JPH0736808Y2 - 自動車用コントローラのランド構造 - Google Patents

自動車用コントローラのランド構造

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JPH0736808Y2
JPH0736808Y2 JP1988154906U JP15490688U JPH0736808Y2 JP H0736808 Y2 JPH0736808 Y2 JP H0736808Y2 JP 1988154906 U JP1988154906 U JP 1988154906U JP 15490688 U JP15490688 U JP 15490688U JP H0736808 Y2 JPH0736808 Y2 JP H0736808Y2
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悟 高橋
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用コントローラに係り、該コントロー
ラに取付けられてフィニッシャ表面を照射する照明用ラ
ンプの取付け部分である電気回路のランド構造に関す
る。
(従来の技術) 従来のコントローラは、フィニッシャに設けられたレバ
ーを操作して、この操作を機械的、例えばコントロール
ワイヤなどで直接制御ドアのリンク等を作動させてい
た。これに対して、近年の自動車用空気調和装置用コン
トローラにあっては、フィニッシャに取付けられた押し
ボタンを操作して、その出力信号を自動車用空気調和装
置の制御部に送信し、モータアクチュエータを駆動させ
ることにより制御ドアを回動させて吹出モードの選択等
を行うものも開発されている。
このような電気信号によりコントローラの操作を行うも
のにあっては、コントローラに設けられた基板上に制御
用の電気回路(以下、パターンという)が形成され、抵
抗体などの各種電子部品が取付けられている。例えば、
第7図に示すコントローラCは、車室内のインストルメ
ントパネル前面に取付けられており、このコントローラ
CのフィニッシャFには、複数の押しボタンB,…、具体
的には、吹出モードを選択するデフモード、ヒートモー
ド、ベントモード、バイレベルモードや、内外気切替え
用ボタン等が設けられている。そして、前記パターン
は、フィニッシャに取付けられた基板1の裏面に形成さ
れており、第8図に示すように、抵抗体等の電子部品が
挿入される孔10の周囲から他の部品が挿入される孔10の
周囲に至るまで、通常銅などによって導通路2が形成さ
れ、所定の電気回路を構成している。
また、この基板1上には、夜間走行時などに用いられる
フィニッシャF表面の照明用ランプLが取付けられてお
り、予め基板1に穿設された孔6にランプLの端部を挿
入し、基板1の裏面に形成したパター2の端部4と前記
ランプLの接点とが接触するようになっている。すなわ
ち、このランプLを挿入する孔6の周囲は、第9図に示
すように、前述した銅からなるパターン2の端部4(以
下、このようなパターンの端部であって、電子部品等が
取付けられる電気回路上の部分を「ランド4」といい、
ランドとランドとを電気的に連結する部分を「パターン
2」という)が露出しており、この部分と第10図に示す
ような形状をしたランプLの接点とが接触するのであ
る。
前記パターン2およびランド4を構成する銅は、通電性
に優れている反面、空気中で酸化しやすいという性質を
備えている。したがって、長時間空気中に放置するとパ
ターン2やランド4の表面に酸化被膜が生成し、導通不
良を生じる虞れがあることから、このような銅の表面に
は、通常「レジスト」と呼ばれる絶縁体5がスクリーン
印刷等の方法により被覆されている。すなわち、基板1
上に銅によりパターン2およびランド4を形成した後
に、パターン2の両端、つまり後工程にて電子部品を取
付けるランド4を除いた部分にレジスト5が印刷され、
ついで前記各ランド4に所定の電子部品を仮に取り付け
た後、この取付け部分を半田によって接続するのであ
る。
この半田付けは、第11図に示すように、通常基板1表面
を溶融させた半田11を収容した半田槽12にディッピング
することによりなされる。なお、第11図において、「1
3」は基板1を保持するハンガである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような自動半田工程により基板1に電子
