JPH0736270A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0736270A
JPH0736270A JP5200281A JP20028193A JPH0736270A JP H0736270 A JPH0736270 A JP H0736270A JP 5200281 A JP5200281 A JP 5200281A JP 20028193 A JP20028193 A JP 20028193A JP H0736270 A JPH0736270 A JP H0736270A
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Hirohiko Kishimoto
浩彦 岸本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現像剤補給装置から現像装置に補給する現像剤
量を一定にし、現像装置内における現像剤の分布のかた
よりをなくして、画像の濃度むらをなくす。 【構成】現像剤補給装置12の補給モータ13によって
スクリュー60を回転駆動し、補給装置12内の現像剤
を現像器12bに補給する。補給装置12内の現像剤量
によって補給モータ13の負荷が変動するため、補給時
間を一定にしただけでは、補給量が変化してしまう。そ
こで、補給モータ13に流れる電流を検知し、この検知
結果に基づいて、スクリュー60の回転を制御し、単位
時間当たりの現像剤の補給量を一定に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現像剤を用いて画像形
成を行う複写機、レーザビームプリンタ等の画像形成装
置に係り、詳しくは、現像によって現像剤が消費された
現像装置に対して現像剤の補給を行う現像剤補給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機等の画像形成装置における
現像剤の補給は、現像によって現像剤が消費される現像
装置に対して、現像剤補給装置から現像剤を供給するこ
とによって行っている。
【0003】現像装置は、装置本体内に、現像剤の残量
を検知する残量検知センサを有し、現像剤の残量が所定
値以下になった場合に、これをこのセンサが検知する。
一方、現像剤補給装置は、補給装置本体に収容された補
給用の現像剤を攪拌、搬送する現像剤搬送部材を有し、
上述の現像剤検知センサの出力に基づいて、モータ等の
駆動源を介してこの現像剤搬送部材(例えば、スクリュ
ー)を駆動することにより、現像装置に対して現像剤の
補給を行う。現像剤の補給は、上述のこのような構成の
現像装置、現像剤補給装置によって行うのが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の技術において、現像剤搬送部材を駆動するモータ
等の駆動源は、その回転時間を制御するといった簡単な
制御しか行われていない場合が多く、現像剤の補給量に
ばらつきが生じるおそれがあった。すなわち、駆動源の
回転時間、したがって現像剤搬送部材の作動時間が一定
に維持された場合であっても、現像剤補給装置内の現像
剤量、環境の変動等により、現像剤の状態が変化、つま
り駆動源の負荷が変化し、これに伴い現像剤搬送部材の
単位時間当りの補給量が変化し、上述のように時間の制
御では、結局、トータルとしての現像剤の補給量が変動
する。このため、現像装置内の現像剤の分布がかたよ
り、最終的な画像の濃度むら、現像装置内の現像剤の詰
まり等を引き起こすおそれがあった。
【0005】そこで、本発明は、駆動源に流れる電流に
基づいて、現像剤補給量を調整することにより、濃度む
らや現像剤の詰まり等を防止するようにした画像形成装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、像担持体上に形成された静
電潜像に現像剤を付着させて現像する現像装置と、現像
によって現像剤が消費される現像装置に対して現像剤を
補給する現像剤補給装置とを備えた画像形成装置におい
て、前記現像剤補給装置が、補給装置本体内の現像剤を
攪拌し前記現像装置に供給する現像剤搬送部材と、該現
像剤搬送部材を駆動する駆動源と、該駆動源に流れる電
流を検知する電流検知手段とを有し、前記現像剤補給装
置は、該電流検知手段の出力に基づいて、現像剤補給量
の調整を行うことを特徴とする。
【0007】この場合、前記電流検知手段が第1の所定
値以下の電流を検知したことを条件に、前記現像剤補給
装置への現像剤の補給要求表示を行うようにしてもよ
い。
【0008】また、前記電流検知手段が第2の所定値以
上の電流を検知したことを条件に、画像形成動作を一時
