JP2877843B2 - トナー濃度制御装置 - Google Patents

トナー濃度制御装置

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JP2877843B2 JP1185894A JP18589489A JP2877843B2 JP 2877843 B2 JP2877843 B2 JP 2877843B2 JP 1185894 A JP1185894 A JP 1185894A JP 18589489 A JP18589489 A JP 18589489A JP 2877843 B2 JP2877843 B2 JP 2877843B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 画像形成装置の現像剤中のトナー濃度を検知するため
のトナー濃度検知手段を備えるトナー濃度制御装置にお
いて、マイクロプロセッサの周辺素子を含めて多くの構
成素子を載置しているため他のボードあるいは部品に比
して不良になる率が高い制御ボードを交換した場合にも
トナー濃度の制御状態を不変に維持するための基準とな
る電圧を得るために、電源が切断されている期間中もこ
のトナー濃度検知手段の出力を保持する不揮発性メモリ
を設け、制御ボードを交換した際にこの不揮発性メモリ
が保持している電圧を用いてトナー補給を制御するよう
にした。
〔産業上の利用分野〕
本発明は乾式静電複写機、ファクシミリあるいはレー
ザープリンタなどの静電潜像にトナーを付着させること
によって画像を形成する画像形成装置におけるトナー濃
度制御装置に関する。
〔従来の技術〕
上記のような画像形成装置においては、一般にトナー
およびキャリヤの二成分の混合からなる現像剤が使用さ
れており、現像剤中のトナーが減少することによる画像
濃度の低下を防止するために、例えば感光ドラム上の画
像間隔に形成されるテストパターンの画像濃度を測定し
てこの画像濃度が一定となるよう、現像剤にトナーを自
動的に補給するように制御することが行なわれている。
しかしながら、このようにテストパターンの濃度を一
定に保つようにトナーの補給を制御した場合、感光ドラ
ムにおける帯電電位、露光、現像剤などの経時的な変化
・変動によって画像濃度が低下するとトナーの補給が過
剰に行なわれ、画像濃度が高くなり過ぎたりカブリ、汚
染が発生するという欠点があった。
このような欠点を避けるために、本出願人は平成元年
2月17日に出願した特願平1−036261号の「トナー濃度
制御装置」と題する発明において、静電潜像に付着した
トナーによって生成されるテストパターンの濃度を光学
的に検知する画像濃度検知手段と、トナーおよびキャリ
ヤの二成分の混合からなる現像剤中の上記トナーの濃度
を検知するトナー濃度検知手段とを設けて、これらの検
知手段によって検知された情報に基づいてトナーの補給
を制御するようにしたトナー濃度制御装置を提案した。
ところで、上記のような画像形成装置に限らず、通常
の画像形成装置においては、上記のようなトナー濃度制
御を含めて各種の制御が必要なことから、一般に、制御
用のマイクロプロセッサおよびその周辺回路などを1枚
の制御ボードに搭載し、異常の生じた場合の保守作業に
おいてはこの制御ボードを交換するように構成されてい
る。
そして、この制御ボードはマイクロプロセッサやその
周辺素子を含めて多くの構成素子を載置しているため他
のボードあるいは部品に比して不良になる率が高く、し
たがってこの制御ボードを交換する場合が多い。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような制御ボードを交換したとき、トナー濃度検
知手段の出力電圧はトナー濃度に一義的に対応しなけれ
ばならないにもかかわらず、トナーを含む現像剤自体は
交換されずに前のまま、すなわちトナーが同一の濃度を
