JP2004037751A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像信号の画像密度に応じて形成される画像の濃度変動を予測し、供給するトナー量を制御することにより、濃度変動が少ない画像を形成することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置において、現像器4と、現像器にトナーを供給するトナー供給部14,15と、現像器中のトナー濃度を検出するセンサ18と、トナー濃度の目標値を有し、目標値とセンサにより検出した検出値とに基づいて、トナー供給部が供給するトナー量を制御する制御部20と、画像信号に基いて形成される画像の形成枚数の情報を取得する画像枚数取得手段21とを備え、制御部20は、画像信号により原画像の画像密度を算出し、算出した画像密度と画像枚数取得手段21により取得された画像の形成枚数とを用いてトナー量を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置において、現像器4と、現像器にトナーを供給するトナー供給部14,15と、現像器中のトナー濃度を検出するセンサ18と、トナー濃度の目標値を有し、目標値とセンサにより検出した検出値とに基づいて、トナー供給部が供給するトナー量を制御する制御部20と、画像信号に基いて形成される画像の形成枚数の情報を取得する画像枚数取得手段21とを備え、制御部20は、画像信号により原画像の画像密度を算出し、算出した画像密度と画像枚数取得手段21により取得された画像の形成枚数とを用いてトナー量を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置は、原稿面に沿って光をスキャニングして得た画像信号若しくは外部入力された画像信号に基づいて変調した露光光を、一様に帯電した感光体ドラムに照射して潜像を形成させ、その潜像を現像装置によりトナーで現像して感光体ドラム上にトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写、定着させる方法が用いられており、トナーが消費されるのに伴って現像装置にトナーを供給する必要がある。
【0003】
このトナー供給を制御する方法としては、画像信号からトナー消費量を予測して供給量を制御するICDC(Image count dispense control)方式と、感光体ドラムの非画像領域に基準トナー像を形成して、その濃度をADCセンサで測定し、目標値からの偏差に基づいて供給量を制御するADC(Auto dennsity control)方式とがある。
【0004】
ADC方式は、現像装置の実際のトナーで形成された基準トナー像の濃度を頻繁に測定してトナーの供給量を制御するため精度の高い制御が可能になるが、基準トナー像を頻繁に形成する必要があるため、トナー消費量が増加してランニングコストが高くなるという問題がある。
【0005】
そこで、ICDC方式とADC方式の長所を生かしたトナー供給制御方式として、所定のインターバル毎にADC方式による制御を行い、その間はICDC方式による制御を行なう技術が第2861407号により開示されている。
【0006】
また、ICDC方式とADC方式とを併用するが、ADC方式において測定した基準トナー像の反射率が目標反射率からある程度以上離れた異常時にはADCの機能を停止してICDCのみにより制御し、測定した反射率が正常領域にある時にはADCの機能を復帰させるという技術が特開平5−2300号公報に開示されている。
【0007】
これらの技術を用いれば、形成されるトナー像の濃度を高精度に制御するためには有効な技術であると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同一原稿画像に基いて多量の複写を行ったり、類似画像密度の多量の文書をプリントアウトする場合には上述したトナー消費の増加やクリーナ負担が大きくなるというコスト面の短所に加え、感光体ドラムを帯電・除電することによる感材の劣化、非画像領域における現像装置の駆動による現像剤の劣化、測定後の基準トナー像をクリーニングするためのクリーナ負担といった画像形成装置のライフタイムに関する問題がクローズアップされてくる。
【0009】
そこで、このような場合には、むしろ積極的にADCを停止するか、あるいはADC機能を設けずに、ICDC主体の制御に切り替えるか、あるいは当初からICDCによる制御を行う方式が考えられる。
【0010】
しかし、現像装置内のトナーの濃度測定を行い、トナーの濃度目標値から乖離したときにICDCにより予測した消費量に見合うトナーを補給し、現像装置内のトナー混合比を一定に維持したとしても、例えば高画像密度のプリントを連続して出力するときはトナー消費量が多くなるのでトナー供給が頻繁となり、攪拌時間との関係でトナーの帯電量が低下するので、形成される画像濃度が濃くなってしまう。反対に、低画像密度のプリントを連続して出力するときはトナー消費量が少ないのでトナー供給の頻度が減り、トナーの帯電量が高くなるので、形成される画像濃度が薄くなってしまう。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑み、画像信号の画像密度に応じて形成される画像の濃度変動を予測し、供給するトナー量を制御することにより、濃度変動が少ない画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、トナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより画像を形成する画像形成装置において、