停止することもできる。
【0009】さらに、前記電流検知手段が第3の所定値
以上の電流を検知したことを条件に、前記現像装置の現
像速度を変更するようにしてもよい。
【0010】
【作用】以上構成に基づき、駆動源に流れる電流は、駆
動源の負荷、すなわち現像剤搬送部材が搬送する現像剤
補給装置内の現像剤量や環境に対応して変化する。した
がって、この電流を検知し、その検知結果に基づいて、
現像剤補給量を調整することによって、現像剤の最適な
補給を行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。 〈実施例1〉図1は、本発明に係る画像形成装置の概略
を示す縦断面図である。画像形成装置の装置本体1は、
原稿走査部2、給紙部3、画像形成装置部5、中間トレ
ー部6によって構成されている。
【0012】まず、原稿走査部2の構成から説明する。
なお、以下の説明において、転写材Pの給止側(図1の
右方)を「右側」、排紙側(同図の左方)を「左側」と
いうものとする。
【0013】原稿走査部2の左側に配置されたコントロ
ーラ部2aは、複写シーケンスを総括的に制御するため
の制御素子が一体となった制御基板から構成されてい
る。なお、コントローラ部2aは、両面複写制御手段、
デジタル情報指定手段、両面複合制御手段等からなるソ
フトウエアが装備されている。2bは電源スイッチ、2
cは原稿露光ランプで、操作ミラーと一体となって光学
走査系を構成し、所定速度で走査移動する。2dは結像
レンズで、原稿の反射光を画像形成部5の感光ドラム7
に結像させる。2eはブザーで、後述する操作部で設定
された複写モードエラー等を警告報知する。2fは光学
系駆動モータ(光学モータ)で、光学走査系等を高精度
に駆動する。
【0014】次に給紙部3について説明する。3a、3
bは給紙ローラで、この給紙ローラ3a、3bの駆動に
より、転写材Pが画像形成部5内部に給送される。
【0015】次に、画像形成部5の構成について説明す
る。
【0016】画像形成部5のほぼ中央には、装置本体1
によって矢印R1方向に回転自在に支持された感光ドラ
ム7が配設されている。感光ドラム7の少し右側には、
レジストストローラ9が配置され、給紙ローラ3a、3
bの駆動により給紙された転写材Pを一旦停止させ、画
像先端合わせの同期をとった後、再度転写材Pを給紙す
る。
【0017】レジストローラ9の上方の10a、10b
は現像ユニットで、色別の現像剤(赤色、黒色)を収容
しており、ソレノイド11a、11bの駆動により選択
的に現像ユニット10a、10bのいずれか一方を感光
ドラム7に接近配置し、他方を感光ドラム7から退避配
置させる。なお、後述する操作部から第2の記録モード
が設定された場合に、コントローラ部2aにより特定の
原稿に対する転写材Pのみに赤/黒の色別現像を行なう
ようにコントローラ部2aがソレノイド11a、11b
の駆動を制御する。
【0018】現像ユニット10bの上方の12は現像剤
補給装置(以下適宜「補給装置」という。)で、主に黒
色の現像ユニット10bに現像剤を補給するための装置
であって、コントローラと2aからの駆動信号により補
給モータ(駆動源)13を駆動することにより、補給装
置12内の現像剤を現像ユニット10bに補給する。
【0019】感光ドラム7下方の15は転写帯電器で、
現像ユニット10a、10bにより現像されたトナー像
を転写材Pに転写させ、転写後、分離帯電器16により
感光ドラム7から転写材Pを分離する。感光ドラム7の
斜め上方の17は前露光ランプで、感光ドラム7の表面
電位を中和させ、一次帯電器19による一次帯電に備え
る。20はクリーナ装置で、クリーニングブレードとク
リーニングローラから構成され、感光ドラム7表面に残
留するトナーを回収する。
【0020】クリーナ装置20の左側の21は定着器
で、転写材Pに転写されたトナー像を熱と圧力とによっ
て定着させる。22は搬送ローラ、23はフラッパで、
定着プロセスの終了した転写材Pの搬送方向を排紙ロー
ラ25の方向または搬送路26を介して中間トレー部6
方向に切り換える。27は排紙トレーである。
【0021】次に、中間トレイ部6の構成について説明
する。30は中間トレーで、搬送ローラ31を介して搬
送される転写材Pを一旦蓄え、給送ローラー32、33
の駆動により搬送路35を介して再度画像形成部5に再
送する。なお、図中のS1〜S15、S19〜S23は
センサで、センサS1はアナログ走査ユニットとなる光
学系のホームポジションを検知し、スタンバイ中はこの
位置に光学系が停止する。センサS2は原稿画像の先端
位置に対応する位置に光学系が移動したことを検知し、
