JPH0736802Y2 - タイヤ滑り止めネット - Google Patents

タイヤ滑り止めネット

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JPH0736802Y2
JPH0736802Y2 JP2013092U JP2013092U JPH0736802Y2 JP H0736802 Y2 JPH0736802 Y2 JP H0736802Y2 JP 2013092 U JP2013092 U JP 2013092U JP 2013092 U JP2013092 U JP 2013092U JP H0736802 Y2 JPH0736802 Y2 JP H0736802Y2
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JP
Japan
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net
joint
tire
mesh
slip
Prior art date
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Application number
JP2013092U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04119204U (ja
Inventor
伸 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamoto Industries Inc
Original Assignee
Okamoto Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH04119204U publication Critical patent/JPH04119204U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、網目状に形成したネッ
ト本体の両端に備えたジョイントバンド同士を突合わせ
て連結するタイヤ滑り止めネットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のタイヤ滑り止めネットは、図4
に示すように線条材102 …を一定の方向性をもって網み
組み形成することで平面形態が斜め交差状となるように
ネット本体100 を形成すると共に、その本体100 の長手
方向両端100a,100a に夫々ジョイントバンド101,101 を
一体的に設けて構成されており、そのネット本体100 の
両端100a,100a は、斜め交差状の編み組み方向を維持し
たままジョイントバンド101,101 の夫々の側面101a,101
a に突き当たり一体化していたものである(実開昭63-3
7404)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、タイヤ200 に
装着したタイヤ滑り止めネットは、所要要因によって連
結しているジョイントバンド101 がまくれ上がってしま
うことが多かったが、上記従来のタイヤ滑り止めネット
には、ネット本体100 とジョイントバンド101 との間に
わたって何等ジョイントバンド101 のまくれ上がり防止
構造を積極的に設けていたものではなかったため、連結
部分を構成するジョイントバンド101 が走行時にまくれ
上がってしまう虞れがあった。尚、図中103 にて示すも
のは線条材102 の延長であり、斜め交差状の編み組み方
向でジョイントバンド101 に架設されているため、これ
ではジョイントバンド101 のまくれ上がりは防ぎ得ず、
また104 にて示すものは連結用のロープであって、この
ロープ104 ではジョイントバンド101 のまくれ上がりは
到底防ぎ得ないものであった。
【0004】本考案は、従来技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、網目状に形成したネット本体の両端に備えたジョイ
ントバンド同士を突合わせて連結する網目状滑り止めネ
ットにおいて、ネット本体の側縁における最端網目とジ
ョイントバンドとにわたって梁部を設けて連結部分のま
くれ上がり防止を図りタイヤへの密着性を向上せしめる
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案がなした技術的手段は、網目状に形成したネッ
ト本体の両端に備えたジョイントバンド同士を突合わせ
て連結する網目状滑り止めネットであって、ネット本体
の側縁における最端網目からジョイントバンドにわたっ
て、該ジョイントバンドに対し直交状に梁部を一体的に
架設したことである。
【0006】
【作用】上記技術的手段により、ネット本体の側縁にお
ける最端網目からジョイントバンドにわたって直交状に
梁部を架設したため、滑り止めネットをタイヤに巻回装
着した際に、上記梁部がタイヤの回転方向に位置し、連
結されたジョイントバンドの変形を抑える。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。
【0008】図1に示す滑り止めネットAは、例えば内
部に高張力性の芯材を内設して成形した合成樹脂または
ゴム等の非金属材からなる線条材1を図示した如き網目
パタ―ンで滑り止めネット本体aを編組成形したもので
あり、上記滑り止めネット本体aの両端に、幅方向にわ
たるジョイントバンド3,3′を一体に設けると共に、
該ジョイントバンド3,3′と側縁における最端の網目
4a.4a′,4b.4b′とにわたって夫々梁部2…
を一体的に架設してなり、上記ジョイントバンド3,
3′同士を突合わせて連結する。
【0009】梁部2は、例えば該ネット本体aと同様の
非金属材にてネット本体aを構成する線条材1と略同一
太さとし、ネット本体aの最端の網目4aの中心部位か
らジョイントバンド3に向けて、該バンド3の側面3a
に直交するようにネット本体a形成時に一体的に架設さ
れる。また上記梁部2は、他の最端網目4a′とジョイ
ントバンド3との間、網目4b及び4b′とジョイント
バンド3′との間にも同様に設けられる。尚、図示せる
