JPH09196715A - 流量センサ - Google Patents

流量センサ

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Publication number
JPH09196715A
JPH09196715A JP2172896A JP2172896A JPH09196715A JP H09196715 A JPH09196715 A JP H09196715A JP 2172896 A JP2172896 A JP 2172896A JP 2172896 A JP2172896 A JP 2172896A JP H09196715 A JPH09196715 A JP H09196715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
flow rate
sensor
fluid
vane wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2172896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yoshiyuki
秀男 吉行
Koichi Nakasaki
幸一 中崎
Seisaku Maeda
誠作 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2172896A priority Critical patent/JPH09196715A/ja
Publication of JPH09196715A publication Critical patent/JPH09196715A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水垢などの異物が付着しにくく、かつ付着し
ても影響されにくい構造の水量センサの提供を、その課
題としている。 【解決手段】 羽根16aの先端部にマグネット18を
取り付けた羽根車16を、流体の流路に配置した軸受1
4に回転自在に嵌合するとともに、羽根車16の外周部
の管壁12に信号取出コイル20を設置する。軸受14
と羽根車16の間にはセラミック製ベアリング22を介
在させる。羽根車16の回転により信号取出コイル20
に発生するパルスを計測することで流体の流量を測定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流量センサに関
し、詳しくは流体の流路の中に軽く回転する羽根車を配
置して、流体の流れによる羽根車の回転から、流体の流
量を測定するタービン式の流量センサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】流体の流量を測定する流量センサとし
て、一般に、絞り式センサ、面積式センサ、容積式セン
サ、タービン式センサ、渦式センサ、超音波式センサな
ど種々のセンサが知られている。
【0003】このうち、タービン式センサは、流れの中
に軽く回転する羽根車を入れると、タービンの原理によ
って回転するということを利用したものである。回転部
分の摩擦が小さいときは、羽根車の回転数は近似的に流
速に比例するので、回転数から流速がわかり、流路の断
面積から流体の流量を測定することができることにな
る。
【0004】羽根車の回転数を検出するには、流路の管
壁に信号取出コイルを配置して、羽根車の羽根の先端が
信号取出コイルの近傍を通過する回数をパルスとして検
出することにより回転数を計測するようにしている。パ
ルスとして検出すると、デジタル信号処理ができるの
で、取り出した信号により流体の温度補正、積算、混合
比率制御、計算制御等がおこないやすい。
【0005】また、このタービン式センサは、低粘度の
流体や、低温・高温の流体でも検出できること。電気伝
導性がない液体でも小さい圧損で検出できること。完全
なシールができ、高圧や腐食に対する対策をおこないや
すいこと等の特徴を有している。
【0006】そこで、各種の製造装置の冷却に冷却水を
使用する際に、冷却水の流水量を確認するために、この
タービン式センサからなる流量センサが多用されてい
る。図2は、その一例で、半導体製造の過程で使用する
アルミニウム成膜装置30への冷却水の流れを示したも
のである。流入口32から供給された冷却水は矢印に沿
って流れ、本体装置30内を循環して装置30を冷却し
たのち流出口34から元のタンク内に戻される。この事
例の場合、本体装置30から出たところに流量センサ1
0が設けられていて、冷却水の流水量の確認がおこなわ
れている。なお、符号36はアルミニウム成膜のための
ウエハーをセットする位置を示したものである。
【0007】このタービン式センサからなる流量センサ
10は、図3に示す例のように、筐体11の内部に冷却
水が通る流路12を有しており、この流路12の中に軸
14が配置されている。そして、軸14には羽根車16
が回転自在に嵌合されており、羽根車16の羽根16a
の先端部にはマグネット18が取り付けられている。
【0008】また、流路12を形成する管壁には信号取
出コイル20が設置されていて、冷却水が流れ込み羽根
車16が回転すると、通過するマグネット18によって
信号取出コイル20にパルス状の起電力が発生する。こ
のパルスを計測することによって、冷却水の流水量が測
定され、流水量が規定値を割るとエラー表示がされるよ
うになっている。
【0009】なお、この他にも、タービン式センサから
なる流量センサとして、耐食性等のため羽根車に磁性材
料が用いられない場合、管壁に高周波発生コイルを設置
しておいて、羽根が通過する際のインダクタンスの変化
を利用するものもあるが、いずれにしても、羽根車の回
転を利用する点において同一である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、現状の半
導体製造装置等に使用されている、タービン式センサか
らなる流量センサ10は、羽根車16の中心部に単に穴
16bが開けられているのみで、軸14をその穴16b
に嵌め込み、フリーに回転できるようにしたものである
から、長期に渡って使用していると、羽根車16の穴1
6bの周辺部に、図4に示すような水垢(スケール)1
7が付着し、円滑に回転しなくなることがある。
【0011】すると、実際には、冷却水の流水量が取れ
ているのも関わらず、羽根車がその流量の分に応じた料
だけ回転せず、実際には設定値を切っていないのに、設
定値を切ったものとして冷却水不足であるエラーが発生
する。この場合、装置を止めて流量センサの交換などの
処理対策をおこなう必要があるので、時間をロスし、装
置を停止したことによりその時点での製品の歩留りを悪
くすることになる。
【0012】本発明は、水垢などの異物が付着しにく
