JPH04972Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04972Y2
JPH04972Y2 JP1987035752U JP3575287U JPH04972Y2 JP H04972 Y2 JPH04972 Y2 JP H04972Y2 JP 1987035752 U JP1987035752 U JP 1987035752U JP 3575287 U JP3575287 U JP 3575287U JP H04972 Y2 JPH04972 Y2 JP H04972Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
slip body
shaped core
core materials
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987035752U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63128107U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987035752U priority Critical patent/JPH04972Y2/ja
Publication of JPS63128107U publication Critical patent/JPS63128107U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04972Y2 publication Critical patent/JPH04972Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイヤ用滑り止め具の滑り止め体に
関する。
(従来技術) 第17図にて示したBは従来周知なタイヤ用滑
り止め具であり、タイヤ本体の内外両側面間にト
レツド面を通して掛渡す所定幅の滑り止め体31
を定数形成し、これら滑り止め体31の内外両端
部に締付ロープ32,32′をフツク金具33を
介して掛渡し、滑り止め体31を所定の間隔で連
結したものである。
滑り止め体31は第18図に示す如く、滑り止
め体本体31aをゴムを用いてタイヤ本体のトレ
ツド面及び内外両側面に沿う様な形状に形成し、
且つ内外両端部に前記フツク金具33を掛止する
為の掛止金具31b,31bを内設すると共に、
これら掛止金具31b,31b間に1本若しくは
数本のワイヤー31cを滑り止め体本体31a内
を通して掛渡して成り、上記ワイヤー31cによ
つて引張強度を維持している。
接地時において、滑り止め体31には同本体3
1a中央部分を裏返しにする様に捲る力が強く作
用する。しかし、前述した滑り止め体31は、ワ
イヤー31cを同滑り止め体本体31aの略中央
部に沿つて内設しているので、弾性を有する滑り
止め体本体31aが強固なワイヤー31Cを中心
に捲れる様にして変形し易く、これにより走行中
において振動や騒音が発生する上、滑り止め体本
体が比較的短期で捩切れてしまう問題がある。
(技術的課題) 本考案の技術的課題は滑り止め体の捲れに対す
る剛性を高めることである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為の手
段は、タイヤ本体の内外両側面間にトレツド面を
通して掛渡す所定幅の滑り止め体を所定数配置
し、各滑り止め体の内外両端部同士を締付ロープ
で所定間隔に連結して成るタイヤ用滑り止め具の
滑り止め体本体において、上記滑り止め体本体の
ゴム若しくは合成樹脂を用いて形成し、該滑り止
め体本体の内外両端部に略リング状の掛止金具を
内設すると共に、滑り止め体本体全長にわたり、
高張力性繊維からなり且つ同滑り止め体本体と略
同じ幅を有する複数の帯状芯材を夫々の両端を上
記両掛止金具内に通した上で折り返し掛止して重
合状に内設して成り、該帯状芯材の少なくとも1
枚の他の帯状芯材と対向する方向へ折り曲げたこ
とを特徴とする。
(作用) 以上の手段によれば、滑り止め体本体と、少な
くとも1枚の両端が他と対向方向に折り返された
重合状に配設された複数の帯状芯材とは全幅全長
にわたり全面的に接着されて一体化する。
装着時において滑り止め体両端の掛止金具が内
外両締付ロープによつてタイヤ中心へ向けて引か
れると両掛止金具間にわたる重合状の複数の帯状
芯材に張力が加わり、タイヤ本体のトレツド面及
び内外両側面に沿う様に密着し、各芯材の周りに
一体的に肉付される滑り止め体本体を上記タイヤ
面に対して密着せしめる。
走行中滑り止め体が接地して滑り止め体のトレ
ツド面部分を捲ろうとする力が加わると、少なく
とも1枚の両端が他と対向方向へ折り返されて重
合状に一体化した複数の帯状芯材における両側部
分(両長辺部)が滑り止め体本体を捲ろうとする
力に対して、対向方向に折り返されて少なくとも
1枚と他が相互に折り返し部分のずれを阻止し合
いながら抵抗し、同本体の変形を抑止する。
また、上記重合状の複数の帯状芯材に掛るタイ
ヤ中心方向への張力と同方向の力は滑り止め体本
体と上記芯材との接着界面にも常に作用し、他の
芯材と対向する方向へ折り曲げられて止着されて
いる少なくとも一枚の芯材が他の芯材と共に同方
向に引張られることによりテンシヨンが掛かる。
(効果) 本考案は以上の様に、滑り止め体本体全長にわ
たり、高張力繊維からなり且つ滑り止め体本体と
略同じ幅を有する複数の帯状芯材を夫々の両端を
両掛止金具内に通した上で折り返し掛止して重合
状に内設して成り、該帯状芯材の少なくとも1枚