維持している場合であっても、トナー濃度検知手段の自
体の特性やこのボードに搭載されていてトナー濃度検知
手段の出力電圧を調整するトナー濃度検知出力調整手段
の調整の違いなどによってその出力電圧が必ずしも等し
くならない。
例えば交換前の制御ボードを使用していたときのトナ
ー濃度検知手段の出力電圧が3Vであったとき、この制御
ボードを交換した後のこの出力電圧もトナー濃度が変化
していないことから3Vでなければならない。しかるに、
この交換後の出力電圧が仮に4Vであったとすると、例え
ばトナー濃度が不足している場合と同様な出力電圧であ
るので無用なトナー補給が行われ、生成された画像が濃
すぎたり、汚れを生じたりすることになる。
本発明の目的は、上記のように制御ボードを交換した
際にトナー濃度検知手段の出力電圧を調整するための基
準となる電圧を得ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明においては、画像形成装置の現像剤中のト
ナー濃度を検知するためのトナー濃度検知手段と、該ト
ナー濃度検知手段の出力値を受けてトナー濃度を制御す
る制御手段と、前記トナー濃度検知手段の出力値を調整
するトナー濃度検知出力調整手段とを備え、前記トナー
濃度検知出力調整手段が交換可能な制御ボードに搭載さ
れたトナー濃度制御装置において、前記トナー濃度検知
手段の出力値を保持する保持手段を設け、前記制御手段
は前記制御ボードを交換した直後の前記トナー濃度検知
手段の出力値が前記保持手段に保持されている値と等し
くなるよう前記トナー濃度検知出力調整手段を制御す
る。
また第2の発明においては、画像形成装置の現像剤中
のトナー濃度を検知するためのトナー濃度検知手段と、
該トナー濃度検知手段の出力値を受けてトナー濃度を制
御する制御手段と、前記トナー濃度検知手段の出力値を
調整するトナー濃度検知出力調整手段とを備え、前記ト
ナー濃度検知出力調整手段が交換可能な制御ボードに搭
載されたトナー濃度制御装置において、前記トナー濃度
検知手段の出力値を保持する保持手段を設け、前記制御
手段は前記制御ボードを交換した直後の前記トナー濃度
検知手段の出力値と前記保持手段が保持している値より
補正係数を求め、該補正係数を前記トナー濃度検知手段
の出力値に乗算してトナー濃度制御を行う。
〔作用〕
制御ボードを交換するために電源が切断された時にも
前のトナー濃度検知手段の出力を保持しておくことによ
って、交換後の制御ボードによって適正なトナー補給を
行うことができる。
すなわち、制御ボードの交換前と交換後のトナー濃度
には変化がないからトナー補給の状態は同一でなければ
ならず、したがってトナー濃度検知手段の出力は制御ボ
ードの交換の前後で一定でなければならない。
そのための1つの方法としては、制御ボード交換後の
トナー濃度検知手段の出力電圧が交換前のトナー濃度検
知手段の出力電圧と等しくなるようにトナー濃度検知出
力調整手段を調整することによって適正なトナー補給が
行われることは明らかであろう。
また、他の方法としては、制御ボード交換後のトナー
濃度検知手段の出力電圧に係数を乗算して交換前のトナ
ー濃度検知手段の出力電圧と等しくなるようにトナー濃
度検知手段出力調整手段の出力を演算することによって
も適正なトナー補給が行われる。前述の例では、交換前
の制御ボードを使用していたときのトナー濃度検知手段
の出力電圧が3Vであったとき、この制御ボードを交換し
た後のこのこのトナー濃度検知手段の出力電圧が4Vであ
った場合には、この出力電圧に3/4を乗算して得た電圧
をトナー濃度検知手段の出力電圧として制御を行うこと
によって、適正なトナー補給が行われるようになる。
なお、上記の不揮発性メモリとしては、電池でバック
アップされたCMOS形のRAMなどを用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第2図は本発明が適用される乾式電子複写機を示すも