画像信号で変調した露光光により形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像器と、
上記現像器にトナーを供給するトナー供給部と、
上記現像器中のトナー濃度を検出するセンサと、
トナー濃度の目標値を有し、該目標値と上記センサにより検出した検出値とに基づいて、上記トナー供給部が供給するトナー量を制御する制御部と、
出力が予定されている画像の
画像信号に基いて形成される画像の形成枚数の情報を取得する画像枚数取得手段とを備え、
上記制御部は、上記画像信号により上記原画像の画像密度を算出し、算出した画像密度と上記画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数とを用いて
上記トナー量を制御するものであることを特徴とする。
【0013】
このように、制御部は、画像信号の画像密度に基いて形成される画像の濃度変動を予測するとともに、画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数を用いて供給するトナー量を制御するので、濃度変動を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、A方向に回転し、トナー像が形成される感光体ドラム3と、図示しない用紙トレイから搬送される記録媒体を、駆動ロール9aと従動ロール9bに張架されてB方向に循環移動する転写ベルト6上に担持し、その記録媒体上に感光体ドラム3上に形成されたトナー像の転写を受ける転写ベルト装置7と、トナー像が転写された記録媒体を一対のロールに挟んで、転写されたトナー像を加熱および加圧することにより記録媒体上に定着する定着装置10とを備えている。
【0017】
感光体ドラム3の周囲には、感光体ドラム3の回転方向Aに沿って、感光体ドラム3表面を均一な電位に帯電する帯電器2と、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号をパルス幅変調した露光光を感光体に照射して静電潜像を形成するレーザ露光器1と、トナー供給手段17から送られたトナーを内蔵するキャリヤと混合して攪拌部材13で攪拌することにより帯電させ、その帯電したトナーを現像ロール16の磁気力で吸着させて、静電潜像が形成された感光体ドラム3表面に近接する位置に運び、帯電したトナーでその静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器4と、転写ベルト6上に担持する記録媒体上に転写電界を形成して、転写部5を通過する記録媒体上に、感光体ドラム3上に形成されたトナー像を転写させる転写ロール8と、記録媒体上にトナー像を転写した後に感光体ドラム3表面に残留するトナーをクリーニングする、ブラシロール11aとブレード11bとからなるクリーナ11と、感光体ドラム3表面の残留する電荷を除電する除電器12とを備えている。
【0018】
帯電器2は、感光体ドラム3の表面を一様に帯電し、レーザ露光器1は、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号をパルス幅変調してレーザを駆動しレーザ光を感光体に照射して静電潜像を形成する。現像ロール16は、その静電潜像にトナーを付与して感光体ドラム上にトナー像を形成し、転写ロール8は、転写ベルト6上の記録媒体にそのトナー像を転写する。記録媒体に転写されたトナー像は、定着器10により加熱および加圧されて記録媒体上に定着する。トナー像を記録媒体に転写した後の感光体表面に残留するトナーは、クリーナ11でクリーニングされ、さらに残留電荷が除電器12で除電される。
【0019】
トナー供給部17は、トナーを貯留するトナー容器14と、制御部20に制御されて回転することによりトナー容器14に貯留されたトナーを所定量だけ現像器に供給するトナー補給モータ15とにより構成されている。
また、現像器内にはキャリヤと混合されたトナーの混合比を検出するトナー濃度センサ18が備えられ、そのトナー濃度センサ18で検出された検出値は制御部20に送られる。
【0020】
制御部20は、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号に基いて原画像の画像密度を算出し、算出された画像密度からトナー消費量を予測する。そしてトナー濃度センサ18により検出された検出値とトナー濃度目標値とを比較し、検出値が目標値から外れた場合には予測されたトナー消費量に基いてトナー補給モータ15を回転させ、現像器4にトナーを供給する。
【0021】
