JPH0444402Y2 - - Google Patents

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JPH0444402Y2
JPH0444402Y2 JP1987077994U JP7799487U JPH0444402Y2 JP H0444402 Y2 JPH0444402 Y2 JP H0444402Y2 JP 1987077994 U JP1987077994 U JP 1987077994U JP 7799487 U JP7799487 U JP 7799487U JP H0444402 Y2 JPH0444402 Y2 JP H0444402Y2
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tire
net
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slip
band
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JP1987077994U
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案はタイヤ用の滑り止めネツトに関するも
のである。
<従来の技術> 従来のタイヤ用滑り止めネツトには第9図に示
す様なものがあり、この滑り止めネツトBは、高
張力性芯材の周りに合成ゴムを被覆して成る線条
材を用いて成形した滑り止めネツト本体31の一
端に連結帯32を一体に設けると共に、同本体3
1の他端側に連結部33,33を形成したもので
あり、装着時には、第10図にて示す如く、連結
帯32の両端を両連結部33,33の網目内に差
し入れて連結するようになつている。
上述の様な滑り止めネツトBは、タイヤC装着
時に連結帯32と連結部33によつて繋ぎ目が形
成され、走行中において滑り止めネツトBの連結
部分が路面と接触した時に衝撃を受け、この連結
部分が捲れたり、この捲れに伴う騒音が発生する
等の問題があつた。
この様な捲れは、滑り止めネツトB両端の連結
が、連結帯32を連結部33に挿入係合させて行
なつているために、この係合部位において上面側
に位置する部位の連結帯32または連結部33を
形成する線条材がタイヤC外周面より浮いた状態
となつており、走行時にネツト本体31における
この浮いた部分が路面に接触した際に捲れたり、
もどる時にタイヤC面に衝突して振動や騒音が発
生していた。
これらの振動や騒音は、通常の速度範囲では問
題にならない程弱いものであるが、走行速度が速
くなるに連れて強くなり、高速走行時には振動や
騒音が激しく発生し、場合によつては滑り止めネ
ツト連結部分の破損に繋がる危険性があつた。
<技術的課題> 本考案が解決しようとする技術的課題は、滑り
止めネツト本端の連結端部を、装着の際にタイヤ
外周面に沿つて自然に圧着接触してこのタイヤ外
周面に浮き上がらないようにすることにあると共
に、連結部分に受ける衝撃を軽減せしめることで
ある。
<技術的課題を解決するための手段> 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、タイヤ周面に装着するネツト本体の両
端に設けたバンド部の先端にタイヤ密接部を突設
し、該タイヤ密接部は始端部位から先端部位に向
けて下り傾斜状の勾配をもつて形成したことであ
る。
<作用> 滑り止めネツトをタイヤに巻回連結して装着す
ると、ネツト本体の連結端部に突設したタイヤ密
接部は、タイヤ中心へ向けて引つ張られ、タイヤ
トレツド面に沿つて自然に密着した状態となる。
走行中において、タイヤの回転により連結端部
が路面と接触する際、タイヤ密着部はタイヤトレ
ツド面に密着したままタイヤと路面との間で潰れ
るように押圧状態となり、更にタイヤの回転によ
り連結端部が路面と離れる際、タイヤ密接部はタ
イヤレツド面に密着した状態のまま元の形状にも
どるようにして路面から離れ、接地面がネツト本
体の内方側に移行していく。
又、連結部分は走行することによつて拡開して
いきタイヤ面との間に段差を生じるが、上記タイ
ヤ密接部が上記せる如く始端部位から先端部位に
向けて下り傾斜状の勾配をもつて形成されている
ため、緩やかにその段差を吸収すると共に、その
勾配を付けることによつて肉厚が薄くなり重量が
軽減される。
<考案の効果> 本考案は叙上の如く、タイヤ面に装着するネツ
ト本体の両端に設けたバンド部の先端にタイヤ密
接部を突設し、該タイヤ密接部は始端部位から先
端部位に向けて下り傾斜状の勾配をもつて形成し
たため、走行中において連結部分が路面と接触し
た際にも、タイヤ密接部がタイヤレツド面に密着
したままの状態でタイヤと路面間に圧接され、連
結部分が路面と離れる際にもタイヤ密接部がタイ
ヤトレツド面に密着したままの状態で離れて接地
面がネツト本体の内方側に移つて行く。
従つて、ネツト本体の連結部分における浮き上
がりを防止することができ、この浮き上がりによ
