づいて踏み板12の進出量を制御して もよい。
【0029】 また、踏み板12は、ターンテーブル14に支持することに代えて、ケージ3 の床部13に支持してもよく、立体駐車設備Pの地面に支持してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の移送装置の縦断面図である。
【図2】上記の移送装置を設けた立体駐車設備の平面図
である。
【図3】上記の移送装置の平面図である。
【図4】上記の移送装置の台車に車両を積み込んだ状態
を示す平面図である。
【図5】上記の図1中の矢印V部分の拡大図である。
【図6】上記の図5のVI−VI線矢視断面図である。
【符号の説明】
4…台車、6…ローラ、10…車両、12…踏み板、1
5…駆動手段、23…車両10の側面、28…センサ、
29…制御盤(制御手段)、X…進出位置、Y…後退位
置。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台車(4)の上部に設けたローラ(6)に車
    両(10)を前後方向へ移動自在に支持し、上記ローラ
    (6)の上側に乗降用踏み板(12)を設けて、その踏み板
    (12)を、上記の車両(10)の側面(23)に接近する進
    出位置(X)と同上の側面(23)から遠ざかる後退位置
    (Y)とに進退可能に構成し、上記の踏み板(12)を進退
    させる駆動手段(15)を設けて構成した、ことを特徴と
    する車両の移送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した車両の移送装置にお
    いて、 前記の車両(10)の側面(23)の位置を検出するセンサ
    (28)と、そのセンサ(28)の検出結果に基づいて前記
    の駆動手段(15)を制御する制御手段(29)とを設けて
    構成したもの。
JP6785393U 1993-12-21 1993-12-21 車両の移送装置 Withdrawn JPH0738468U (ja)

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JP6785393U JPH0738468U (ja) 1993-12-21 1993-12-21 車両の移送装置

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JPH0738468U true JPH0738468U (ja) 1995-07-14

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ID=13356934

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JP6785393U Withdrawn JPH0738468U (ja) 1993-12-21 1993-12-21 車両の移送装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021362A (ja) * 2000-07-07 2002-01-23 Eito Syst Kk 立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021362A (ja) * 2000-07-07 2002-01-23 Eito Syst Kk 立体式駐車場におけるパレットのタイヤガイド装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980305