JPH0733753Y2 - 衣類乾燥機の開閉扉の取付構造 - Google Patents

衣類乾燥機の開閉扉の取付構造

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JPH0733753Y2
JPH0733753Y2 JP1990109091U JP10909190U JPH0733753Y2 JP H0733753 Y2 JPH0733753 Y2 JP H0733753Y2 JP 1990109091 U JP1990109091 U JP 1990109091U JP 10909190 U JP10909190 U JP 10909190U JP H0733753 Y2 JPH0733753 Y2 JP H0733753Y2
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恵司 酒井
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は衣類乾燥機の外箱前面に設けた衣類出し入れ用
の開閉扉の取付け構造に関する。
〈従来の技術〉 第7図は従来の衣類乾燥機の開閉扉を説明する斜視図で
ある。すなわち衣類乾燥機はその外箱1の前面に乾燥衣
類の出し入れ用開口6を設け、この開口6を開閉扉7に
よって開閉する。
開閉扉7は操作パネル11により施・解錠される構造とな
っている。
斯かる開閉扉7においてその側辺71には第8図(a)に
示す如く一対の軸受台72が、所定の間隔にて形成されて
いる。通常この側辺71と軸受台72は合成樹脂材によって
一体的に形成される。又軸受台72には軸孔73が穿孔され
る。
一方外箱1の前面において、開口6の回転軸側(図例左
側)には軸部材8が取り付けられる。斯かる軸部材8は
取付台81と、この取付台81の横方向に延出された腕部82
と、更にこの腕部82の先端を上方に突設した先端軸83と
からなる。そして取付台81に設けた取付孔84を介して上
記外箱1の前面にビス止めされる。通常この軸部材8は
回転軸側において先端軸83を相対向した状態に上下に取
り付けられる。そして両先端軸83,83は各軸受台72,72に
設けた軸孔73,73に夫々嵌め入れられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記構成の開閉扉7の取付構造においては次の様な問題
点が生じている。
すなわち、その一つとして軸部材8は腕部82を横方向に
延出して先端軸83を設けているため、所謂片持ち構造と
なって開閉扉7の荷重がこの腕部82に総てかかることに
なる。そのため開閉扉7の重量及び開閉頻度等によって
は変形し易く、又折損する等の事故を引き起す。
又、他の問題点としては軸受台72が開閉扉7の側辺と樹
脂一体構造となっている為、「ヒケ」等の悪影響が生じ
て外観意匠上から不都合となる。
特に先の問題点を解決する為、腕部82の断面を大きくす
れば上記「ヒケ」による悪影響は更に顕著になる。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記の課題を解決する為になされたものであっ
て、衣類乾燥機の外箱前面に設けた開口に、開閉扉を取
り付けた構造において、その外箱の開口の、開閉扉が開
閉する際の回転中心となる側の上下開口縁に挿着穴を形
成し、これら挿着穴に、内部に軸嵌入孔を有し、且つこ
の軸嵌入孔の開口側に前記開口縁に係止する係止板部を
有するとともに係止板部と反対の側に係合部を有した軸
受部材を、この係止板部が前記開口縁に係止した状態に
夫々挿着し、これら軸受部材に、その係合部に係合する
軸受止めを取り付けて前記軸受部材を前記開口縁に固定
し、軸受部材の軸嵌入孔に対し、開閉扉の回転中心側の
上辺及び下辺に夫々突設した、先端が球面状の枢軸を回
転自在に嵌入したことを特徴とするものである。
〈作用〉 外箱の前面において、その上下開口縁に軸受部材を挿着
し、この軸受部材に対し開閉扉の下辺及び上辺に突設し
た枢軸を回転自在に嵌入したため開閉扉の荷重は軸受部
材を介して外箱の前面に伝達されることになり、いわゆ
る片持ち構造とならない。よって折損等もなく強度的に
極めて安定した状態となる。
また、軸受部材と軸受止めを用いて開閉扉の枢軸を開口
縁に間接的に取り付けるようにしたので、例えば軸受部
材と軸受止めを合成樹脂材料の成形品で形成すれば、そ
の寸法精度を高く形成することができ、よって、挿着穴
と軸受部材との間に設けられたクリアランス分調節する
ことが可能になる。そして、特に枢軸と軸受部材とを同
一の合成樹脂材料で成形すれば、枢軸と軸受部材の軋み
