JPH07342Y2 - 移動作業機における駐車ブレーキ機構 - Google Patents

移動作業機における駐車ブレーキ機構

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JPH07342Y2
JPH07342Y2 JP1989006286U JP628689U JPH07342Y2 JP H07342 Y2 JPH07342 Y2 JP H07342Y2 JP 1989006286 U JP1989006286 U JP 1989006286U JP 628689 U JP628689 U JP 628689U JP H07342 Y2 JPH07342 Y2 JP H07342Y2
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JP
Japan
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brake
locking
rod
link rod
return spring
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JP1989006286U
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JPH0298029U (ja
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陽一 仲佐
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は移動作業機における駐車ブレーキ機構に関す
るものである。
〈従来の技術〉 従来、移動作業機においては、左右旋回半径を小さくす
るために、左右の後輪に別個にブレーキが加わる構成に
なっており、運転席のステップ上には左右別個にブレー
キ操作するための左右一対のブレーキペダルが並設され
ている。
このような形式の作業機の駐車ブレーキには、第1図に
示すように、片方のブレーキペダルを制動位置で固定す
る係止機構が設けられたものがあり、解除する場合には
ブレーキペダルを踏み込めば、係止機構と本体側との間
に設けられているリターンスプリングによって解除が行
なわれる。
一方従来の移動作業機においては、ステップ上にアクセ
ルペダルが設けられ、アクセルペダルを踏むことによっ
て、アクセルペダルの揺動量が駆動系に伝えられる。こ
こで、アクセルペダルの揺動量を伝達するリンクロッド
がステップ下側に左右方向に架設されており、アクセル
ペダル揺動の際には、該リンクロッドが回動して、他端
に接続されたリンクからなる連繋機構が作動し、燃料の
供給量が調節される。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかし、上記従来の構成では、エンジン作動時や走行時
等において機体が振動すると、アクセルペダルのリンク
ロッドが振動して、騒音の発生や、リンクロッドと連繋
機構の接続部分に緩みが生じ、場合によっては接続部分
が外れる等の問題があった。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するための本考案は、駐車ブレ
ーキのリターンスプリングによって、リンクロッドの振
動を防止するもので、その手段はアクセルペダル9の揺
動量を伝達するリンクロッド33をステップ7下側に回動
自在に支持し、上下揺動自在に支持されたブレーキロッ
ド19には係止部20を突設し、操作レバー39と係止部材41
からなる係止機構37をブレーキロッド19,25の上方に揺
動自在に軸支し、係止部材41にはブレーキロッド19に設
けられた係止部20と係合する係合溝43を形成し、係止部
材41を解除方向に付勢するリターンスプリング47を本体
側と係止機構37の間に架設した機構において、リターン
スプリング47の本体側接続端を前記リンクロッド33に接
続したことを特徴としている。
〈作用〉 リンクロッド33は回動して、アクセルペダル9の揺動量
をエンジン系に伝達する。ブレーキロッド19,25は下方
に揺動することによって、制動作用を行う。係止機構37
はブレーキロッド19,25を制動位置でロックし、前記ブ
レーキロッド19,25によって操作される走行制動ブレー
キを駐車ブレーキとして利用するためのものである。ロ
ック時には係止機構37の係止部材41が係合溝43でブレー
キロッド19の係止部20を係止し、ブレーキロッド19,25
を固定する。
リターンスプリング47は係止機構37をロック解除方向に
付勢するとともに、リンクロッド33をラジアル方向に押
さえつけて、リンクロッド33の振動を防止する。
〈実施例〉 以下本考案の一実施例について図面に基づき詳説する。
第2図はトラクター本体1の全体平面図である。トラク
ター本体1は左右の前輪2と後輪3によって支持されて
おり、前部4内にはエンジンが搭載されている。また後
方には運転座席5が載置され、その前方には操作パネル
6が設けられている。操作パネル6と運転座席5の間に
は、ステップ7が設けられ左側にはクラッチペダル8、
右側にはアクセルペダル9と一対のブレーキペダル11,1
3が突出している。ブレーキペダル11,13は左右の後輪3
を別個に制動する。ブレーキペダル11,13は上方に湾曲
したブレーキロッド19,25の上端に取り付けられてお
り、ブレーキロッド19,25の基端部にはブレーキシャフ
ト15に嵌合しているボス17,23が取り付けられている。
そして、左側のボス17は固定ピン21によってブレーキシ
ャフト15に固定され、右側のボス23はブレーキシャフト
15に回動自在に嵌合されている。
前記ボス17,23にはそれぞれアーム17a,23aが突設され、
該アーム17a,23aと本体側との間にはスプリング12,14が
架設されて、ブレーキペダル11,13を待機位置に復帰す
る方向に常時付勢している。
ブレーキシャフト15の左端は本体1の左側に位置し、ミ
ッションケースの側面に設けられたブレーキアームに接
続しているロッドの先端が接続されている。ボス23にも
