JP2003220253A - 遊技機のガラス扉における支持機構 - Google Patents

遊技機のガラス扉における支持機構

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JP2003220253A
JP2003220253A JP2002020434A JP2002020434A JP2003220253A JP 2003220253 A JP2003220253 A JP 2003220253A JP 2002020434 A JP2002020434 A JP 2002020434A JP 2002020434 A JP2002020434 A JP 2002020434A JP 2003220253 A JP2003220253 A JP 2003220253A
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door
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glass
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Yutaka Nahata
豊 名畑
Keiichi Kondo
恵一 近藤
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Nitto Island Key KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不正行為を防ぐことができる遊技機のガラス
扉における支持機構を提供する。 【解決手段】 遊技機のガラス扉における支持機構18
は、ガラス扉14の軸支側に設けられる上部蝶番19及
び下部蝶番20と、中扉13の軸支側に設けられる上部
係合金具21及び下部係合金具22から構成されてい
る。そして、これらの蝶番19、20及び係合金具2
1、22によって、ガラス扉14は中扉13に開閉可能
に取着されている。上部蝶番19及び下部蝶番20に
は、それぞれ上部係合片37及び下部係合片38が延設
されている。上部係合金具21及び下部係合金具22に
は、それぞれ上部挿通孔39及び下部挿通孔40が形成
されている。ガラス扉14の閉止状態では各係合金具2
1、22は各挿通孔39、40に挿入される。そして、
ガラス扉14の軸支側に手前方向に力が加えられる場
合、各係合片37、38は各係合金具21、22に係合
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤が装着され
る中扉の前面に開閉可能に取着される遊技機のガラス扉
における支持機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技機の一種であるパチンコ
遊技機は、その外郭が外枠により形成され、この外枠の
前面には、縦長四角枠状をなす中扉が開閉可能に支持さ
れている。この中扉の内側には、パチンコゲームを展開
可能とする入賞器具等の遊技構成部材が配設された遊技
盤が保持される。そして、この中扉の前面には四角板状
のガラス扉が開閉可能に支持され、ガラス扉の前方から
は遊技盤が視認可能となっている。
【0003】このようなパチンコ遊技機は、施錠装置に
よって中扉が外枠に施錠されるとともに、ガラス扉が中
扉に施錠された状態で遊技に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
技術では、軸支側の間隙からドライバー等の不正部材を
差し込んでガラス扉を手前に引っ張る等の行為によっ
て、ガラス扉の軸支側に前方に向かって外力が加えられ
ることがあった。そして、ガラス扉の軸支側に生じた隙
間から針金等の不正部材を浸入させ、遊技構成部材に不
正行為が行われるという問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術に存在する問題点に
着目してなされたものである。本発明の目的は、不正行
為を防ぐことができる遊技機のガラス扉における支持機
構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに請求項1に記載の発明の遊技機のガラス扉における
