JPH0225135Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0225135Y2
JPH0225135Y2 JP8497285U JP8497285U JPH0225135Y2 JP H0225135 Y2 JPH0225135 Y2 JP H0225135Y2 JP 8497285 U JP8497285 U JP 8497285U JP 8497285 U JP8497285 U JP 8497285U JP H0225135 Y2 JPH0225135 Y2 JP H0225135Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main valve
main
valve seat
flow rate
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8497285U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61202023U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP8497285U priority Critical patent/JPH0225135Y2/ja
Publication of JPS61202023U publication Critical patent/JPS61202023U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0225135Y2 publication Critical patent/JPH0225135Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 イ−1 産業上の利用分野 この考案は切換弁を持つ副管付流量計の改良に
関する。
イ−2 従来技術 切換弁を持つ副管付流量計は、親メータと直列
に切換弁を設けると共に、副管に子メータを設
け、小流量時には副管に流体を流して子メータで
計量し、一定以上の流量では切換弁の主弁を開い
て親メータに流体を流して親メータで計量するも
ので、計量範囲が広くとれる。
切換弁を持つ副管付流量計の従来のものは、切
換弁の主弁を閉鎖するためのスプリングを有し、
主弁の閉鎖時はその受圧面積を小さくすることで
比較的弱いスプリングで確実に閉鎖し、主弁が開
き始めると同時に受圧面積を増大させて急速に開
放する機構を持つていた。
イ−3 本考案が解決しようとする問題点 前記従来技術では、主弁開放時に主弁の受圧面
積が大きくなつているため、流量が減少して水圧
に抗して主弁を閉じるときの切換流量が、流量が
増大して主弁が開くときの切換流量よりもかなり
小さい流量とならざるを得ず、流量が増大すると
きと減少するときの切換流量の差(いわゆるヒス
テリシス)が大きいという問題点があつた。
又、主弁が開くにつれてスプリングの力が強く
なるため、切換時にスプリングに抗して主弁を十
分大きく開くための水圧が得られなくて、流量の
切換直後や流量漸減時の切換直前において親メー
タへの分流量が小さくなるという問題点があつ
た。
ロ 考案の構成 ロ−1 問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために、この考案は、切
換弁の主弁を閉鎖するスプリングと、主弁と係合
する主バルブシート及び副バルブシートと、主弁
に明けた等圧孔と、主弁の外周張出部を囲む主バ
ルブシート覆管部とを設け、この覆管部の内面と
張出部外周との隙間の通路断面積が、張出部外周
が覆管部の下流端に至るまでの間、主弁の開度増
大につれて次第に小さくなるよう覆管部の内面形
状を定めたことを特徴とする。
ロ−2 作用 流量が小さい間は、主弁がスプリングの力で閉
じていて、流体は副管の子メータに流れる、流量
が次第に増大すると子メータの圧力損失による差
圧がスプリングに抗して主弁を開くように付勢す
るが、等圧孔と、主及び副バルブシートの存在に
より、主弁にかゝる受圧面積が小さく、差圧によ
り主弁を開く力はそれ程大きくない。
又、このとき主弁の外周張出部と主バルブシー
ト覆管部との隙間である通路断面積もそれ程小さ
くないため、この面からも主弁を開く力は小さ
い。
そして、流量がさらに増大するにつれて主弁が
開き始めると前記通路断面積が小さくなつて、主
弁を開く力が急増し、わずかの流量増加で主弁が
開く。主弁がその外周張出部が覆管部の下流端を
離れてさらに大きく開くと、主弁は主バルブシー
トとの間の通路が拡大されるだけでなく、副バル
ブシートとの間の通路も拡大され、主弁を開く力
もより増大し、主弁は全開となり、切換弁により
損失水頭は小さく維持される。
流量が大きい状態から次第に減少すると、主弁
はスプリングの力で次第に閉じ、主弁張出部が覆
管部の下流端で一時休止する。これまでは主弁開
度は比較的大きく、親メータに十分な流量が流れ
る。さらに流量が小さくなり、前記流量増大時の
切換流量よりわずかに小さくなると、主弁がさら
に閉じ、覆管部との隙間が増大するため急速に主
弁が閉じ切換を完了する。前記一時休止時に水流
により主弁に作用する力は、主バルブシートと副
バルブシート等圧孔の作用により、比較的小さい
ため、流量減少時の切換流量は流量増大時のそれ
と比較して大きな差がなく、それだけヒステリシ
スが小さいことになる。
ロ−3 実施例 第1図において、1は親メータ、3は親メータ
1の下流に配置された切換弁で、両者は接続金具
2で連結されている。4は切換弁の前部ケース、
5は後部ケースで、両者はそれぞれのつば6と7
が複数のボルト8とナツト9により締結されてい
