JPH0734323U - 流量計 - Google Patents
流量計Info
- Publication number
- JPH0734323U JPH0734323U JP6464093U JP6464093U JPH0734323U JP H0734323 U JPH0734323 U JP H0734323U JP 6464093 U JP6464093 U JP 6464093U JP 6464093 U JP6464093 U JP 6464093U JP H0734323 U JPH0734323 U JP H0734323U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- gap
- fluid
- inflow hole
- hole
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定精度が高く騒音の発生のない流量計を得
る。 【構成】 流出孔3の近傍部分のハウジング1と、回転
羽根9の隙間Δxを小さくすると共に流入孔2の近傍部
分のハウジング1と回転羽根9の隙間Δyを大きくした
ものである。 【効果】 隙間Δxから流体が無駄に流れず、大部分の
流体が回転羽根を回転させるので、測定精度が上がると
共に、流入孔は隙間Δyにより、羽根で開閉されること
がないので、騒音がなくなる。
る。 【構成】 流出孔3の近傍部分のハウジング1と、回転
羽根9の隙間Δxを小さくすると共に流入孔2の近傍部
分のハウジング1と回転羽根9の隙間Δyを大きくした
ものである。 【効果】 隙間Δxから流体が無駄に流れず、大部分の
流体が回転羽根を回転させるので、測定精度が上がると
共に、流入孔は隙間Δyにより、羽根で開閉されること
がないので、騒音がなくなる。
Description
【0001】
この考案は流体,気体等の流体の流量を測定するための流量計に関するもので ある。
【0002】
従来より、給湯器等における水の流量を測定するための流量計として図2に示 すものが用いられている。 図2において、1はハウジング、2はハウジング1の側面に設けた流体の流入 孔、3はハウジング1の一端面1aに複数個設けられた流体の流出孔、4はハウ ジング1内に形成され流入孔2から流出孔3に通じる流体流路である。
【0003】 5は流入孔2に接続された流入用配管、6は流出孔3に接続された流出用配管 、7はハウジング1内に設けた隔壁部、8は上記一端面1aと隔壁部7とで両端 部を回転可能に支持された回転軸、9は流体通路4内において回転軸8に固定さ れた回転羽根であり、ハウジング1の内面に対してΔxの隙間を介して配されて いる。
【0004】 10は隔壁部7で隔離された室内において回転軸8に固定されたマグネットで 、周面にN・S磁極が周期的に設けられている。11はハウジング1のマグネッ ト10の近傍に設けられた磁気センサであり、マグネット10と共に検出手段を 構成している。
【0005】 次に上記構成による動作について説明する。 配管5から流入孔2を通じてハウジング1内に水が流れ込むと、この水は回転 羽根9に衝突してこの回転羽根9を回転軸8と共に回転させる。回転羽根9を回 転させた後の水は回転羽根の間の隙間Δxから流出し、さらに流出孔3から配管 6に流出する。
【0006】 上記回転羽根9及び回転軸8の回転と一体的にマグネット10が回転し、この 回転が磁気センサ11で検出されることにより、この磁気センサ11より水の流 量に応じた周波数を有する電気信号が得られる。
【0007】 尚、マグネット10を隔壁部7により流体通路4とは隔離された室内に配する ことにより、水に含まれる鉄粉等がマグネット10に付着するのを防止している 。
【0008】 このような流量計は、例えば、給湯器における流量スイッチ、バーナの燃焼フ ィード・フォワード制御、浴槽への水の落とし込み量カウント等に用いられてい る。
【0009】
従来の流量計は以上のように構成されているので、回転羽根9とハウジング1 内面との隙間Δxを大きくすると、流入孔2から流入した流体の一部が回転羽根 9を回転させることなくそのまま隙間Δxから流出してしまうので流量の測定値 に誤差が生じる。
【0010】 また、上記Δxを小さくすると、流入する流体の大部分が回転羽根9の回転に 寄与するので測定精度は上がるが、回転羽根9が流入孔2に近くなるため、回転 羽根9の羽根の回転によって流入孔2が開閉されるような状態となり、このため 騒音が発生する。この騒音は流量計自体が小さいためそれほど大きくないが、流 量計が給湯器等に設置された場合は、接続配管を音が伝播して、面積の大きな熱 交換器等の他の部材から拡大されて放射されると不快な騒音となる。また、流入 孔が開閉される結果、流出用配管6から流出する流量が開閉に応じて脈流的に変 動するという問題点があった。
【0011】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、測定精 度を高くしながらかつ騒音の発生のない流量計を提供することを目的とする。
【0012】
この考案に係る流量計は、流出孔近傍部のハウジングと回転羽根の隙間を小さ くすると共に流入孔近傍の該ハウジングと該回転羽根の隙間を大きくしたもので ある。
【0013】
この考案における流量計は、流入孔近傍部分のハウジングと回転羽根の隙間を 大きくしたので、流入孔を回転羽根で開閉する状態が軽減され、騒音が低減され る。また、流出孔近傍部分のハウジングと回転羽根の隙間を小さくしたので、無 駄に流出する流量が減り、流入する流体の大部分が回転に寄与して測定精度が高 くなる。
【0014】
実施例1. 以下、この考案の実施例1を図について説明する。 図1においては、図2と実質的に等しい部分には同一符号を付して重複する説 明を省略する。 本実施例においては、回転羽根9における流出孔3近傍の長さaの部分の直径 をD1 とし、流入孔2近傍の長さbの部分の直径をD2 とし、D1 ,D2 の関係 をD1 >D2 となるようにしたものである。
【0015】 上記D1 はこの部分のハウジング1内面との隙間Δxが充分小さくなるような 大きさに選ばれる。また上記D2 はこの部分のハウジング1内面との隙間Δyが 充分大きく、この部分が流入孔2から遠ざかるような大きさに選ばれる。
