JP2603701Y2 - 流量計 - Google Patents

流量計

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JP2603701Y2
JP2603701Y2 JP1993064640U JP6464093U JP2603701Y2 JP 2603701 Y2 JP2603701 Y2 JP 2603701Y2 JP 1993064640 U JP1993064640 U JP 1993064640U JP 6464093 U JP6464093 U JP 6464093U JP 2603701 Y2 JP2603701 Y2 JP 2603701Y2
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JP
Japan
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housing
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fluid
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gap
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JP1993064640U
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清 福澤
昇司 木村
博之 山根
高志 津村
宏一郎 新川
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Azbil Corp
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Azbil Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は液体,気体等の流体の
流量を測定するための流量計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、給湯器等における水の流量を
測定するための流量計として図4に示すものが用いられ
ている。図4において、1はハウジング、2はハウジン
グ1の側面に設けた流体の流入孔、3はハウジング1の
一端面1aに複数個設けられた流体の流出孔、4はハウ
ジング1内に形成され流入孔2から流出孔3に通じる流
体流路である。
【0003】5は流入孔2に接続された流入用配管、6
は流出孔3に接続された流出用配管、7はハウジング1
内に設けた隔壁部、8は上記一端面1aと隔壁部7とで
両端部を回転可能に支持された回転軸、9は流体通路4
内において回転軸8に固定された回転羽根であり、ハウ
ジング1の内面に対してΔxの隙間を介して配されてい
る。
【0004】10は隔壁部7で隔離された室内において
回転軸8に固定されたマグネットで、周面にN・S磁極
が周期的に設けられている。11はハウジング1のマグ
ネット10の近傍に設けられた磁気センサであり、マグ
ネット10と共に検出手段を構成している。
【0005】次に上記構成による動作について説明す
る。配管5から流入孔2を通じてハウジング1内に水が
流れ込むと、この水は回転羽根9に衝突してこの回転羽
根9を回転軸8と共に回転させる。回転羽根9を回転さ
せた後の水は回転羽根の間の隙間Δxから流出し、さら
に流出孔3から配管6に流出する。
【0006】上記回転羽根9及び回転軸8の回転と一体
的にマグネット10が回転し、この回転が磁気センサ1
1で検出されることにより、この磁気センサ11より水
の流量に応じた周波数を有する電気信号が得られる。
【0007】尚、マグネット10を隔壁部7により流体
通路4とは隔離された室内に配することにより、水に含
まれる鉄粉等がマグネット10に付着するのを防止して
いる。
【0008】このような流量計は、例えば、給湯器にお
ける流量スイッチ、バーナの燃焼フィード・フォワード
制御、浴槽への水の落とし込み量カウント等に用いられ
ている。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】従来の流量計は以上の
ように構成されているので、回転羽根9とハウジング1
内面との隙間Δxを大きくすると、流入孔2から流入し
た流体の一部が回転羽根9を回転させることなくそのま
ま隙間Δxから流出してしまうので流量の測定値に誤差
が生じる。
【0010】また、上記Δxを小さくすると、流入する
流体の大部分が回転羽根9の回転に寄与するので測定精
度は上がるが、回転羽根9が流入孔2に近くなるため、
回転羽根9の羽根の回転によって流入孔2が開閉される
ような状態となり、このため騒音が発生する。この騒音
は流量計自体が小さいためそれほど大きくないが、流量
計が給湯器等に設置された場合は、接続配管を音が伝播
して、面積の大きな熱交換器等の他の部材から拡大され
て放射されると不快な騒音となる。また、流入孔が開閉
される結果、流出用配管6から流出する流量が開閉に応
じて脈流的に変動するという問題点があった。
【0011】この考案は上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、測定精度を高くしながらか
つ騒音の発生のない流量計を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この考案に係る流量計
は、流入孔近傍部分のハウジングと回転羽根との間の隙
間を、流出孔近傍部分のハウジングと回転羽根との間の
隙間より大きくし、流出孔近傍部分のハウジングと回転
羽根との間の隙間を高い流量測定精度が得られる大きさ
したものである。
【0013】
【作用】この考案における流量計では、流出孔近傍部分
のハウジングと回転羽根との間の隙間を高い流量測定精
度が得られる大きさにしたので、無駄に流出する流量が
減り、流入する流体の大部分が回転に寄与する。また、
流入孔近傍部分のハウジングと回転羽根との間の隙間
を、流出孔近傍部分のハウジングと回転羽根との間の隙
間より大きくしので、流入孔を回転羽根で開閉する状態
が軽減される。
【0014】
【実施例】実施例1. 以下、この考案の実施例1を図について説明する。図1
においては、図4と実質的に等しい部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。本実施例においては、
回転羽根9における流出孔3近傍の長さaの部分の直径
をD1 とし、流入孔2近傍の長さbの部分の直径をD2
とし、D1,D2 の関係をD1 >D2 となるようにしたも
のである。
【0015】上記D1 はこの部分のハウジング1内面と
の隙間Δxが充分小さくなるような大きさに選ばれる。
また上記D2 はこの部分のハウジング1内面との隙間Δ
yが充分大きく、この部分が流入孔2から遠ざかるよう
な大きさに選ばれる。
【0016】上記構成によれば、回転羽根9の直径D1
の部分では隙間Δxが小さいので、流体が無駄に流出し
てしまうことがない。また、直径D2 の部分では回転羽
根9が流入孔2から充分遠ざけられるので、羽根が流入
孔2を開閉するような状態がなくなる。
【0017】従って、流入孔2から流入した流体の大部
分が回転羽根9に衝突して回転に寄与するので、流量の
測定精度を高くすることができる。また、騒音の発生が
なくなると共に、流体が円滑に流れ、流出用配管6を流
れる流量の変動をなくすことができる。
【0018】実施例2. 図2は実施例2による流量計を示す側面断面図であり、
本実施例2は流入孔近傍部分から流出孔近傍部分までの
回転羽根9の径を、連続的にラッパ状に変化させたもの
である。この構成により、上記実施例1と同様の効果が
得られる。さらに、この構成により、流入孔2から流入
した流体は、スムーズに回転羽根9の軸方向に変向され
て流れ、回転羽根9の回転乱れを無くすることができ
る。
【0019】実施例3. 図3は実施例3による流量計を示す側面断面図である。
上記実施例1,2は回転羽根9の径を変化させたもので
あるが、本実施例3はハウジング1の内径を変化させ
て、流出孔近傍部分のハウジング1と回転羽根9の隙間
Δxを流入孔近傍部分の該ハウジングと該回転羽根の隙
間Δyより小さくしたもので、上記実施例1,2と同様
の作用効果が得られる。
【0020】
【考案の効果】この考案によれば、流入孔近傍部分のハ
ウジングと回転羽根との間の隙間を、流出孔近傍部分の
ハウジングと回転羽根との間の隙間より大きくし、流出
孔近傍部分のハウジングと回転羽根との間の隙間を、高
い流量測定精度が得られる大きさに構成したので、流量
の測定精度が高く、かつ騒音の発生や流量の変動のない
流量計を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例1による流量計を示す側面断
面図である。
【図2】この考案の実施例2による流量計を示す側面断
面図である。
【図3】この考案の実施例3による流量計を示す側面断
面図である。
【図4】従来の流量計を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 流入孔 3 流出孔 4 流体通路 9 回転羽根 10 マグネット(検出手段) 11 磁気センサ(検出手段) D1 ,D2 直径 Δx,Δy 隙間
フロントページの続き (72)考案者 山根 博之 神奈川県大和市深見台3丁目4番地 株 式会社ガスター内 (72)考案者 津村 高志 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山 武ハネウエル株式会社 藤沢工場内 (72)考案者 新川 宏一郎 神奈川県藤沢市川名1丁目12番2号 山 武ハネウエル株式会社 藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭60−228923(JP,A) 実開 平4−55513(JP,U) 実公 平3−17223(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 1/08 G01F 1/075 G01F 1/115 G01F 1/12