ので、装置本体の中央部には、感光ドラム1が矢印方向
に回転自在に配置され、露光部であるコンタクトガラス
2上を走行する原稿の画像を照明するランプ3、原稿か
らの反射光を感光ドラム1上に投影結像するレンズアレ
イの如き光学系4が配置される。
感光ドラム1の回りには、帯電チャージ5、現像装置
6、複写チャージャ7、分離チャージャ8、クリーニン
グユニット9が順次設けられている。
コンタクトガラス2上には、原稿循環搬送手段が設け
られ、この原稿循環搬送手段は、コンタクトガラス2の
上面をシート原稿が搬送されるように、前部搬送駆動ロ
ーラ10とその上下に設けられた従動ローラ10a,10b、後
部搬送駆動ローラ11とその上下に設けられた従動ローラ
11a,11b、中央部搬送駆動ローラ12とその下に設けられ
た従動ローラ12a、前部搬送駆動ローラ10と後部搬送駆
動ローラ11との間に位置する案内板13、前部搬送駆動ロ
ーラ10と従動ローラ10bとの間においてシート原稿の搬
送路を切換うる一端を軸支14aした位置a,bを採りうる原
稿切換爪14、前部,後部の搬送駆動ローラ10,11の各側
面に対してシート原稿を誘導する案内板15から構成され
る。
原稿循環搬送手段の前方には、前部搬送ローラ10の上
面と同じ高さを有し、シート原稿の原稿画像面を上向き
にして載置しうる原稿供給テープ16が設けられ、この原
稿供給テープ16によりシート原稿を前部搬送ローラ10と
従動ローラ10aとの間に挿入しうる第一原稿挿入部Aを
備えている。
原稿循環搬送手段の後方には、後部搬送ローラ11と従
動ローラ11bとの間にシート原稿を送り込むことができ
る第二原稿挿入部Bを設け、基枠上面17には軸部18aを
中心に起倒自在の誘導操作板18が設けられ、誘導操作板
18が図示の実線位置に示すように、上方排出部である転
写紙排出受板29に当接するシート原稿の挿入阻止位置か
ら、時計方向B1へ回動して基枠上面17と同一面をなす水
平位置に配置することにより、第二原稿挿入部Bを構成
し、この第二原稿挿入部B上からシート原稿を供給する
ことができる。
第一原稿挿入部A、第二原稿挿入部Bからそれぞれ供
給されたシート原稿は複写終了により原稿受け板19上に
排出される。
第一原稿挿入部AにはセンサS1、また第二原稿挿入部
BにはセンサS3がそれぞれ設けられており、センサS1
S3は挿入されるシート原稿端により駆動モータ20の起
動、照明ランプ3の点灯を行ない、前部および後部搬送
駆動ローラ10,11を回転する。センサS2はジャム検知用
センサである。
センサS4は原稿レジストセンサであり、シート原稿端
を検知し、シート原稿の駆動を一時停止するセンサであ
り、センサS5はリピートモード選択により、シート原稿
端を検知して、原稿切換爪14をa位置からb位置に切換
えるセンサである。
センサS10は誘導操作板18により制御されるセンサで
あり、誘導操作板18が実線位置にあるとき、センサS10
の号により後述する排紙切換爪21の切換えを行ない、誘
導操作板18が一点鎖線位置の水平位置に回動されると、
第一原稿挿入部Aにおいて、図示されていないシート原
稿挿入阻止手段を作動させ、シート原稿は第二原稿挿入
部Bから挿入可能となる。なお、シート原稿挿入阻止手
段として、第一原稿挿入部Aの入口を閉止する部材を用
い、またはレバーセンサよりなるセンサS1のレバー部を
ロックすることにより、原稿の進入を阻止することがで
きる。
次に、転写紙の供給、搬送、排出の手段について説明
する。
転写紙の供給手段として、装置本体の前面側には、手
差し給紙部22と自動給紙部23が設けられており、手差し
給紙に際しては、手差し用紙は手差し給送ローラ24によ
り、自動給紙の場合、自動給紙部23内の転写紙は給送ロ
ーラ25により、レジストローラ26に送られ、この位置で