このセンサ出力でコピーシーケンスのタイミングを制御
する。センサS3は最大走査時リミッタ位置(反転位
置)である。光学系は後述する操作部で指示されたカセ
ットサイズ及び倍率に従ったスキャン長で往復動作す
る。
【0022】図2は、図1に示したコントローラ部2a
の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のもの
には同じ符合を付してある。
【0023】図2において、51は操作部で、コピーモ
ード(片面、両面、多重等)及び複写モード(倍率、用
紙サイズ等)を設定するキーである。52は制御部(コ
ントローラ)で、CPU52a、ROM52b、RAM
52c等から構成され、ROM52bに格納された制御
プログラムに基づいて複写シ−ケンスを総括制御する。
53はACドライバで、原稿露光ランプ2c等のAC負
荷55電源を供給する。56はモータ制御部で、メイン
駆動モータ61の駆動を制御する。57はDC負荷制御
部で、ソレノイド11a、11b、クラッチ、ファン等
の駆動を制御する。59は高圧ユニットで、帯電系及び
現像ユニット10a、10bの現像スリーブに対して所
定電位の電圧を印加する。58はDC電源で、制御電位
+5Vをコントローラ部2a等に供給する。
【0024】電源スイッチ2bが投入されると、まず定
着器21内のヒータが通電され、定着路ローラが定着可
能な所定温度に到達するのを待機(ウェイト時間)す
る。定着路ローラが所定温度に到達すると、メイン駆動
モータ61を一定時間駆動し、感光ドラム7、定着器2
1等を駆動し、定着器21内のローラを均一な温度に設
定する(ウェイト解除回転)。その後メイン駆動モータ
61を停止し、コピー可能状態で待機する(スタンバイ
状態)。ここで、メイン駆動モータ61は感光ドラム
7、定着器21、現像ユニット10a、10b、及び各
種の転写材搬送用ローラを駆動する。そして、操作部5
1よりコピー指令が入力されると、コピーシ−ケンス
(複写シ−ケンス)が開始される。
【0025】次に、画像形成について説明する。
【0026】コピー指令によりメイン駆動モータ61が
回転し、感光ドラム7が矢印R1方向に回転を始めると
ともに、一次帯電器19に高圧ユニット59から高圧が
供給され、感光ドラム7上に均一な電荷を与える。次
に、原稿露光ランプ2cを点灯し、光学モータ2fを駆
動し、原稿台に載置された原稿を矢印K1方向に露光走
査し、感光ドラム7上に投影する。このようにして感光
ドラム7上に静電潜像が形成される。
【0027】次に、この潜像は現像ユニット10aまた
は現像ユニット10bにより現像され、転写帯電器15
の部分で転写材Pに転写され、分離帯電器16の部分で
感光ドラム7から分離される。
【0028】次にクリーナ装置20により感光ドラム7
上に残留するトナーが回収され、前露光ランプ17によ
り均一に除電された後、再びコピーサイクルを繰り返
す。
【0029】現像ユニット10a、10bは操作部51
からの選択指令によりいずれか一方が感光ドラム7に当
接される。
【0030】本実施例においては現像ユニット10aに
色トナー(例えば赤色トナー)が収容され、ソレノイド
の11a、11bにより感光ドラム7への接近、退避が
行なわれる。なお、現像ユニット10a、10bの現像
スリーブには高圧ユニット59から現像バイアス電圧が
印加されている。
【0031】また、本実施例の画像形成装置において
は、通常の片面コピーばかりでなく両面、多重コピーが
できるが、一度、定着器21を通過した転写材Pは第1
面コピー時と比べて転写材Pの抵抗値などの状態が変わ
っており、これに対応すべく転写帯電器15、分離帯電
器16に印加される高圧電圧も1面目と、両面あるいは
多重コピー時の2面目とで条件を変更している。これら
の現像バイアスあるいは転写、分離の各高圧電圧値は高
圧ユニット59により制御される。
【0032】光学系は制御部52からの指令に従って、
モータ制御部56を介して光学モータ2fを正転または
逆転させることにより往復制御される。
【0033】次に、転写材Pの制御について説明する。
【0034】図1中のセンサS9、S11はそれぞれ上
段及び下段カセットの転写材Pの有無を検知し、センサ
S10、12は給紙ローラ3a、3bのリフティング状
態を検知する。また、センサS22、S23はカセット
サイズを検知する。
【0035】以後、上段と下段については同様の動作を
するので、上段の給紙動作について説明する。まず、上
段カセットが挿入されると、センサS22によりサイズ
を読み取るとともに、カセットのサイズを識別し、操作
部51の紙無し表示器を消灯し、カセットサイズを選択
的に点灯する。
【0036】次にコピー指令によりコピー動作がスター
