JP2005013510A - 蝶番機構 - Google Patents

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JP2005013510A
JP2005013510A JP2003183353A JP2003183353A JP2005013510A JP 2005013510 A JP2005013510 A JP 2005013510A JP 2003183353 A JP2003183353 A JP 2003183353A JP 2003183353 A JP2003183353 A JP 2003183353A JP 2005013510 A JP2005013510 A JP 2005013510A
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door
sliding plate
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guide groove
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Masatoshi Sano
政敏 佐野
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NK PARTS KOGYO KK
NK Parts Kogyo KK
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NK PARTS KOGYO KK
NK Parts Kogyo KK
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Abstract

【課題】スロットマシン等の遊技機、或いは家具等の扉を開閉可能にヒンジする蝶番機構であって、扉支持のガタ付きをなくすとともに、耐荷重性,強度を増大させ、かつまた、部品点数を減らし製作コストを軽減させる。
【解決手段】略水平に固着される受基板3と、該受基板上に摺動可能に重合される摺動板7と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンク11とからなり、摺動板の下面にピン10を突設し、該ピンが遊嵌する案内溝6を前記受基板3に形成し、扉2の開閉時に前記リンクと該案内溝とにより摺動板の動きが規制されるようにした。リンクは扉2の基端寄りに設け、案内溝は扉の自由端寄りに形成し、案内溝は扉の自由端側に膨らみを有した弧状曲線状に形成するとともに、リンクは扉の自由端側に膨らみを有した湾曲状の形態とする。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロットマシン,パチンコ機等の遊技機、或いは家具等の扉を開閉可能にヒンジする蝶番機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
多軸蝶番と称される周知の蝶番機構は、家具等の物品の開口縁の内側と扉の内面とを2つのリンクにより連結してなるものである。
【0003】
【特許文献1】
特許第3075492号公報
【0004】
また、上記特許文献1に示された遊技機械の扉に設けられる蝶番機構は、さらに多数のリンクを介して扉を支持することにより、扉を開放しても機械本体の側面よりはみ出さないようにするものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の蝶番機構では、扉の荷重がリンクおよびそのリンク両端の支軸に掛かるので、扉重量によって撓みが生じ易いという問題がある。また、リンクによる連結では、その軸受部をよほど高精度に仕上げない限り、扉の支持にガタ付きが生じ易いという問題がある。また、少なくとも2つのリンクを要するなど所要部品点数が多いので、製造コストの低減化が困難であった。
【0006】
また、スロットマシン等の遊技機は、従来から前面扉を遊技機本体に多軸蝶番を使用して開閉自在にヒンジされていたが、この扉閉時においても僅かに生じる遊技機と前面扉との隙間にピアノ線等のワイヤを侵入させ内部を操作するという不正な手段により、メダル,遊技球等が盗難されるおそれがあった。このため前面扉を隙間なく閉じられる必要性が一層求められるものであったが、従来の蝶番機構では上記のように扉の支持にガタができ易いのでこのような不正行為を有効に防止できないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みてなされ、扉支持のガタ付きをなくすとともに、耐荷重性,強度を増大させ、かつまた、部品点数を減らし製作コストが軽減できる蝶番機構を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために、請求項1に記載の蝶番機構の発明は、略水平に固着される受基板と、該受基板上に摺動可能に重合される摺動板と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンクとからなり、摺動板の下面にピンを突設し、該ピンが遊嵌する案内溝を前記受基板に形成し、扉の開閉時に前記リンクと該案内溝とにより摺動板の動きが規制されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2に記載の蝶番機構の発明は、略水平に固着される受基板と、該受基板上に摺動可能に重合される摺動板と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンクとからなり、受基板の上面にピンを突設し、該ピンが遊嵌する案内溝を前記摺動板に形成し、扉の開閉時に前記リンクと該案内溝とにより摺動板の動きが規制されるようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、上記蝶番機構において、リンクは扉の基端寄りに設け、案内溝は扉の自由端寄りに形成したことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、上記蝶番機構において、案内溝は扉の自由端側に膨らみを有した弧状曲線状に形成したものであることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、上記蝶番機構において、リンクは扉の自由端側に膨らみを有した湾曲状の形態であることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は請求項1に記載の蝶番機構の実施形態を示した斜視図、2はその分解斜視図、図3はこの蝶番機構の取付状態を示した平面図、図4はそのA−A線断面図、図5,図6は図3の開作動状態図である。