を他の帯状芯材と対向する方向へ折り曲げた状態
で帯状芯材と滑り止め体本体とを広い面積で強固
に接着して両者を一体化したものであるから、こ
の強靱な滑り止め体が接地した際における捲れ変
形量を大幅に低減すると共に、同滑り止め体本体
の切断に対する強度を増大させることができる。
また、本考案は帯状芯材を複数枚重合し、少な
くとも1枚の芯材を他の芯材と対向する方向へ折
り曲げて止着したものとしたため、他の芯材と対
向する上記少なくとも1枚の芯材は、他の芯材と
共に同方向に引張られることによりテンシヨンが
掛かり、それ以上の動きを抑制するため、各帯状
芯材同士の接着が強固で剥離されずらいものとな
る。
而るに、走行中、滑り止め体の捲れ変形に伴つ
て生じる振動や騒音を低減すると共に、滑り止め
体本体が捩切れてしまうのを防止することができ
るものである。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第10図に示したAは本考案を実施した滑り止
め体1を用いたタイヤ用滑り止め具であり、第1
2図に示す如くタイヤC本体の内外両側面間にト
レツド面Dを通して掛渡す所定幅の滑り止め体1
を所定数用意し、これら各滑り止め体1の内外両
端部を、内外両締付ロープ2,2′に固着した各
フツク金具3に掛止して、同滑り止め体1を所定
の間隔でもつて連結し、全体を梯子状に成したも
のである。
滑り止め体1は、第1図及び第12図に示す如
く、タイヤC本体のトレツド面D及び内外両側面
に沿つて適合する形状の帯状体であり、天然もし
くは合成ゴムまたは合成樹脂(例えばポリウレタ
ンやポリ塩化ビニル等)を用いて滑り止め体本体
1aを形成し、この滑り止め体本体1aの内外両
端部に四角形に形成した輪状の掛止金具1b,1
bを内設すると共に、滑り止め体本体1aと略同
幅の帯形状に形成した複数の帯状芯材1c1,1c2
……を同本体1a全長にわたつて内設し、その両
端を前記両掛止金具1b,1b内に通した上で折
り返して止着したものである。
帯状芯材1c1,1c2……は、例えばポリエステ
ル繊維及びナイロン、グラス繊維、金属繊維など
の高張力性繊維から成る糸を幅方向へ並べてすだ
れ状に織つたり適宜に編組して織つたり、不織布
状等の状態に形成したものであり、その両端部の
折り返し状態は、例えば第2図に示す如く、帯状
芯材1c1,1c2の両端部を裏側から表側へ折り返
し、且つ帯状芯材1c3を上記状態の帯状芯材1
c1,1c2の表面側に貼着し、その両端部を裏側へ
折り返しても良いし、第3図に示す如く、帯状芯
材1c1の両端部を裏側から表側へ折り返し、且つ
帯状芯材1c2を上記状態の帯状芯材1c1の表面側
に貼着し、その両端部を裏側へ折り返し、更に帯
状芯材1c3を上記状態の帯状芯材1c2の裏側に貼
着し、その両端部を表側へ折り返して接着重合す
るようにしても良い。また、3枚の同帯状芯材1
c1,1c2,1c3を第4図乃至第7図に示した状態
の様に折り返して相互に接着重合しても構わな
い。更にまた第8図、及び第9図に示した如く2
枚の帯状芯材1c1,1c2を相互に対向する方向、
即ち一方の両端部を裏側から表側へ折り返し、且
つ他方へ両端部を表側から裏側へ折り返した状態
で両帯状芯材1c1,1c2が接着重合するように内
設することも可能である。
実際に滑り止め体1を成形する際には、各すだ
れ状に折つた帯状芯材1c1,1c2の表面に未加硫
ゴムをトツピングし、薄い未加硫ゴム層を被覆
し、この帯状芯材1c1,1c2……を第2図乃至第
9図に示した如く重ね合わせ、その内外両端部に
掛止金具1b,1bを止着する。次いで、上記状
態の芯材1c1,1c2,1c3の表及び裏面に、薄板
状に伸ばして帯状に切断した未加硫ゴムを重ね合
わせ、これをプレス成形型で加硫しながらプレス
成形して、第1図に示す如き形態に成形するもの
である。
滑り止め体本体1aの両端掛止金具1b,1b
部分には、締付ロープ2,2′に取付けたフツク
金具3を掛止する掛止孔1d,1dを開設する。
この掛止孔1d,1dは滑り止め体1をプレス成
形する際にプレス成形型内にて開設するものであ
る。
尚、上記した滑り止め具Aを第11図に示す如
くタイヤCに装着する際には、タイヤ側の締付ロ
ープ2の両端を引き寄せて連結して滑り止め具A
の内側を締付けると共に、外側の締付ロープ2′
を連結後、同締付ロープ2′における各フツク金
具3の中間に取付けた各ゴムバンド用フツク4に
輪状のゴムバンド5を掛止し、各滑り止め体1を
タイヤトレツド面Dに対して密着せしめるもので
ある。
第14図乃至第16図に示した1′は、前述し
た如き帯状の滑り止め体1をX型に交差させた形
状の滑り止め体であり、X型に形成した滑り止め
体本体1′aに沿つて帯状芯材1′c1,1′c2,1
c3をX状に内設し、その各端部を滑り止め体本体
1′aの各端部に内設した掛止金具1′b,1′b,
1′b,1′b内に通した上で折り返して止着せし
めたものである。
第16図は上記滑り止め体1′を用いた滑り止
め具A′の装着状態を示す図である。
また、前記した如き滑り止め体1,1′にスパ
イク金具を取付ける際には、例えば第13図及び
第13−A図に示す様に、略コ形に形成したスパ
イク金具6,6を滑り止め体本体1aに埋め込む
と共に、その底辺部分を帯状芯材1c1,1c2、1
c3両端の重合部分に差し入れ、芯材1c1,1c2
1c3同士でしつかり挾持する様に構成する。
なお、滑り止め体本体1a,1′aに内設され
る帯状芯材1c1,1c2……の数は本実施例に限定
されず、また帯状芯材をその両端を折り曲げて相
互に貼着重合させる際の各帯状芯材相互の重合状