支持機構では、遊技機の外枠に開閉可能に取着された四
角枠状の中扉の前面に軸支され、開閉可能に支持される
遊技機のガラス扉の支持機構であって、ガラス扉の軸支
側には係合片が設けられるとともに、中扉の軸支側には
係合金具が設けられ、該係合金具にはガラス扉が中扉に
対して閉止した状態において係合片が挿入される挿通孔
が形成され、ガラス扉の軸支側に手前方向に力が加えら
れる場合、係合金具に係合片が係合されるものである。
【0007】請求項2に記載の発明の遊技機のガラス扉
における支持機構では、請求項1に記載の発明におい
て、前記ガラス扉の一側の上下には蝶番が設けられ、中
扉には蝶番と軸支される支持部が設けられ、該支持部と
蝶番によってガラス扉が中扉に支持され、前記係合片は
蝶番に延設されるとともに、支持部は前記係合金具に延
設されているものである。
【0008】請求項3に記載の発明の遊技機のガラス扉
における支持機構では、請求項1又は請求項2に記載の
発明において、前記係合金具は、金属板から断面コ字状
に形成され、中扉の一側枠を挟みつけるように固定され
るものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパチンコ遊技機の
ガラス扉における支持機構に具体化した実施形態を図1
〜図4に従って詳細に説明する。
【0010】図4に示すように、遊技機としてのパチン
コ遊技機11は、外枠12、中扉13、ガラス扉14等
から構成されている。外枠12は、縦長四角枠状に形成
され、遊技店内等における設置枠台に固定されるもので
ある。中扉13は、縦長四角枠状に形成され、パチンコ
ゲームを展開可能とするための図示しない球皿、打球発
射装置等の遊技構成部材が搭載される。また、中扉13
の内側には、釘、入賞器具等の遊技構成部材が配設され
た四角板状をなす遊技盤15が保持される。中扉13の
前面には、四角枠状のガラス扉14が開閉可能に支持さ
れている。このガラス扉14の内側には、前後に2枚の
ガラス板16が保持され、前方から遊技盤15が視認可
能となっている。このガラス扉14の前面には合成樹脂
製の窓枠17が嵌め込まれ、ガラス板16の周囲が装飾
されている。
【0011】外枠12、中扉13及びガラス扉14の開
閉自由端側には、図示しない施錠装置が取着され、中扉
13が外枠12に施錠されるとともに、ガラス扉14が
中扉13に施錠された状態でパチンコ遊技機11は遊技
に供されている。なお、以下において上下左右は、パチ
ンコ遊技機11を前方から見た場合の上下左右を示すも
のとする。
【0012】図1に示すように、このパチンコ遊技機の
ガラス扉における支持機構18(以下、単に支持機構と
いう)は、蝶番としての長四角形状の上部蝶番19及び
下部蝶番20と、係合金具としての断面視コ字状の上部
係合金具21及び下部係合金具22から構成されてい
る。これらの上部蝶番19及び下部蝶番20はガラス扉
14の左側上下端にビス等の固定部材によって配設され
ている。一方、上部係合金具21及び下部係合金具22
は、中扉13の左側上端側及び左側中間に左枠内側から
嵌合され、ビス等の固定部材によって配設されている。
これらの係合金具21、22は、中扉13の左枠をコ字
状に挟み付けるように取着されているため、中扉13か
ら外れにくくなっている。そして、ガラス扉14は各蝶
番19、20及び各係合金具21、22によって中扉1
3に開閉可能かつ着脱可能に支持されている。
【0013】図1及び図2(a)に示すように、上部蝶
番19は長四角板状のブラケット23と支持軸としての
L字状の上部支持軸24と付勢部材としてのコイルばね
25とから構成されている。ブラケット23の上端及び
中間には、長四角板状の一対の上部蝶番軸支板26が前
方に折り曲げ形成されている。これらの上部蝶番軸支板
26の左端側には、それぞれ上部蝶番軸孔27が上下方
向に透設されている。一方、上部支持軸24は基端側が
折り曲げ形成されており、その基端は拡径されている。
そして、これらの上部蝶番軸孔27には上部支持軸24
が下方から嵌挿され、上部支持軸24の先端は上部蝶番
軸孔27から上方に突出されている。このとき、上部支
持軸24の基端側が折り曲げ形成されているため、上部