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流入孔及び流出孔を有すると共に
    上記流入孔から流出孔に通じる流体流路が設けられたハ
    ウジングと、上記流体流路に設けられ上記流入孔から流
    入する流体の流れに応じて回転する回転羽根と、上記回
    転羽根の回転を検出する検出手段とを備え、上記回転羽
    根の回転軸と略垂直な方向に流体が流入するように、上
    記流入孔が上記回転羽根の回転軸と略垂直な方向に位置
    する上記ハウジングの側面に設けられ、上記回転羽根の
    回転軸と平行な方向に流体が流出するように、上記流出
    孔が上記回転羽根の回転軸と平行な方向に設けられた
    量計において、 上記流入孔近傍部分の上記ハウジングと上記回転羽根と
    の間の隙間を、上記流出孔近傍部分の上記ハウジングと
    上記回転羽根との間の隙間より大きくし、 上記流出孔近傍部分の上記ハウジングと上記回転羽根と
    の間の隙間を高い流量測定精度が得られる大きさにし
    ことを特徴とする流量計。
JP1993064640U 1993-12-02 1993-12-02 流量計 Expired - Lifetime JP2603701Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993064640U JP2603701Y2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 流量計

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993064640U JP2603701Y2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 流量計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0734323U JPH0734323U (ja) 1995-06-23
JP2603701Y2 true JP2603701Y2 (ja) 2000-03-21

Family

ID=13264076

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993064640U Expired - Lifetime JP2603701Y2 (ja) 1993-12-02 1993-12-02 流量計

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