JP2771987B2 - タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具 - Google Patents

タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具

Info

Publication number
JP2771987B2
JP2771987B2 JP63112729A JP11272988A JP2771987B2 JP 2771987 B2 JP2771987 B2 JP 2771987B2 JP 63112729 A JP63112729 A JP 63112729A JP 11272988 A JP11272988 A JP 11272988A JP 2771987 B2 JP2771987 B2 JP 2771987B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
caulking
portions
metal fitting
binding metal
binding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63112729A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01283447A (ja
Inventor
憲司 高橋
勇 岩本
孔一 住田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OGAWA TENTO KK
Bridgestone Corp
Original Assignee
OGAWA TENTO KK
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OGAWA TENTO KK, Bridgestone Corp filed Critical OGAWA TENTO KK
Priority to JP63112729A priority Critical patent/JP2771987B2/ja
Publication of JPH01283447A publication Critical patent/JPH01283447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2771987B2 publication Critical patent/JP2771987B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Frames And Binding Bands (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はロープやベルト等の可撓性長尺材同士を長手
方向に沿って重ね合せた状態で結合するのに用いられる
タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の結束金具としては、第10図に示されるよう
に、めがね状断面に成形された金属板材からなるものが
知られており、第11図に示されるように、ロープ等同士
を長手方向に沿って重ね合せた状態で包みこみ、かしめ
られて両者を結合するようになっている。
ロープ等同士の結合強度を高める一手段としては、第
12図に示されるように、上記のような結束金具が複数個
用いられる。このような手段では、一つの結束金具が何
等かの原因で緩み出した場合でも、ロープ等の結合状態
が直ちに解除されてしまうことがないので信頼性に優れ
る反面、作業性に欠点がある。即ち、複数の結束金具を
夫々独立してロープ等に配置し夫々独立してかしめ作業
をなさねばならないので、数に応じて工数が増加すると
ともに、かしめ前には夫々の結束金具が独立して移動し
てしまうので夫々が所定位置からずれないように同時に
複数の結束金具に対して気をつかわなければならないか
らである。
また、結合強度を高める他の手段として、第13図に示
されるように、結束金具の幅(ロープ等の長手方向に沿
う長さ)を広くしている。このような手段では、前記手
段のような欠点はないが、代りに上記手段のような信頼
性がないとともに、上記手段と同等の結合強度を得るた
めには大きなかしめ力を要するので能力の高いプレス機
械が必須となる欠点がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記に鑑み、信頼性に優れるとともに作業性
に優れ、なおかつ大きなかしめ力を要することなく可撓
性長尺材に高い結合強度を付与することができるタイヤ
滑り止め装置用の可撓性長尺材の提供を課題としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する本発明は、タイヤ滑り止め装置用
の可撓性長尺材同士を長手方向に沿って重ね合わせた状
態で包み込み、かしめられて両者を結合するタイヤ滑り
止め装置用の可撓性長尺材結束金具であって、全体が一
枚の金属板からなり、かしめ作業は可撓性長尺材の長手
方向に沿う複数部分で夫々独立してなすことができ、か
しめ後は前記複数部分が夫々独立して反力を支持する構
造とされ、前記複数部分の各々の可撓性性長尺材の長手
方向に沿った方向の寸法が、前記部分と部分との間隔寸
法よりも大きく、内側には、打ち出しにより凸に突出し
て前記可撓性長尺材に食い込むくさび部が複数形成され
ていることを特徴としている。
〔作用〕
上記手段になる本考案では、少くともかしめ前は一体
となっているので、複数の結束金具を配置したり、複数
の結束金具が所定位置からずれないように気を使う必要
がない。
また、かしめ作業は可撓性長尺材の長手方向に沿う複
数部分で夫々独立してなすことができるので、全体を同
時にかしめる場合のような大きなかしめ力を必要としな
い。
さらに、かしめ後は可撓性長尺材の長手方向に沿う複
数部分が夫々独立して反力を支持するので、一つの部分
