JPH0734054A - 加硫接着剤組成物 - Google Patents

加硫接着剤組成物

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JPH0734054A
JPH0734054A JP5200033A JP20003393A JPH0734054A JP H0734054 A JPH0734054 A JP H0734054A JP 5200033 A JP5200033 A JP 5200033A JP 20003393 A JP20003393 A JP 20003393A JP H0734054 A JPH0734054 A JP H0734054A
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JP5200033A
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Kiyobumi Fukazawa
清文 深澤
Rikito Eguchi
力人 江口
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビニルトリアルコキシシラン、γ-アミノプ
ロピルトリアルコキシシランおよび有機溶剤を含有す
る、金属とフッ素ゴムとの射出成形加硫接着などに用い
られる加硫接着剤組成物であって、加硫成形時に接着剤
の硬化不足によって起こる成形品の外観不良などを生じ
させないものを提供する。 【構成】 上記加硫接着剤組成物中に、ビニルトリアル
コキシシランとγ-アミノプロピルトリアルコキシシラ
ンとの縮合触媒として有効に作用し、硬化促進の効果の
ある有機アルミニウム化合物を添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加硫接着剤組成物に関
する。更に詳しくは、金属とフッ素ゴムとの射出成形加
硫接着などに用いられる加硫接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニルトリアルコキシシラン、γ-アミ
ノプロピルトリアルコキシシランおよび有機溶剤を含有
する加硫接着剤が、従来から金属とフッ素ゴムとの接着
に用いられているが、この加硫接着剤を用いて射出成形
加硫接着を行うと、接着剤の硬化不足のために、接着剤
が流動して金型に付着し、加硫成形品の外観を損なうな
どといった問題がみられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ビニ
ルトリアルコキシシラン、γ-アミノプロピルトリアル
コキシシランおよび有機溶剤を含有する、金属とフッ素
ゴムとの射出成形加硫接着などに用いられる加硫接着剤
組成物であって、加硫成形時に接着剤の硬化不足によっ
て起こる成形品の外観不良などを生じさせないものを提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる本発明の目的は、
上記加硫接着剤組成物中に、ビニルトリアルコキシシラ
ンとγ-アミノプロピルトリアルコキシシランとの縮合
触媒として有効に作用し、硬化促進の効果のある有機ア
ルミニウム化合物を添加することによって達成される。
【0005】ビニルトリアルコキシシランとしては、好
ましくはビニルトリエトキシシランが用いられる。ま
た、γ-アミノプロピルトリアルコキシシランとして
は、好ましくはγ-アミノプロピルトリエトキシシラン
が用いられるが、これ以外にγ-アミノプロピルトリメ
トキシシラン、N-(β-アミノエチル)-γ-アミノプロピ
ルトリメトキシシラン等のγ-アミノプロピルトリメト
キシシランも用いることができる。
【0006】有機アルミニウム化合物としては、エチル
アセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、ア
ルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アルミニ
ウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセトアセ
テート)等のアルミニウムキレート化合物が一般に用い
られる。また、有機溶剤としては、一般にメタノール、
エタノール、イソプロパノール等のアルコールが用いら
れる。これらのアルコ−ルと共に、水を併用することも
でき水は有機アルミニウム化合物による効果を促進させ
る作用を有する。
【0007】以上の各成分は、ビニルトリアルコキシシ
ラン5重量部に対して、γ-アミノプロピルトリアルコキ
シシランが約1〜10重量部、好ましくは約5〜6重量部の
割合で、有機アルミニウム化合物が約0.1〜2重量部、好
ましくは約0.3〜1重量部の割合で、また有機溶剤が約10
0〜2000重量部、好ましくは約200〜1100重量部の割合で
それぞれ用いられる。有機アルミニウム化合物の使用割
合が、これより少ないと目的とする硬化促進効果が得ら
れず、一方これより多い割合で用いられると、液がゲル
化するようになり好ましくない。
【0008】これらの各成分を用いての組成物の調製
は、まず有機溶剤中にビニルトリアルコキシシランおよ
びγ-アミノプロピルトリアルコキシシランを添加し、
次いで有機アルミニウム化合物を添加することにより行
われる。
【0009】この加硫接着剤組成物を用いての加硫接着
は、軟鋼、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属上にこ
れを塗布し、室温下で風乾させた後、約50〜180℃、好
ましくは約100〜180℃で約5〜15分間程度の加熱乾燥を
行い、そこにフッ素ゴムの未加硫配合物を接合させ、フ
ッ素ゴムの加硫温度である約160〜200℃で加圧加硫接着
あるいは射出成形加硫接着することにより行われる。
【0010】接合されるフッ素ゴムの未加硫配合物に
は、一般に含フッ素エラストマー生ゴムにカーボンブラ