部品を半田付けすると、前述したランプLの取付け用ラ
ンド4にも半田が付着することになり、しかも、この取
付けランド4は、その他の電子部品取付け用ランド4と
比べて面積が大きいことから、半田が多量に付着してし
まい、ランプLが取り付かないという製造上の問題があ
る。このような問題点を回避するために、基板1を半田
槽に浸漬する際に、当該ランプ取付け用ランド4のみを
マスキングしたとしても、その作業工程が増加するとい
う欠点のみならず、マスキングを剥がした後のランド4
部分は銅が露出するために酸化被膜を生成し、導通不良
を生じる虞れがある。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされ
たものであり、ランプの取付け性を向上させ、ランプ取
付け用ランドの酸化を防止することを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための第1の考案は、基板上に所定
の電気回路を構成する導通路を形成し、抵抗体等の電子
部品および照明用ランプの端子を前記基板の前記導通路
路の端部に取付け、前記導通路の端部以外の基板上を絶
縁体により被覆してなる自動車用コントローラにおい
て、前記基板上の前記照明用ランプが挿入される孔の周
囲に、導体からなる複数の導通部を互いに離間させて平
行に形成したことを特徴とする自動車用コントローラの
ランド構造である。
さらに、上記目的を達成するための第2の考案は、基板
上に所定の電気回路を構成する導通路を形成し、抵抗体
等の電子部品および照明用ランプの端子を前記基板の前
記導通路の端部に取付け、前記導通路の端部以外の基板
上を絶縁体により被覆してなる自動車用コントローラに
おいて、前記基板上の前記照明用ランプが挿入される孔
の周囲に、導体からなる導通部を形成し、当該導通部上
に絶縁体からなる絶縁部を互いに離間させて平行に形成
したことを特徴とする自動車用コントローラのラド構造
である。
(作用) このように構成した本考案にあっては、半田は導体との
付着性が良好であり、一方基板および絶縁体との付着性
がきわめて小さいという理解の下に、ランプ取付け用ラ
ンドを複数の導体からなる導通部を互いに離間させるよ
うに形成しているため、半田槽に基板を浸漬した際に半
田は導体部のみに付着することになる。このとき、この
導体部には、余分な半田が付着することなく、したがっ
て、導通部の酸化を防止しつつ、ランプの取付け性が向
上することになる。特に、互いに離間する複数の導通部
を平行に形成すると、半田槽に浸漬した基板を取り出す
際の余剰半田の切れが向上する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、第1の考案の一実施例に係るランド構造を示
す正面図、第5図は、第1図のV-V線に沿う断面図であ
り、第8図に示す従来の電気回路におけるランプ取付け
部分近傍を示す。本実施例のランド構造は、フィニッシ
ャF照明用ランプLの取付け孔6の周囲に銅により形成
された導通路2の端部4、すなわち導通部7が設けられ
たものであり、この銅製導通部7とランプLの接点との
接触面近傍が櫛状に形成されている。そして、基板1上
に導通部7を形成した後に、前記櫛状の導通部7以外の
導通路2表面を絶縁体からなるレジスト5で被覆してい
る。このとき前記櫛状の導通部7の配列は、第1図の正
面図に示すように互いに平行であって、かつ第11図に示
す自動半田工程のワーク搬送方向に平行であることが好
ましい。というのは、半田槽12内の溶融半田11に基板1
表面を浸漬した後に、これを取り出す際の余剰半田の切
れが向上するからであって、余分な半田の導通部7への
付着を防止することができるからである。
なお、第1の考案の他の実施例として、第2図に示すよ
うに、導通部7を互いに平行な櫛状に形成し、この櫛状
の導通部7を前記ワーク搬送方向に対してわずかに傾斜
させることも可能であり、基板1上の各部品のレイアウ
トの都合によって改変することができる。さらに他の実
施例として、ランプ取付け用孔6の周囲に放射状に導通
部7を形成しても良い。
このように銅製ランドの導通部7を櫛状に形成すること
により、この後工程で自動半田付けを行うと、第5図に
示すように導通部7の表面に半田11が適量付着し、銅の
酸化を防止し、ランプ接点との導通不良を生じる虞れが
なくなる。