が緩み出した場合でも他の部分に影響を与えることがな
い。
〔実施例〕 第2図にはゴム等からネット状に形成されたタイヤ滑
り止め装置が示されており、この装置に取付金具10を介
して取り付けられた可撓性長尺材としてのロープ12の両
端部には、本発明の第1実施例になる結束金具14により
ループ16が形成されている。
第1図には前記ループ16の周辺部が示されており、第
3図にはかしめ前の結束金具14が示されている。この実
施例の結束金具14は、従来のめがね状断面の結束金具を
2個並べ、それらを図上部の連結部分18で連結した如き
の形状に一枚の金属板から一体成形されて、第1かしめ
部分20と第2かしめ部分22との間に切欠部24が形成され
た形状となっている。各かしめ部分20、22には内側に向
けて凸に打ち出されてくさび部25が形成されている。こ
の実施例では、結束金具14の幅W1は18〜22mm、切欠部24
の幅W2は約2mmである。
この結束金具14のかしめ作業は、結束金具14を治具し
配置してから第4図に示されるようにロープ12が挿入さ
れる。この際、第1かしめ部分20と第2かしめ部分22と
は連結部分18で連結されて一体となっているので、夫々
の部分が独立して移動することがなく、治具への配置作
業が一度で済むとともに、2個の結束金具にロープ12を
挿入する従来のような気使いの必要がない。このため、
かしめ作業の終了した結束金具14に位置ずれが生じてい
る不良品の発生率も激減する。
次いで、第1かしめ部分20及び第2かしめ部分22がプ
レスによりかしめられるが、これらは夫々独立して順次
かしめることができるので、能力の高いプレス機械を必
要としない。また、これらは同時にかしめることもで
き、この場合でも夫々は独立しているので大きなプレス
力は必要としない。
第1かしめ部分20及び第2かしめ部分22の双方がかし
められてかしめ作業が終了し、ロープ12の中間部と端部
が結合されてループ16が形成される。この状態では、第
1かしめ部分20及び第2かしめ部分22の双方は夫々独立
してかしめ力の反力を受けており、この反力は連結部分
18を介して互いに他に影響を与えることがない。
第2図に示されるタイヤ滑り止め装置は、長手方向
(図上下方向)をタイヤ周方向に対応させてタイヤ外周
部に巻き回され、ロープ12はタイヤの内側側面に配置さ
れる。そして、一方のループ16に掛止された連結フツク
26が他方のループ16に掛止されることで、ロープ12は環
状に連結される。
一方、タイヤ滑り止め装置に取り付けられたフツク28
は、タイヤの外側側面に環状に配置されてゴムリング等
の締付具が掛止される。これにより、ロープ12は張力を
発生し、車両の走行中には遠心力等によりさらに大きな
張力を発生する。
ロープ12に張力が発生することで、ループ16の端部に
おいて結束金具14により結合されているロープ12の中間
部と端部との間には互いに逆方向に向う力が発生する
が、ロープ12の前記両部に発生する摩擦力により両部に
は相対移動が生じない。
何等かの原因で外力が作用して第1かしめ部分20又は
第2かしめ部分22の一方が、第5図に示されるように口
開きして緩んだ場合でも、一方が緩み出したことで他方
がこれに影響を受けて緩み出すことがないので、全体と
して結合強度は低下するが、ロープ12の端部が結束金具
14から抜け出してしまうことは防止され、結合状態は維
持される。
なお、本実施例では第1かしめ部分20及び第2かしめ
部分22の二つのかしめ部分を設けた構造としたが、かし
め部分同志の間に連結部分18を介在させて三つ以上のか
しめ部分を設けた構造とすることもできる。特に本実施
例では、かしめ部分の数にかかわりなく1枚の金属板か
ら成形された構造となるので、結束金具14の生産量が低
減され、製作コストが低減するとともに管理も容易とな
る。
また、本実施例では、くさび部25を形成して、くさび
部25がロープ12に食い込んで結合強度を高めることがで
きるようになっているが、ゴム等の弾性を有する可撓性
長尺材の結合に適用する場合には、くさび部25に代えて
小径の貫通孔を穿設するようにしても良い。この場合に
は、可撓性長尺材の一部が前記貫通孔に侵入してくさび
効果を発揮する。
また、くさび部25やこれに代わる貫通孔の数や配設位
置は適宜変更可能であり、例えば第5図に破線で示され
るような位置に形成しても良い。
また、連結部分18はかしめ作業が開始された後には格
別な機能を有しないので、かしめ作業の際に連結部分18
が破断し、第1かしめ部分20と第2かしめ部分22とが分
離してしまっても何等差支えない。
第6図には第1実施例の結束金具14をロープ12の端部
同志を結合するのに用いた場合が示されている。
第7図には第1実施例と基本形状が同一で、可撓性長
尺材としての平ベルト30の結合に適用される結束金具14
が示されている。
第8図には本発明の第2実施例になる結束金具14が示
されている。
この実施例の結束金具14が前記第1実施例のものと相
違する所は、連結部分18が図の一方の側部に設けられて
いることであり、作用、効果は前記第1実施例と同様で
ある。
第9図には本発明の第3実施例になる結束金具14が示
されている。
この実施例の結束金具14は別体で形成された第1かし
め部分20と第2かしめ部分22とを接着剤を介して端面同
士で結合して構成されている。この接着剤は接着力が比
較的弱く、第1かしめ部分20又は第2かしめ部分22のい
ずれか一方が先にかしめられると、他方はかしめ変形に
追従できずに両かしめ部分20、22が分離するようになっ
ている。
また、図示はしていないが、第1かしめ部分20と第2
かしめ部分22との境界部を薄肉とした一体形状として、
先になされるかしめ作業の際に前記薄肉部が破断して両
かしめ部分20、22が完全に又は一部を残して分離するよ
うな構造とすることもできる。
〔発明の効果〕
以上に説明した通り、本発明に係る結束金具では、信
頼性に優れるとともに作業性に優れ、なおかつ大きなか
しめ力を要することなく可撓性長尺材に高い結合強度を
