JPH0640850Y2 - ピボットヒンジ - Google Patents

ピボットヒンジ

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Publication number
JPH0640850Y2
JPH0640850Y2 JP1498091U JP1498091U JPH0640850Y2 JP H0640850 Y2 JPH0640850 Y2 JP H0640850Y2 JP 1498091 U JP1498091 U JP 1498091U JP 1498091 U JP1498091 U JP 1498091U JP H0640850 Y2 JPH0640850 Y2 JP H0640850Y2
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JP
Japan
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side plate
hinge
opening
closing door
plate portion
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1498091U
Other languages
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JPH04111882U (ja
Inventor
裕 沢田
Original Assignee
コーエイ産業株式会社
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Publication date
Application filed by コーエイ産業株式会社 filed Critical コーエイ産業株式会社
Priority to JP1498091U priority Critical patent/JPH0640850Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は家具の扉を鉛直軸芯の周
りで回転自在に支持するピボットヒンジに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ピボットヒンジとしては、
例えば図5〜図8に示すように構成されたものが知られ
ている。図に基づき説明すると、1は開閉扉2の上端を
受けるヒンジであって、断面略∩状のヒンジ本体3と、
この本体3の水平板部4の長さ方向一端近傍外面に上向
きに突設された支持軸部5と、前記開閉扉2の上端コー
ナー部を下方より嵌入させる両側板部6,7の一方の側
板部6の長さ方向一端近傍においてこの側板部6の内側
に水平方向の軸8を以って枢支され前記側板部6,7間
に嵌入される開閉扉2と一方の側板部6との間に対して
出入可能な圧入板9とからなっている。この圧入板9の
一端枢支部は他の部分よりも薄い偏平面10となってお
り、枢支部の近傍を除いた他の部分において一方の側板
部6に対向する面11は前記偏平面10よりも突出してい
る。そして圧入板9が前記一方の側板部6の内側に圧入
し易いように前記偏平面10と他の面11との間はテーパー
状に形成されているとともに前記面11は上すぼまり状に
形成されている。さらにこの圧入板9の長さ方向他端の
下端には外方に向く折曲片12を有している。13は前記一
方の側板部6の長さ方向両端の下端部に形成された切欠
部である。ところで圧入板9が一方の側板部6に対して
直角に飛び出しているとき、前記面11が一方の側板部6
に当接しないようになっている。また、前記支持軸部5
は水平板部4の幅方向中央部に位置している。
【0003】次に14は開閉扉2の下端を受けるヒンジで
あって、前記開閉扉2の上端を受けるヒンジ1と対称形
を呈し、同一部材は前記ヒンジ1と同一符号で示してい
る。以上2つのヒンジ1,14によって開閉扉2を支持す
るときは両ヒンジ1,14の両側板部6,7間に開閉扉2
の上端コーナー部および下端コーナー部を嵌入させ、前
記圧入板9を開閉扉2と一方の側板部6との間に折曲片
12を押して圧入させる。このとき各圧入板9の面11は前
述のようにすぼまり状になっていることと面11と偏平面
10との間はテーパー状になっていることとにより圧入板
9の圧入をスムーズに行なうことができる。この圧入板
9の圧入により圧入板9の面11が一方の側板部6の内面
に圧接し、圧入板9と他方の側板部7との間で開閉扉2
が挟着されて、開閉扉2とヒンジ1,14との連結がなさ
れる。開閉扉2に連結されたヒンジ1,14は支持軸部5
が例えばキャビネット15の上下の軸受部材16,17に嵌入
されることにより開閉扉2を鉛直軸芯の周りで回転可能
に支持することになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記2つのヒンジ1,
14により開閉扉2をキャビネット15に取り付けて図8に
示すように開閉動作させるとき、前記支持軸部5が水平
板部4の幅方向中央部に位置していることから、キャビ
ネット15の側板18の前端部にヒンジ本体3のコーナー部
19が当接するのを避けるために、開閉扉2を閉じた状態
において、ヒンジ1,14と側板18の前端部との間に大き
な間隙を形成しなければならず、その結果キャビネット
15内にほこりが浸入するなどの問題があった。
【0005】本考案はこのような課題を解決するもの
で、開閉扉を閉じた状態において、ヒンジとキャビネッ
トの側板の前端部との間の間隙を小さくし得、キャビネ
ット内へのほこりの浸入などの問題を防止することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、開閉扉を嵌入させる断面略∪状のヒンジ本
体の水平板部および一方の側板部の長さ方向一端部に切
除部分を形成し、前記水平板部の切除部分を他方の側板
部から鉛直方向に起立させて軸部を形成し、さらに前記
ヒンジ本体には開閉扉とヒンジ本体を連結する締結手段
を設けたものである。
【0007】
【作用】この構成により、開閉扉を開閉動作させると
き、軸部をキャビネットの側板の前端から離れた方の側
板部に位置させておくことにより、ヒンジ本体の回動軌
跡は側板の前端から遠ざかり、ヒンジ本体を側板に近づ
けても開閉扉の開閉時にヒンジ本体が側板に当接するの