図において、1は遊技機の本体、2は該本体の前面開口に開閉可能にヒンジしようとする扉である。3は受基板で、該受基板3は基部3aと前方延出部3bとからなり、該基部3aに取付孔3cを開設した取付片3dが折曲形成され、該取付孔3cにビス4を貫挿し、該取付片3dを本体1の側壁内面に固着することにより前方延出部3bが該本体1の前方に水平に突出した形態となるように該本体1に固着される。5は基部3aの前縁寄りに形成された軸孔、6は前方延出部3bに扉2の自由端2a側に膨らみを有するように形成された弧状曲線状の案内溝である。なお、該案内溝の本体1寄りの端部には少し(数ミリ)の直線状部分6aが形成されている。
【0012】
7は受基板3上に摺動可能に重合される摺動板で、該摺動板7には取付片7aが折曲形成され、該取付片に取付孔7bが開設されている。一方、扉2は内面が深く窪んだ形態のもので、その内面に取付片7aを取り付けるためのボス2aが突設され、取付孔7bに貫挿したビス8を該ボス2aに螺入することで該取付片7aを扉2の内側に固着する。9は該摺動板7に開設された軸孔、10は該軸孔よりも扉2の自由端側に少し離れた位置にて該摺動板7の下面に突設されたピンで、該摺動板7を受基板3上に重合したとき該ピン10が前記案内溝6に遊嵌する。
【0013】
また、11は扉2の自由端2a側に膨らみを有した湾曲状の形態に形成された板状のリンクで、該リンクの両端部下面に夫々支軸12,13を突設し、該支軸12を受基板3の前記軸孔5に挿通するとともに、支軸13を摺動板の前記軸孔9に挿通することにより受基板3と摺動板7とを該リンク11により連結する。なお、該リンク11の下面で支軸12の周囲に座金14が嵌着されている。
【0014】
このように構成した蝶番機構では、扉2を開閉操作したとき、前記ピン10は弧状曲線状の案内溝6に沿ってのみ移動し、前記軸孔9はリンク11に拘束されて軸孔5を曲率中心とする円弧状軌跡のみを移動し得るので、摺動板7、即ち、扉2の動きがこれらにより規制され、図3に示した閉状態から図5に示した開閉途中の状態を経て図6に示した全開状態に変化する。即ち、扉2の基端2b側はリンク11が設けられ円弧状軌跡を動くことにより開閉途中にて本体1の開口縁から離れ、全開状態になっても本体1の側面からはみ出すことはない。このため、扉2の開閉が隣接する遊技機等を邪魔するおそれがなく、従来の2つのリンクを有した多軸蝶番と同等の利便性を有する。
【0015】
また、摺動板7は動きがリンク11と案内溝6とに規制されることから扉2を本体1の前面開口に対し隙間無く密着させて閉じさせることができる。なお、案内溝6の端部に直線状部分6aを形成することにより、扉2を閉じる直前に本体1の前面開口に対し真直に接近させることとなるので、扉2の密着性をより改善することができる。
【0016】
また、本発明の蝶番機構では、扉2の重みが摺動板7を介して受基板3上に負荷されるので、リンク11や支軸12,13に扉の過大な荷重が掛かることなくその撓みや変形が防止されるとともに、受基板3上に摺動板7との接触面が充分に得られることからガタ付きが極めて少ない。
【0017】
一方、図7は請求項2に記載の蝶番機構の実施形態を示した斜視図で、この蝶番機構は、本体1に略水平に固着される受基板3と、扉2の内面に固着され受基板3上に摺動可能に重合される摺動板7と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンク11とからなり、受基板の上面にピン10を突設し、該ピンが遊嵌する案内溝6を摺動板7に形成してなり、上記実施形態と同一符号は同一部材または相当部材を示す。なお、15はリンク11を支持するため支軸12の上方突端に螺着したナットである。この実施形態に示したように、ピン10を受基板3に設け、案内溝6を摺動板7に形成しても、受基板3に対する摺動板7の相対的動きは上記実施形態と同様に規制できるため、このように構成しても上記実施形態と同様に扉2を全開状態としたとき基端2b側が本体1の本体1の側面からはみ出すことがない。
【0018】
また、リンク11や案内溝6の形状は、本発明の要旨を逸脱しない範囲にて変更が可能であるが、リンク11は扉の基端寄りに設け、案内溝6は該扉の自由端寄りに形成し、該案内溝6は該扉の自由端側に膨らみを有した弧状曲線状に形成し、該リンク11は該扉の自由端側に膨らみを有した湾曲状の形態にすることにより、該扉の開閉がスムースに行われるようにするとともに、扉2を全開状態としたときにその基端2bが該リンク11と衝突するのが避けられる。
【0019】
なお以上の実施形態では、本体1に受基板3を固着し、扉2に摺動板7を固着したが、本体1に摺動板7を固着し、扉2に受基板3を固着してもよい。
また、ピン10の外周にコロ軸受を設けて案内溝6内面との摩擦抵抗を軽減させたり、受基板3と摺動板7との間に例えばナイロン製板等に軽摩擦材を介在させたり、或いは接触面積を少なくする等の摺動時の摩擦抵抗を減らす処置をすることにより、扉の開閉動作を一層スムースにすることができる。
【0020】
【発明の効果】
このように本発明の蝶番機構は、受基板と摺動板と1つのリンクおよびピンとから構成され、少ない部品点数で構成されるので製作コストを軽減できるとともに、摺動板を受基板上に摺動可能に重合することにより扉支持のガタ付きをなくすとともに、耐荷重性,強度を増大させることができる。このため、扉が常に隙間なく閉じられ、遊技機の場合ではワイヤを侵入させ内部操作をするような不正行為が防止されるなど顕著な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す蝶番機構の斜視図。
【図2】図1の蝶番機構の分解斜視図。
【図3】図1の蝶番機構の取付状態を示した平面図。
【図4】図3の蝶番機構のA−A線断面図。
【図5】図3の蝶番機構の開作動状態図。
【図6】図3の蝶番機構の開作動状態図。
【図7】本発明の他の実施形態を示す蝶番機構の分解斜視図。
【符号の説明】
1 本体
2 扉
3 受基板
6 案内溝
7 摺動板
10 ピン
11 リンク
12,13 支軸