本実施形態の画像形成装置には、さらにボタン操作によりプリント枚数を指示することができる操作パネル21があり、指示されたプリント枚数の情報は、制御部に送られる。制御部2は、画像信号により原画像の画像密度を算出しているので、その算出された画像密度が所定の範囲の下限値より低いときは、現像器に供給されるトナー量が多くなるように一定の枚数毎にトナー濃度目標値を変更し、画像密度が所定の範囲の上限値より高いときは、現像器に供給されるトナー量が少なくなるように一定の枚数毎にトナー濃度目標値を変更する制御を行う。
【0022】
本実施形態では、操作パネル21のボタン操作によりプリント枚数が指示されるように構成されているが、例えばプリンタのように、外部から入力される画像信号とともに、プリント枚数が指示されるものであってもよい。
【0023】
ここで、本実施形態は、記録媒体に直接転写する直接転写方式の画像形成装置に基いて説明したが、画像形成装置は、直接転写方式に限定されるものではなく、中間転写方式の画像形成装置であってもよく、また、白黒画像を形成する画像形成装置であっても、カラー画像を形成する画像形成装置であっても適用される。
【0024】
図2は、制御部がトナー濃度目標値を変更することにより、現像機に供給するトナー量を制御する作用を例示する模式図である。
【0025】
図2において、縦軸は原稿の画像密度(%)およびトナー濃度目標値、横軸はプリント枚数を表し、図中の実線(細線)は、原稿の画像密度、一点鎖線(細線)は、制御部がトナー濃度目標値を変更する画像密度のスレッショルドレベル(下限値と上限値)を表している。また図中の実線(太線)は、トナー濃度目標値、二点鎖線(太線)は、トナー濃度目標値の下限値と上限値とを表している。
本実施形態の画像形成装置では、制御部がトナー濃度目標値を変更する画像密度の下限値は3%、上限値は16%に設定され、トナー濃度目標値の変更幅は、プリント枚数5枚当たり1に設定されている。また、制御部が変更することができるトナー濃度目標値の下限値は465であり、上限値は505に制限されている。
【0026】
プリント枚数は、例えばジョブ1は200枚、ジョブ2は200枚、ジョブ3は200枚、ジョブ4は100枚、ジョブ5は300枚にそれぞれ指示され、各ジョブの原稿の画像密度は、例えばジョブ1が5%、ジョブ2が2%、ジョブ3が8%、ジョブ4が22%、ジョブ5が4%と算出されたとする。
【0027】
先ず、ジョブ1では、1枚目のプリントを行う際に原稿の画像密度が算出され、その算出結果が5%であると、一点鎖線(細線)で表したスレッショルドレベル(下限値3%、上限値16%)の範囲内であることから、制御部は、操作パネルで指示された200枚をプリントする間はトナー濃度目標値を変更せずに、標準目標値の500を維持する。
【0028】
次に、ジョブ2では、ジョブ2の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が算出され、その算出結果が2%であると、スレッショルドレベル(下限値)から外れていることがわかるので、制御部は画像濃度が薄くなることを予測し、トナー濃度目標値を変更して画像濃度の変動を抑制する。
【0029】
具体的には、プリント枚数が200枚と指示されているので、その1/2である100枚毎にトナー濃度目標値を変更し、その変更幅は20となる。したがって、ジョブ2の最初の100枚(累計枚数300まで)は、トナー濃度目標値を480に下げ、次の100枚(累計枚数400まで)ではさらにトナー濃度目標値を下げるが、トナー濃度目標値の下限値が465であることから、変更幅20はさげることができないため、下限値の465まで下げることにより、トナー供給量を増加させる。
【0030】
次に、ジョブ3では、ジョブ3の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が5%であり、スレッショルドレベルの範囲内であることがわかるので、制御部は、トナー濃度目標値を標準目標値の500に戻して、ジョブ3で指示された枚数200枚(累計枚数600まで)をプリントする。
【0031】
さらに、図示していないが、ジョブ4では、ジョブ4の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が22%であり、スレッショルドレベル(上限値)から外れていることがわかるので、制御部は、画像濃度が濃くなることを予測し、トナー濃度目標値を変更して画像濃度の変動を抑制する。
【0032】
具体的には、プリント枚数が100枚であることが指示されているので、その1/2の50枚毎にトナー濃度目標値を変更し、その変更幅は10となる。したがって、ジョブ4の最初の50枚(累計枚数650まで)は、トナー濃度目標値を510に上げ、次の50枚(累計枚数700まで)ではさらにトナー濃度目標値を520に上げてトナー供給量を低減させる。
【0033】
また、図示していないが、ジョブ5では、ジョブ5の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が4%であり、スレッショルドレベルの範囲内であることがわかるので、制御部は、トナー濃度目標値を標準目標値の500に戻して、ジョブ5で指示された枚数300枚(累計枚数1000まで)をプリントする。