同様にロッドが接続され、ブレーキペダルの揺動によっ
て、ロッドを前後移動せしめ、ミッション内でブレーキ
制動が行なわれる機構となっている。
26は連結部材で、左ブレーキペダル11の裏側に回動自在
に取り付けられ、右ブレーキペダル13の止め金と係合し
て、左右のブレーキペダル11,13を連結するものであ
る。
ステップ7の下側には前後左右方向にフランジが設けら
れている。左右方向に設けられたフランジ27には支持フ
ランジ31が形成され、またく字形のフランジ29の一端が
フランジ27に突き合わされて設けられている。該フラン
ジ27の下縁には、ブレーキロッド19,25が接当する部分
に緩衝部材28が設けられ、走行時の騒音の発生を防いで
いる。支持フランジ31とフランジ29の相互に対向する位
置には孔が形成され、アクセル操作を伝達するリンクロ
ッド33が挿通している。リンクロッド33の右端にはアク
セルペダル9が固定され、アクセルペダル9の揺動とと
もに、リンクロッド33が回動する。リンクロッド33の左
端には連繋機構35が接続され、アクセルペダル9の揺動
量をエンジンへ伝達する。
係止機構37はステップ7の下側に設けられた取付プレー
ト36に支持ボルト45によって支持されている。係止機構
37は操作レバー39と係止部材41からなっている。操作レ
バー39はU字形に屈曲し、一端はステップ7上に延出し
てレバーとなり、他端には係止部材41が固定されるとと
もに、支持ボルト45が同時に挿通している。係止部材41
は左ブレーキロッド19に沿って後方に延び、下縁はブレ
ーキロッド19の側方に突出したピン状の係止部20の上方
に位置している。また同じく係止部材41の下縁には複数
の係合溝43が形成され、その形状は斜め前方に向けてに
斜めに切り欠かれたものである。また操作レバー39の左
右の屈曲部分の間にはリターンスプリング47が引っ掛け
られ、リターンスプリング47の他端はリンクロッド33に
引っ掛けられている。リターンスプリング47によって係
止部材41は常時解除方向に付勢され、またリンクロッド
33は支持フランジ31及びフランジ29の挿通孔の片側へ常
時押し着けられた状態となる。以上のように構成された
本実施例の構造の作動について説明する。駐車ブレーキ
をかける場合には、ブレーキペダル11,13を連結部材26
で連結し、操作レバー39を手前に引く。ここで、係止部
材41の下縁は左ブレーキロッド19の係止部20に上方から
接当し、該係止部20を介してブレーキペダル11,13を下
方へ押し付けながら、係止部20に対して摺動揺動する。
ブレーキペダル11,13の下方揺動によって十分制動作用
が加わったところで、操作レバー39に加えた力を緩める
と、ブレーキロッド19,25のスプリング12,14によって係
合部20といずれかの係合溝43が係合して、制動位置でブ
レーキペダル11,13がロックされる。解除する場合に
は、ブレーキペダル11,13を踏めば、係合部20と係合溝4
3が外れて、係止部材41はリターンスプリング47によっ
て待機位置にもどされ、ロック解除される。リターンス
プリング47の一端はアクセルペダル9のリンクロッド33
に接続されているため、リンクロッド33は常時挿通孔の
片方に押さえ付けられることとなり、本体が振動して
も、リンクロッド33は振動しない。
〈考案の効果〉 以上の如く構成される本考案の機構によれば、リターン
スプリングによってアクセルのリンクロッドが常時支持
部の片側に付勢されているので、エンジン駆動中や作業
時において、振動によるガタ付きや騒音がなくなるとい
った利点があり、リンク接続部分の緩みや外れなどが少
なくなるといった効果がある。
また従来のように、リターンスプリングを接続する接続
部分を本体側に特別に設ける必要もないといった利点も
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すもので、ステップ下側
のブレーキ機構を示す平面図、第2図はトラクターの全
体平面図、第3図は同じくブレーキ機構の側面図であ
る。 7:ステップ、9:アクセルペダル 19,25:ブレーキロッド、20:係合部 33:リンクロッド、37:係止機構 39:操作レバー、41:係止部材 43:係合溝、47:リターンスプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクセルペダル(9)の揺動量を伝達する
    リンクロッド(33)をステップ(7)下側に回動自在に
    支持し、上下揺動自在に支持されたブレーキロッド(1
    9)には係止部(20)を突設し、操作レバー(39)と係
    止部材(41)からなる係止機構(37)をブレーキロッド
    (19),(25)の上方に揺動自在に軸支し、係止部材
    (41)にはブレーキロッド(19)に設けられた係止部
    (20)と係合する係合溝(43)を形成し、係止部材(4
    1)を解除方向に付勢するリターンスプリング(47)を
    本体側と係止機構(37)の間に架設した機構において、
    リターンスプリング(47)の本体側接続端を前記リンク
    ロッド(33)に接続した移動作業機における駐車ブレー
    キ機構。
JP1989006286U 1989-01-23 1989-01-23 移動作業機における駐車ブレーキ機構 Expired - Lifetime JPH07342Y2 (ja)

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JP1989006286U JPH07342Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 移動作業機における駐車ブレーキ機構

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JPH0298029U JPH0298029U (ja) 1990-08-03
JPH07342Y2 true JPH07342Y2 (ja) 1995-01-11

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