支持軸24の基端側は下方に位置する上部蝶番軸支板2
6に当接され、上部支持軸24の上方への移動が規制さ
れている。
【0014】一方、ブラケット23の上端側には、爪状
をなすコイルばね係止片28が後方に向かって切り起こ
され、上方に突設されている。このコイルばね係止片2
8と上部支持軸24の基端には、コイルばね25の両端
が係止され、このコイルばね25によって上部支持軸2
4は上方に付勢されるようになっている。このとき、上
部支持軸24の基端は拡径されているため、コイルばね
25の一端は上部支持軸24から抜け止めされるように
なっている。
【0015】このように、上部蝶番19には上部支持軸
24及びコイルばね25がブラケット23に組み付けら
れて構成されている。従って、ガラス扉14に上部支持
軸24及びコイルばね25を別途組み付ける必要はな
く、予め上部蝶番19を組み立てた後、ガラス扉14に
装着することができる。
【0016】ブラケット23の右縁には、補強リブ29
が後方に折り曲げ形成され、ブラケット23自体が補強
されるようになっている。また、ブラケット23の右側
上端には、縦長四角板状の補強片30が上方に向かって
延設され、この補強片30はガラス扉14の左側上端に
おける背面に密着できるようになっている。
【0017】一方、上部係合金具21の前面上端には、
支持部としての長四角板状の上部金具軸支板31が前方
に向かって折り曲げ形成されている。上部金具軸支板3
1の左端側には、金具軸孔32が上下方向に透設され、
上部支持軸24が嵌挿できるようになっている。
【0018】図1及び図2(b)に示すように、下部蝶
番20の下端には、長四角板状の下部蝶番軸支板33が
前方に折り曲げ形成され、この下部蝶番軸支板33の左
端側には、下部蝶番軸孔34が上下方向に透設されてい
る。一方、下部係合金具22の前面下端には、支持部と
しての長四角板状の下部金具軸支板35が前方に向かっ
て折り曲げ形成されている。下部金具軸支板35の左端
側には、下部支持軸36が上方に向かって突設されてい
る。そして、この下部支持軸36は、下部蝶番軸孔34
に嵌挿できるようになっている。
【0019】ガラス扉14を中扉13に支持する際に
は、下部支持軸36を下部蝶番軸孔34に嵌挿させる。
次に、上部支持軸24をコイルばね25の付勢力に抗し
て下方に移動させる。そして、コイルばね25の付勢力
に伴って、上部支持軸24を上方に移動させるととも
に、その先端側を金具軸孔32に嵌挿させる。このと
き、下部支持軸36の先端側が下部蝶番軸孔34に嵌挿
連結されるとともに、上部支持軸24の先端側が金具軸
孔32に嵌挿連結されることによって、ガラス扉14は
中扉13に開閉可能に支持されている。
【0020】ガラス扉14を中扉13から脱離させる際
には、上部支持軸24をコイルばね25の付勢力に抗し
て下方に移動させる。そして、上部支持軸24を金具軸
孔32から脱離させるとともに、下部支持軸36を下部
蝶番軸孔34から脱離させる。
【0021】図1及び図2に示すように、ブラケット2
3の左側下部及び下部蝶番20の左側上部には、それぞ
れ係合片としての断面L字状の上部係合片37及び下部
係合片38が左方に向かって折り曲げ形成されている。
一方、上部係合金具21及び下部係合金具22の前面中
間部には、それぞれ挿通孔としての縦長四角状の上部挿
通孔39及び下部挿通孔40が透設されている。なお、
中扉13の左枠の一部は切り欠かれ、上部係合片37及
び下部係合片38が係合するための上部挿通孔39及び
下部挿通孔40が形成されている。また、上部挿通孔3
9及び下部挿通孔40の左側には、それぞれ正面視コ字
状の上部受部41及び下部受部42が右方向に突設され
ている。
【0022】ここで、図3(a)に示すように、ガラス
扉14を閉止方向に回転させると、上部係合片37は、
上部挿通孔39に挿入される。そして、中扉13に対し
てガラス扉14が閉止した状態では、図3(b)に示す
ように、上部係合片37は上部受部41の内側に入り込
むようになっている。これに伴って、図1及び図2
(b)に示す下部係合片38も下部受部42の内側に入
り込むようになっている。このとき、各係合片37、3
8の前面と各受部41、42の内面の隙間は0.5〜