【0034】
本実施形態では、制御部は、原稿の画像密度から、予め現像器内のトナーの帯電量の変動による画像濃度の変動を予測し、指示されたプリント枚数の半分をプリントする毎に、予め、プリント枚数に比例させてトナー濃度目標値を変更しているが、指示されたプリント枚数に応じてトナー濃度目標値を変更する変更幅を変えることもできるし、変更するプリント枚数の単位を一定枚数毎としてもよい。また、プリント枚数と、トナー濃度目標値の変更幅および変更するプリント枚数の単位を、予めテーブル化しておくこともできる。
【0035】
ここで、図中の斜めの実線(細線)は、1枚プリントする毎にこのトナー濃度目標値を変更した場合における推移を、ジョブ2の場合について、参考例として示したものである。
【0036】
図3は、本実施形態の制御部が、トナー濃度目標値を変更した場合の画像濃度の変動状態を示す模式図である。
【0037】
図3において、縦軸は、画像濃度(画像濃度センサ出力値)を表し、横軸は、プリント枚数を表し、図中の実線は、本実施形態において制御部がトナー濃度目標値を変更した場合を、一点鎖線は、従来例の、トナー濃度目標値を変更せず一定のままとした場合を、点線は、参考例の、1枚プリントする毎にトナー濃度目標値を変更する場合をそれぞれ示している。
【0038】
従来例の場合には、ジョブ2をプリントしているときにトナーの供給頻度が少なくなるのでトナーの帯電量が高くなり、ジョブ2が開始されるプリント累計枚数200からジョブ2が終了するプリント累計枚数400までは画像濃度が低下する。そして、ジョブ3では、トナーの供給頻度が標準値に戻り帯電量も徐々に標準値に戻るので、画像濃度が目標値に徐々に近ずく。したがって、画像濃度の変動幅は上下で0.4から0.5と大きい。
【0039】
一方、参考例の場合には、従来例の場合と同じ傾向で画像濃度が変動するが、従来例の場合と較べれば変動幅は小さい。しかし、トナー濃度目標値をプリント1枚毎に変更しているので、トナー供給頻度およびトナー帯電量に与える影響が小さく、変動幅は、従来例の半分程度である。
【0040】
これに対して、本実施形態の画像形成装置では、ジョブ2を開始したときに、制御部が、トナー濃度目標値を、プリント100枚分見合いの変更幅分、事前に一気に変更するので、ジョブ2を開始した当初は、画像濃度がむしろ濃くなる方向に変動するが、次第に薄くなり、さらにプリント100枚分見合いの変更幅分、事前にトナー濃度目標値を変更すると、画像濃度が一旦濃くなるが次第に低下してジョブ2を終了する。しかし、画像濃度の変動幅は、上下で0.1程度であり、従来例、および参考例の場合に較べて大幅に濃度変動を抑えることができる。
【0041】
ここでは、プリント枚数200枚のうち100枚ごとにトナー濃度目標値を変更する場合を例として説明したが、プリント枚数と、トナー濃度目標値変更幅および変更するプリント枚数の単位をさらにきめ細かくすることによって、画像濃度の変動幅をさらに小さく抑えることができる。
【0042】
また、本発明では、トナー濃度目標値を変えることにより、トナーの帯電量の変動による画像濃度の変動を抑えているが、現像器内のトナーの攪拌速度を制御することにより帯電量の変動を抑え、画像濃度の変動を抑えることもできる。
【0043】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の画像形成装置によれば、画像信号の画像密度に応じて画像濃度の変動を予測し、トナー供給量を制御するので、トナー帯電量の変動による画像濃度の変動を抑えた高画質の画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】制御部がトナー濃度目標値を変更することにより、現像機に供給するトナー量を制御する作用を例示する模式図である。
【図3】本実施形態の制御部が、トナー濃度目標値を変更した場合の画像濃度の変動状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 レーザ露光器
2 帯電器
3 感光体ドラム
4 現像器
5 転写部
6 転写ベルト
7 転写ベルト装置
8 転写ロール
9a 駆動ロール
9b 従動ロール
10 定着器
11 クリーナ
11a ブラシロール
11b ブレード
12 除電器
13 攪拌部材
14 トナー容器
15 トナー補給モータ
16 現像ロール
17 トナー供給部
18 トナー濃度センサ
20 制御部
21 操作パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタなどに用いられる電子写真方式の画像形成装置は、原稿面に沿って光をスキャニングして得た画像信号若しくは外部入力された画像信号に基づいて変調した露光光を、一様に帯電した感光体ドラムに照射して潜像を形成させ、その潜像を現像装置によりトナーで現像して感光体ドラム上にトナー像を形成し、そのトナー像を記録媒体に転写、定着させる方法が用いられており、トナーが消費されるのに伴って現像装置にトナーを供給する必要がある。
【0003】
