JPH0533650Y2 - - Google Patents

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JPH0533650Y2
JPH0533650Y2 JP9336788U JP9336788U JPH0533650Y2 JP H0533650 Y2 JPH0533650 Y2 JP H0533650Y2 JP 9336788 U JP9336788 U JP 9336788U JP 9336788 U JP9336788 U JP 9336788U JP H0533650 Y2 JPH0533650 Y2 JP H0533650Y2
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opening
door
groove
closing door
pivot
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、開閉扉の枢支構造に関し、更に詳
細には、例えば冷蔵庫等の筐体開口部に枢支され
る開閉扉を閉成するに際し、完全に閉成するまで
該扉に力を加えなくても、所要の回動位置を越え
ると扉が自然に閉成して良好な密閉状態を保ち、
庫内からの冷気等の逃出を有効に防止し得る開閉
扉の枢支構造の改良に関するものである。
従来技術 例えば冷蔵庫等の筐体では、その開口部の一方
の縦側縁部に水平に延出するヒンジが上下の関係
で配設され、このヒンジに垂直に設けた枢支ピン
を、開閉扉に対応的に穿設した各通孔に夫々挿入
して、該扉を冷蔵庫本体に対し開閉自在に枢支す
るよう構成されている。ところで従来の開閉扉で
は、一旦開放した扉を人手により閉める際に、当
該扉の完全閉成を確認し忘れて、半開き状態のま
ま放置することが往々にしてあり、このときは冷
蔵庫等では庫内冷気が外部に逃出して貯蔵品の鮮
度低下を来す等の重大な難点がある。
そこで、これを解決する手段として、例えば実
公昭63−7826号に係る考案「冷蔵庫扉の閉鎖装
置」が提案されている。この装置では、扉の下端
面にヒンジブツシングを配設し、このブツシング
に穿設した通孔に下ヒンジに配設したヒンジピン
が挿入されて、ヒンジブツシングは扉と一体的に
回動するよう構成されている。下ヒンジの上面に
はU字状溝が穿設され、この溝中にヒンジブツシ
ングの下面に突設した段差部が摺動自在に臨んで
いる。また、U字溝の両端には、溝の底面からヒ
ンジの上面に到るテーパが形成され、前記段差部
は、扉の開閉に伴つてU字溝とヒンジ上面との間
をテーパを経て往復移動するよう構成されてい
る。
このように構成したことにより、扉を開放する
と前記ヒンジブツシングの段差部は、U字溝から
ヒンジ上面に移行し、このとき扉は、ヒンジの上
面から段差部の高さ寸法分だけ上昇する。この扉
を閉成するに際し、該扉を所要角度だけ閉成方向
に回動させて段差部をU字溝のテーパまで移動す
ると、該段差部は扉の自重によりテーパを滑つて
U字溝の底面に移動し、これにより当該扉は自動
的に閉成する。
考案が解決しようとする課題 前述した構成に係る閉鎖装置では、ヒンジブツ
シングの段差部をテーパに沿つて滑らすことによ
つて、扉を自重により自動的に回動させるよう構
成している。このとき、段差部がテーパを滑つて
移動する際は、該段差部の稜部がテーパに接触す
るのみで、その抵抗は小さく、扉は自重により容
易に閉成方向に回動する。しかし、段差部がテー
パからU字溝の底面に移行した際には、該段差部
の底面と溝の底面とが面接触して抵抗が大きくな
り、扉が完全に閉成される前に、その回動が停止
して密閉不完全となる問題があつた。また、ヒン
ジの上面にテーパを備えたU字溝を形成しなけれ
ばならず、これを製造するための複雑な金型が必
要となり製造コストが嵩む難点もある。
更に、ヒンジおよびヒンジブツシングには、扉
の開放角度を規制する機能が付加されていないた
め、当該扉の開度を規制するには、別途ストツパ
等を配設しなければならず、部品点数が多くなつ
てコストが嵩む問題も指摘される。
考案の目的 本考案は、前述した開閉扉の枢支構造に内在し
ている前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべ
く提案されたものであつて、開閉扉を確実に閉成
することができ、しかもコストの低減を図り得る
手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記目的を達成するため本考案は、筐体におけ
る開口部の一側縁部に上下の関係で一対のヒンジ
を配設し、このヒンジに垂直に設けた枢支ピンを
開閉扉に対応的に穿設した各通孔に夫々挿入する
ことにより、当該開閉扉を開閉自在に枢支するよ
う構成した開閉扉の枢支構造において、前記下ヒ
ンジに突設した枢支ピンに、軸方向に延在する縦
溝と、周方向に延在する周溝とを穿設し、この縦
