JP2004081606A - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】前面下部に腰板16が張設された外枠2の一側に内枠体4が開閉自在に装着され、前記内枠体4を閉じた状態で該内枠体4の下端面が前記腰板16の上端面と重合するように構成されたパチンコ遊技機1であって、前記腰板16の上端面を跨ぐようにコ字形に形成したすべり部材18を取付けるようにした。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に外枠に対する内枠体の開閉動作を円滑に行い得るようにしたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように従来のパチンコ遊技機においては、各種遊技機器の点検や修理のため、外枠の前面一側に内枠体を開閉自在に取付けると共に、内枠体を閉じた状態で外枠の前面下部に張設された腰板の上端面と内枠体の下端面とが重合するように構成されていた。一方、内枠体の裏面には遊技盤取付枠を介して遊技盤が着脱自在に装着されており、さらに遊技盤の裏面には合成樹脂製の機構板が開閉自在に取付けられている。
【0003】
ところで、上記した機構板には貯留球タンクやタンクレール或いはパチンコ球払出装置、さらにはこれらの電気的部品を駆動制御するための配電盤や電子回路基板等の裏機構が集約して組付けられており、しかも貯留球タンクに貯留されるパチンコ球の球重量によってかなり重いものである。また、最近のパチンコ遊技機は、遊技の興趣を高めるために、例えば電子回路によって駆動制御される大型の電動入賞装置を遊技盤上に設け、予め定められた遊技条件が満たされると電動入賞装置を一定時間連続して作動させ遊技客に有利を与えるようになっている。このため、遊技盤の裏面には前記機構板の他に電子回路基板を収納した基板ボックス等が固着されていて内枠体の重量が非常に重いものとなっており、前記外枠の腰板の上端面と内枠体の下端面とが圧接状態になっていてその開閉動作が著しく困難になっていた。
【0004】
そこで、この問題を解決するために、実公平4−13026号公報に腰板の上面にすべり金具を設けて、前面枠の開閉の際の摩擦抵抗を減少させると共に、前面枠及び腰板の破損を防止するようにしたものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報のすべり金具は、平板をほぼL形に屈曲して形成され、腰板の後面側からビスにより取着している。このため、前面枠の度重なる開閉により前面側が浮き上がり、最終的にビスが緩んですべり金具がもぎ取られてしまい、安定した状態で使用できなくなるという問題があった。
【0006】
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、外枠に対する内枠体の開閉動作を安定した状態で円滑に、かつ確実に行うことができるパチンコ遊技機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、前面下部に腰板が張設された外枠の一側に内枠体が開閉自在に装着され、前記内枠体を閉じた状態で該内枠体の下端面が前記腰板の上端面と重合するように構成されたパチンコ遊技機であって、前記腰板の上端面を跨ぐようにコ字形に形成したすべり部材を取付けたことを特徴とする。上記構成により、すべり部材が安定した状態で取着され、内枠体を開閉する際に該内枠体の下端面がすべり部材に接触して、外枠の前面下部に張られた腰板の上端面と内枠体の下端面との接触摩擦を軽減することができるため、外枠に対する内枠体の開閉動作を円滑に、かつ楽に行うことが可能となる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記内枠体の下端面に前記すべり部材と接触する当板を取付けたことを特徴とする。前記内枠体の開閉を円滑にする補助部材として当板を取付けることで、内枠体の下端面と腰板の上面との接触摩擦をより軽減することができ、内枠体をスムーズに開閉することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記すべり部材は、腰板の上端面に添わせる水平板部と腰板の前後側を跨ぐように添わせる一対の挟持板部とにより断面コ字状に形成し、前記挟持板部及び水平板部にほぼ弧状に連続して膨出する畝状突部を形成したことを特徴とする。