1.0mmになるように設定され、各係合片37、38
は各受部41、42の内側に円滑に入り込むようになっ
ている。そして、ガラス扉14の軸支側において、前方
に向かって外力が加えられた場合、各係合片37、38
は各受部41、42の内面に係合される。
【0023】ガラス扉14の背面右側縁及び中扉13の
右側縁には、図示しない施錠装置が装着され、中扉13
に対してガラス扉14が閉止した状態において、ガラス
扉14が中扉13に施錠されるようになっている。ま
た、外枠12の右側縁にも図示しない施錠装置が装着さ
れ、外枠12に対して中扉13が閉止した状態におい
て、中扉13が外枠12に施錠されるようになってい
る。このように、中扉13が外枠12に施錠されるとと
もに、ガラス扉14は中扉13に施錠されてパチンコ遊
技機11は遊技に供されている。
【0024】さて、上部蝶番19及び下部蝶番20をガ
ラス扉14に取り付けるには、各蝶番19、20をビス
等の固定部材によってガラス扉14の左側上下端に装着
する。このとき、各蝶番19、20には、各係合片3
7、38が延設されている。従って、ガラス扉14に各
係合片37、38を別途装着する必要がない。また、上
部蝶番19は上部支持軸24及びコイルばね25がブラ
ケット23に組み付けられて構成されている。従って、
ガラス扉14に上部支持軸24及びコイルばね25を別
途組み付けることなく、予め上部蝶番19を組み立てた
後、ガラス扉14に装着することができる。また、上部
蝶番19には、補強リブ29が形成されている。従っ
て、上部蝶番19自体が補強されているため、ガラス扉
14に取着される際には、ビス等の固定部材を少なくす
ることができる。
【0025】次に、上部係合金具21及び下部係合金具
22を中扉13に取り付けるには、各係合金具21、2
2をそれぞれ中扉13の左側上端側及び左側中間に左枠
内側から嵌合させる。続いて、各係合金具21、22を
ビス等の固定部材によって装着する。このとき、各係合
金具21、22には、各金具軸支板31、35が延設さ
れている。従って、中扉13に各金具軸支板31、35
を別途装着する必要がない。また、各係合金具21、2
2は、中扉13の左枠をコ字状に挟み付けるように取着
されているため、中扉13から外れにくくなっている。
【0026】次いで、ガラス扉14を中扉13に支持す
るには、下部支持軸36を下部蝶番軸孔34に嵌挿さ
せ、上部支持軸24をコイルばね25の付勢力に抗して
下方に移動させる。そして、コイルばね25の付勢力に
伴って、上部支持軸24を上方に移動させるとともに、
金具軸孔32に嵌挿させる。
【0027】次に、ガラス扉14を中扉13に施錠する
には、ガラス扉14を閉止方向に回転させ、施錠装置に
よって施錠する。このとき、上部係合片37及び下部係
合片38はそれぞれ上部受部41及び下部受部42の内
側に入り込むようになっている。従って、ガラス扉14
の軸支側において、前方に向かって外力が加えられた場
合、各係合片37、38は各受部41、42の内面に係
合され、ガラス扉14の前方への移動を規制することが
できる。また、各係合金具21、22は、中扉13の左
枠をコ字状に挟み付けるように取着されている。従っ
て、前方に向かって外力が加えられた場合、各係合金具
21、22は、中扉13から外れにくくなっている。
【0028】また、ブラケット23には補強片30が延
設され、補強片30はガラス扉14の左側上端における
背面に密着している。そして、ガラス扉14に対するブ
ラケット23の当接面はより広く設定され、このブラケ
ット23によってガラス扉14における上部蝶番19の
取り付け部分は補強されている。従って、前方に向かっ
て外力が加えられた場合、ガラス扉14の変形を防ぐこ
とができる。
【0029】本実施形態によって発揮される効果につい
て、以下に記載する。 ・ この実施形態の遊技機のガラス扉における支持機構
18においては、ガラス扉14の軸支側には上部係合片
37及び下部係合片38が設けられるとともに、中扉1
3の軸支側には上部係合金具21及び下部係合金具22
が設けられている。さらに、中扉13に対してガラス扉
14が閉止した状態において、各係合金具21、22に
は各係合片37、38が挿入される挿通孔が形成されて