を避けることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例について、図1〜図
4に基づいて説明する。なお、図において前記従来例と
同一部材は同一符号で示し、その詳細説明は省略する。
【0009】ヒンジ本体3には水平板部4の長さ方向一
端部を切除した部分4aと他方の側板部7の長さ方向一
端部を切除した部分7aとを備えている。前記側板部7
の切除部分7aは水平板部4の切除部分4aよりも大き
く、且つキャビネット15の側板18の厚みよりも大きな幅
に形成されている。しかし、この切除部分7aの幅を大
きくしすぎると、圧入板9と他方の側板部7との間での
開閉扉2の挾着力が低下し、開閉扉2の支持が不安定と
なることから、切除部分7aの幅は前記キャビネット15
の側板18の厚みよりもやや大き目に設定されるのが望ま
しい。
【0010】また、本実施例のヒンジ本体3には前記水
平板部4の切除部分4aの材料を利用して一方の側板部
6につながる断面形状がほぼ半円形の軸部20が形成され
ている。詳しくは、この軸部20は、開閉扉2の上端を支
持するヒンジ1の場合は上端の水平板部4よりも上方に
突出するように一方の側板部6の上端に連設されてい
る。また、開閉扉2の下端を支持するヒンジ14の場合
は、軸部20は下端の水平板部4よりも下方に突出するよ
うに一方の側板部6の下端に連設されている。
【0011】以上のように構成された上下一対のヒンジ
1,14の各軸部20は前記キャビネット15の上板21および
底板22にそれぞれ嵌入される合成樹脂製の軸受部材16お
よび17の孔部に挿入されて回動自在となる。
【0012】ところで、開閉扉2の上端を受けるヒンジ
1と下端を受けるヒンジ14は対称形を呈しており、同一
部材は同一符号で示している。以上2つのヒンジ1,14
によって開閉扉2を支持するときは両ヒンジ1,14の両
側板部6,7間に開閉扉2の上端コーナー部および下端
コーナー部を嵌入させ、圧入板9を開閉扉2と一方の側
板部6との間に折曲片12を押して圧入させることは前記
従来例と同じである。
【0013】そして、上下のヒンジ1,14の各軸部20を
キャビネット15の上下の軸受部材16、17の孔部に挿入さ
せておくことにより開閉扉2は鉛直軸芯の周りで回転可
能であり、この状態で開閉扉2を図4に示すように開閉
動作させるとき、前記軸部20はキャビネット15の側板18
の前端から離れた方の一方の側板部6に設けられている
ことからヒンジ本体3の回動軌跡は側板18の前端から遠
ざかり、ヒンジ本体3を側板18に近づけても開閉扉2の
開閉時にヒンジ本体3が側板18に当接するのを避けるこ
とができる。
【0014】なお、上記実施例では圧入板9により開閉
扉2とヒンジ本体3とを締結しているが、他の手段で締
結しても良い。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ヒンジ本
体の回動軌跡をキャビネットの側板の前端から遠ざける
ことができ、その結果ヒンジ本体を側板に近づけても開
閉扉の開閉時にヒンジ本体が側板に当接するのを避ける
ことができる。従って、開閉扉を閉じた状態において、
ヒンジとキャビネットの側板の前端部との間の間隙を小
さくし得、キャビネット内へのほこりの浸入などの問題
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるピボットヒンジの斜
視図である。
【図2】同ピボットヒンジを開閉扉に取り付けた状態を
示す拡大斜視図である。
【図3】同ピボットヒンジを介して開閉扉をキャビネッ
トに支持した状態を示す一部切欠正面図である。
【図4】同ピボットヒンジの動作説明図である。
【図5】従来例におけるピボットヒンジの斜視図であ
る。
【図6】同ピボットヒンジを開閉扉に取り付けた状態を
示す拡大斜視図である。
【図7】同ピボットヒンジを介して開閉扉をキャビネッ
トに支持した状態を示す一部切欠正面図である。
【図8】同ピボットヒンジの動作説明図である。
【符号の説明】
1 ヒンジ 2 開閉扉 3 ヒンジ本体 4 水平板部 4a 切除部分 6 側板部 7 側板部 7a 切除部分 9 圧入板 14 ヒンジ 15 キャビネット 16 軸受部材 17 軸受部材 18 側板 20 軸部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉を嵌入させる断面略∪状のヒンジ
    本体の水平板部および一方の側板部の長さ方向一端部に
    切除部分を形成し、前記水平板部の切除部分を他方の側
    板部から鉛直方向に起立させて軸部を形成し、さらに前
    記ヒンジ本体には開閉扉とヒンジ本体を連結する締結手
    段を設けたピボットヒンジ。
JP1498091U 1991-03-15 1991-03-15 ピボットヒンジ Expired - Lifetime JPH0640850Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1498091U JPH0640850Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ピボットヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1498091U JPH0640850Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ピボットヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04111882U JPH04111882U (ja) 1992-09-29
JPH0640850Y2 true JPH0640850Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31902335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1498091U Expired - Lifetime JPH0640850Y2 (ja) 1991-03-15 1991-03-15 ピボットヒンジ

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JPH04111882U (ja) 1992-09-29

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