内枠体を開閉する際にすべり部材の畝状突部との接触より、接触面積を小さくして内枠体の下端面との接触摩擦をより軽減することができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の発明において、前記当板は、前記すべり部材が接触する接触板部と前記内枠体に取着する取付板部とによりL字状に形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記すべり部材を覆うように前記腰板の前面に飾り部材を設けたことを特徴とする。すべり部材を飾り部材で覆うことにより見栄えをよくすることができる。好ましくは、前記飾り部材を着脱自在に設けるのがよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。図1はパチンコ遊技機の正面図、図2はパチンコ遊技機の裏面図、図3は透明板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を取外した状態の斜視図、図4は内枠体を開放した状態の裏面斜視図である。パチンコ遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側前面に上下ヒンジ機構3a,3bによって開閉自在に装着される内枠体4とを備えている。前記内枠体4の前面一側に多軸蝶番5により透明板保持枠6が開閉自在に軸支され、その下方に打球供給皿7を有する前面板8及び余剰球受皿9を有する前面下部板10とが開閉自在に軸支されており、透明板保持枠6,打球供給皿7,余剰球受皿9は、全体が統一されたデザインで構成されている。また、前記余剰球受皿9の側方に位置して打球発射用の操作ハンドル11が設けられている。
【0013】
前記外枠2は、図3に示すように上下枠板12,13と左右枠板14,15とにより矩形に枠組され、その下部前面に補強用の腰板16が張設されており、内枠体4を閉じた状態で該腰板16の上端面と内枠体4の下端面とが重合するように構成されている。前記腰板16はベニヤを積層圧着した合板からなり、図3に示すように上面にすべり部材18を設けると共に、腰板16の前面を被覆する飾り部材17を取付けるための係合孔19を該腰板16のほぼ中央と両端近傍に貫設している。また、外枠2の右枠板15内側面の上下位置には係止金具32a,32bが取付けられている。なお、外枠2は合成樹脂製または金属製であってもよい。
【0014】
前記飾り部材17は、合成樹脂により形成され、前記腰板16の前面を覆う大きさで、かつ前記透明板保持枠6,打球供給皿7,余剰球受皿9のデザインに合せた装飾板部17aを有し、後面が開放した枠状に形成している。また装飾板部17aの後面で、かつ前記係合孔19,19と対峙する位置に弾性係止片20aを有する筒状の係止部20を形成している。飾り部材17は、図6に示すように前記係止部20を前記係合孔19,19に押し込むことで前記弾性係止片20aの係止爪が腰板16の後面で係合して簡単に取着することができる。前記飾り部材17の取外しは、パチンコ遊技機1の後面側から前記弾性係止片20aの係合を解除して、係止部20を前方に押し出すことで簡単に取外すことができる。
【0015】
前記すべり部材18は、金属製であり図5及び図6に示すように腰板16の上端面に添わせる水平板部18aと腰板16の前後側を跨ぐように添わせる一対の挟持板部18b,18bとによりほぼ前後対称形の断面コ字状に形成されており、前記挟持板部18bにはビス孔83が形成されている。また、前記すべり部材18は、前側の挟持板部18bと水平板部18aと後側の挟持板部18bに亘り、前後方向に沿って外方へほぼ弧状に膨出する畝状突部84が連続して形成されている。前記挟持板部18b,18bは、すべり部材18が腰板16に取着された際に前後方向にがたつかないように保持する長さが好ましい。
【0016】
そして、前記すべり部材18は、図6に示すように腰板16の上面を跨いで腰板16を抱持するようにして嵌め込まれ、後側の挟持板部18bのビス挿通孔83を介してビス86を腰板16の裏面にねじ込むことにより固定される。このとき、前側の挟持板部18bは前記飾り部材17によって隠蔽され、見栄えを損ねることはない。しかも、飾り部材17ですべり部材18を押えることになり、すべり部材18の浮き上がりを阻止して取付状態を強固なものとしている。なお、すべり部材18は、前側の挟持板部18bのビス挿通孔83を介してビス86を腰板16の前面にねじ込むことにより固定するようにしてもよい。
【0017】