シート原稿との位置合せを行なう。
転写位置に送られた転写紙は転写チャージャ7により
感光ドラム1のトナーを転写され、感光ドラム1から分
離チャージャ8により分離され、搬送ベルト27、定着装
置28を経て、排紙切換爪21により装置本体の上方位置の
排出部29または下方位置の排出部30へ排出される。
排紙切換爪21は軸部21aを中心に回動自在であり、反
時計方向のe方向への切換えにより、転写紙通路を上方
排出部29へ接続し、時計方向のf方向への切換えによ
り、転写紙通路を下方排出部30へ接続する。上方、下方
の各排出部の選択は、第一原稿挿入部Aよりシート原稿
が挿入される時には、図示されていない操作部に設けら
れた排出部切換センサにより、上方排出部29か下方排出
部30の選択ができる。
しかしながら、第二原稿挿入部Bからシート原稿が挿
入される時には、第二原稿挿入部Bの一部を構成する誘
導操作板18がB1方向の水平位置に回動されることによ
り、上方排出部29への通路が誘導操作板18によって閉鎖
されると共に、センサS10の作動により排紙切換爪21を
切換えて転写紙排出通路を下方排出部30へ接続する。こ
の際、操作部の表示も下方排出部が使用されることを示
し、操作部に設けられた排出部切換センサの作動ができ
ないようにしている。
センサS6は手差し給紙部23に挿入された転写紙により
作動されるセンサであり、センサS1,S3と同様、駆動モ
ータ20を作動し、転写紙、原稿を搬送しうる状態にす
る。センサS7はレジストセンサであり、転写紙先端を検
知し、手差し給送ローラ24、レジストローラ26の回転を
一時停止させ、原稿との位置合せを行ない。原稿の再搬
送と共に転写紙も再搬送される。センサS8,S9はそれぞ
れ搬送ベルト27の部分、定着装置28と排紙切換爪21との
間の通路の部分に対するジャム検知センサである。
次に、本発明の複写装置の動作について説明する。
第一原稿挿入部Aに通常のシート原稿を挿入し、一枚
コピー、リピートコピーの各モードにより複写を得るこ
とができる。
まず、第一原稿挿入部Aから挿入された原稿により一
枚コピーを得る場合、予め手差しモードであれば、手差
し給紙部22に転写紙を挿入し、また自動給紙モードであ
れば転写紙の存在を確認して、第一原稿挿入部Aである
原稿切換テーブル16上に原稿画像面を上向きにし原稿を
挿入する。
センサS1またはS6の作動により、駆動モータ20が作動
し、各原稿搬送駆動ローラの回転により、原稿はレジス
トセンサS4に到るまで駆動され、該レジストセンサS4
検知信号で原稿搬送部へのクラッチの伝達を遮断して、
原稿搬送は一時停止し、これに対して、転写紙も手差し
給紙部22または自動給紙部23のいずれかにより給送さ
れ、搬送されてきた転写紙によるレジストセンサS7の検
知信号で転写紙搬送部へのクラッチの伝達を遮断して転
写紙を一時停止し、原稿、転写紙の位置合せを行ない、
両者は再搬送される。
原稿は露光部を通過し、a方向である前部搬送ローラ
10側に回動している原稿切換爪14に導びかれることな
く、原稿受け板19上に排出される。
転写紙は、転写チャージャ7により感光ドラム1上の
トナー像を転写され、分離チャージャ8で感光ドラム1
より分離され、搬送ベルト27を経て、定着装置28でトナ
ー像を定着する。
原稿が第一原稿挿入部Aより送られる場合、第二原稿
挿入部Bにおける誘導操作板18は、上方排出部29である
排出トレイに当接する位置に回動されており、誘導操作
板18の回動により上方排出部29の通路が形成され、転写
紙は下方排出部30への排出のほか、上方排出部29にも排
出することができる。
したがって、操作部における上方排出部29および下方
排出部30のいずれかを選択することにより、例えば排紙
切換爪21は軸21aを中心にe方向に回動設定されると、
転写紙は第二原稿挿入部Bの開口部を経て上方排出部29