く、かつ付着しても影響されにくい構造の水量センサの
提供を、その課題としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述課題を解
決するためになされたものであって、羽根の先端部にマ
グネットを取り付けた羽根車を、流体の流路に配置した
軸に回転自在に嵌合するとともに、羽根車の外周部に近
接して信号取出コイルを設置し、羽根車の回転により信
号取出コイルに発生するパルスを計測することで流体の
流量を測定する流量センサにおいて、前期軸と羽根車の
間にセラミック製ベアリングを介在させたことを特徴と
している。
【0014】
【作用】本発明は、上述のように構成されているので、
長期に渡って使用しても、流体中の異物、例えば流体が
水の場合には水垢などが、羽根車の軸を通す穴の周辺部
に付着することがないので、羽根車は流体の流速に応じ
て自在に回転し、流量を正確にパルスとして出力する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、従来の技術の項で
説明した部材と同一又は同等のものには同一符号を付
す。図1は、本発明の実施の形態の主要部を示すもので
ある。流量センサ10は、図に示すように、筐体11の
内部に流体が流れるの流路12を有しており、流路12
内には筐体に固定された状態で軸14が配置されてい
る。
【0016】また、羽根車16の中心部の穴16bには
セラミック製ベアリング22が嵌め込まれており、この
ベアリング22を軸14に嵌め込むことによって、羽根
車16は軸14に対し回転自在になっている。また、羽
根車16の羽根16aの先端部にはマグネット18が取
り付けられており、流路12を形成する管壁内には信号
取出コイル20が設置されている。
【0017】冷却水が流れ込み羽根車16が回転する
と、通過するマグネット18によって信号取出コイル2
0にパルス状の起電力が発生する。このパルスを計測す
ることによって、冷却水の流水量が測定される。
【0018】なお、図1は模式図で、実際には羽根16
aには捻りが加えられており、冷却水が一定方向から流
れ込むと羽根車16は一定方向にのみ回転するように構
成されている。
【0019】このように、この実施形態による水量セン
サ10は、軸14と羽根車16とをセラミック製ベアリ
ング22を介して取り付けた構造になっているので、従
来のように、固定された軸に、中心部に穴が開けられた
羽根車の穴を単に嵌め込んで、羽根車がフリーに回転す
るようにしたものに比べ、羽根車の中心部の穴の周辺部
に水垢が付着することがなく、またベアリング22がセ
ラミック製であるので水垢が付着しにくく、例え付着し
ても回転に影響することがほとんどない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軸と羽根車の間にセラミック製ベアリングを介在させた
ので、長期の使用による流体中の異物、例えば水垢等の
付着による羽根車の回転不良がおこりにくい。このた
め、流量の誤検知がなくなり、製造装置の冷却水の流水
量検知用として使用した場合などに、無用のエラーを示
さないので、設備のダウンタイムの低減が図れるととも
に、エラー表示時における装置停止による製品不良の発
生もないので製品の歩留まり率を向上させることができ
る。また、水量センサの交換作業をほとんど必要としな
くなるので、コストの低減も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水量センサの一実施形態を示す模式図
である。
【図2】アルミニウム成膜装置の冷却方法を示す図であ
る。
【図3】従来の水量センサの原理を示す図である。
【図4】羽根車に水垢が付着した状態を示す図である。
【符号の説明】
10 水量センサ 11 筐体 12 流路 14 軸 16 羽根車 16a 羽根 16b 穴 18 マグネット 20 信号取出コイル 22 セラミック製ベアリング 30 アルミニウム成膜装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根の先端部にマグネットを取り付けた
    羽根車を、流体の流路に配置した軸に回転自在に嵌合す
    るとともに、羽根車の外周部に近接して信号取出コイル
    を設置し、羽根車の回転により信号取出コイルに発生す
    るパルスを計測することで流体の流量を測定する流量セ
    ンサにおいて、 前期軸と羽根車の間にセラミック製ベアリングを介在さ
    せたことを特徴とする流量センサ。
JP2172896A 1996-01-12 1996-01-12 流量センサ Pending JPH09196715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172896A JPH09196715A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 流量センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2172896A JPH09196715A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 流量センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09196715A true JPH09196715A (ja) 1997-07-31

Family

ID=12063143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2172896A Pending JPH09196715A (ja) 1996-01-12 1996-01-12 流量センサ

Country Status (1)

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JP (1) JPH09196715A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100376876C (zh) * 2005-11-08 2008-03-26 西北工业大学 叶轮式流量表
CN100453981C (zh) * 2006-01-13 2009-01-21 西北工业大学 一种有轴套的叶轮流量表
CN107228694A (zh) * 2017-07-11 2017-10-03 湖北生态工程职业技术学院 一种旋腔式液体流量传感器
KR102428022B1 (ko) * 2021-12-09 2022-08-03 주식회사 이엔플러스 소방차 방수압력 조절 시스템

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