音の発生を少なすくるこができる。
更に、長期の使用により軸受部材が開閉扉の開閉によっ
て摩耗した場合等に、軸受止めを取り外すことにより軸
受部材を簡単に交換することが可能になる。
また、枢軸の先端を球面状に形成したので、組み立てに
際し、開閉扉を撓ませて軸受部材の軸嵌入孔へ嵌入する
とき、枢軸の嵌入がスムーズになされる。
また、例えば枢軸が軸受部材の軸嵌入孔の長さより長
く、その先端が軸受部材あるいは軸受止めの所定面に当
接したとしても、所定面との接触をほとんど点接触とす
ることができる。
しかも開閉扉の枢軸自体は開閉扉の荷重を受けるよりも
回転軸としての作用を果たす為、極めて細径に形成出
来、よって開閉扉の上下辺と一体的に形成しても「ヒ
ケ」等を起さない。
〈実施例〉 次の図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
尚、従来例の説明と特に相違のないものには同一の符号
を付して説明する。
第1図は衣類乾燥機の正面図であり、第2図は第1図に
おけるX−X矢視断面概略図である。この衣類乾燥機は
外箱1とその前面に設けた出し入れ用の開口6(第7図
参照)と、この開口6を開閉する為の開閉扉2、更には
衣類乾燥機のスイッチ等を設けた操作パネル11からなっ
ている。この外箱1内には温風循環用ファンヒーター,
回転モータ,各ダクト,熱交換器等が乾燥機構として適
宜位置に配設されている。
斯かる外箱1の前面においては、開閉扉2が取り付けら
れる。開閉扉2は図例の如く左側の回転中心軸Oを中心
にして回転する。
回転機構は上記回転軸Oにおける開閉扉2の上辺と下辺
に夫々設けられる。
第3図は第2図におけるY部拡大断面図、すなわち開閉
扉2の下辺に設けた取付構造を説明するものである。
外箱1の前面において前面と略直交状態を成す開口縁12
に合成樹脂製の軸受部材4が同様に合成樹脂製の軸受止
め5によって支持される。
そしてこの軸受部材4の軸嵌入孔に対し、開閉扉2の下
辺21に突設した先端半球面状の枢軸3が嵌入される。
第4図は上記取付構造を更に詳しく説明する為の分解斜
視図である。
上述の如く開口縁12には挿着穴13が設けられる。
一方軸受部材4は挿着台41の係止板部すなわち上面42に
軸嵌入穴43を設け、更に挿着台41には係合部すなわち差
込み孔44が貫通した状態に設けられる。
斯かる挿着台41の大きさは、挿着穴13に挿着されるに十
分な大きさを有する。又上面42は挿着台41より平面視拡
大されており、後述の如く挿着穴13に挿着された際のス
トッパとしての機能を果たす。又軸受部材4を支持する
軸受止め5は一対の支持アーム51,52を延出し、同方向
に延出した差込み舌片53とによって凹部54を形成したも
のである。よって開口縁12の挿着穴13に挿着された軸受
部材4の挿着台41に対し開口縁12の裏側から軸受止め5
を取付ける。すなわち支持アーム51,52を挿着台41の両
側に配置した状態で差込み舌片53を差込み孔44に嵌合
(係合)する。すると軸受部材4の上面42と両支持アー
ム51,52とによって開口縁12を挾持した状態となり、換
言すれば軸受部材4が回転移動等のない状態に挿着され
る。又図示はしないが開口縁12の上辺においても第3図
とは天地を逆にした状態で軸受部材4と軸受止め5が取
付けられる。
斯かる状態において開閉扉2の下辺21に突設した枢軸3
と同上辺に突設した枢軸(図示せず)を、それぞれ軸嵌
入口43に嵌入する。通常この嵌入操作は開閉扉2の中央
横方向を中心にして外側に撓ませる。すると上下の枢軸
3は両軸受部材4の間隔よりも小さくなって各軸嵌入孔
43に対し各枢軸3を嵌入させることが出来る。
その際、半球面状の枢軸3の先端が軸受部材4あるいは
軸受止め5の所定面、この実施例では差込み舌片53と当
接したとしても、枢軸3の先端と該所定面との接触が殆
ど点接触となる。従って、当接による開閉扉の開閉動作
に影響を与えるほどではない。
第5図は他の実施例における取付構造を示す断面図であ
り、第6図は同実施例を説明する為の分解斜視図であ
る。
本実施例においては、開口縁12に小穴14を設け、この小
穴14に対応する様に軸受止め5に突起55を突設するとと
もに、この突起55の両側にスリット57,56を刻設したも
のである。
よって軸受部材4の差込み孔44に対して差込み舌片53を
差込みながら突起55を小穴14に嵌挿すれば軸受止め5の
擦れもなく、軸受部材4は確実に挿着されることになり
開閉扉2の開閉動作をスムースなものにすることが出来
る。
尚、突起55の両側にスリット56,57を設けているので突
起55が撓み易く小穴14に対しての嵌挿が容易となる。