梁部形状は一実施例にすぎず何等これに限定されるもの
でなく、太さ,形状あるいは架設本数等は任意である。
【0010】また、図示例では両ジョイントバンド3,
3′の先端に長手方向へタイヤ密接部5,5′を一体に
突設すると共に、ジョイントバンド3,3′の両端及び
各掛止部6…,6′…には掛止金具7…,7′…をかし
め固定し、そして両側の各掛止金具7…,7′…に沿っ
て夫々締付ロープ8、連結ロープ8′を架設してあり、
締付けロープ8及び連結ロープ8′の夫々の両端を掛止
連結してネット本体aの内外側を連結できるようになっ
ている。尚、各掛止金具7′は締付用バンド(不図示)
を掛止できるようにしている。
【0011】タイヤ密接部5,5′は、滑り止めネット
Aをタイヤに巻回した際、環状に連結する両連結端部が
タイヤのトレッド面に自然に密着するようにするための
ものであり、適宜な突出長、幅及び形状に形成し、図に
示す如くジョイントバンド3側を始端5a,5′aとし
てこの始端5a,5′aより先端5b,5′bに向けて
下り傾斜状の勾配をもって形成し、即ち、始端5a,
5′aより先端5b,5′bに行くにしたがって薄くな
る様に適宜な勾配で傾斜させている。尚、タイヤ密接部
5,5′は、夫々が装着時に適宜に離れる様な構成、夫
々が相互に係合し合うように長さを調整した構成、タイ
ヤ密接部5と5′とを同一形状とした構成、あるいは略
タイヤDのトレッド面幅の矩形状に形成した構成等とし
てもよく任意である。
【0012】従って、ネット本体aの最端の網目4a,
4a′及び4b,4b′とジョイントバンド3及び3′
との間でタイヤDの回転方向(矢印Rにて示す)に位置
する各梁部2…によって、ジョイントバンド3,3′が
走行時に上方あるいは左右にまくれ上がろうとしても、
上記夫々の梁部2…がその変形を抑え、連結部分のまく
れ上がりを防止してタイヤDへの密着性を向上せしめ
る。
【0013】また、図2,3に示す滑り止めネットA′
は、タイヤ外周長より適宜に短く形成したネット本体
a′…を複数連結して構成したユニットタイプのもの
で、内側に締付ロープ7を、外側に連結ロープ7′を夫
々備え、隣り合う各ネット本体a′,a′同士を連結金
具9で連結しているものであり、各ネット本体a′…に
個別に上記同様の梁部2…を設けて各ジョイントバンド
3…,3′…のまくれ防止を図る。尚、他の構成及び作
用等は上記例と同様でありその説明は省略する。更に、
連結具9のみで各ネット本体a′…同士を夫々連結して
タイヤDに巻回し、そして両端のネット本体a′,a′
の夫々のジョイントバンド3,3′に適宜な連結具を取
付けて連結できるようにしておいてもよい。なお、これ
は図1に示すネット本体aの両端の連結にあっても同様
である。
【0014】
【考案の効果】本考案は、上記せるように網目状に形成
したネット本体の両端に備えたジョイントバンド同士を
突合わせて連結する網目状滑り止めネットであって、ネ
ット本体の側縁における最端網目からジョイントバンド
にわたって、該ジョイントバンドに対し直交状に梁部を
一体的に架設した構成とし、滑り止めネットをタイヤに
巻回装着した際に、上記梁部がタイヤの回転方向に位置
するものとしたため、ジョイントバンドが走行時に上方
あるいは左右にまくれ上がろうとしても上記梁部がジョ
イントバンドの変形を抑え、連結部分のまくれ上がりを
防止してタイヤへの密着性を向上する。従って、本考案
タイヤ滑り止めネットはタイヤへの装着性が良い。
【0015】また、梁部によって網目の引張り強度が上
がるため、ジョイントバンドとネット本体との接続部分
に掛かる引張り力に十分耐え得るものとなり信頼度の高
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案タイヤ滑り止めネットの一実施例を示す
全体平面図
【図2】他の実施例の滑り止めネットを示す平面図
【図3】タイヤ装着状態を示す正面図
【図4】従来例を部分的に示す斜視図
【符号の説明】
A,A′:タイヤ滑り止めネット a,a′:ネット本体 2:梁部 3,3′:ジョイントバンド 4a,4a′,4b,4b′:最端網目

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】網目状に形成したネット本体の両端に備え
    たジョイントバンド同士を突合わせて連結する網目状滑
    り止めネットであって、ネット本体の側縁における最端
    網目からジョイントバンドにわたって、該ジョイントバ
    ンドに対し直交状に梁部を一体的に架設したことを特徴
    とするタイヤ滑り止めネット。
JP2013092U 1992-04-03 1992-04-03 タイヤ滑り止めネット Expired - Lifetime JPH0736802Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2013092U JPH0736802Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 タイヤ滑り止めネット

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JP2013092U JPH0736802Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 タイヤ滑り止めネット

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Publication Number Publication Date
JPH04119204U JPH04119204U (ja) 1992-10-26
JPH0736802Y2 true JPH0736802Y2 (ja) 1995-08-23

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JP2013092U Expired - Lifetime JPH0736802Y2 (ja) 1992-04-03 1992-04-03 タイヤ滑り止めネット

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