【0016】 上記構成によれば、回転羽根9の直径D1 の部分では隙間Δxが小さいので、 流体が無駄に流出してしまうことがない。また、直径D2 の部分では回転羽根9 が流入孔2から充分遠ざけられるので、羽根が流入孔2を開閉するような状態が なくなる。
【0017】 従って、流入孔2から流入した流体の大部分が回転羽根9に衝突して回転に寄 与するので、流量の測定精度を高くすることができる。また、騒音の発生がなく なると共に、流体が円滑に流れ、流出用配管6を流れる流量の変動をなくすこと ができる。
【0018】 実施例2. 図2は実施例2による流量計を示す側面断面図であり、本実施例2は流入孔近 傍部分から流出孔近傍部分までの回転羽根9の径を、連続的にラッパ状に変化さ せたものである。この構成により、流入孔2から流入した流体は、スムーズに回 転羽根9の軸方向に変向されて流れ、回転羽根9の回転乱れを無くすることがで きる。
【0019】 実施例3. 図3は実施例3による流量計を示す側面断面図である。上記実施例1,2は回 転羽根9の径を変化させたものであるが、本実施例3はハウジング1の内径を変 化させて、流出孔近傍部分のハウジング1と回転羽根9の隙間Δxを流入孔近傍 部分の該ハウジングと該回転羽根の隙間Δyより小さくしたもので、上記実施例 1,2と同様の作用効果が得られる。
【0020】
この考案によれば、流出孔近傍部のハウジングと回転羽根の隙間を小さくする と共に流入孔近傍の該ハウジングと該回転羽根の隙間を大きく構成したので、流 量の測定精度が高く、かつ騒音の発生や流量の変動のない流量計を得ることがで きる効果がある。
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【0001】
この考案は液体,気体等の流体の流量を測定するための流量計に関するもので ある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【0002】
従来より、給湯器等における水の流量を測定するための流量計として図4に示 すものが用いられている。 図4において、1はハウジング、2はハウジング1の側面に設けた流体の流入 孔、3はハウジング1の一端面1aに複数個設けられた流体の流出孔、4はハウ ジング1内に形成され流入孔2から流出孔3に通じる流体流路である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【0014】
実施例1. 以下、この考案の実施例1を図について説明する。 図1においては、図4と実質的に等しい部分には同一符号を付して重複する説 明を省略する。 本実施例においては、回転羽根9における流出孔3近傍の長さaの部分の直径 をD1 とし、流入孔2近傍の長さbの部分の直径をD2 とし、D1,D2 の関係を D1 >D2 となるようにしたものである。
【図1】この考案の実施例1による流量計を示す側面断
面図である。
面図である。
【図2】この考案の実施例2による流量計を示す側面断
面図である。
面図である。
【図3】この考案の実施例3による流量計を示す側面断
面図である。
面図である。
【図4】従来の流量計を示す側面断面図である。
1 ハウジング 2 流入孔 3 流出孔 4 流体通路 9 回転羽根 10 マグネット(検出手段) 11 磁気センサ(検出手段) D1 ,D2 直径 Δx,Δy 隙間
フロントページの続き (72)考案者 山根 博之 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株式 会社ガスター内 (72)考案者 津村 高志 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内 (72)考案者 新川 宏一郎 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山武 ハネウエル株式会社藤沢工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 流体の流入孔及び流出孔を有すると共に
上記流入孔から流出孔に通じる流体流路が設けられたハ
ウジングと、上記流体流路に設けられ上記流入孔から流
入する流体の流れに応じて回転する回転羽根と、上記回
転羽根の回転を検出する検出手段とを備えた流量計にお
いて、上記流出孔近傍部分の上記ハウジングと上記回転
羽根の隙間を小さくすると共に上記流入孔近傍の該ハウ
ジングと該回転羽根の隙間を大きくしたことを特徴とす
る流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064640U JP2603701Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993064640U JP2603701Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0734323U true JPH0734323U (ja) | 1995-06-23 |
JP2603701Y2 JP2603701Y2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=13264076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993064640U Expired - Lifetime JP2603701Y2 (ja) | 1993-12-02 | 1993-12-02 | 流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603701Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-02 JP JP1993064640U patent/JP2603701Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603701Y2 (ja) | 2000-03-21 |
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