トすると、中板上昇クラッチ(不図示)をONし、カセ
ット内の中板を上昇し、転写材Pを上昇させる。これに
より、転写材Pが上昇し、給紙ローラ3aに当接し、所
定の高さに到達すると、センサS10が出力し、クラッ
チをOFFするとともに給紙ローラ3aを駆動し、装置
本体1の内部に転写材Pを供給する。上述のように、中
板上昇クラッチによりカセット内の転写材Pが上昇し、
その後は上昇した位置を保持し、次のコピースタート時
には上述の上昇動作はしない。また、連続コピー動作中
にカセット内の転写材Pが減って上面が所定位置よりも
下がった場合には同様にクラッチをONし、所定高さま
で上昇させる。装置本体1内に供給された転写材Pはセ
ンサS7に到達し、レジストローラ9が停止しているた
め、適当なループを作り停止する。
【0037】次に感光ドラム7上に形成されたトナー像
の先端を合わせるべく、光学系によるタイミング信号に
よりレジストローラ9を駆動し、先端合わせをした後、
転写帯電器15により感光ドラム7上のトナー像を転写
材Pに転写し、その後、転写材Pは分離帯電器16によ
り感光ドラム7から分離され、搬送機構により定着器2
1に送られる。定着器21においては、定着ローラ表面
に配置された温度センサ(図示しない)とヒ−タにより
定着ローラの表面を所定温度に制御し、転写材Pはここ
で像を定着され、その後センサS4により排紙検知さ
れ、排紙ローラ25により排紙トレイ27上に排出され
る。
【0038】次に多重コピーの場合は、フラッパ23が
ソレノイド(図示しない)の動作により点線で示される
位置に切り換えられており、給紙、転写、分離、定着さ
れた転写材Pは搬送路26を通過し、搬送方向26aに
順次搬送され、センサS5により転写材Pが検知された
後、センサS6、S8等により検知され、横レジスト合
わせ用のソレノイドにより横方向の位置合わせをする。
次に操作部51からの多重コピー指令によりレジストロ
ーラ9が駆動し、転写材Pをレジストローラ9の位置に
送出する。以後は 前述した動作と同様に排紙トレー2
7に排紙される。
【0039】また、両面コピーに際しては、転写材Pは
途中までは上述の通常の複写動作の場合と同様に排紙ロ
ーラ25により排出されるが、転写材Pの後端がフラッ
パ23を通過後、排紙ローラ25が逆転駆動され、転写
材Pはフラッパ23にガイドされて搬送路26へと導入
される。
【0040】この逆転駆動は、正逆転を制御するソレノ
イドにより行なわれる。以後の動作は上述の多重コピー
の場合と同様である。このようにして、両面複写の場合
は、一度排紙ローラ25から装置本体1の外部に排出さ
れ、排紙ローラ25の逆転駆動により、転写材Pは表/
裏逆にされて搬送方向26aへ送られる。
【0041】以上1枚のコピーの多重コピー及び両面コ
ピーについて説明したが、複数枚数の多重コピーあるい
は両面コピーの場合には、中間トレー部6を使用して行
なわれる。図1に示すように、中間トレー部6には搬送
路35上にある転写材Pを一時的に収納する中間トレー
30が設けられている。複数枚数の多重コピーの場合に
は定着された転写材Pは、上述1枚コピーの両面コピー
時と同様の制御により、排紙ローラ25によって一部排
紙された後、排紙ローラ25を逆転駆動することによ
り、搬送路26及びフラッパ36、搬送路37を介して
中間トレー30に収納される。この動作を繰り返し、1
面目は全て中間トレー30に収納された後、次のコピー
指令により2面目は給送ローラ33が駆動され、搬送路
35を介して2面目コピーが実行される。
【0042】一方、複数の両面コピーの場合は、上述の
1枚多重コピー時と同様の制御により、フラッパ23に
より定着器21から搬送路26、37を通過し矢印B方
向に搬送されて、中間トレー30に収納される。以後の
動作は上述した多重コピーの場合と同様なので省略す
る。なお、画像形成部5に中間トレー30を構成する装
置においては、図1に示すように一時収納できる転写材
Pには長さに制限があり、瓦積み方式を採用する場合、
収納できる転写材Pはハーフサイズ以下の用紙となる。
【0043】図3に現像剤補給装置12を備えた現像ユ
ニット(以下適宜「現像器」という。)10bの詳細図
を示す。以下に現像剤補給装置12及びこの現像剤補給
装置12の一連の動作について説明する。現像において
は、感光ドラム7上に形成された静電潜像を、圧接され
た現像ユニット10bによってトナー現像を行なう。現
像された画像は、不図示の転写部において、転写材Pに
転写される。現像剤補給装置12は現像剤(トナー)の
貯蔵を兼ねた装置である。補給装置12には、回転する
ことにより、現像剤を送るスクリュー(現像剤搬送部
材)60及びスクリュー60を駆動する現像剤の補給モ
