JPH0626300Y2 - ラインテープ - Google Patents

ラインテープ

Info

Publication number
JPH0626300Y2
JPH0626300Y2 JP1988170131U JP17013188U JPH0626300Y2 JP H0626300 Y2 JPH0626300 Y2 JP H0626300Y2 JP 1988170131 U JP1988170131 U JP 1988170131U JP 17013188 U JP17013188 U JP 17013188U JP H0626300 Y2 JPH0626300 Y2 JP H0626300Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
bundle
adhesive
glass fiber
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988170131U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0288687U (ja
Inventor
右二 足立
Original Assignee
右二 足立
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 右二 足立 filed Critical 右二 足立
Priority to JP1988170131U priority Critical patent/JPH0626300Y2/ja
Publication of JPH0288687U publication Critical patent/JPH0288687U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0626300Y2 publication Critical patent/JPH0626300Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Decoration Of Textiles (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、運動場、運動・遊戯用コートその他広場等の
地面や床面に敷設するラインテープに関する。
(従来の技術) 近年、運動場、コート等に描かれていた白線に代えて、
合成樹脂製のテープすなわちラインテープが使用される
ようになっている。
従来、この種ラインテープは、軟質塩化ビニールを材料
として押出し成形されたもので、釘等の固定金具により
地面に固定されていたが、伸縮量が大きいために、地面
に張って固定しても、すぐに伸びて緩み、部分的にテー
プが膨れ上がったり曲がるほか外れやすいなどの欠点が
あった。
そこで、伸縮防止を図るために、第4図及び第5図に例
示するように、テープ本体a内に複数条のガラス繊維b
が所定の間隔で長手方向に埋入されたものがある。
(考案が解決しようとする課題) ところで、従来の繊維入りラインテープは、ガラス繊維
bがバラバラの状態で相互に結合されていないうえ、そ
の上下のテープ本体aの厚さが薄くなっているため、幅
方向に力が作用すると、第5図に示すように、ガラス繊
維bの上下部分cが裂け、ガラス繊維bがほぐれて露出
し、引き裂かれるように破損するなど耐久性に問題があ
った。
本考案は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、耐久性の向上ならびに滑り防
止を図り、しかも伸縮量が極めて少なく敷設が容易なラ
インテープを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では次の技術的手段
を講じた。
すなわち、本考案は、接着剤2によって互いに接着され
たガラス繊維3の束が、合成樹脂製テープ本体1の長手
方向に複数条間隔をもって膨出状に形成された埋入部4
内に、前記束の外周部が接着した状態で埋入されている
ことを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、ガラス繊維は互いに接着されて束とさ
れ、しかも該束の外周部がテープ本体の埋入部の内部に
接着しているので、繊維同士が長手方向に滑り難く、か
つテープ本体に対しても位置ずれが生じ難い。このた
め、合成樹脂製のテープ本体の長手方向の伸縮を効果的
に防止することができる。また、ガラス繊維束がテープ
本体の埋入部内に接着一体化しているため、埋入部が膨
出状に厚肉に形成されていることと相まって、幅方向の
引張強度が大幅に向上し、長手方向に対して裂け難くな
り、優れた耐久性を有する。更に、ガラス繊維束が埋入
される埋入部は膨出状に形成されているため、テープ本
体の平坦面から膨出する突条部が滑り止め作用を奏す
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図において、1はテープ本体で、合成樹
脂材たとえば軟質塩化ビニールからなり、その長手方向
に沿って複数条の埋入部4が膨出状に形成されており、
その略中心部に、ガラス繊維3同士が相互に接着剤2を
介して接着したガラス繊維束が、その外周部が埋入部4
内に接着剤2を介して接着された状態で埋入されてい
る。接着剤としては、ガラス繊維同士の接着が良好で、
しかもテープ本体の材質と親和性を有し、一体接合が可
能なものが好ましく、例えば既述のようにテープ本体1
を軟質塩化ビニールで形成した場合、接着剤も塩化ビニ
ール製のものがよい。前記埋入部4は、テープ本体1の
平坦面より膨出した突条部を有し、該突条部が幅方向へ
の引張強度の向上作用と滑止作用を奏する。
したがって、ガラス繊維埋入部は、ガラス繊維3自体が
接着剤2により一体化接合されて単独でも十分な強度が
確保されると共にばらばらに分離することがなく、しか
も接着剤2を介してテープ本体1とガラス繊維3が結合
されて一体的になっており、非常に強力な結合がなされ
ている。
上記ガラス繊維3の埋入成形は、第3図に例示するよう
に行なわれる。まず、ガラス繊維3が所定の太さに形成
され、このガラス繊維3の束が、接着剤である塩化ビニ
ールゾル2が満たされた接着剤浴5中を通って、その内
部に接着剤2が含浸されると共に外周表面に付着せら
れ、これが加熱乾燥炉6を通過する。該加熱乾燥炉6で
接着剤2が固化されたガラス繊維3の束が、押出機7の
テープ押出クロスヘッド8の通路に幅方向所定の間隔で
挿通され、このクロスヘッド8を通過する間に、ガラス
繊維3の束の周囲に塩化ビニールが被着されて押出さ
れ、ガラス繊維3の束の外周部に存する接着剤が押し出