る。10はケース4と5の間にはさみ込んだOリ
ングである。11は主バルブシートで、当接面圧
12とOリング13を介して前部ケース4と後部
ケース5に保持されている。この主バルブシート
11はほゞ円筒形の部分11aとその下流側につ
ながる主バルブシート覆管部11bと4個のフオ
ーク11cと、軸支持部11dとが一体に形成さ
れ、軸支持部11dには軸14が嵌められナツト
15で固定されている。16は子メータを設けた
副管からの流体が流入する側路流入口、11eは
主バルブシート覆管部11bに明けた通路であ
る。17は主弁で、流れの上流側に向つてとがつ
ているかさ形部17aと、このかさ形部の外周に
延びる外周張出部17bと、円筒部17cとが一
体に形成され、円筒部17cはその内径が小径部
17dと大径部17eとの2段階に形成されてい
る。17fはかさ形部17aに明けた等圧孔であ
る。18は軸14にナツト19で固定した副バル
ブシートでほゞ有底円筒形をしていて、その最大
外径が前記主弁17cの小径部17dよりわずか
に小さく定めてある。
20と21は主弁17に嵌めたOリング、22
は主弁17と副バルブシート18の間に挿入した
圧縮スプリングで、主弁17のかさ形部に嵌めた
Oリング20を主バルブシート11に押しつける
とともに、主弁の円筒部17cに嵌めたOリング
21を前記副バルブシート18の外周部18aに
押しつけている。この外周部は、円筒形からわず
かに変形していて、Oリング21と係合するため
に、図示のように断面が円弧状になつていて、左
方にいく程外径が大きくなつている。
図示されていない子メータを設けた副管を経
て、側路流入口16から前部ケース4と主バルブ
シート11との間に流入した流体は、通路11e
を通り、さらに主弁の外周張出部17bと主バル
ブシート覆管部11bとの間の隙間を通つて下流
に流れる。この流量が次第に大きくなると、子メ
ータによる圧損が大きくなり、この圧力が主弁に
作用する。しかし、図示のように主弁17が閉じ
ているときは、Oリング20,21がそれぞれ主
バルブシート11と副バルブシート18に密着し
て、しかも等圧孔17fが主弁17の上流と円筒
部17cの内側の圧力を均等にしているため、子
メータの差圧が主弁17に有効に作用する受圧面
積は、Oリング20と21の直径の差で決められ
る受圧面積となり、かさ形部17aの面積の何分
の1かの小さい面積である。この小さい受圧面積
にかゝる差圧による力がスプリング22の力を越
えると、主バルブ17が下流(図の右)方向にわ
ずかに移動し、主弁17が開き始める。すると、
親メータ1を通過して主路23から切換弁2に流
入する水流は二つに分かれ、一方は等圧孔17f
を通過してさらに副バルブシート18の大径部と
主弁17の小径部17dとの間を通つて流れる。
もう一方は側路流入口16からの水流と合流して
主弁の外周張出部17bと主バルブシート覆管部
11bとの隙間を通つて流れる。
主弁17が開くことで通路11eを流れる水量
は少なくなるため、主路23を通る水が主弁17
を開こうとする力は減少傾向になる。しかし、主
弁17が開くと、主弁の外周張出部17bと主バ
ルブシート覆管部11bとの隙間が次第に小さく
なるために主弁にかかる差圧が次第に大きくな
り、スプリング22に抗して急速に主弁17が右
方に移動し、外周張出部17bが主バルブシート
覆管部11bの右端を離れるまで主弁が開く。
等圧孔17fの流路断面積と、主弁の小径部1
7dと副バルブシート18の大径部との隙間の流
路面積はほゞ同じに定めてあるので、主弁の小径
部17dの直径より内側の部分には、水流による
力は殆どかからない。このことは、主弁を急速に
開放する点に関して不利のようであるが、主弁1
7の開閉時のヒステリシス小さくし、主弁17が
開いたときの親メータへの分流比を大きくし、流
量が漸減する場合の切換弁の作動を円滑かつ急速
に行ない、大流量時に主弁17を全開位置迄開い
て損失水頭を小さく保つという働きを主バルブシ
ート覆管部11bと協同して行なう。主弁17が
開いた状態では主弁17と主バルブシート11と
の間は十分広く開くので、親メータに流れる流量
が子メータに流れる流量に比較して大きくなり、
親メータを精度の良い条件で使うことができる。
第2図に示す状態からさらに主弁17が開く
と、主弁17の円筒部17cは、その内径の大径
部17eが副バルブシート18の左端大径部と対
向し、両者間の隙間の流路断面積は等圧孔17f
の流路断面積よりもかなり大きくなる。
そのため水流による力はほゞ全部が主弁17に
かかる。従つて流量がさらに増大すれば主弁17
はスプリング22に抗して容易に全開になり、切
換弁による損失水頭は小さく保持される。
このときの主弁17の状態を第3図に示す。
流量が大きい状態から次第に減少すると、主弁
17が第3図の状態から次第に左方に移動して閉
じていき、主弁の外周張出部17bが主バルブシ
ート覆管部11bの右端(下流端)に対向した位
置で一時休止する。これは主バルブシート覆管部
11bの内径が、下流(右方)にいく程小さくな
るテーパ部11b′を形成しているためである。さ
らに流量が小さくなると、流量が漸増したときに
主弁17の外周張出部17bが主バルブシート覆
管部11bのテーパ部11b′に対向しながら開き
始めた流量よりわずかに小さい流量になつて、さ
らに主弁17が閉じ始める。この閉じ始める直前
までは、主弁17の開度は大きく保たれ、親メー
タには(親メータの精度を発揮するに)十分な流
量が流れる。
主弁の外周張出部17bが主バルブシート覆管
部11bに接近又は対向しているとき、主バルブ
円筒部17cはその小径部17dが副バルブシー
ト18の左端最大径部と対向していて、両者の隙
