JPH09304136A - 流量計 - Google Patents

流量計

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JPH09304136A
JPH09304136A JP14370596A JP14370596A JPH09304136A JP H09304136 A JPH09304136 A JP H09304136A JP 14370596 A JP14370596 A JP 14370596A JP 14370596 A JP14370596 A JP 14370596A JP H09304136 A JPH09304136 A JP H09304136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flapper
fluid
curved
flow rate
rotation chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP14370596A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Tsuchiya
勉 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WASHINO KIKI KK
Original Assignee
WASHINO KIKI KK
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Publication date
Application filed by WASHINO KIKI KK filed Critical WASHINO KIKI KK
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Publication of JPH09304136A publication Critical patent/JPH09304136A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分解能の高い流量計を提供する。 【解決手段】 流入口5からフラッパ回動室11の入り
口12までの湾曲流路13により、流入する流体は下向
きに流れる。そして、入り口2を塞ぐフラッパ10を押
圧してフラッパ回動室11に流れ込む。流体の圧力と戻
しバネ19の付勢力が拮抗する位置まで、フラッパ10
が回動する。フラッパ回動室11に流入した流体は、湾
曲壁面20に沿ってその流れ方向を上向きに転じ、出口
21を経て流出口6から流れ出る。流入口5から流出口
6に至る流体を、湾曲流路13と湾曲壁面20により、
下向きから上向きに蛇行させたから、この流体に押圧さ
れて回動するフラッパ10の最大回動角度を略160度
とすることができる。従って、流量計としての分解能を
高めることができ正確に流量変化を測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流量目盛りを付したサ
イトグラスを通して視認できるフラッパの回動角度によ
り流量を測定できるようにした流量計に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通過する流体によって回動するフラッパ
を、流量目盛りを付したサイトグラスを通して視認し、
前記フラッパの回動角度により流量を測定できるように
した従来の流量計は、図4に示すように流入口aと流出
口bとの間が、真っすぐな流体流路cにより連通されて
いる。そして、フラッパdはその流体流路cを遮断する
姿勢から、該流体流路cを最大に開く水平姿勢までの略
90度の角度間を回動できるように装着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、略90
度回動するフラッパに対応して、ゼロから最大までの流
量目盛りを設定しなければならず、流量計としての分解
能が低い。従って、流量測定値は、目安程度にしかなら
ないという問題点がある。本発明は上記した問題点を解
決するためになされたもので、分解能の高い流量計を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1に記載の本発明の流量計は、通過する流体
によって回動するフラッパを、流量目盛りを付したサイ
トグラスを通して視認し、前記フラッパの回動角度によ
り流量を測定できるようにした流量計において、流体の
流入口から、該流入口と流出口との間に形成したフラッ
パ回動室の入り口までを湾曲した流路により連通させ、
前記入り口を戻しバネの付勢力により塞ぐフラッパが流
体圧により回動したとき、該フラッパの回動先端に対向
する前記フラッパ回動室の壁面を、前記湾曲した流路と
は逆方向に湾曲させ、前記流入口から流入して前記フラ
ッパ回動室から前記流出口へ流れる流体を蛇行させるよ
うにしたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の本発明の流量計
は、請求項1に記載の構成において、前記フラッパの回
動先端と該回動先端に対向する前記壁面とがなす間隔
を、回動角度の増加とともに漸増するようにしたことを
特徴とする。
【0006】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の流量計によれ
ば、流入口から流入しフラッパ回動室から流出口へ流れ
る流体の流路が、湾曲した流路と該湾曲した流路とは逆
方向に湾曲させたフラッパ回動室の壁面により形成され
ている。このため、流体が蛇行し該流体により押されて
回動するフラッパの回動角度を90度以上とすることが
できる。従って、流量計としての分解能を従来のものよ
り高めることができより正確に流量変化を測定できる効
果を有する。
【0007】請求項2に記載の流量計によれば、フラッ
パの回動先端と該回動先端に対向するフラッパ回動室の
壁面とがなす間隔を、回動角度の増加とともに漸増する
ようにしたから、フラッパの回動角度と該間隔との相関
に基づいて流量目盛りに付す流量値を設定することによ
り、より正確な流量測定が可能となる効果を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を添付図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る流量計1の正
面図、図2は同、中央部縦断正面図、図3は最大流量値
を設定するための説明図である。流量計1は、流体管路
中に配設されるもので、円筒状のケーシング2の外周の
両端部に、雌ネジ3を形成した管継ぎ手4が一体成形さ