態は、いずれの帯状芯材を裏側から表側へ折り返
しても、いずれの帯状芯材を表側から裏側へ折り
返しても構わない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した滑り止め体を示す一
部切欠斜視図、第2図は第1図における芯材の折
り返し状態を示す縦断面図、第3図乃至第9図は
芯材の折り返し状態の他の実施例を示す縦断面
図、第10図はタイヤ用滑り止め具の裏面を示す
一部省略図、第11図はタイヤに装着した状態を
示す正面図、第12図は装着状態における滑り止
め体を示す斜視図、第13図はスパイク金具付の
滑り止め体を示す縦断面図、第13−A図は上記
スパイク金具付の滑り止め体の幅方向縦断面図、
第14図はX形の滑り止め体を示す斜視図、第1
5図は第8図の−線断面図、第16図は
第14図に示す滑り止め体を用いたタイヤ用滑り
止め具の装着状態を示す正面図、第17図は従来
のタイヤ用滑り止め具を示す一部省略正面図、第
18図は従来構成の滑り止め体を示す斜視図であ
る。 図中、A……タイヤ用滑り止め具、C……タイ
ヤ、D……トレツド面、1,1′……滑り止め体、
1a,1′a……滑り止め体本体、1b,1′b…
…掛止金具、1c1〜1c3,1′c1〜1′c3……帯状
芯材、2,2′……締付ロープ、3……フツク金
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤ本体の内外両側面間にトレツド面を通し
    て掛渡す所定幅の滑り止め体を所定数配置し、各
    滑り止め体の内外両端部同士を締付ロープで所定
    間隔に連結して成るタイヤ用滑り止め具の滑り止
    め体本体において、上記滑り止め体本体をゴム若
    しくは合成樹脂を用いて形成し、該滑り止め体本
    体の内外両端部に略リング状の掛止金具を内設す
    ると共に、滑り止め体本体全長にわたり、高張力
    性繊維からなり且つ同滑り止め体本体と略同じ幅
    を有する複数の帯状芯材を夫々の両端を上記両掛
    止金具内に通した上で折り返し掛止して重合状に
    内設して成り、、該帯状芯材の少なくとも1枚を
    他の帯状芯材と対向する方向へ折り曲げたことを
    特徴とするタイヤ用滑り止め具の滑り止め体。
JP1987035752U 1987-03-10 1987-03-10 Expired JPH04972Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987035752U JPH04972Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987035752U JPH04972Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63128107U JPS63128107U (ja) 1988-08-22
JPH04972Y2 true JPH04972Y2 (ja) 1992-01-14

Family

ID=30845522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987035752U Expired JPH04972Y2 (ja) 1987-03-10 1987-03-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04972Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6235750A (ja) * 1985-08-08 1987-02-16 Toohatsu Kk 火災通報器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6235750A (ja) * 1985-08-08 1987-02-16 Toohatsu Kk 火災通報器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63128107U (ja) 1988-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04972Y2 (ja)
JPH04971Y2 (ja)
JPH0330522B2 (ja)
JPH04970Y2 (ja)
JPH04964Y2 (ja)
JPH0442171Y2 (ja)
JPH046961Y2 (ja)
JP2888277B2 (ja) タイヤ用滑り止め装置
JPS62128806A (ja) タイヤ滑り止め装置
JP7236537B2 (ja) 固定具
JPH01160714A (ja) タイヤ滑り止め装置
JP2525992B2 (ja) タイヤの滑止め装置
JPH056170Y2 (ja)
JP2544987Y2 (ja) タイヤの滑止め具
CN220032768U (zh) 一种抗撕裂打包带
JP2661713B2 (ja) タイヤ滑り止め装置
JPH0323363Y2 (ja)
JP2749308B2 (ja) 非金属タイヤチェーンのトレッドエレメント
JP2595627Y2 (ja) タイヤ滑り止め装置
JPH057043Y2 (ja)
JPH0626300Y2 (ja) ラインテープ
JPH01109110A (ja) 非金属製タイヤ滑止用締付バンド
JPH042084Y2 (ja)
JP2771987B2 (ja) タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具
JPH0356087Y2 (ja)