JPH0737683A - 高周波電磁調理器 - Google Patents

高周波電磁調理器

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Publication number
JPH0737683A
JPH0737683A JP17945193A JP17945193A JPH0737683A JP H0737683 A JPH0737683 A JP H0737683A JP 17945193 A JP17945193 A JP 17945193A JP 17945193 A JP17945193 A JP 17945193A JP H0737683 A JPH0737683 A JP H0737683A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
high frequency
electromagnetic cooker
frequency electromagnetic
top plate
heating member
Prior art date
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Pending
Application number
JP17945193A
Other languages
English (en)
Inventor
Osayuki Kawamura
修行 河村
Atsushi Iguchi
熱 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HAIDETSUKU KK
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
HAIDETSUKU KK
Kansai Electric Power Co Inc
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Publication date
Application filed by HAIDETSUKU KK, Kansai Electric Power Co Inc filed Critical HAIDETSUKU KK
Priority to JP17945193A priority Critical patent/JPH0737683A/ja
Publication of JPH0737683A publication Critical patent/JPH0737683A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置全体をオフにすることなくインバーター
のワークコイルを保護することのできる高周波電磁調理
器を提供する。 【構成】 トッププレート2の上に、鍋5の側方に位置
して冷却ファン7を設ける。鍋5の側壁5aに直径1.
2mmのアルミ線を20回程巻いて、アンテナコイル8
を構成する。そして、このアンテナコイル8に漏れ磁束
を鎖交させて交流を発生させる。アンテナコイル8を整
流回路を介してDCモータ11に接続し、冷却ファン7
を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波電磁調理器に関
し、さらに詳しくは、魚の干物、椎茸、牛肉等を焼くた
めに用いられる高周波電磁調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、魚の干物、椎茸、牛肉等を焼くた
めに用いられる調理器として、高周波電磁調理器が注目
されている。この高周波電磁調理器は、インバーターの
ワークコイルによって高周波(25kHz)を発生さ
せ、インバーター保護用のセラミック製のトッププレー
トを通じて交流磁場を発生させ、トッププレートの上部
に設けられた金属部材に渦電流によるジュール熱を発生
させて加熱するようにしたものである。このように高周
波電磁調理器は火を使用しない安全な熱源であるため、
急激に需要が増加している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な構成を備えた高周波電磁調理器においては、加熱した
金属部材から下方に向かって放射する熱によりワークコ
イルの温度が上昇してしまう。そして、ワークコイルが
高温になると、損傷して交流磁場を発生させることがで
きなくなる。このため、従来の高周波電磁調理器におい
ては、一定の温度以上になると、装置全体をオフにして
ワークコイルの損傷を防止するような電気回路が付設さ
れている。
【0004】しかし、このような回路構成によってワー
クコイルを保護するようにすると、魚の干物、椎茸、牛
肉等を乗せた金属部材の加熱が調理の途中で絶たれてし
まうことがあり、ある程度長時間にわたって加熱する必
要がある場合に、うまく調理することができないという
問題点がある。
【0005】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、装置全体をオフにすることなくインバーターのワ
ークコイルを保護することのできる高周波電磁調理器を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る高周波電磁調理器の第1の構成は、高
周波を発生させるワークコイルと、前記高周波によって
発生した交流磁場により加熱される金属加熱部材とを少
なくとも備えた高周波電磁調理器であって、前記ワーク
コイルと前記金属加熱部材との間に冷風を送り込む冷却
手段を設けたことを特徴とする。
【0007】また、前記本発明の第1の構成において
は、金属加熱部材の周囲に、漏れ磁束の鎖交によって交
流を生じさせるアンテナコイルを付設し、前記アンテナ
コイルを整流回路を介して冷却手段用のDCモータに接
続するのが好ましく、さらに好ましくは、金属加熱部材
を、側壁を有する非金属製の容器内に収容し、前記側壁
に電線を巻いてアンテナコイルを構成するのが好まし
い。
【0008】また、前記本発明の第1の構成において
は、金属加熱部材の周囲と冷却手段用のDCモータとを
熱電対を介して接続するのが好ましい。
【0009】また、本発明に係る高周波電磁調理器の第