ータ13が設けられ、補給装置12内の現像剤はスクリ
ュー60の回転により、内壁61で囲まれた補給室62
に送られ、補給口63から現像器10bに補給される。
【0044】図4は、現像剤補給が行なわれる際の信号
の流れを示す。現像器10b内に設けられた現像剤セン
サ65の出力から、現像剤補給制御手段(コントロー
ラ)52が適当な補給タイミングを判断し、補給モータ
13を駆動して、現像器10bへ現像剤を補給する。
【0045】図4に示す回路を用いて実施例1の説明を
する。図4において、13は現像剤補給装置内の補給モ
ータであり、ドライバ回路(DC負荷制御部)57によ
って、駆動される。このドライバ回路57をコントロー
ラ52によって制御する。現像器10b内のセンサ65
が現像剤の有無を検出し、コントローラ52に信号が入
力される。この信号によって、現像剤補給を行なうかど
うか判断し必要な場合は、TRlをオンして、補給モー
タ13を回転させる。このとき、抵抗66の値は、コン
トローラ52の入力インピーダンスに比べて、十分小さ
くなるように設定されている。抵抗66には補給モータ
13に流れる電流がほぼ流れ、電流に比例した電圧を、
A/D入力67にてコントローラ52のCPU52a
(図2参照)が読み取ることができる。このときの電流
値は、図5のように、トルクTに比例した値となる。
【0046】図6のフローチャートにしたがうと、現像
剤補給が開始(A1)されると、まず補給モータ13を
オン(A2)し、そのときの電流値をA/D67の入力
値として読み込む(A3)。現像剤補給装置12内の現
像剤の量が少いと、補給モータ13の負荷トルクが小さ
くなる。A/D67の入力値が一定値(第1の所定値)
L1以下の場合は補給装置12内に現像剤の補充が必要
なため、補充を要求する表示を行なう(A10)。A/
D67の入力値が一定値L1以下でない場合は、入力値
から必要なON時間を計算し、タイマーに時間をセット
(A5)して、計算された所定時間後、補給モータ13
をオフ(A7)する。この時の現像器10b内のセンサ
65の状態(例えば現像剤が検知されない場合)によっ
て再補給が必要な場合は、再び補給モータ13を駆動
(A2)する。ここで補給モータ13の駆動時間を図
5、図7に基づいて説明する。ある状態Aにおいて、ト
ルクTA のとき、補給モータ13は1サイクルt0 の内
1 時間駆動される。状態Aよりも、トルクが軽くなっ
たB状態では、電流IB が検出されるが、このときの補
給モータ13の回転数は状態Aよりも大きく、この状態
で現像剤の送り量を一定に保つために、補給モータ13
の駆動時間t2 はt2 ≦t1 となるある値に決定され
る。逆にトルクが重くなって、状態Cとなり、トルクが
C の場合(電流値IC が検出された場合)回転数は小
さくなり、現像剤の送り量を一定に保つためには、補給
モータ13の駆動時間は長くする必要があり、この場合
は、連続回転の状態となっている。以上述べてきたよう
に、検知した電流値に応じて、現像剤の補給モータ13
の回転時間を変化させることにより、現像器10bへの
現像剤の補給を一定量とすることができる。 〈実施例2〉実施例1と同じ構成で図8のように制御す
る。現像剤補給が開始(B1)されると、まず補給モー
タ13が駆動(B2)され、そのときの電流値をA/D
67の入力値として読み込む(B3)。A/D67の入
力値が一定値(第1の所定値)L1以下の場合は実施例
1で述べた通常の補給動作を行なう(B15)。なんら
かの原因により現像剤補給装置12内の現像剤の量が多
かったり、現像剤が凝固していると、補給モータ13の
負荷トルクが大きくなる。これが一定値(第2の所定
値)L2以上の場合、実施例1では、図7の状態Cのよ
うに連続回転状態となり、現像器10bへの現像剤の補
給が追い付かなくなる。
【0047】ここでA/D67の入力値が一定値L2以
上の場合は現像剤の凝固等の異常が発生したとして、異
常表示(B13)をして現像剤補給を終了(中止)(B
14)する。A/D67の入力値が一定値L1以上、一
定値L2以下の場合、現像器10bへの現像剤の補給を
追い付かせるため、現像剤の消費要素である複写動作
を、一時停止する(B6)。複写動作の停止とは、例え
ばレジストローラ9を一時停止させることにより実現す
ることができる。ここではA/D67の入力値に応じた
時間複写動作を停止し、その間、現像器10bへの補給
動作のみを行ない、一定時間経過後(B8)、複写動作
を再開する(B9)。再開後の現像剤の補給がさらに必
要な場合は、再びA/D67の入力値を読み込み(B
3)、その後、以上の動作を繰り返す。このようにし
て、補給モータ13の電流を検知することにより、現像