前記内枠体4は、鉄板等の金属板によって成形されており、図3及び図4に示すように上部に遊技盤23が臨む開口窓31が開設され、該開口窓31の上方及び下方を板状部21a,21bとして額縁状に成形された主枠部21と、該主枠部21の裏面側にカシメ着され遊技盤23が着脱可能に取付けられる遊技盤取付枠22とで構成されている。前記遊技盤取付枠22は、左右縦枠22a,22b及び下部枠22cにより上方が開放したコ字形としている。前記板状部21bには、前記操作ハンドル11の操作によりパチンコ球を遊技盤23面へ打込む打球発射機構24、遊技中大当り状態になった時などに後記する中・高音スピーカ57と共に低音を発生させる低音スピーカ26及び打球供給皿7から球抜きしたパチンコ球またはファール球等を余剰球受皿9に誘導する通路構成体27等の遊技構成部品が集約して設けられる。更に、前記開口窓31の上方の板状部21aに、横長に成形された状態表示基板28が取付けられている。この状態表示基板28の前面には、透明板保持枠6が開放したことをホールコンピュータ(図示せず)へ電気的に出力する扉開放スイッチ29、及びエラー状態が生じたことをホールの係員に知らせる状態表示ランプ30が設けられている。
【0018】
また、内枠体4の下端面には前記すべり部材18と対向位置して、前記すべり部材18と接触して内枠体4の開閉を円滑にする補助部材として金属製の当板85が設けられる。前記当板85は、図5に示すように内枠体4の下端面に位置してすべり部材18の畝状突部84が下面に接触する接触板部85aと、該接触板部85aから略直角に折れ曲がり内枠体4の主枠部21の後面に添わせて取着する取付板部85bとによりL字状に形成されている。該当板85は、図6に示すように内枠体4を閉じた状態において、前記すべり部材18と接触板部85aとが互いに当接するように位置決めして、接触板部85aを内枠体4の下端面に密着させると共に、取付板部85bを主枠部21の後面に添わせ、ビス挿通孔88を介してビス孔89にビス90を螺締することにより内枠体4に固定される。
【0019】
前記内枠体4の裏面には、図2に示すように合成樹脂製の機構板33が上下のヒンジ34,34を介して着脱及び開閉自在に設けられている。この機構板33は、遊技盤23の表示装置等の後面が臨む開口35を有し、その開口35の下方部に樋状の入賞球集合部36が設けられている。また、機構板33の裏面上部には貯留球タンク37と、該貯留球タンク37に貯留された球を下流側に整列しながら誘導する球誘導樋38が設けられており、さらに球誘導樋38の下流側には球圧を減衰する屈曲誘導樋39を介してパチンコ球払出装置40が着脱可能に設けられている。また、パチンコ球払出装置40の下方には、払出されたパチンコ球を前記打球供給皿7に導く球排出通路41が設けられ、前記通路構成体27に連通するアウト球通路,球抜通路及び打球供給皿7の余剰球を余剰球受皿9に導く余剰球通路等が設けられている。また、機構板33の裏面には、遊技内容を制御する電子回路基板等を収納した基板ボックス81が設けられている。
【0020】
前記内枠体4の軸支側前面には、図3に示すように透明板保持枠6を連結するための多軸蝶番5が設けられる。この多軸蝶番5は、二枚のリンク板を備えた二連二軸蝶番であって、図12に示すように内枠体4側と透明板保持枠6側とにそれぞれ取付けられる支持部材42a,42bと、両支持部材42a,42bを連結する二枚のリンク板43a,43bとからなり、上下一対配設される。そして、前記上下リンク板43a,43aを金属製の連結部材44で連結し、透明板保持枠6側の上下支持部材42b,42bを断面コ字形の取付板45で連結して多軸蝶番5をユニット化しており、多軸蝶番5のみの交換を可能としている。前記取付板45には、透明板保持枠6の装着部材63と連係する係止杆46が横架されている。
【0021】
また、内枠体4の開放側に位置する縦枠22aに、内枠体4の施錠機構47が組付けられている。さらに、内枠体4の前面側であり、その開放側に位置する側縁部分には、固定プレート48を介して透明板保持枠6の施錠機構49が組み付けられている。前記固定プレート48には図12に示すようにシリンダー錠50が取付部材51を介して固着されている。
【0022】
前記透明板保持枠6は、図1に示すように内枠体4の上半部分を全幅に亘って覆う大きさに形成され、その中央部に遊技盤23前面の遊技領域が視認可能な円形状の開口52が形成される合成樹脂製の本体枠6aと、該本体枠6aの裏面側に装着される補強金属板6bとから構成されている。前記本体枠6aは、飾り部材として前記シリンダー錠50周辺部と対向し、鍵穴53が臨む鍵挿通孔54も含め一体に成形している。また、本体枠6aは、透光性樹脂6a1と非透光性樹脂6a2を互いに重合して、図11に示すように係止爪55及びビス着により一体化して組付けられている。そして、前記開口52の外周縁部を前側へ最も張り出させて、透光性樹脂6a1の部分と非透光性樹脂6a2の部分とを複雑に入り込ませてその外観が火山のようにデザイン化している。