つて生じていた捲れ現象を防止し、この捲れ現象
に伴つて発生していた振動や騒音を減少させるこ
とができる。
また、連結部分は走行することによつて拡開し
ていきタイヤ面との間に段差を生じるが、上記タ
イヤ密接部が上記せる如き始端部位から先端部位
に向けて下り傾斜状の勾配をもつて形成されてい
るため、緩やかにその段差を吸収して衝撃は小さ
くなると共に、その勾配を付けることによつて肉
厚を薄くしたため、重量が軽減されて遠心力によ
る浮き上がりが抑えられる。また、路面と接する
割合が少なく、連結部位に受ける衝撃は少なくな
るため、上記効果を一層向上せしめることが可能
となる。
依つて所期の目的を達成し得る。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示す滑り止めネツトAは、内部に高張
力性の芯材を内設して成形した線条材1を図示し
た如き網目パターンで編組成形したものであり、
上記の如く編組成形した滑り止めネツト本体a両
端に幅方向にわたるバンド部3を一体に設けると
共に、両バンド部3,3の先端に長手方向へタイ
ヤ密接部2,2′を一体に突設し、また、上記滑
り止めネツト本体aに両側部に一定間隔を置いて
設けた各掛止部4,4′及びハンド部3両端には
掛止金具5,5′をかしめ固定し、且つ両側の各
掛止金具5,5′に沿つて締付ロープ6を架設し
てある。
タイヤ密接部2,2′は、滑り止めネツトAを
タイヤに巻回した際、環状に連結する両連結端部
がタイヤのトレツド面に自然に密着するようにす
るためのものであり、適宜な突出長、幅及び形状
に形成し、第3図に示す如くバンド部3側を始端
2a,2′aとしてこの始端2a,2′aより先端
2b,2bに向けて下り傾斜状の勾配をもつて形
成し、即ち、始端2a,2′aより先端2b,
2′bに行くにしたがつて薄くなる様に適宜な勾
配で傾斜させている。
第1図及び第2図の実施例においては、ネツト
本体a一端側のタイヤ密接部2は、バンド部3に
おける略タイヤDトレツド面幅の範囲にわたつて
適宜間隔を置いて3ケ所に設け、他端側のタイヤ
密接部2′は、バンド部3における上記各タイヤ
密接部2間の凹部7,7に対応する位置に該凹部
7,7に対応する形状に形成する。
滑り止めネツト本体aの両側部に一定間隔を置
いて設けた各掛止部4,4′及びバンド部3両側
には掛止金具5,5′をかしめ固定し、内側の各
掛止金具5に沿つて締付ロープ6を架設し、締付
ロープ6の両端を掛止連結できるようにしてあ
る。
またネツト本体a外側の各掛止金具5′には締
付用バンド(不図示)を掛止できるようになつて
いる。
また、ネツト本体aの外側の各掛止金具5′に
沿つて連結ロープ6′を架設し、この連結ロープ
6′の両端を掛止連結してネツト本体a外側を連
結できるようになつている。
なお、ネツト本体a外側の連結は、連結ロープ
6′を用いずに一端側のバンド部3に適宜な連結
具(不図示)を取付け、この連結具を他端のバン
ド部3と連結できるようにしてもよい。
斯くして構成した滑り止めネツトAを第2図及
び第3図の如くタイヤDに巻回して装着し、内側
及び外側の各ロープ6,6′を連結してネツト本
体aの両端を連結すると、ネツト本体aの連結端
部において、両タイヤ密接部2,2′は、両バン
ド部3,3が両ロープ6,6′でタイヤD中心に
向けて引き込まれることによつてタイヤDトレツ
ド面に押圧状態となり、タイヤDトレツド面に沿
つて密着した状態となる。
走行中、滑り止めネツトAの連結部分が路面に
接触する際、両タイヤ密接部2,2′は、タイヤ
Dトレツド面に密接した状態のままタイヤDと路
面との間で潰れる様に圧接状態となり、連結部分
が路面と離れる際、タイヤ密接部2,2′はタイ
ヤDトレツド面に密着した状態のまま元の形状に
もどるようにして路面から離れ、接地面がネツト
本体aの内方側に移行していき、ネツト本体aの
連結両端部はタイヤDトレツド面より離れること
なく常にこのトレツド面に密着状態となつてい
る。
また、連結部分は走行することによつて拡開し
ていきタイヤD面との間に段差を生じるが、上記
タイヤ密接部2,2′が上記せる如き勾配をもつ
て形成されているため、緩やかにその段差を吸収
して衝撃は小さくなると共に、その勾配を付ける
ことによつて肉厚を薄くしたため、重量が軽減さ
れて遠心力による浮き上がりが抑えられている。
第1図及び第2図に示した滑り止めネツトA
は、連結両端部のタイヤ密接部2,2′同士が装
着時に適宜に離れる様に構成しているが、第4図
に示す如く両密接部2,2′同士が相互に係合し
合うように長さを調整するか両密接部2,2′の
突出寸法を調整する様に形成することも可能であ
る。
この様に構成した滑り止めネツトA1では、連
結部分が連続状になつているために、接地面がネ
ツト本体a内方よりこの連結部分へ、またはその
逆方向へ移行する際にもより滑らかになる。
第5図に示す滑り止めネツトA2は、上述した
滑り止めネツトAにおいて、一端側に設けたタイ
ヤ密接部2と同一形状のものを他端側にも設け、
連結両端部が同一形状のタイヤ密接部2,2を有