剤の送り量を推定し、送り量が少なくて十分でないと判
断された場合には、複写動作を一時停止して、現像剤の
補給不足を避けることができる。 〈実施例3〉次に、実施例2と同じ構成で、図9のよう
に制御する。A/D67の入力値が一定値(第3の所定
値)L3以上の場合(C4)、現像器10bの現像剤の
消費を減少させるために、メイン駆動モータ61及び光
学モータ2fの回転数を減少させることにより、現像ス
ピードをダウンさせる(C5)。このことにより、なん
らかの原因により、補給モータ13のトルクが重くな
り、補給スピードが小さくなった場合などでも、現像器
10bにおいて、現像剤の消費量に対する現像剤の補給
をある程度一定量に保つことができ、現像剤の補給不足
による濃度むら等を防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
現像剤搬送部材を駆動する駆動源に流れる電流を検知
し、この検知結果に基づいて、現像剤搬送部材の作動を
制御するので、補給装置内の現像剤量、その状態等にか
かわらず、単位時間当たりの現像剤の補給量を一定に維
持することができる。これにより、現像装置内の現像剤
の分布を均一に保つことができ、分布のかたよりに基づ
く最終画像の濃度むら、現像装置での現像剤の詰まり等
を有効に防止することができる。
【0049】なお、補給装置内の現像剤量と駆動源に流
れる電流との間には、相互に対向する関係にあるので、
この電流を検知することによって、補給装置内の現像剤
の残量を推定することができ、したがって、補給装置内
の現像剤の残量を検知するためのセンサは、特に設ける
必要がなく、積極的に省略することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置の概略構成を
示す縦断面図。
【図2】実施例1の画像形成装置の制御を示すブロック
図。
【図3】実施例1の現像剤補給装置の構成を示す縦断面
図。
【図4】実施例1の現像剤補給モータの駆動制御を示す
回路図。
【図5】実施例1の現像剤補給モータの特性を表す図。
【図6】実施例1の現像剤の補給制御を示すフローチャ
ート。
【図7】実施例1の現像剤の補給モータの駆動時間を示
す図。
【図8】実施例2の現像剤の補給制御を示すフローチャ
ート。
【図9】実施例3の現像剤の補給制御を示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
7 像担持体(感光ドラム) 10b 現像装置(現像ユニット、現像器) 12 現像剤補給装置 13 駆動源(補給モータ) 52 電流検知手段(コントローラ) 57 DC負荷制御部 60 現像剤搬送部材(スクリュー)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成された静電潜像に現像
    剤を付着させて現像する現像装置と、現像によって現像
    剤が消費される現像装置に対して現像剤を補給する現像
    剤補給装置とを備えた画像形成装置において、 前記現像剤補給装置が、 補給装置本体内の現像剤を攪拌し前記現像装置に供給す
    る現像剤搬送部材と、 該現像剤搬送部材を駆動する駆動源と、 該駆動源に流れる電流を検知する電流検知手段と、を有
    し、 前記現像剤補給装置は、該電流検知手段の出力に基づい
    て、現像剤補給量の調整を行う、 ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記電流検知手段が第1の所定値以下の
    電流を検知したことを条件に、前記現像剤補給装置への
    現像剤の補給要求表示を行う、 ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記電流検知手段が第2の所定値以上の
    電流を検知したことを条件に、画像形成動作を一時停止
    する、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記電流検知手段が第3の所定値以上の
    電流を検知したことを条件に、前記現像装置の現像速度
    を変更する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記
    載の画像形成装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007108631A (ja) * 2005-09-15 2007-04-26 Ricoh Co Ltd トナー補給装置、トナー搬送装置および画像形成装置

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