【0023】
前記補強金属板6bには、図10に示すようにその開放側側辺に前記鍵挿通孔54と対応して、前記シリンダー錠50が貫通する貫通孔56が開設されている。また、前記本体枠6aとの間に位置して、遊技者にとって音響効果のある適宜位置に中・高音スピーカ57を配設している。更には、図11に示すように、前記透光性樹脂6a1の後面位置に照明具としてLED58を配設して、該LED58の点灯により恰も火山が噴火し溶岩が流動するイメージとした電飾効果を発揮するようにしている。また、補強金属板6bの後面には、透明板として2枚のガラス板59,59を重合したガラス枠体60が装填される保持溝枠61が一体に設けられており、該保持溝枠61は本体枠6aの開口52の上辺部を除く左右側辺部及び下側辺部を囲うようにしてコ字形に形成されている。そして、この保持溝枠61の外側面上下に、前記施錠機構49と係合するL型係止金具62が設けられている。なお、透明板をガラス板59としたが、合成樹脂製の透明板としてもよい。
【0024】
前記補強金属板6bの軸支側上下部には、図3に示すように前記多軸蝶番5と連係する装着部材63がビス着されている。各装着部材63は、図12に示すように補強金属板6bにビス止めされる支持部65と、該支持部65に上下方向へスライド自在に装着され、その上端に傾斜面66aが設けられた滑動子66と、該滑動子66を常に上方へ付勢するばね67とからなり、前記支持部65に前記係止杆46が保持されるU字形溝68が設けられている。そして、滑動子66に前記係止杆46を押し付けることで、前記傾斜面66aにより一旦滑動子66がばね67の付勢に抗して下動して前記各係止杆46がU字形溝68に嵌合する。このようにして、透明板保持枠6が多軸蝶番5を介して内枠体4に簡単に取付けられる。
【0025】
上記構成の内枠体4を外枠2に軸支する前記上ヒンジ機構3aは、図7に示すように外枠2の外側の上部隅部に取付けられる上部固定金具72と、内枠体4の一側上部にビス着される上部可動金具73とからなる。上部固定金具72には、外枠2の上面端部から前方へ水平に突出する突出片72aが設けられ、この突出片72aの先端部に外側へ向かって開口する切欠き溝74aと連通する軸受孔74が貫設されている。また、上部可動金具73には、先端下面に前記軸受孔74に嵌合する上ヒンジ軸75が下向きに突設されている。前記上ヒンジ軸75は、上部固定金具72の軸受孔74に嵌合する円形軸部75aと内枠体4をほぼ直角状に開放した状態で、前記切欠き溝74aに挿入できる幅に形成した扁平軸部75bを有し、その円形軸部75aと扁平軸部75bとの境界面が後方上から手前下へ向かう下向き傾斜面75cとして形成されている。
【0026】
一方、下ヒンジ機構3bは、図8に示すように外枠2内側の下部隅部に取付けられる下部固定金具76と内枠体4の一側下部にビス着される下部可動金具77とからなる。下部固定金具76には、先端上面に下ヒンジ軸78が上向きに突設され、下部可動金具77には、前記下ヒンジ軸78に嵌合する軸孔79が貫設されている。
【0027】
このように構成された上下ヒンジ機構3a,3bにおいて、外枠2に内枠体4を軸支するには、先ず下部可動金具77の軸孔79を下部固定金具46の下ヒンジ軸78に上方から嵌合させて連結し、次に、図9に示すように内枠体4を外枠2に対しほぼ直角状に開放した状態に位置させて、該内枠体4の上部可動金具73を外枠2の上部固定金具72に接近させ、上部可動金具73の上ヒンジ軸75の扁平軸部75bを上部固定金具72の突出片72aの切欠き溝74aに臨ませて内枠体4を外枠2に押し付ける。すると、上ヒンジ軸75の傾斜面75cが突出片72aと接触することによって一端透明板保持枠6が持ち上げられ、さらに内枠体4を押し込むことにより扁平軸部75bが切欠き溝74aを通過して、図9実線に示すように円形軸部75aが上部固定金具72の軸受孔74に嵌合する。このように、重量感のある内枠体4を手で持ち上げることなく、上下ヒンジ機構3a,3bを支点にして外枠2にワンタッチで開閉自在に装着することができる。
【0028】