このトナー供給を制御する方法としては、画像信号からトナー消費量を予測して供給量を制御するICDC(Image count dispense control)方式と、感光体ドラムの非画像領域に基準トナー像を形成して、その濃度をADCセンサで測定し、目標値からの偏差に基づいて供給量を制御するADC(Auto dennsity control)方式とがある。
【0004】
ADC方式は、現像装置の実際のトナーで形成された基準トナー像の濃度を頻繁に測定してトナーの供給量を制御するため精度の高い制御が可能になるが、基準トナー像を頻繁に形成する必要があるため、トナー消費量が増加してランニングコストが高くなるという問題がある。
【0005】
そこで、ICDC方式とADC方式の長所を生かしたトナー供給制御方式として、所定のインターバル毎にADC方式による制御を行い、その間はICDC方式による制御を行なう技術が第2861407号により開示されている。
【0006】
また、ICDC方式とADC方式とを併用するが、ADC方式において測定した基準トナー像の反射率が目標反射率からある程度以上離れた異常時にはADCの機能を停止してICDCのみにより制御し、測定した反射率が正常領域にある時にはADCの機能を復帰させるという技術が特開平5−2300号公報に開示されている。
【0007】
これらの技術を用いれば、形成されるトナー像の濃度を高精度に制御するためには有効な技術であると考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同一原稿画像に基いて多量の複写を行ったり、類似画像密度の多量の文書をプリントアウトする場合には上述したトナー消費の増加やクリーナ負担が大きくなるというコスト面の短所に加え、感光体ドラムを帯電・除電することによる感材の劣化、非画像領域における現像装置の駆動による現像剤の劣化、測定後の基準トナー像をクリーニングするためのクリーナ負担といった画像形成装置のライフタイムに関する問題がクローズアップされてくる。
【0009】
そこで、このような場合には、むしろ積極的にADCを停止するか、あるいはADC機能を設けずに、ICDC主体の制御に切り替えるか、あるいは当初からICDCによる制御を行う方式が考えられる。
【0010】
しかし、現像装置内のトナーの濃度測定を行い、トナーの濃度目標値から乖離したときにICDCにより予測した消費量に見合うトナーを補給し、現像装置内のトナー混合比を一定に維持したとしても、例えば高画像密度のプリントを連続して出力するときはトナー消費量が多くなるのでトナー供給が頻繁となり、攪拌時間との関係でトナーの帯電量が低下するので、形成される画像濃度が濃くなってしまう。反対に、低画像密度のプリントを連続して出力するときはトナー消費量が少ないのでトナー供給の頻度が減り、トナーの帯電量が高くなるので、形成される画像濃度が薄くなってしまう。
【0011】
本発明は、上記事情に鑑み、画像信号の画像密度に応じて形成される画像の濃度変動を予測し、供給するトナー量を制御することにより、濃度変動が少ない画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、トナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより画像を形成する画像形成装置において、
画像信号で変調した露光光により形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像器と、
上記現像器にトナーを供給するトナー供給部と、
上記現像器中のトナー濃度を検出するセンサと、
トナー濃度の目標値を有し、該目標値と上記センサにより検出した検出値とに基づいて、上記トナー供給部が供給するトナー量を制御する制御部と、
出力が予定されている画像の
画像信号に基いて形成される画像の形成枚数の情報を取得する画像枚数取得手段とを備え、
上記制御部は、上記画像信号により上記原画像の画像密度を算出し、算出した画像密度と上記画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数とを用いて
上記トナー量を制御するものであることを特徴とする。
【0013】
このように、制御部は、画像信号の画像密度に基いて形成される画像の濃度変動を予測するとともに、画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数を用いて供給するトナー量を制御するので、濃度変動を抑制することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、A方向に回転し、トナー像が形成される感光体ドラム3と、図示しない用紙トレイから搬送される記録媒体を、駆動ロール9aと従動ロール9bに張架されてB方向に循環移動する転写ベルト6上に担持し、その記録媒体上に感光体ドラム3上に形成されたトナー像の転写を受ける転写ベルト装置7と、トナー像が転写された記録媒体を一対のロールに挟んで、転写されたトナー像を加熱および加圧することにより記録媒体上に定着する定着装置10とを備えている。
【0017】