2の構成は、トッププレートを有する本体と、前記トッ
ププレートの下側に位置し、高周波を発生させるワーク
コイルと、前記トッププレートの上側に位置し、前記高
周波によって発生した交流磁場により加熱される金属加
熱部材とを少なくとも備えた高周波電磁調理器であっ
て、前記本体内部に冷風を送り込む冷却手段を設け、か
つ、前記トッププレートに通風孔を穿設すると共に、前
記通風孔の上側に前記金属加熱部材と前記トッププレー
トとの間に冷風を導くエアガイドを設けたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】前記本発明の第1の構成によれば、従来のよう
に装置全体をオフにすることなくインバーターのワーク
コイルを保護することができるので、ある程度長時間に
わたって加熱する必要がある場合にもうまく調理するこ
とができる。
【0011】また、前記本発明の第1の構成において、
金属加熱部材の周囲に、漏れ磁束の鎖交によって交流を
生じさせるアンテナコイルを付設し、前記アンテナコイ
ルを整流回路を介して冷却手段用のDCモータに接続す
るという好ましい構成、又は金属加熱部材の周囲と冷却
手段用のDCモータとを熱電対を介して接続するという
好ましい構成によれば、冷却手段を作動させるための外
部電源を一切必要としないので、電源コードによって電
磁調理器の外観が損なわれることはないと共に、節電に
も貢献することができる。また、洗浄するに際しても電
源コードが邪魔になることがなく、他の場所への運搬に
も支障がない。
【0012】また、前記本発明の第2の構成によれば、
冷却手段が外部に露出しないため、電磁調理器の外観が
すっきりしたものとなる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。図1は本発明に係る高周波電磁調理器の一
実施例を示す模式図である。
【0014】図1に示すように、本体1の上部にはセラ
ミック製のトッププレート2が固定されており、このト
ッププレート2の下部にはインバーターのワークコイル
3が設けられている。これにより、ワークコイル3によ
って高周波(25kHz)を発生させ、トッププレート
2の上部に交流磁場を発生させることができる。ここ
で、トッププレート2はインバーターを保護する役目を
担っている。
【0015】トッププレート2の上部には、10mm厚
のセラミック製のスペーサー4、4を介してセラミック
製の鍋(容器)5が設けられており、この鍋5の上には
金属製の加熱プレート6が載置されている。これによ
り、ワークコイル3によってトッププレート2の上部に
発生した交流磁場の作用により加熱プレート6に起電力
が誘起され、その表面層を流れる渦電流によってジュー
ル熱が発生し、加熱プレート6が加熱される。そして、
この加熱プレート6に乗せた魚の干物、椎茸、牛肉等を
調理することができる。
【0016】トッププレート2の上には、鍋5の側方に
位置して冷却ファン7が設けられており、この冷却ファ
ン7によって鍋5とトッププレート2との間に冷風を送
り込むことができる。そして、この冷却ファン7の働き
により、加熱プレート6から下方へ向かって放射する熱
は冷却され、ワークコイル3が高温になることはないの
で、ワークコイル3の損傷を防止することができる。こ
のように、冷却ファン7によってワークコイル3の損傷
を防止するようにしたので、従来のように装置全体をオ
フにすることなくインバーターのワークコイルを保護す
ることができるので、ある程度長時間にわたって加熱す
る必要がある場合にもうまく調理することができる。
【0017】鍋5の側壁5aには、直径1.2mmのア
ルミ線が20回程巻かれており、アンテナコイル8が構
成されている。これにより、加熱プレート6の周囲に漏
れている磁束がアンテナコイル8を鎖交し、アンテナコ
イル8に起電力が発生するので、交流を得ることができ
る。
【0018】図1、図2に示すように、アンテナコイル
8はシリコン整流器9及び平滑用コンデンサ10を介し
てDCモータ11に接続されている。尚、図2におい
て、12は回路保護用の抵抗器である。
【0019】以上のような構成とすることにより、アン
テナコイル8によって得られた交流は、シリコン整流器
9及び平滑用コンデンサ10を通して全波整流され、2
5〜30Vの直流を得ることができるので、DCモータ
11を駆動して冷却ファン7を作動させることができ
る。
【0020】このように、加熱プレート6の周囲に漏れ
ている磁束を利用して冷却ファン7を作動させるように
したので、外部電源を必要としない。その結果、電磁調
理器から電源コードがぶら下がった状態となることはな
く、電磁調理器の外観がすっきりしたものになると共
に、節電にも貢献することができる。また、電磁調理器
を洗浄するに際しても電源コードが邪魔になることはな
く、他の場所への運搬にも支障がない。
【0021】尚、上記実施例においては、冷却ファン7
をトッププレート2の上に設けているが、必ずしもこの
構成に限定されるものではなく、以下のような構成にす
ることもできる。図3に示すように、本体1の内部に
は、その一側に冷却ファン13が設けられており、トッ
ププレート2の他側には通風孔14が穿設されている。
また、通風孔14には、その上側に位置してエアガイド
15が設けられており、このエアガイド15はトッププ
レート2の中心に向かって屈曲されている。これによ
り、冷却ファン13からの風は、通風孔14を通して鍋
5とトッププレート2との間に送り込まれ、加熱プレー
ト6から下方に向かって放射する熱を冷却してワークコ
イル3が高温になるのを防止することができる。また、
冷却ファン13を本体1の内部に設けたことにより、電
磁調理器の外観がすっきりしたものとなる。尚、エアガ
イド15は、取外し可能か又は折畳み自在となってお
り、不使用時にはトッププレート2の上がすっきりした
ものとなるようにされている。また、ワークコイル3と
トッププレート2との間に温度検出部(図示せず)を設
け、ワークコイル3の過熱防止を行うのが好ましい。
【0022】また、本実施例においては、トッププレー
ト2の上部に設けたセラミック製の鍋5の側壁5aにア
ルミ線を巻回することにより、アンテナコイル8が構成