Claims (5)

  1. 略水平に固着される受基板と、該受基板上に摺動可能に重合される摺動板と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンクとからなり、摺動板の下面にピンを突設し、該ピンが遊嵌する案内溝を前記受基板に形成し、扉の開閉時に前記リンクと該案内溝とにより摺動板の動きが規制されるようにしたことを特徴とする蝶番機構。
  2. 略水平に固着される受基板と、該受基板上に摺動可能に重合される摺動板と、該受基板と摺動板とを連結する1つのリンクとからなり、受基板の上面にピンを突設し、該ピンが遊嵌する案内溝を前記摺動板に形成し、扉の開閉時に前記リンクと該案内溝とにより摺動板の動きが規制されるようにしたことを特徴とする蝶番機構。
  3. リンクは扉の基端寄りに設け、案内溝は扉の自由端寄りに形成した請求項1または2に記載の蝶番機構。
  4. 案内溝は扉の自由端側に膨らみを有した弧状曲線状に形成したものである請求項1〜3のいずれかに記載の蝶番機構。
  5. リンクは扉の自由端側に膨らみを有した湾曲状の形態である請求項1〜4のいずれかに記載の蝶番機構。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009045238A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011229990A (ja) * 2011-08-24 2011-11-17 Sophia Co Ltd 遊技機
CN108086825A (zh) * 2016-11-22 2018-05-29 洪祥智 改良式门锁

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