いる。そして、軸支側において手前方向に力が加えられ
る場合、各係合金具21、22には各係合片37、38
が係合されるようになっている。このように構成した場
合、ガラス扉14の前方への移動が規制されるため、針
金等の不正部材を浸入させ、遊技構成部材に触れようと
する不正行為を防ぐことができる。
【0030】・ この実施形態の遊技機のガラス扉にお
ける支持機構18においては、前記ガラス扉14には上
部蝶番19及び下部蝶番20が設けられ、中扉13には
上部金具軸支板31及び下部金具軸支板35が設けられ
ている。そして、各蝶番19、20と各金具軸支板3
1、35によってガラス扉14が中扉13に支持されて
いる。さらに、各蝶番19、20には各係合片37、3
8が延設されるとともに、各金具軸支板31、35は各
係合金具21、22に延設されている。このように構成
した場合、各蝶番19、20とは別に各係合片37、3
8を設ける必要がない。また、各係合金具21、22と
は別に各金具軸支板31、35を設ける必要がない。従
って、部品点数を減らすことができ、支持機構18をガ
ラス扉14及び中扉13へ容易に取着することができ
る。
【0031】・ この実施形態の遊技機のガラス扉にお
ける支持機構18においては、各係合金具21、22
は、金属板から断面コ字状に形成されている。そして、
中扉13の左枠内側から嵌合され、中扉13を挟みつけ
るように固定されている。このように構成した場合、軸
支側に手前方向に力が加えられ、各係合片37、38が
各係合金具21、22に係合される際に各係合金具2
1、22は中扉13から外れにくい。従って、針金等の
不正部材を浸入させ、遊技構成部材に触れようとする不
正行為をより防ぐことができる。
【0032】・ この実施形態の遊技機のガラス扉にお
ける支持機構18においては、ブラケット23には補強
片30が延設され、補強片30はガラス扉14の左側上
端における背面に密着している。そして、ガラス扉14
に対するブラケット23の当接面はより広く設定され、
ブラケット23によってガラス扉14の上部蝶番19の
取り付け部分は補強されている。よって、前方に向かっ
て外力が加えられた場合、ガラス扉14の変形を防ぐこ
とができる。従って、ガラス扉14の変形によって生ず
る隙間から針金等の不正部材を浸入させ、遊技構成部材
に触れようとする不正行為を防止することができる。
【0033】・ この実施形態の遊技機のガラス扉にお
ける支持機構18においては、上部蝶番19は上部支持
軸24及びコイルばね25がブラケット23に組み付け
られて構成されている。このように構成した場合、ガラ
ス扉14に上部支持軸24及びコイルばね25を別途組
み付けることなく、予め上部蝶番19を組み立てた後、
ガラス扉14に容易に装着することができる。
【0034】なお、前記実施形態を次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 前記実施形態では、上部金具軸支板31及び下部金
具軸支板35はそれぞれ上部係合金具21及び下部係合
金具22に延設されている。しかし、図5に示すよう
に、各金具軸支板31、35は各係合金具21、22と
別体で設けてもよい。また、前記実施形態では上部係合
片37及び下部係合片38はそれぞれ上部蝶番19及び
下部蝶番20に延設されている。しかし、各係合片3
7、38は各蝶番19、20と別体で設けてもよい。こ
のように構成しても、不正行為を防ぐことができる。ま
た、図5では各係合片37、38及び各係合金具21、
22は上下に二対設けられているが、一対の係合片及び
係合金具を設けてもよく、二対以上の係合片及び係合金
具を設けてもよい。
【0035】・ 前記実施形態では、ブラケット23の
左側下部に上部係合片37を設けている。しかし、ブラ
ケット23の左側上部に上部係合片37を折り曲げ形成
し、上部蝶番軸支板26及びコイルばね係止片28を上
部係合片37の下部に設けてもよい。この構成による
と、上部係合片37は上部係合金具21により上方で係
止できる。従って、ガラス扉14の上部を手前に引っ張
る行為に対して、ガラス扉14の前方への移動をより規
制することができる。
【0036】・ 支持機構18の材質は鋼鉄、アルミニ
ウム等、特に限定されないが、プレス加工性が良好であ