ック等の充填剤、2価金属の酸化物または水酸化物であ
る受酸剤、ポリオール系化合物等の加硫剤および他の必
要な添加剤が配合されている。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る加硫接着剤組成物は、均一
な溶液であり、金属とフッ素ゴムとの射出成形加硫接着
などに用いた場合、安定な接着性を示している。また、
それの乾燥には高温を必要とはせず、しかも硬化速度が
早く、射出成形加硫接着に用いた場合の外観不良(かす
付き)の防止性の点でもすぐれている。
【0012】
【実施例】次に、実施例について本発明を説明する。
【0013】実施例1 エタノール210重量部中に、ビニルトリエトキシシラン5
重量部およびγ-アミノプロピルトリエトキシシラン6重
量部を添加し、次いでエチルアセトアセテートアルミニ
ウムジイソプロポキシド0.4重量部を添加して、組成物
を調製した。この組成物を、脱脂した軟鋼板上に塗布
し、室温下に60分間放置して風乾させた後、50〜180℃
の各温度で10分間の乾燥処理を行い、塗布量を測定し
た。
【0014】その後、それらをメタノール中に30分間以
上浸漬し、不溶成分量を測定して、塗布量に対する割合
を硬化度として算出した。
【0015】比較例1 実施例1において、エチルアセトアセテートアルミニウ
ムジイソプロポキシドを添加しない組成物が用いられ
た。
【0016】以上の実施例および比較例で得られた硬化
度は、次の表に示される。 表 乾燥温度(℃) 実施例1 比較例1 50 2.6 1.4 80 25.7 1.8 100 62.5 9.5 120 91.0 70.7 150 100 91.6 180 100 100
【0017】実施例2 実施例1の組成物にメタノール840重量部を添加した加
硫接着剤組成物を、リン酸被膜処理した軟鋼製のオイル
シール缶に塗布し、室温下に60分間放置して風乾させた
後、100℃で5分間の乾燥処理を行い、次の配合処方の未
加硫フッ素ゴム配合物を用いて、210℃で120秒間の射出
成形加硫接着を行った。 (未加硫フッ素ゴム配合物) フッ素ゴム(昭和電工・デュポン製品バイトンE60C) 100重量部 けい酸カルシウム 34 MTカーボンブラック 10 酸化マグネシウム 6 水酸化カルシウム 3
【0018】射出成形加硫接着により得られた接着物に
ついて、加硫成形時に接着剤の硬化不足のために起こる
外観不良(かす付き)の発生状況をみるに、射出成形加硫
接着を1000回行ってもそのような現象の発生はみられな
かった。また、ペンチ剥離法で接着性を評価すると、剥
離後のゴムの残り部分の面積割合は100%であった。
【0019】比較例2 実施例2において、エチルアセトアセテートアルミニウ
ムジイソプロポキシドを添加しない加硫接着剤組成物が
用いられた。
【0020】得られた接着物のペンチ剥離法でのゴムの
残り部分の面積割合は100%であったが、それの射出成形
加硫接着時には、20〜30回目にかす付きの接着物が発生
するようになった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年7月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 有機アルミニウム化合物としては、エチ
ルアセトアセテートアルミニウムジイソプロポキシド、
アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、アル
ミニウムモノアセチルアセトネートビス(エチルアセト
アセテート)等のアルミニウムキレート化合物が一般に
用いられる。また、有機溶剤としては、一般にメタノー
ル、エタノール、イソプロパノール等のアルコールが用
いられる。これらのアルコールと共に、水を併用するこ
ともでき、水は有機アルミニウム化合物による効果を促
進させる作用を有する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【発明の効果】本発明に係る加硫接着剤組成物は、均一
な溶液であり、金属とフッ素ゴムとの射出成形加硫接着
などに用いた場合、安定な接着性を示している。また、
それの乾燥には高温を必要とはせず、しかも硬化速度が
早く、射出成形加硫接着に用いた場合の外観不良(金型
汚染)の防止性の点でもすぐれている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 射出成形加硫接着により得られた接着物
について、加硫成形時に接着剤の硬化不足のために起こ
る外観不良(金型汚染)の発生状況をみるに、射出成形
加硫接着を1000回行ってもそのような現象の発生は
みられなかった。また、ペンチ剥離法で接着性を評価す
ると、剥離後のゴムの残り部分の面積割合は100%で
あった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 得られた接着物のペンチ剥離法でのゴム
の残り部分の面積割合は100%であったが、それの射
出成形加硫接着時には、20〜30回目に金型汚染が発
生するようになった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08J 5/12 CEW 9267−4F B29K 27:12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルトリアルコキシシラン、γ-アミ
    ノプロピルトリアルコキシシラン、有機アルミニウム化
    合物および有機溶剤を含有してなる加硫接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 金属とフッ素ゴムとの射出成形加硫接着
    に用いられる請求項1記載の加硫接着剤組成物。
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