感光体ドラム3の周囲には、感光体ドラム3の回転方向Aに沿って、感光体ドラム3表面を均一な電位に帯電する帯電器2と、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号をパルス幅変調した露光光を感光体に照射して静電潜像を形成するレーザ露光器1と、トナー供給手段17から送られたトナーを内蔵するキャリヤと混合して攪拌部材13で攪拌することにより帯電させ、その帯電したトナーを現像ロール16の磁気力で吸着させて、静電潜像が形成された感光体ドラム3表面に近接する位置に運び、帯電したトナーでその静電潜像を現像してトナー像を形成する現像器4と、転写ベルト6上に担持する記録媒体上に転写電界を形成して、転写部5を通過する記録媒体上に、感光体ドラム3上に形成されたトナー像を転写させる転写ロール8と、記録媒体上にトナー像を転写した後に感光体ドラム3表面に残留するトナーをクリーニングする、ブラシロール11aとブレード11bとからなるクリーナ11と、感光体ドラム3表面の残留する電荷を除電する除電器12とを備えている。
【0018】
帯電器2は、感光体ドラム3の表面を一様に帯電し、レーザ露光器1は、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号をパルス幅変調してレーザを駆動しレーザ光を感光体に照射して静電潜像を形成する。現像ロール16は、その静電潜像にトナーを付与して感光体ドラム上にトナー像を形成し、転写ロール8は、転写ベルト6上の記録媒体にそのトナー像を転写する。記録媒体に転写されたトナー像は、定着器10により加熱および加圧されて記録媒体上に定着する。トナー像を記録媒体に転写した後の感光体表面に残留するトナーは、クリーナ11でクリーニングされ、さらに残留電荷が除電器12で除電される。
【0019】
トナー供給部17は、トナーを貯留するトナー容器14と、制御部20に制御されて回転することによりトナー容器14に貯留されたトナーを所定量だけ現像器に供給するトナー補給モータ15とにより構成されている。
また、現像器内にはキャリヤと混合されたトナーの混合比を検出するトナー濃度センサ18が備えられ、そのトナー濃度センサ18で検出された検出値は制御部20に送られる。
【0020】
制御部20は、原稿画像から読み取った画像信号、あるいは外部から入力された画像信号に基いて原画像の画像密度を算出し、算出された画像密度からトナー消費量を予測する。そしてトナー濃度センサ18により検出された検出値とトナー濃度目標値とを比較し、検出値が目標値から外れた場合には予測されたトナー消費量に基いてトナー補給モータ15を回転させ、現像器4にトナーを供給する。
【0021】
本実施形態の画像形成装置には、さらにボタン操作によりプリント枚数を指示することができる操作パネル21があり、指示されたプリント枚数の情報は、制御部に送られる。制御部2は、画像信号により原画像の画像密度を算出しているので、その算出された画像密度が所定の範囲の下限値より低いときは、現像器に供給されるトナー量が多くなるように一定の枚数毎にトナー濃度目標値を変更し、画像密度が所定の範囲の上限値より高いときは、現像器に供給されるトナー量が少なくなるように一定の枚数毎にトナー濃度目標値を変更する制御を行う。
【0022】
本実施形態では、操作パネル21のボタン操作によりプリント枚数が指示されるように構成されているが、例えばプリンタのように、外部から入力される画像信号とともに、プリント枚数が指示されるものであってもよい。
【0023】
ここで、本実施形態は、記録媒体に直接転写する直接転写方式の画像形成装置に基いて説明したが、画像形成装置は、直接転写方式に限定されるものではなく、中間転写方式の画像形成装置であってもよく、また、白黒画像を形成する画像形成装置であっても、カラー画像を形成する画像形成装置であっても適用される。
【0024】
図2は、制御部がトナー濃度目標値を変更することにより、現像機に供給するトナー量を制御する作用を例示する模式図である。
【0025】
図2において、縦軸は原稿の画像密度(%)およびトナー濃度目標値、横軸はプリント枚数を表し、図中の実線(細線)は、原稿の画像密度、一点鎖線(細線)は、制御部がトナー濃度目標値を変更する画像密度のスレッショルドレベル(下限値と上限値)を表している。また図中の実線(太線)は、トナー濃度目標値、二点鎖線(太線)は、トナー濃度目標値の下限値と上限値とを表している。
本実施形態の画像形成装置では、制御部がトナー濃度目標値を変更する画像密度の下限値は3%、上限値は16%に設定され、トナー濃度目標値の変更幅は、プリント枚数5枚当たり1に設定されている。また、制御部が変更することができるトナー濃度目標値の下限値は465であり、上限値は505に制限されている。
【0026】
プリント枚数は、例えばジョブ1は200枚、ジョブ2は200枚、ジョブ3は200枚、ジョブ4は100枚、ジョブ5は300枚にそれぞれ指示され、各ジョブの原稿の画像密度は、例えばジョブ1が5%、ジョブ2が2%、ジョブ3が8%、ジョブ4が22%、ジョブ5が4%と算出されたとする。
【0027】
先ず、ジョブ1では、1枚目のプリントを行う際に原稿の画像密度が算出され、その算出結果が5%であると、一点鎖線(細線)で表したスレッショルドレベル(下限値3%、上限値16%)の範囲内であることから、制御部は、操作パネルで指示された200枚をプリントする間はトナー濃度目標値を変更せずに、標準目標値の500を維持する。