に導びかれ、また排紙切換爪21が軸21aを中心にf方向
に回動設定されると、転写紙は下方排出部30に導びかれ
る。
次に、第一原稿挿入部Aから挿入された原稿によりリ
ピートコピーを得る場合、予め操作部において必要なリ
ピート数を設定し、原稿は第一原稿挿入部Aから供給さ
れ、露光部を通過した原稿先端をセンサS5が検知し、こ
の検知信号で原稿切換爪14が図示されていない駆動手段
により前部搬送駆動ローラ10から離れるb方向に回動
し、原稿はこの原稿切換爪14に案内されて前部搬送駆動
ローラ10に沿って再搬送状態に切換えられてリピート数
だけ露光部を通過した時、原稿切換爪14はa方向に切換
回動され、原稿は原稿受け板19に排出される。転写紙は
手差し給紙部または自動給紙部23から送り出されて必要
枚数のコピーが得られる。
原稿を循環搬送する場合、原稿の種類、たとえば厚み
のある原稿、腰の強い原稿では方向変換を行なう搬送ロ
ーラ部分での抵抗が大きくなり、搬送不良を生じたり、
貼り合せ原稿では方向変換部で貼り合せ部がはがれる恐
れがあり、本発明では、このような原稿に対しても支障
のない弯曲部の方向転換部を有していない第二原稿挿入
部Bを設けている。
この第二原稿挿入部Bを使用して複写をうるには、第
二原稿挿入部Bの一部を構成する誘導操作板18を上方排
出部29に沿わせた状態(上方排出部への転写紙の通路を
形成する状態)から軸部18aを中心にB1方向に回動して
水平状態にして原稿の挿入を可能な位置に配置する。
この誘導操作板18の回動に伴なうセンサS10の信号
で、第一原稿挿入部Aからの原稿の挿入を不可能とし、
二つの原稿挿入部A,Bから同時に原稿が重複して挿入さ
れることを防止している。
また、第二原稿挿入部Bから原稿を挿入するため、上
方排出部29への転写紙の排出は不可能となり、前記セン
サS10の信号により、排紙切換爪21は図示されていない
駆動手段の作動でf方向に回動させ、転写紙は排紙切換
爪21により下部排出部30に排出される。
以上のように、本発明の構成では、通常のシート原稿
を用いて複写を得る場合には、複写装置の前方位置上面
に設けた第一原稿挿入部Aを用い、原稿画像面を上向き
にしてシート原稿を供給し、原稿循環搬送手段を介して
露光部に搬送され、所定の枚数のリピートコピーを可能
とし、この際、転写紙も給紙部から送られ、原稿の搬送
と同期して感光ドラムに送られ、トナーを転写、定着し
て上方または下方排出部のいずれかに排出される。
通常は転写紙の取出し操作が容易である上方排出部へ
転写紙は送られるように設定され、このため、第二原稿
挿入部Bには原稿が挿入できないように、誘導操作板は
上方排出部側に回動されており、したがって、第二原稿
挿入部Bは上方排出部への通路を形成し、転写紙は定着
装置からe方向に回動した排紙切換爪により、第二原稿
挿入部Bにおける開放された通路を経て上部排出部へ排
出される。
また、厚手のシート原稿のような、原稿循環搬送手段
の弯曲通路部を通過するのに適しないシート原稿を用い
て複写を得る場合には、複写装置の後方位置上面に設け
た第二原稿挿入部Bを用いる。
この際、第二原稿挿入部Bに設けられた誘導操作板を
起立状態から水平位置まで回動することにより、第二原
稿挿入部Bによりシート原稿の挿入を可能とし、センサ
S10の作動信号により、第一原稿挿入部Aからのシート
原稿の挿入を不可能とする手段を働かせ、排紙切換爪の
位置を下部排出部へ接続するように切換えられる。
よって、第二原稿挿入部Bに原稿画像面を下向きにし
てシート原稿を供給することにより、シート原稿は原稿
循環搬送手段の弯曲通路部を介することなく露光部に搬
送され、この際、転写紙は感光ドラムに送られ、トナー
を転写、定着して切換設定された排紙切換爪を経て下方
排出部へ排出される。
この第2図の感光ドラム1に対向して設けられた画像
濃度検知センサS11および原稿装置6に設けられたトナ
