JPH0533967Y2 - - Google Patents

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JPH0533967Y2
JPH0533967Y2 JP1987156181U JP15618187U JPH0533967Y2 JP H0533967 Y2 JPH0533967 Y2 JP H0533967Y2 JP 1987156181 U JP1987156181 U JP 1987156181U JP 15618187 U JP15618187 U JP 15618187U JP H0533967 Y2 JPH0533967 Y2 JP H0533967Y2
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water
water flow
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flow
heater
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、家庭用の湯沸器に取付けられる水流
検出器が確実に作用するように、該水流検出器と
共に管路中に設ける整流装置に関する。
(従来の技術) 従来の湯沸器では、一般に水ガバナ及び湯量調
節弁を通過した水を熱交換器にそのまま導入して
いた(1例として実公昭46−11556)。しかし、近
時は湯沸器を自動制御するため水の流量又は水が
流通しているかどうかを検出する必要が生じ、水
量センサ又は水流スイツチのような水流検出器を
湯沸器内の管路中に組込むものが開発されてい
る。前記水量センサは、流水量と設定湯温によつ
て燃料の供給量を制限する場合に、該流水量を検
出するのに用いられ、前記水流スイツチは、ガス
弁の開閉に用いられ、加熱器内で過熱による沸騰
が生じるのを防止するために、流水量が一定値以
下のときはガス弁を閉じ、流水量が一定値以上に
なるとガス弁を開くように作用する。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、水流検出器は、これに流入する水流が
ある程度整流されていなければ、検出量又は検出
タイミングが不正確になる。例えば水流検出器が
湯量調節弁や湾曲部の下流にこれらと近接して設
置されると乱流が流入するため正確に作動するこ
とはできない。特に湯量調節弁として一般に用い
られるコツク式の調節弁は、弁体に大きさの異な
る複数の連通穴が穿設されており、弁体の回転角
に応じて所定の連通穴から水が噴出するようにな
つているため、噴流の水勢及び方向が水量と無関
係で、水量が少なくても水流検出器に作用する力
が大きかつたり、水量が多くても作用力が小さい
場合がある。
しかも、湯沸器の制御部は、狭いカバー内にま
とめて配置されるため、湯量調節弁や湾曲部と水
流検出器との間隔を小さくして配置せざるを得な
くなり、乱流の影響は避け得ない。この乱流によ
つて、水量センサにおける流水量の検出が不正確
になると、燃料供給量が不正確となつて湯温が設
定値にならず、また、水流スイツチの作動タイミ
ングが不正確になると、少い水量でも点火して加
熱器内で沸騰が生じたり、反対に適正水量でも点
火が遅れて冷水が供給される不具合が生じる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、前記問題点を簡単な手段によつて解
決したもので、その手段は、加熱器に至る水路中
に水流状態を検出する回転翼型の水流検出器を備
えた湯沸器において、水流方向に間隔をあけて設
けた複数の網体からなる整流器を、水流検出器に
近接してその上流に設けたことを特徴とする。
(作用) 前記の手段を備えるから、整流器に流入する乱
流は、網体に衝突して減速され、高速の流れほど
減速率が大きい。そのため、複数の網体を通過す
るに従つて管路中各部の流速は平均化され、水流
検出器に対する作用にばらつきが生じない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図は本考案を実施した湯沸器の一部を示
し、1は湯量調節弁付きの水ガバナ、2は水流検
出器としての水量計、3は加熱器、4は整流器で
ある。
湯量調節弁付き水ガバナ1は、水ガバナ5と湯
量調節弁6からなり、これらは共通の本体7と蓋
体8の内部に組付けられる。水ガバナ5は、流入
口9に続くガバナ弁室10、該弁室10内のガバ
ナシート11、ガバナバルブ12、ダイヤフラム
13で区画された高圧室14、低圧室15等から
なる。そして、このガバナバルブ12は、ばね1
6でダイヤフラム13の高圧側の面に圧接されて
ダイヤフラム13と共に移動するようにされ、一
方、ダイヤフラム13の低圧側の面には、スピン
ドル17を固着したダイヤフラム座金18が、ダ
イヤフラム押しばね19によつて押圧されてい
る。蓋体8の内面に、スピンドルガイド20、O
リング21、Oリング押さえ22が重ねられ、ス
ピンドルガイド20によつてスピンドル17と共
にダイヤフラム13の移動を案内し、Oリング2
1とスピンドル17の摩擦抵抗によつてダイヤフ
ラム13及びガバナバルブ12の脈動を防止す
る。このときOリング押さえ22内の水はこれと
蓋体8の内面との隙間などを通つて出入りする。
また、低圧室15には、流出室23に連通する低
圧通路24、ドレン排出路25が設けられる。
湯量調節弁6は、出口26aを備えた調節弁室
26内に、カツプ状の調節バルブ27を回転自在
に嵌入してなるもので、該バルブ27は、側壁に
複数の小穴やスリツトからなる流通穴27aが穿
設されており、底部に固定された調節軸27bは
シール28で軸封されモータ29で回動される。
整流器4は、第2図に明らかなように、複数の
網体30,30をスペーサ31を介在させて筒体
32内に重ね、筒体32の両端をかしめて固定し
たもので、出口26aに接して流出室23の底部
の小径部23aに圧入されている。
水量計2は、非磁性のケース35内に、旋回流
を発生させるための固定傾斜翼36、上下の軸受
37,38を備え、該軸受で回転子39を支承し