【0028】
次に、ジョブ2では、ジョブ2の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が算出され、その算出結果が2%であると、スレッショルドレベル(下限値)から外れていることがわかるので、制御部は画像濃度が薄くなることを予測し、トナー濃度目標値を変更して画像濃度の変動を抑制する。
【0029】
具体的には、プリント枚数が200枚と指示されているので、その1/2である100枚毎にトナー濃度目標値を変更し、その変更幅は20となる。したがって、ジョブ2の最初の100枚(累計枚数300まで)は、トナー濃度目標値を480に下げ、次の100枚(累計枚数400まで)ではさらにトナー濃度目標値を下げるが、トナー濃度目標値の下限値が465であることから、変更幅20はさげることができないため、下限値の465まで下げることにより、トナー供給量を増加させる。
【0030】
次に、ジョブ3では、ジョブ3の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が5%であり、スレッショルドレベルの範囲内であることがわかるので、制御部は、トナー濃度目標値を標準目標値の500に戻して、ジョブ3で指示された枚数200枚(累計枚数600まで)をプリントする。
【0031】
さらに、図示していないが、ジョブ4では、ジョブ4の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が22%であり、スレッショルドレベル(上限値)から外れていることがわかるので、制御部は、画像濃度が濃くなることを予測し、トナー濃度目標値を変更して画像濃度の変動を抑制する。
【0032】
具体的には、プリント枚数が100枚であることが指示されているので、その1/2の50枚毎にトナー濃度目標値を変更し、その変更幅は10となる。したがって、ジョブ4の最初の50枚(累計枚数650まで)は、トナー濃度目標値を510に上げ、次の50枚(累計枚数700まで)ではさらにトナー濃度目標値を520に上げてトナー供給量を低減させる。
【0033】
また、図示していないが、ジョブ5では、ジョブ5の最初のプリントを行う際に原稿の画像密度が4%であり、スレッショルドレベルの範囲内であることがわかるので、制御部は、トナー濃度目標値を標準目標値の500に戻して、ジョブ5で指示された枚数300枚(累計枚数1000まで)をプリントする。
【0034】
本実施形態では、制御部は、原稿の画像密度から、予め現像器内のトナーの帯電量の変動による画像濃度の変動を予測し、指示されたプリント枚数の半分をプリントする毎に、予め、プリント枚数に比例させてトナー濃度目標値を変更しているが、指示されたプリント枚数に応じてトナー濃度目標値を変更する変更幅を変えることもできるし、変更するプリント枚数の単位を一定枚数毎としてもよい。また、プリント枚数と、トナー濃度目標値の変更幅および変更するプリント枚数の単位を、予めテーブル化しておくこともできる。
【0035】
ここで、図中の斜めの実線(細線)は、1枚プリントする毎にこのトナー濃度目標値を変更した場合における推移を、ジョブ2の場合について、参考例として示したものである。
【0036】
図3は、本実施形態の制御部が、トナー濃度目標値を変更した場合の画像濃度の変動状態を示す模式図である。
【0037】
図3において、縦軸は、画像濃度(画像濃度センサ出力値)を表し、横軸は、プリント枚数を表し、図中の実線は、本実施形態において制御部がトナー濃度目標値を変更した場合を、一点鎖線は、従来例の、トナー濃度目標値を変更せず一定のままとした場合を、点線は、参考例の、1枚プリントする毎にトナー濃度目標値を変更する場合をそれぞれ示している。
【0038】
従来例の場合には、ジョブ2をプリントしているときにトナーの供給頻度が少なくなるのでトナーの帯電量が高くなり、ジョブ2が開始されるプリント累計枚数200からジョブ2が終了するプリント累計枚数400までは画像濃度が低下する。そして、ジョブ3では、トナーの供給頻度が標準値に戻り帯電量も徐々に標準値に戻るので、画像濃度が目標値に徐々に近ずく。したがって、画像濃度の変動幅は上下で0.4から0.5と大きい。
【0039】
一方、参考例の場合には、従来例の場合と同じ傾向で画像濃度が変動するが、従来例の場合と較べれば変動幅は小さい。しかし、トナー濃度目標値をプリント1枚毎に変更しているので、トナー供給頻度およびトナー帯電量に与える影響が小さく、変動幅は、従来例の半分程度である。
【0040】
これに対して、本実施形態の画像形成装置では、ジョブ2を開始したときに、制御部が、トナー濃度目標値を、プリント100枚分見合いの変更幅分、事前に一気に変更するので、ジョブ2を開始した当初は、画像濃度がむしろ濃くなる方向に変動するが、次第に薄くなり、さらにプリント100枚分見合いの変更幅分、事前にトナー濃度目標値を変更すると、画像濃度が一旦濃くなるが次第に低下してジョブ2を終了する。しかし、画像濃度の変動幅は、上下で0.1程度であり、従来例、および参考例の場合に較べて大幅に濃度変動を抑えることができる。