ー濃度検知センサS12は本発明における画像濃度検知手
段の検出部およびトナー濃度検知手段の検出部を構成す
るものであり、第3図にはこれら画像濃度検出センサS
11およびトナー濃度検出センサS12を含む、感光ドラム
1と現像装置6の本発明に関連する要部の構成を概念的
に示してある。
画像濃度検出センサS11は発光ダイオードLとフォト
トランジスタPとからなり、周知のように感光ドラム1
上の画像パターンの間隔などに形成されたテストパター
ンの潜像に現像装置6内に現像スリーブ63上に磁石65
よって生成された磁気ブラシによってトナーが付着され
たテストパターンによって反射された、上記発光ダイオ
ードLからの光線を上記フォトトランジスタPによって
検出し、その光量によって上記感光ドラム上に形成され
た画像の濃度を検知するものである。
トナー像濃度検出センサS12は、後に第1図によって
説明するように、磁気コアに3組のコイルを巻回して構
成されていて、現像剤の磁気抵抗すなわち透磁率を測定
するものであり、磁性体であるキャリアに比して非磁性
体であるトナーの量が多いときには透磁率が小さく、ト
ナーの量が多いときには透磁率が大きいことによってト
ナーの濃度を検出するものである。
第3図についてさらに説明すれば、現像装置6にはト
ナーストッカ61に貯蔵されているトナーを一定量ずつ補
給するためのトナー補給機構62が設けられており、この
現像装置6内のトナーとキャリアの二成分からなる現像
剤は常時回転している現像スリーブ63の表面に吸着され
てドクターブレード64によってほぼ均一の厚さで上記ト
ナー濃度検出センサS12の下を通過し、このときにトナ
ー濃度が測定される。
現像スリーブ63がさらに回転すると、このスリーブ内
部に設けられている磁石65によってトナーはキャリアと
ともに磁気ブラシを形成し、その穂先の部分が感光ドラ
ム1の表面と接触してこの感光ドラムの表面に形成され
ている所要画像に対応する静電潜像にトナーを付着させ
ることは従来と同様である。
第1図は前述した特願平1−036261号の「トナー濃度
制御装置」と題する発明に記載した複写機の制御回路に
本発明を適用した実施例の本発明に関連する要部を示す
ブロック図である。なお、図中▽および△印はそれぞれ
適当な電圧を供給する電圧源を示すものである。
画像濃度検知手段Fは上記の発光ダイオードLおよび
フォトダイオードPを含むセンサS11を備えており、前
述のようにこの発光ダイオードからの光を感光ドラム1
上に、例えばテストパターン生成ソレノイドLで原稿面
からの光の入射を遮断することによって、形成されたテ
ストパターンで反射させ、その反射光を上記フォトダイ
オードで受光することによって光電変換を行い、抵抗お
よびコンデンサからなる平滑回路を経て制御ボードBに
実装されているマイクロコンピュータMPのアナログ入力
ポートIFに供給する。
トナー濃度検知手段Tは3つの巻線を有する前記セン
サS12と3つのEOR回路T1,T2,T3とを含んでおり、第1
のEOR回路T1は上記センサS12の第1および第2の巻線と
ともに発振回路を構成し、その発振出力を第3のEOR回
路T3の一方の入力端子に供給する。
現像剤中のトナー濃度に応じて位相が変化する上記セ
ンサS12の第3の巻線からの出力を第2のEOR回路T2を介
して上記第3のEOR回路T3の一方の入力端子に供給する
ことによって、上記発振回路のEOR回路T1の出力との位
相差に基づくパルス幅変調(PWM)された出力を得、こ
のパルス幅変調出力を3段の抵抗−コンデンサからなる
低域濾波器(LPF)によって積分することによってアナ
ログ化された出力を上記マイクロコンピュータMPのアナ
ログ入力ポートITに供給する。
マイクロコンピュータMPとともに制御ボードBに実装
されているトナー濃度検知出力調整手段TCは、ツェナー
ダイオードの端子間電圧を分圧する分圧抵抗のタップ位