第4図は、第2の考案の一実施例に係るランド構造示す
正面図、第6図は第4図のVI-VI線に沿う断面図であ
り、前述した第1〜3図と同様に第8図に示す従来の電
気回路におけるランプ取付け部近傍を示している。本実
施例では、基板1に穿設されたランプ取付け用孔6の周
囲全面に銅製のランド4が形成されており、このランド
4表面を絶縁体であるレジスト5を櫛状に形成して被覆
している。この櫛状のレジスト5は、第4図に示すよう
に孔6周囲に放射状に形成しても良く、また前述した実
施例のように互いに平行に形成することも可能である。
このようにランド4上にレジスト5を櫛状に形成すれ
ば、自動半田付け工程にて半田付けを行うと、第6図に
示すように、レジスト5とレジスト5との間のランド4
上に適量の半田11が付着し、銅の酸化を防止し、ランプ
接点との導通不良を生じる虞れがなくなる。
以上説明したように、本実施例においては、自動車に搭
載される空調装置のコントローラに適用したランド構造
を示したが、当該ランド構造は空調装置用コントローラ
に限定されることなく、例えば自動車用ラジオ、自動車
用オーディオ等に使用することも可能である。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、ランプ取付け用ラン
ドを半田の付着性が良好な導体からなる複数の導通部を
互いに離間するように形成したため、当該導通部に付着
する半田量が適量となり、ランプの取付性が向上する。
また、導通部を相互に平行に形成することにより、半田
槽に浸漬した基板を取り出す際の余剰半田の切れを向上
することができ、余分な半田の導通部7への付着を防止
することができる。さらに、ランプ取付け用ランドは、
半田により被覆されているため、酸化することはなく、
基板の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の考案の一実施例を示すランプ取付け用ラ
ンド部分の正面図、第2〜3図は本考案の他の実施例を
示す同部分の正面図、第4図は第2の考案の実施例を示
すランプ取付け用ランドの正面図、第5図は第1〜3図
のV-V線に沿う断面図、第6図は第4図のVI-VI線に沿う
断面図、第7〜11図は従来の自動車用空気調和装置用コ
ントローラを示す斜視図、正面図および断面図である。 1……基板、2……導通部(パターン)、4……端部
(ランド)、5……絶縁体(レジスト)、6……ランプ
取付け用孔、7……導通部、11……半田、L……ラン
プ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板(1)上に所定の電気回路を構成する
    導通路(2)を形成し、抵抗体等の電子部品および照明
    用ランプ(L)の端子を前記基板(1)の前記導通路
    (2)の端部(4)に取付け、前記導通路(2)の端部
    (4)以外の基板(1)上を絶縁体(5)により被覆し
    てなる自動車用コントローラにおいて、前記基板(1)
    上の前記照明用ランプ(L)が挿入される孔(6)の周
    囲に、導体からなる複数の導通部(7)を互いに離間さ
    せて平行に形成したことを特徴とする自動車用コントロ
    ーラのランド構造。
  2. 【請求項2】基板(1)上に所定の電気回路を構成する
    導通路(2)を形成し、抵抗体等の電子部品および照明
    用ランプ(L)の端子を前記基板(1)の前記導通路
    (2)の端部(4)に取付け、前記導通路(2)の端部
    (4)以外の基板(1)上を絶縁体(5)により被覆し
    てなる自動車用コントローラにおいて、前記基板(1)
    上の前記照明用ランプ(L)が挿入される孔(6)の周
    囲に、導体からなる導通部(7)を形成し、当該導通部
    (7)上に絶縁体からなる絶縁部(5)を互いに離間さ
    せて平行に形成したことを特徴とする自動車用コントロ
    ーラのランド構造。
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JPH0642589B2 (ja) * 1985-02-14 1994-06-01 キヤノン株式会社 プリント基板
JPS6331572U (ja) * 1986-08-14 1988-03-01
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