〈考案の効果〉 以上の取付構造は次の様な実用的効果を発揮する。
開閉扉の枢軸と軸嵌入孔を有する軸受部材及び軸受止め
が同一直線上に配置されるため、所謂開閉扉を片持ち状
に支持することがなくなる為、部材の破損等がなく、軸
回転機構における耐久性が大きく向上する。
又、開口縁に軸受部材を挿着し、開口縁の裏側から軸受
止めを配置した為、外箱の前面に軸回転機構が露見する
ことなく、乾燥機の外観意匠を向上させ得る。
更に又軸受部材と軸受止めを用いて開閉扉を開口縁に間
接的に取り付けるようにしたので、例えば軸受部材と軸
受止めとを合成樹脂材料の成形品で形成すれば、その寸
法精度を高く形成することができ、よって、開口縁に設
けた挿着穴と軸受部材との間にクリアランスを設けれ
ば、軸受部材の軸受止めによる開口縁への固定の際、軸
受部材の位置をクリアランス分調節することができ、こ
れにより枢軸に対する軸受部材の位置精度を高く保つこ
とができる。従って、挿着穴の製作精度を高くすること
なく簡略な製造方法にて開閉扉の開閉動作がスムーズに
行われる衣類乾燥機を提供することができる。
又、特に枢軸と軸受部材とを同一の合成樹脂材料で成形
すれば、枢軸と軸受部材間での軋み音の発生も少なく、
開閉扉の開閉動作もスムーズにされる。
長期の使用により軸受部材が開閉扉の開閉によって摩耗
した場合に、軸受止めを取り外すことによって軸受部材
を簡単に交換できるから、衣類乾燥機の耐用年数を引き
延ばすことができる。
枢軸の先端を球面状に形成したので、組み立てに際し、
開閉扉を撓ませて軸受部材の軸嵌入孔へ嵌入するとき、
枢軸の嵌入がスムーズになされ、従って、作業性がよく
なるとともに、枢軸により外箱の外表面を傷づけるとい
ったことも防止することができる。
また、例えば枢軸が軸受部材の軸嵌入孔の長さより長
く、その先端が軸受部材あるいは軸受止めの所定面に当
接したとしても、枢軸の先端が球面状であることから所
定面との接触がほとんど点接触となる。従って、枢軸の
当接による開閉動作への影響が極めて小となり、開閉扉
のスムーズな開閉が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る衣類乾燥機の正面図、 第2図は、第1図におけるX−X矢視断面図、 第3図は、第2図のY部断面図、 第4図は、本考案の取付構造を説明する分解斜視図、 第5図は、他の実施例の取付構造を説明する断面図、 第6図は、同分解斜視図、 第7図は、従来の衣類乾燥機を示す斜視図、 第8図は、従来の開閉扉の取付部材の説明図である。 尚、図中1は衣類乾燥機の外箱,12は開口縁,2は開閉扉,
3は枢軸,4は軸受部材,41は挿着台,42は上面,43は軸嵌入
孔,44は差込み孔,13は挿着穴,5は軸受止め,51,52は支持
アーム,53は差込み舌片,54は凹部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類乾燥機の外箱前面に設けた開口に、開
    閉扉を取り付けた構造において、 前記外箱の開口の、前記開閉扉が開閉する際の回転中心
    となる側の上下開口縁に挿着穴を形成し、これら挿着穴
    に、内部に軸嵌入孔を有し、且つ該軸嵌入孔の開口側に
    前記開口縁に係止する係止板部を有するとともに係止板
    部と反対の側に係合部を有した軸受部材を、該係止板部
    が前記開口縁に係止した状態に夫々挿着し、これら軸受
    部材に、その係合部に係合する軸受止めを取り付けて前
    記軸受部材を前記開口縁に固定し、 前記軸受部材の軸嵌入孔に対し、開閉扉の回転中心側の
    上辺及び下辺に夫々突設した、先端が球面状の枢軸を回
    転自在に嵌入したことを特徴とする衣類乾燥機の開閉扉
    の取付構造。
JP1990109091U 1990-10-18 1990-10-18 衣類乾燥機の開閉扉の取付構造 Expired - Lifetime JPH0733753Y2 (ja)

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JPH0464396U JPH0464396U (ja) 1992-06-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR910004277B1 (ko) * 1986-06-04 1991-06-25 가부시끼가이샤 도시바 건조기의 문짝
JPH01175790U (ja) * 1988-05-30 1989-12-14

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