置によって調節可能な直流電圧を上記発振回路に供給す
ることによって発振出力のパルス幅を調整し、これによ
ってトナー濃度検知手段のアナログ出力を調整する。
このトナー濃度検知手段Tの出力によってマイクロコ
ンピュータMPがトナーの濃度が低下していることを検知
すると、上記したようにアナログ入力ポートIFに供給さ
れている画像濃度検知手段Fの出力を併せて参照しなが
らトナー補給を制御する。
このマイクロプロセッサMPからの制御出力はバスを介
して複写機本体PのインタフェースIFに送られ、その出
力によってトナー補給機構62のクラッチCを係合させて
その回転によって所定量のトナーをトナーストッカ61
ら所定量のトナーを現像装置6に補給させる。
本発明によって設けられた不揮発性メモリMは、マイ
クロプロセッサMPのアナログ入力ポートITに供給された
トナー濃度検知手段Tからのアナログ入力を例えばこの
マイクロプロセッサによってディジタル化した後に格納
するものである。
この不揮発性メモリMは図示のように制御ボードBと
は別個に設けることもできるが、制御ボード上のサブボ
ードにこの不揮発性メモリMを設置しておき、新しい制
御ボードに交換したときにはこのサブボードを旧制御ボ
ードから取り外して新しい制御ボードに装着するように
しておくことができる。なお、不揮発性メモリMとして
アナログメモリを使用できる場合には、上記のようなマ
イクロプロセッサMPによるAD変換を行う必要がないこと
は明らかであろう。
新しい制御ボードと交換した後に、新しいトナー濃度
検知手段の出力を不揮発性メモリMに格納されている前
の制御ボードでのトナー濃度検知手段の出力と実質的に
等しくなるようにするための係数を得る処理は例えば次
のようにして実行させることができる。
制御ボードBを交換するために複写機の電源を切断し
てこの複写機から旧い制御ボードを取り外した後、この
制御ボード上の不揮発性メモリMが設置されているサブ
ボードを新しい制御ボードに移す。
そして、この新しい制御ボードを複写機に装着してか
ら、例えば第4図に示した操作部Oの複写枚数などをセ
ットするためのテンキーKの“9",“0"およびC/Sキー
(クリアー・ストップキー)K0を同時に押下げながら電
源スイッチをオンすることによって、マイクロプロセッ
サMPに新しい制御ボードを用いたときに旧い制御ボード
のときと同一の条件でトナー補給制御を行うようにする
ための係数を求めさせる。
上記のようにして求める係数は、不揮発性メモリMに
格納されている前の制御ボードのときのトナー濃度検知
手段の出力をV00、新しい制御ボードに交換した直後の
トナー濃度検知手段の出力をV01としたときV00/V01
あり、新制御ボードによる各時刻におけるトナー濃度検
知手段の出力V02から換算したトナー濃度検知手段の出
力V03は次式で与えられ、この値V03によって前述のトナ
ー補給の制御が行われる。
V03=V02×V00/V01 なお、新しい制御ボードに交換した直後には上記した
ところから明らかなようにV02=V01であるから、上記係
数を用いて換算したトナー濃度検知手段の出力V03は不
揮発性メモリMに格納されている前の制御ボードのとき
のトナー濃度検知手段の出力V00に等しくなる。
また、このような制御方式の場合には最初に使用され
ていた制御ボードにおけるトナー濃度検知手段の出力が
基準となるため、2回以上制御ボードを交換することを
考慮した場合には、最初に使用されていた制御ボードに
おけるトナー濃度検知手段の出力電圧と、これに加え
て、制御ボードの交換ごとに新しい制御ボードに交換し
た直後のトナー濃度検知手段の出力V01を順次記憶させ
ておくことが好ましい。
なお、上記した第4図の操作部Oには、異常が発生し
たことを表示する異常表示素子Eおよび複写枚数あるい
は異常内容を示す数字を表示するための2つの7要素表
示素子N1,N2および複写などを実行させるためのコピー