するものである。
第6図に示す滑り止めネツトA3は、連結両端
部のバンド部3,3先端に略タイヤDトレツド面
の幅に形成した矩形状のタイヤ密接部2″,2″を
設けたものである。
第7図に示す滑り止めネツトA4は、タイヤ外
周長より適宜に短く形成したネツト本体a′を複数
連結して構成したもので、内側に締付ロープ6″
を、外側に連結ロープ6を夫々架設し、隣り合
う各ネツト本体a′同士を連結金具8で連結してい
る。また各々のネツト本体a′は夫々両端側にタイ
ヤ密接部2,2′を形成しており、第8図の如く
タイヤDに装着するようになつている。
なお、この場合も図面においてはタイヤ密接部
2,2′同士が適宜に離れた状態となるように形
成しているが、両者2,2′によつて形成される
凹凸部を係合させるように構成してもよい。
また、両ロープ6″,6は図示した様に複数
で構成してもよいし、1本で形成してもよい。
更に外側の連結ロープ6は取付けせずに連結
具8でのみでネツト本体a′同士を連結したままに
しておき、滑り止めネツトA4一端側のネツト本
体a′外端のバンド部3に適宜な連結具を取付け、
この滑り止めネツトA4両端を連結できるように
しておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の第1実施例を示
し、第1図は滑り止めネツトの平面図、第2図は
滑り止めネツトの装着状態を示す一部省略平面
図、第3図は装着状態における滑り止めネツトの
連結部分を示す正面図、第4図は第2実施例の滑
り止めネツトの装着状態を示す一部省略平面図、
第5図は第3実施例の滑り止めネツトの装着状態
を示す一部省略平面図、第6図は第4実施例の滑
り止めネツトの装着状態を示す一部省略平面図、
第7図及び第8図は第5実施例を示し、第7図は
滑り止めネツトの平面図、第8図は装着状態を示
す正面図、第9図及び第10図は従来例を示し、
第9図は滑り止めネツトの平面図、第10図は装
着状態を示す正面図である。 図中、A,A1,A2,A3,A4……タイヤ用滑り
止めネツト、a,a′……ネツト本体、2,2′,
2″……タイヤ密接部、2a……始端、2b……
先端、3……バンド部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤ周面に装着するネツト本体の両端に設け
    たバンド部の先端にタイヤ密接部を突設し、該タ
    イヤ密接部は始端部位から先端部位に向けて下り
    傾斜状の勾配をもつて形成されていることを特徴
    とするタイヤ用滑り止めネツト。
JP1987077994U 1987-05-22 1987-05-22 Expired JPH0444402Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987077994U JPH0444402Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987077994U JPH0444402Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63185706U JPS63185706U (ja) 1988-11-29
JPH0444402Y2 true JPH0444402Y2 (ja) 1992-10-20

Family

ID=30926530

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987077994U Expired JPH0444402Y2 (ja) 1987-05-22 1987-05-22

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2532731Y2 (ja) * 1990-11-05 1997-04-16 オーツタイヤ株式会社 タイヤ滑止具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345304B2 (ja) * 1980-04-04 1988-09-08 Uiriamu Shii Suteeirii Mashiinarii Corp

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6345304U (ja) * 1986-09-12 1988-03-26

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JPS6345304B2 (ja) * 1980-04-04 1988-09-08 Uiriamu Shii Suteeirii Mashiinarii Corp

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JPS63185706U (ja) 1988-11-29

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