間は小さいため、水流により主弁17にかゝる力
は比較的小さくなつている。そのために主弁17
が開き始める流量と、閉じ切る流量との差、即ち
ヒステリシスは小さく、このことが、親メータの
精度、子メータの耐久性という点で有効である。
主弁17の外周張出部17bが主バルブシート
覆管部11bの右端位置からさらに閉じ始める
と、両者間の隙間の通路断面積につれて大きくな
るので、水流によりかゝる力は加速度的に小さく
なり、主弁17は急速かつ円滑に閉止する。
ハ 考案の効果 流量が漸増するときと漸減するときに主弁が開
閉する流量の差(ヒステリシス)を小さくでき、
主弁が開いた状態での親メータへの分流比を大き
くでき、流量漸減時の主弁の切換を急速かつ円滑
に行なうことが可能であり、大流量時に主弁を全
開位置迄安全に開いて損失水頭を小さく保持でき
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例で第1図は縦断面図、
第2図は主弁が少し開いた状態の要部縦断面図で
拡大図示してある。第3図は主弁が完全に開いた
状態の要部縦断面図である。 1……親メータ、3……切換弁、11……主バ
ルブシート、11b……主バルブシート覆管部、
17……主弁、17b……外周張出部、17b′…
…外周張出部の内面を形成するテーパ部、17f
……等圧孔、18……副バルブシート、22……
スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 切換弁の主弁を閉鎖するスプリングと、主弁と
    係合する主バルブシート及び副バルブシートと、
    主弁に明けた等圧孔と、主弁の外周張出部を囲む
    主バルブシート覆管部とを設け、この覆管部の内
    面と張出部外周との隙間の通路断面積が、張出部
    外周が覆管部の下流端に至るまでの間、主弁の開
    度増大につれて次第に小さくなるよう覆管部の内
    面形状を定めたことを特徴とする切換弁を持つ副
    管付流量計。
JP8497285U 1985-06-05 1985-06-05 Expired JPH0225135Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8497285U JPH0225135Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8497285U JPH0225135Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61202023U JPS61202023U (ja) 1986-12-18
JPH0225135Y2 true JPH0225135Y2 (ja) 1990-07-11

Family

ID=30634941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8497285U Expired JPH0225135Y2 (ja) 1985-06-05 1985-06-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0225135Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5246873B2 (ja) * 2009-05-12 2013-07-24 株式会社モリタホールディングス 絞り式流量計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61202023U (ja) 1986-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1586106A (en) Ball-type safety valve
ATE76949T1 (de) Absperr- und regulierventil.
JPS6262064A (ja) 制御弁用パイロット弁
US5409042A (en) Constant-rate flow control valve
JPH0225135Y2 (ja)
US6325098B1 (en) Valve for regulating and measuring the flowrate of a fluid
US4324267A (en) Fluid pressure balancing and mixing valve
US5117856A (en) Flow range extending valve
CA2211146A1 (en) Improved automatic recirculation valve
US3934812A (en) Valve construction and flow restrictor for use therewith
US3693663A (en) Mixing valve
CN209370497U (zh) 一种具有新型信号管的内取压燃气调压器
JPH0628442U (ja) 定流量弁
JP2505111B2 (ja) 複合型量水器
JPH0320732Y2 (ja)
JPH0230527Y2 (ja)
JPH08128548A (ja) 逆止弁
JPH0313654Y2 (ja)
JPH0138461Y2 (ja)
SU1040471A1 (ru) Регул тор давлени
JPS6139971Y2 (ja)
JPS55119267A (en) Valve device
JPH09159498A (ja) 可逆流量測定装置
GB1529803A (en) Dispense tap
JPS61160511U (ja)