れている。そして、該管継ぎ手4にはケーシング2の内
部に連通する流体の流入口5と流出口6が形成されてい
る。ケーシング2の内部には、後述するフラッパ10が
回動するフラッパ回動室11が形成されている。
【0009】上記流入口5からフラッパ回動室11の入
り口12までは、図2に示すように湾曲流路13が形成
されている。流入口5から流入した流体は、この湾曲流
路13により、流れ方向を下向きに変えて入り口12か
らフラッパ回動室11に流入する。そして、上記入り口
12の開口の形状は、ケーシング2の上下の内壁2a,
2bと前後壁2c,2dにより四角形に形成されてい
る。上側の内壁2aは、入り口12の口縁12aに連続
させて、斜め上方へ傾斜する傾斜面14が形成されてい
る。
【0010】フラッパ回動室11の入り口12は、フラ
ッパ10により塞がれている。フラッパ10は、取り付
け板15に固定した回動中心軸16に蝶番状に取り付け
られている。取り付け板15は、ケーシング2の外部か
ら傾斜面14に挿通した取り付けネジ17により取り付
けられ、ナット18により締着されている。そして、フ
ラッパ10は、回動中心軸16に巻装した戻しバネ19
により付勢されて入り口12の口縁12aに当接してい
る。
【0011】フラッパ回動室11を形成するケーシング
2の下側の内壁2bは、入り口2の口縁12aに連続さ
せて、上記湾曲流路13の湾曲方向とは逆方向に湾曲す
る湾曲壁面20が形成されている。そして、湾曲壁面2
0はフラッパ10の先端10aとの間隔が、回動角度の
増加とともに漸増するように形成されている。該湾曲壁
面20には、上記上側の内壁2aに繋がる部分に、上記
管継ぎ手4に形成した流体の流出口6に連通する出口2
1が形成されている。
【0012】ケーシング2の正面及び背面には、リング
形のガスケット(図示せず)を介して強化ガラス22
(以下サイトグラスという)が液密に嵌め込まれてい
る。サイトグラス22には、フラッパ10の先端10a
の回動軌跡Tに対応して、流量目盛り23が付されてい
る。そして、該サイトグラス22の外側には、ガスケッ
トを介してリング形のサイドフレーム24,25が嵌着
されている。そして、サイドフレーム24及び25間に
は、締着ボルト26が挿通されナット27により締着さ
れている。
【0013】流入する流体の圧力と戻しバネ19の付勢
力とが拮抗するとともに、フラッパ10の回動角度が最
大となったとき、湾曲壁面20とフラッパ10の先端1
0aとがなす間隔(Gmax)は、該湾曲壁面20、先
端10a及び両側のサイトグラス22により形成される
開口の面積Sa(図3(a))と上記湾曲流路13の断
面積Sb(図3(b))とが一致するように設定する。
そして、サイトグラス22に付された流量目盛り23に
は、上記したようにフラッパ10の最大回動角度に対応
して最大流量値「7」を付す。そして、フラッパ10の
各回動角度に応じて、先端10aと湾曲壁面20とがな
す対応間隔(G1,G2,G3・・・)により、開口面
積を計算してそれぞれの流量値「1」,「2」,「3」
・・・を順次付す。
【0014】上記した構成の流量計1の作動は、以下の
通りである。流入口5からフラッパ回動室11の入り口
12までの湾曲流路13により、流入する流体は下向き
に流れる。そして、フラッパ10を押圧して入り口2を
開きフラッパ回動室11に流れ込む。流体の圧力と戻し
バネ19の付勢力が拮抗する位置まで、フラッパ10が
回動する。このときの回動角度に対応する流量値は、サ
イトグラス22に付された流量目盛り23の流量値によ
り計測することができる。フラッパ回動室11に流入し
た流体は、湾曲壁面20に沿ってその流れ方向を上向き
に転じ、出口21を経て流出口6から流れ出る。
【0015】上記のように流入口5からフラッパ回動室
11を経て流出口6に至る流体が、湾曲流路13と湾曲
壁面20により、流れ方向を下向きから上向きに蛇行す
る。このように流体の流路を蛇行させることにより、該
流体に押圧されて回動し、入り口12を開くフラッパ1
0の最大回動角度を略160度とすることができる。従
って、流量計としての分解能を、最大回動角度が略90
度程度の従来のものより高めることができ、より正確に
流量変化を測定できる。
【0016】また、フラッパ10の先端10aとフラッ
パ回動室11の湾曲壁面20とがなす間隔を、回動角度
の増加とともに漸増させる。そして、フラッパ10の各
回動角度に応じて形成される先端10aと湾曲壁面20
の対応間隔GI,G2,G3・・・に基づいてその開口
面積を計算し、それぞれの流量値を順次付するようにし
たから、正確な流量測定が可能となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量計1の正面図である。
【図2】同、中央部縦断正面図である。
【図3】最大流量値を設定するための説明図である。
【図4】従来の流量計の正面図である。
【符号の説明】
1→流量計 2→ケーシング 5→流入口 6→流出口
10→フラッパ 10a→先端 11→フラッパ回動室 12→入り口
13→湾曲流路 19→戻しバネ 20→湾曲壁面 22→サイトグラス
23→流量目盛り

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過する流体によって回動するフラッパ
    を、流量目盛りを付したサイトグラスを通して視認し、
    前記フラッパの回動角度により流量を測定できるように
    した流量計において、 流体の流入口から、該流入口と流出口との間に形成した
    フラッパ回動室の入り口までを湾曲した流路により連通
    させ、前記入り口を戻しバネの付勢力により塞ぐフラッ
    パが流体圧により回動したとき、該フラッパの回動先端
    に対向する前記フラッパ回動室の壁面を、前記湾曲した
    流路とは逆方向に湾曲させ、前記流入口から流入して前
    記フラッパ回動室から前記流出口へ流れる流体を蛇行さ
    せるようにしたことを特徴とする流量計。
  2. 【請求項2】 前記フラッパの回動先端と該回動先端に
    対向する前記壁面とがなす間隔を、回動角度の増加とと
    もに漸増するようにしたことを特徴とする請求項1に記
    載の流量計。
JP14370596A 1996-05-13 1996-05-13 流量計 Pending JPH09304136A (ja)

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Cited By (6)

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Effective date: 20000801