キーKcが示してある。
また、別の方法としてはトナー濃度検知出力調整手段
TCを調整することによって新・旧の制御ボードでのトナ
ー濃度検知手段Tの出力電圧が同一になるように調整す
るようにしてもよく、この場合には制御ボードを交換す
る前の旧い制御ボードでのトナー濃度検知手段Tの出力
電圧だけを不揮発性メモリMに格納しておけば足りる。
この方法を実施する際には、例えば上記のように操作
部OのテンキーKの“9",“0"およびC/Sキー(クリアー
・ストップキー)K0を同時に押下げながら電源スイッチ
をオンしたときに上記操作部Oの数字表示部N1,N2に不
揮発性メモリMに格納されている電圧を表示させ、その
表示値と第1図に示したマイクロプロセッサMPのアナロ
グ入力ポートITの電圧とが一致するように、トナー濃度
検知出力調整手段TCで調整することができる。
なお、上記のように不揮発性メモリに格納されている
電圧値を表示する代わりに、この電圧値と新制御ボード
でのトナー濃度検知手段Tの出力電圧との差電圧を表示
させ、あるいはこの差電圧に代えてトナー濃度検知出力
調整手段TCの操作量を表示させるようにすることができ
る。
〔効果〕
制御ボードはマイクロプロセッサの周辺素子を含めて
多くの構成素子を載置しているため他のボードあるいは
部品に比して不良になる率が高く交換する場合が多い
が、本発明によれば、この制御ボードを交換した際にも
トナー濃度の制御状態は変わらないので、無用なトナー
補給によって画像にカブリや汚れが生じることがなく、
形成される画像の濃度が適正に維持されてという格別の
効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御回路の実施例を示す図、 第2図は本発明が適用される乾式電子複写機を示す図、 第3図は感光ドラム1と現像装置6の本発明に関連する
要部の構成を概念的に示す図、 第4図は操作部の例を示す図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の現像剤中のトナー濃度を検
    知するためのトナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知
    手段の出力値を受けてトナー濃度を制御する制御手段
    と、前記トナー濃度検知手段の出力値を調整するトナー
    濃度検知出力調整手段とを備え、前記トナー濃度検知出
    力調整手段が交換可能な制御ボードに搭載されたトナー
    濃度制御装置において、前記トナー濃度検知手段の出力
    値を保持する保持手段を設け、前記制御手段は前記制御
    ボードを交換した直後の前記トナー濃度検知手段の出力
    値が前記保持手段に保持されている値と等しくなるよう
    前記トナー濃度検知出力調整手段を制御するようにした
    ことを特徴とするトナー濃度制御装置。
  2. 【請求項2】画像形成装置の現像剤中のトナー濃度を検
    知するためのトナー濃度検知手段と、該トナー濃度検知
    手段の出力値を受けてトナー濃度を制御する制御手段
    と、前記トナー濃度検知手段の出力値を調整するトナー
    濃度検知出力調整手段とを備え、前記トナー濃度検知出
    力調整手段が交換可能な制御ボードに搭載されたトナー
    濃度制御装置において、前記トナー濃度検知手段の出力
    値を保持する保持手段を設け、前記制御手段は前記制御
    ボードを交換した直後の前記トナー濃度検知手段の出力
    値と前記保持手段が保持している値より補正係数を求
    め、該補正係数を前記トナー濃度検知手段の出力値に乗
    算してトナー濃度制御を行うことを特徴とするトナー濃
    度制御装置。
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