付与することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明第1実施例の結束金具により端部にルー
プが形成されたロープを示す斜視図、第2図は第1図の
ロープが取り付けられたタイヤ滑り止め装置の平面図、
第3図は第1実施例の結束金具のかしめ前の斜視図、第
4図は第1実施例の結束金具にロープを挿入する状態を
示す斜視図、第5図は第1実施例の結束金具の一部に緩
み出しが生じた状態を示す斜視図、第6図は第1実施例
の結束金具でロープの端部同士を結合した状態を示す斜
視図、第7図は第1実施例と基本形状が同一の結束金具
で平ベルトの端部同士を結合した状態を示す斜視図、第
8図は本発明の第2実施例を示す結束金具の斜視図、第
9図は本発明の第3実施例を示す結束金具の斜視図、第
10図は従来の結束金具を示す斜視図、第11図及び第12図
は第10図の結束金具によるロープの端部同士の結合状態
を示す斜視図、第13図は他の従来の結束金具によるロー
−プの端部同士の結合状態を示す斜視図である。 12……ロープ(可撓性長尺材)、14……結束金具、18…
…連結部分、20……第1かしめ部分、22……第2かしめ
部分、30……平ベルト(可撓性長尺材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−69543(JP,U) 実開 昭60−106461(JP,U) 実開 昭62−90807(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16G 11/02 B60C 27/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材同士
    を長手方向に沿って重ね合わせた状態で包み込み、かし
    められて両者を結合するタイヤ滑り止め装置用の可撓性
    長尺材結束金具であって、 全体が一枚の金属板からなり、かしめ作業は可撓性長尺
    材の長手方向に沿う複数部分で夫々独立してなすことが
    でき、かしめ後は前記複数部分が夫々独立して反力を支
    持する構造とされ、 前記複数部分の各々の可撓性性長尺材の長手方向に沿っ
    た方向の寸法が、前記部分と部分との間隔寸法よりも大
    きく、 内側には、打ち出しにより凸に突出して前記可撓性長尺
    材に食い込むくさび部が複数形成されていること、を特
    徴とするタイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金
    具。
JP63112729A 1988-05-10 1988-05-10 タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具 Expired - Lifetime JP2771987B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63112729A JP2771987B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63112729A JP2771987B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01283447A JPH01283447A (ja) 1989-11-15
JP2771987B2 true JP2771987B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=14594080

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63112729A Expired - Lifetime JP2771987B2 (ja) 1988-05-10 1988-05-10 タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2771987B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02519Y2 (ja) * 1984-10-12 1990-01-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01283447A (ja) 1989-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5067227A (en) Double wrap brake band and its manufacturing method
JP2000203625A (ja) 結束バンド
JP2818138B2 (ja) 部品取付用係止脚およびベルトクランプ
JP4812622B2 (ja) タイヤ用低干渉牽引摩擦装置
JP2771987B2 (ja) タイヤ滑り止め装置用の可撓性長尺材結束金具
JPS60108130U (ja) ケ−ブルストラツプ
JPH0340641Y2 (ja)
JP2845435B2 (ja) タイヤ滑り止め装置
JP2719342B2 (ja) タイヤ滑り止め装置
JP2888277B2 (ja) タイヤ用滑り止め装置
JP2535332B2 (ja) タイヤ滑り止め装置用取付具
JPH0342128B2 (ja)
JP2826828B2 (ja) 自動車用タイヤ滑り止め装置
JP2661713B2 (ja) タイヤ滑り止め装置
JPH0630485Y2 (ja) タイヤ用滑り止めネット
JPH04972Y2 (ja)
JPH04970Y2 (ja)
JPH033047Y2 (ja)
JPH057043Y2 (ja)
JPH047766Y2 (ja)
JPH033046Y2 (ja)
JP2842921B2 (ja) タイヤ滑り止め装置及びその製造方法
JP2543647Y2 (ja) ストラップの結合構造
JP2525992B2 (ja) タイヤの滑止め装置
JP2525984B2 (ja) タイヤの滑止め装置