ている。この回転子39は、一対の磁石板39
a,39aを第3図に示すように軸39bに回転
翼として固着したものである。また、上部の軸受
38の周囲には直線流を生じさせるための案内路
38aが形成されている。そして、ケース35a
の外面に磁石板39aの軌跡に対向して磁気抵抗
素子40が固定され、これに導線41が接続され
ている。したがつて回転子39は、固定傾斜翼3
6を通る旋回水流によつて回転し、流水量に応じ
た信号を磁気抵抗素子40から発生する。
以上の構成であるから、流入口9から入る水流
は、水圧が変動してもダイヤフラム13によりガ
バナバルブ12とガバナシート11の間隙が自動
調整されるため、高圧室14内では一定圧に制御
されて湯量調節弁6内に流入する。そして調節バ
ルブ27の連通穴27aから出口26aを経て流
出室23に流出する。
流出室23内には水が充満しているが、連通穴
27aは小さい開口であるから、水はここから勢
よく噴出して流速の大きい噴流部を生じさせる。
ところが、この連通穴27aの大きさと方向は、
調節バルブ27の調節された角度によつて多様で
あると共に出口26aとの重なりによつても変化
する。このため、噴流部の水勢及び方向は流通全
水量とは無関係であり、第4図aに示すように小
さな開口から高速で噴出し、またbに示すように
大きな開口から低速で噴出する傾向があるため、
水量センサ2に作用する力は小開口の方がむしろ
大きくなりがちである。しかも、噴出角度が若干
変化すると作用力は急変するから、水量センサ2
で正確な流量は検出できない。水流検出器として
前記水量センサ2に代えて水流スイツチを用いる
ときは、その作動タイミングにばらつきが生じる
ことになる。
そこで、本考案において、流出室23の底部の
小径部23aに整流器4を圧入して固定し、これ
によつて乱流を緩和するようにした。該整流器4
に流入する水流は、網体30に衝突して抵抗を受
け、高速で流入する噴流部ほど大きな抵抗を受け
るため減速率も大きい。そして複数の網体30を
次々と通過するうちに流速は平均化されて整流に
近づき、水量センサ2に作用するエネルギも流量
に応じた値となり、正確な流量が検出される。
この整流器4は、前記湯量調節弁6の下流のみ
ならず、管路の湾曲部又は分岐路の下流の乱流発
生部の下流に水流検出器を設ける場合に、該水量
検出器と併用することによりこれを正確に作動さ
せることができる。また、回転翼型の水流検出器
2の回転子39とケース35の内周面の間隙にゴ
ミなどの異物が挾まると該水流検出器2は不作動
になるが、網体30,30によつて該異物の流入
が防止されて不作動になることはない。
前記整流器4は、整流作用をもつ複数の網体3
0を組合わせたものであるが、これに代えて、整
流器を1枚の網体からなるものとし、この整流器
を複数個重ねて設置することもできる。また、こ
れらの網体としては、針金を編組したもの又は針
金を格子状に組合わせたものの外に、薄金属板に
多数の小穴を穿設したものを用いることができ
る。
(考案の効果) 以上のように、本考案の整流装置は、複数枚の
網体からなる整流器を水流検出器の上流に設けて
なるものであるから、構造が簡単であつて製造が
容易であり、かつ水流方向の寸法が小さいため短
い流路中に設置でき、水流検出器を用いた装置を
大型にする不都合はない。
そして、回転翼型の水流検出器は、水流の乱れ
により回転むらが生じたり、検出速度が不正確に
なり易いが、複数の間隔をあけた網体により水流
が整流されて正確な検出ができる。
また、家庭用としては井戸水を用いることが多
いが、整流用の網体は濾過網の作用を兼ねるた
め、異物が水流検出器に流入してその回転を阻害
するのを防止することができる。
更に、網体の網目が小さいと長時間にわたり使
用を続ける場合に水垢で目詰まりが生じ易いが、
網体を複数設けたことにより、網目を大きくして
も充分な整流作用を行うことができ、水垢の付着
も防止できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した温水器制御部の縦断
面図、第2図は整流器の縦断面図、第3図は回転
子の端面図、第4図a,bは噴流部の説明図であ
る。 2……水流検出器、3……加熱器、4……整流
器、30……網体、39……回転子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱器に至る水路中に水流状態を検出する回転
    翼型の水流検出器を備えた湯沸器において、水流
    方向に間隔をあけて設けた複数の網体からなる整
    流器を、水流検出器に近接してその上流に設けた
    ことを特徴とする、湯沸器の水流検出器用整流装
    置。
JP1987156181U 1987-10-14 1987-10-14 Expired - Lifetime JPH0533967Y2 (ja)

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JP1987156181U JPH0533967Y2 (ja) 1987-10-14 1987-10-14

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Publication Number Publication Date
JPH0161664U JPH0161664U (ja) 1989-04-19
JPH0533967Y2 true JPH0533967Y2 (ja) 1993-08-27

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ID=31434487

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS636684Y2 (ja) * 1981-05-15 1988-02-25

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JPH0161664U (ja) 1989-04-19

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