された合成樹脂と接着しつつ、ガラス繊維束が樹脂内に
埋入されたテープ本体1が成形される。
このようにして、クロスヘッド8から導出されたテープ
本体1は、水冷却器9を通って冷却固化され、ラインテ
ープが完成せしめられる。
そして、ラインテープには、テープ本体1の両端耳部の
近傍に、所定の間隔で固定釘挿通用の孔10が設けられ
る。
上記のようにして成形されたラインテープは、テープ本
体1が軟質塩化ビニールにより偏平に成形されたもので
あるが、これに埋入されたガラス繊維3が接着剤2によ
って相互に強力に連結されると共に、ガラス繊維3の束
の外周に被着された接着剤2がテープ本体1と一体結合
せられるので、ガラス繊維3埋入部は、テープ本体1の
他の部分と同等以上の強度を有する。したがって、テー
プ本体1は、ガラス繊維3の埋入部から裂ける恐れは全
くなく、十二分の強度を確保することができる。さら
に、埋入部4の突条部が、テープ本体1の強度を更に高
めると共に、滑り止め効果を発揮し、運動者等がライン
テープを踏んで滑り転がる恐れが解消される。
なお、ガラス繊維束が埋入される埋入部4の条数は、テ
ープ幅に対応して決定すればよく、テープ本体1の幅が
狭い場合には、幅方向両端部のみとすることができる。
さらに、ガラス繊維束の太さ及び埋入間隔は、ラインテ
ープの大きさ並びに使用目的に応じて適宜選定される。
そして、ラインテープの固定釘挿通用の孔10も両端耳部
のみならず、幅に対応して、幅方向中央部に単独又は耳
部と共に設けることができる。
(考案の効果) 本考案にかかるラインテープによれば、ガラス繊維の束
が埋入された埋入部においてに長手方向に裂傷を生起せ
しめることがなく耐久性の向上を図りうることは勿論、
ラインテープの伸縮量をほとんどなくして、ラインテー
プ敷設作業を容易ならしめ、ラインテープ敷設後の浮上
がり、曲がり、外れなどを完全に防止することができ、
埋入部4の突条部によって滑りを防止し、強度の倍増、
めくれ・ゆがみ防止等を図ることができ、取外し保管が
容易で再使用にも何ら支障をきたすことがなく、容易に
再敷設することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は斜視図、第2図は拡大断面図、第3図は製造方法例
の説明図、第4図及び第5図は従来例を示し、第4図は
斜視図、第5図は拡大断面図である。 1……テープ本体、2……接着剤、3……ガラス繊維、
4……埋入部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着剤(2)によって互いに接着されたガラ
    ス繊維(3)の束が、合成樹脂製テープ本体(1)の長手方向
    に複数条間隔をもって膨出状に形成された埋入部(4)内
    に、前記束の外周部が接着した状態で埋入されているこ
    とを特徴とするラインテープ。
JP1988170131U 1988-12-28 1988-12-28 ラインテープ Expired - Lifetime JPH0626300Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988170131U JPH0626300Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラインテープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988170131U JPH0626300Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラインテープ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0288687U JPH0288687U (ja) 1990-07-13
JPH0626300Y2 true JPH0626300Y2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=31460804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988170131U Expired - Lifetime JPH0626300Y2 (ja) 1988-12-28 1988-12-28 ラインテープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0626300Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5695075A (en) * 1979-12-28 1981-08-01 Oku Antsuuka Kk Stable line tape
JPS5971679U (ja) * 1982-11-05 1984-05-15 日勝スポ−ツ工業株式会社 スポ−ツ用クレ−コ−トのライン材

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0288687U (ja) 1990-07-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1033741A (ja) 身体接着テ−プ
EP2338576B1 (en) Badminton shuttlecock
JP4343300B2 (ja) マンコンベアの移動手摺及びその製造方法
JPH0626300Y2 (ja) ラインテープ
WO2003082141A1 (en) Dental impression tray with impression material retainer
JPH077991Y2 (ja) ラインテープ
JP4057203B2 (ja) 釣竿
JP2505199Y2 (ja) 止水材
JPS6125432Y2 (ja)
JPS639005U (ja)
JPH04972Y2 (ja)
JPH04971Y2 (ja)
JPS6311327A (ja) 不織布シ−トの接着方法
JPS6143806Y2 (ja)
JPS6119654Y2 (ja)
JPH0235202Y2 (ja)
JPH04964Y2 (ja)
JPH0541965Y2 (ja)
JPH0112840Y2 (ja)
JPH0445923Y2 (ja)
JPS581201Y2 (ja) 貼付け地下たび用の接地底
JPH0347669Y2 (ja)
JPH0727954Y2 (ja) 綱引き競技用レーンマット
JPS6220806Y2 (ja)
JP3088737B2 (ja) タイヤ滑り止めネットの製造法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term