上記構成からなるパチンコ遊技機によれば、内枠体4を開閉動作する際に内枠体4が重くて開放側に傾動しても、前記当板85の接触板部85aがすべり部材18の畝状突部84のみに接触することになる。これによって、外枠2の腰板16の上端面と内枠体4の下端面との重合部の接触摩擦を軽減することができ、外枠2に対する内枠体4の開閉動作を円滑に、かつ容易に行うことができる。このとき、すべり部材18は腰板16を跨いで抱持するように設けられていることから安定した状態で取着されており、例え内枠体4を乱暴に開閉してもすべり部材18が破損または脱落することはなく、いつまでも内枠体4をスムーズに開閉させることができる。
【0029】
また、すべり部材18に畝状突部84を形成することで、すべり部材18を強度的にも強くすることができ、破損し難くしている。さらに、畝状突部84を弧状に膨出することで、内枠体4を正規位置に誘導しやすくなり、しかも内枠体4との接触面積が小さくなるため接触抵抗が小さくなり開閉動作をより円滑にすることができる。また、すべり部材18を対称形状とすることで、すべり部材18を取付ける際に取着方向を気にすることがないため取付作業を容易とすることができ、さらに内枠体4と接触する畝状突部84の前面側が万一摩耗して使用に支障をきたしたとしても、該すべり部材18を前後反転して付替えて再使用することができる。
【0030】
なお、本実施の形態ではすべり部材18及び当板85を金属製としたが、合成樹脂により形成してもよく、特にABS,ナイロン等の耐衝撃に優れ強固で滑り易い素材が好ましい。また、すべり部材18を内枠体4に、当板85を外枠2の腰板16にそれぞれ取付けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明によれば、前面下部に腰板が張設された外枠の一側に内枠体が開閉自在に装着され、前記内枠体を閉じた状態で該内枠体の下端面が前記腰板の上端面と重合するように構成されたパチンコ遊技機であって、前記腰板の上端面を跨ぐようにコ字形に形成したすべり部材を取付けたるようにしたものであるから、外枠に対する内枠体の開閉動作をいつまでも円滑に、かつ楽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】透明板保持枠と打球供給皿を有する前面板及び余剰球受皿を有する前面下部板を取外した状態の斜視図である。
【図4】内枠体を開放した状態の裏面斜視図である。
【図5】すべり部材と当板を外枠及び内枠体から取外した状態の斜視図である。
【図6】すべり部材と当板の取付け部分の断面図である。
【図7】外枠と内枠体の上部ヒンジ機構部分の分解斜視図である。
【図8】外枠と内枠体の下部ヒンジ機構部分の分解斜視図である。
【図9】外枠と内枠体の上部ヒンジ機構部分の平面図である。
【図10】透明板保持枠を一部分解して示す裏面斜視図である。
【図11】透明板保持枠を閉めた状態を示すシリンダー錠部分の側面断面図である。
【図12】多軸蝶番の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 外枠
4 内枠体
16 腰板
17 飾り部材
18 すべり部材
18a 水平板部
18b 挟持板部
84 畝状突部
85 当板
85a 接触板部
85b 取付板部
Claims (5)
- 前面下部に腰板が張設された外枠の一側に内枠体が開閉自在に装着され、前記内枠体を閉じた状態で該内枠体の下端面が前記腰板の上端面と重合するように構成されたパチンコ遊技機であって、
前記腰板の上端面を跨ぐようにコ字形に形成したすべり部材を取付けたことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 前記内枠体の下端面に前記すべり部材と接触する当板を取付けたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
- 前記すべり部材は、腰板の上端面に添わせる水平板部と腰板の前後側を跨ぐように添わせる一対の挟持板部とにより断面コ字状に形成し、前記挟持板部及び水平板部にほぼ弧状に連続して膨出する畝状突部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のパチンコ遊技機。
- 前記当板は、前記すべり部材が接触する接触板部と前記内枠体に取着する取付板部とによりL字状に形成したことを特徴とする請求項2又は3記載のパチンコ遊技機。
- 前記すべり部材を覆うように前記腰板の前面に飾り部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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