されているが、必ずしもこの構成に限定されるものでは
なく、加熱プレート(金属加熱部材)6の周囲に鍋5と
は別個独立にアンテナコイルを付設するようにしてもよ
い。そして、この場合には、必ずしも鍋5を介在させる
必要はない。
【0023】また、本実施例においては、漏れ磁束を利
用して冷却ファン7を作動させるようにしているが、必
ずしもこの構成に限定されるものではなく、加熱プレー
ト(金属加熱部材)6の周囲と冷却ファン7のDCモー
タ11とを熱電対を介して接続し、発生した起電力をD
Cモータ11に適合した駆動電圧に調節することによっ
て、冷却ファン7を作動させるようにしてもよい。ま
た、外部電源を利用して冷却ファン7を作動させること
もできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る高周
波電磁調理器の第1の構成によれば、従来のように装置
全体をオフにすることなくインバーターのワークコイル
を保護することができるので、ある程度長時間にわたっ
て加熱する必要がある場合にもうまく調理することがで
きる。
【0025】また、前記本発明の第1の構成において、
金属加熱部材の周囲に、漏れ磁束の鎖交によって交流を
生じさせるアンテナコイルを付設し、前記アンテナコイ
ルを整流回路を介して冷却手段用のDCモータに接続す
るという好ましい構成、又は金属加熱部材の周囲と冷却
手段用のDCモータとを熱電対を介して接続するという
好ましい構成によれば、冷却手段を作動させるための外
部電源を一切必要としないので、電源コードによって電
磁調理器の外観が損なわれることはないと共に、節電に
も貢献することができる。また、洗浄するに際しても電
源コードが邪魔になることがなく、他の場所への運搬に
も支障がない。
【0026】また、本発明に係る高周波電磁調理器の第
2の構成によれば、冷却手段が外部に露出しないため、
電磁調理器の外観がすっきりしたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高周波電磁調理器の一実施例を示
す模式図である。
【図2】冷却ファンを作動させるための電気回路図であ
る。
【図3】本発明に係る高周波電磁調理器の他の実施例を
示す模式図である。
【符号の説明】
3 ワークコイル 5 セラミック製の鍋(容器) 6 加熱プレート(金属加熱部材) 7、13 冷却ファン(冷却手段) 8 アンテナコイル 9 シリコン整流器 10 平滑用コンデンサ 11 DCモータ 12 回路保護用の抵抗器 14 通風孔 15 エアガイド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波を発生させるワークコイルと、前
    記高周波によって発生した交流磁場により加熱される金
    属加熱部材とを少なくとも備えた高周波電磁調理器であ
    って、前記ワークコイルと前記金属加熱部材との間に冷
    風を送り込む冷却手段を備えたことを特徴とする高周波
    電磁調理器。
  2. 【請求項2】 金属加熱部材の周囲に、漏れ磁束の鎖交
    によって交流を生じさせるアンテナコイルを付設し、前
    記アンテナコイルを整流回路を介して冷却手段用のDC
    モータに接続した請求項1に記載の高周波電磁調理器。
  3. 【請求項3】 金属加熱部材を、側壁を有する非金属製
    の容器内に収容し、前記側壁に電線を巻いてアンテナコ
    イルを構成した請求項2に記載の高周波電磁調理器。
  4. 【請求項4】 金属加熱部材の周囲と冷却手段用のDC
    モータとを熱電対を介して接続した請求項1に記載の高
    周波電磁調理器。
  5. 【請求項5】 トッププレートを有する本体と、前記ト
    ッププレートの下側に位置し、高周波を発生させるワー
    クコイルと、前記トッププレートの上側に位置し、前記
    高周波によって発生した交流磁場により加熱される金属
    加熱部材とを少なくとも備えた高周波電磁調理器であっ
    て、前記本体内部に冷風を送り込む冷却手段を設け、か
    つ、前記トッププレートに通風孔を穿設すると共に、前
    記通風孔の上側に前記金属加熱部材と前記トッププレー
    トとの間に冷風を導くエアガイドを設けたことを特徴と
    する高周波電磁調理器。
JP17945193A 1993-07-20 1993-07-20 高周波電磁調理器 Pending JPH0737683A (ja)

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JP17945193A JPH0737683A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 高周波電磁調理器

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JPH0737683A true JPH0737683A (ja) 1995-02-07

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JP17945193A Pending JPH0737683A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 高周波電磁調理器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014033773A1 (ja) * 2012-08-29 2014-03-06 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014033773A1 (ja) * 2012-08-29 2014-03-06 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
TWI474761B (zh) * 2012-08-29 2015-02-21 Mitsubishi Electric Corp Induction heating conditioner

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