【0041】
ここでは、プリント枚数200枚のうち100枚ごとにトナー濃度目標値を変更する場合を例として説明したが、プリント枚数と、トナー濃度目標値変更幅および変更するプリント枚数の単位をさらにきめ細かくすることによって、画像濃度の変動幅をさらに小さく抑えることができる。
【0042】
また、本発明では、トナー濃度目標値を変えることにより、トナーの帯電量の変動による画像濃度の変動を抑えているが、現像器内のトナーの攪拌速度を制御することにより帯電量の変動を抑え、画像濃度の変動を抑えることもできる。
【0043】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の画像形成装置によれば、画像信号の画像密度に応じて画像濃度の変動を予測し、トナー供給量を制御するので、トナー帯電量の変動による画像濃度の変動を抑えた高画質の画像を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施形態を示す概略構成図である。
【図2】制御部がトナー濃度目標値を変更することにより、現像機に供給するトナー量を制御する作用を例示する模式図である。
【図3】本実施形態の制御部が、トナー濃度目標値を変更した場合の画像濃度の変動状態を示す模式図である。
【符号の説明】
1 レーザ露光器
2 帯電器
3 感光体ドラム
4 現像器
5 転写部
6 転写ベルト
7 転写ベルト装置
8 転写ロール
9a 駆動ロール
9b 従動ロール
10 定着器
11 クリーナ
11a ブラシロール
11b ブレード
12 除電器
13 攪拌部材
14 トナー容器
15 トナー補給モータ
16 現像ロール
17 トナー供給部
18 トナー濃度センサ
20 制御部
21 操作パネル
Claims (3)
- トナー像を形成し、該トナー像を最終的に記録媒体上に転写および定着することにより画像を形成する画像形成装置において、
画像信号で変調した露光光により形成された静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成する現像器と、
前記現像器にトナーを供給するトナー供給部と、
前記現像器中のトナー濃度を検出するセンサと、
トナー濃度の目標値を有し、該目標値と前記センサにより検出した検出値とに基づいて、前記トナー供給部が供給するトナー量を制御する制御部と、
出力が予定されている画像の
画像信号に基いて形成される画像の形成枚数の情報を取得する画像枚数取得手段とを備え、
前記制御部は、前記画像信号により前記原画像の画像密度を算出し、算出した画像密度と前記画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数とを用いて前記トナー量を制御するものであることを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記画像密度が所定の範囲から外れたときは、前記画像枚数取得手段により取得された画像の形成枚数のうち所定の形成枚数に画像を形成する毎に、前記目標値を所定のレベルずつ、予め変更するものであることを特徴とする画像形成装置。
- 前記制御手段は、前記画像密度が前記範囲の下限値より低いときは、前記形成枚数に画像を形成する毎に、前記現像器に供給されるトナー量が多くなるように前記目標値を変更し、前記画像密度が前記範囲の上限値より高いときは、該形成枚数に画像を形成する毎に、該現像器に供給されるトナー量が少なくなるように該目標値を変更するものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002193604A JP2004037751A (ja) | 2002-07-02 | 2002-07-02 | 画像形成装置 |
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ID=31702529
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005321620A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Toshiba Tec Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
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JP2009222739A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-10-01 | Ricoh Co Ltd | トナー濃度制御装置及び画像形成装置 |
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2002
- 2002-07-02 JP JP2002193604A patent/JP2004037751A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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