り、強度に優れることから鋼鉄が好ましい。 ・ 前記実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機1
1に適用しているが、アレンジボール機等の遊技機に適
用してもよい。
【0037】次に、実施形態又は別例から把握できる技
術的思想について以下に記載する。 (1) 前記蝶番の少なくとも一方には、支持軸と、支
持軸が嵌挿される軸孔が透設されたブラケットと、支持
軸及びブラケットに係止されブラケットに対して支持軸
が突出する方向に付勢される付勢部材とを備えている請
求項2又は請求項3に記載の遊技機のガラス扉における
支持機構。このように構成した場合、中扉にガラス扉を
容易に着脱することができる。
【0038】(2) 前記ブラケットには支持軸の延び
る方向に補強片が延設され、該補強片はガラス扉に密着
するように構成されている上記(1)に記載の遊技機の
ガラス扉における支持機構。このように構成した場合、
ガラス扉の変形を防ぐことができ、不正行為を防止する
ことができる。
【0039】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1記載の遊技
機のガラス扉における支持機構によれば、不正行為を防
ぐことができる。
【0040】請求項2記載の遊技機のガラス扉における
支持機構によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、部品点数を減らすことができ、容易に取着すること
ができる。
【0041】請求項3記載の遊技機のガラス扉における
支持機構によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明
の効果に加えて、不正行為をより防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態における遊技機のガラス扉における
支持機構を示す斜視図。
【図2】 (a)は上部蝶番及び上部係合金具を示す分
解斜視図、(b)は下部蝶番及び下部係合金具を示す分
解斜視図。
【図3】 (a)は図1の3−3線における開放状態を
示す断面図、(b)はその閉止状態を示す断面図。
【図4】 遊技機としてのパチンコ遊技機を示す斜視
図。
【図5】 支持機構の別例を示す斜視図。
【符号の説明】
11…遊技機としてのパチンコ遊技機、12…外枠、1
3…中扉、14…ガラス扉、18…遊技機のガラス扉に
おける支持機構、19…蝶番としての上部蝶番、20…
蝶番としての下部蝶番、21…係合金具としての上部係
合金具、22…係合金具としての下部係合金具、31…
支持部としての上部金具軸支板、35…支持部としての
下部金具軸支板、39…挿通孔としての上部挿通孔、4
0…挿通孔としての下部挿通孔。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の外枠に開閉可能に取着された四
    角枠状の中扉の前面に軸支され、開閉可能に支持される
    遊技機のガラス扉の支持機構であって、 ガラス扉の軸支側には係合片が設けられるとともに、中
    扉の軸支側には係合金具が設けられ、該係合金具にはガ
    ラス扉が中扉に対して閉止した状態において係合片が挿
    入される挿通孔が形成され、ガラス扉の軸支側に手前方
    向に力が加えられる場合、係合金具に係合片が係合され
    ることを特徴とする遊技機のガラス扉における支持機
    構。
  2. 【請求項2】 前記ガラス扉の一側の上下には蝶番が設
    けられ、中扉には蝶番と軸支される支持部が設けられ、
    該支持部と蝶番によってガラス扉が中扉に支持され、前
    記係合片は蝶番に延設されるとともに、支持部は前記係
    合金具に延設されている請求項1に記載の遊技機のガラ
    ス扉における支持機構。
  3. 【請求項3】 前記係合金具は、金属板から断面コ字状
    に形成され、中扉の一側枠を挟みつけるように固定され
    る請求項1又は請求項2に記載の遊技機のガラス扉にお
    ける支持機構。
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