溝と周溝とは縦溝方向に下り勾配となるテーパ溝
を介して連通され、前記開閉扉に、枢支ピンが挿
通されて扉と一体的に回動する規制板が配設さ
れ、該規制板の通孔内方に、開閉扉の全閉時に枢
支ピンの縦溝中に臨むと共に、該扉の開閉に伴つ
て前記縦溝テーパ溝および周溝に案内されつつ移
動する案内片を突設したことを特徴とする。
実施例 次に、本考案に係る開閉扉の枢支構造につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら
以下説明する。なお開閉扉は、冷蔵庫等の筐体に
対して、右開きに枢支される例について説明す
る。
第1図は、本考案の実施例に係る開閉扉の枢支
構造を採用した冷蔵庫の側面図を示し、内部に物
品収納空間を備える筐体10の前面には、その開
口部10aの一方の縦側縁部に水平に延出するヒ
ンジ14,16が上下の関係で配設固定されてい
る。このヒンジ14,16に垂直に突設した枢支
ピン17,18を、開閉扉12の上下端に対応的
に穿設した通孔に夫々挿入することにより、該扉
12は冷蔵庫本体に開閉自在に枢支される。な
お、扉本体と開口縁部との接触部分には、ゴム磁
石等からなる弾性パツキング19が周設され、扉
閉成時に庫内を気密に保持する構成が採られてい
る。
下ヒンジ16は充分な強度を有する鋼板を材質
とし、第2図に示す如く、水平な平坦面を形成す
る本体16aと、該本体16aの所定個所を直角
に折曲形成した取付部16bとからなる。またヒ
ンジ本体16aには、後に詳述する枢支ピン18
が立設され、この枢支ピン18は、開閉扉12の
内部に配設した規制板20に穿設される通孔20
aに挿通されている。なお、ヒンジ16と開閉扉
12との間にスペーサ22が介装され、開閉扉1
2の開閉をスムーズに行ない得るよう配慮してあ
る。
前記枢支ピン18には、第4図に示す如く、所
定幅寸法の縦溝24が軸方向に穿設されると共
に、この縦溝24から周方向に所定角度だけ離間
した位置から所要中心角で周溝28が穿設されて
いる。この縦溝24と周溝28とは、縦溝24方
向に下り勾配となるテーパ溝30を介して連通さ
れる。当該枢支ピン18が挿通される前記規制板
20の通孔20aには、半径方向内方に突出する
案内片26が突設され、この案内片26は縦溝2
4中に臨んでいる。なお、縦溝24とテーパ溝3
0との連通位置は、第3図に示すように、開閉扉
12を全閉した際に、縦溝24中に臨む案内片2
6の位置と略同一に設定される。従つて、開閉扉
12を枢支ピン18を中心に回動させれば、規制
板20の案内片26は、縦溝24からテーパ溝3
0に移行し、更に周溝28に到るものである。
前記周溝28は、所定角度範囲に亘つてのみ形
成されており、テーパ溝30と連通する端部と反
対の端部は、開閉扉12を開放した際に、前記案
内片26が当接してその開放角度を規制するスト
ツパとして機能する(第5図c参照)。
第6図は枢支ピンの別実施例を示すものであつ
て、縦溝24を挟んで対称的にテーパ溝30,3
0および周溝28,28が穿設され、右開きの扉
と左開きの扉との両方のタイプに共通的に使用す
ることができるよう構成されている。すなわち、
左右別々の部品を製造してストツクしておく必要
がなく、しかも在庫管理が容易になり、組立時に
左右を間違える心配もない。
実施例の作用 このように構成した実施例に係る開閉扉の枢支
構造では、第5図aに示すように、開閉扉12を
全閉した状態では、該扉12に配設した規制板2
0の案内片26は、前記枢支ピン18の縦溝24
中に臨んでいる。
次いで前記開閉扉12を枢支ピン18を中心に
反時計方向に回動させると、案内片26は、縦溝
24からテーパ溝30を経た後、周溝28に沿つ
て移動する。開閉扉12が所要の中心角だけ開放
すると、第5図cに示す如く、案内片26が周溝
28の端部に当接して、該扉12の開放を規制す
るに至る。なお、案内片26が周溝28に移行す
ると、開閉扉12はヒンジ16に対して所定高さ
(テーパ溝30の軸方向の高さ)だけ上昇する。
次に、この開閉扉12を閉成するべく時計方向
に回動させると、該扉12が所定角度回動した時
点で、第5図bに示す如く、前記案内片26が周
溝28からテーパ溝30に移行する。案内片26
には、開閉扉12の自重が垂直方向に加わつてい
るので、当該案内片26はテーパ溝30を滑つて
縦溝24に到り、当該扉12の自動的な閉成がな
される。
ここで、案内片26とテーパ溝30とは、案内
片26の稜部を介してのみ接触(線接触)してい
るので、その抵抗は小さく、案内片26はテーパ
溝30に沿つてスムーズに移動する。すなわち、
開閉扉12が完全に閉成した際に、案内片26が
臨む縦溝24にテーパ溝30の傾斜下端が直結さ
れているので、開閉扉12が完全に閉成するまで
案内片26に大きな抵抗が加わらず、確実でしか
もスムーズに閉成される。
なお、本考案に係る開閉扉の枢支構造につき、
冷蔵庫に応用した実施例を挙げて説明したが、本
考案はこの実施例に限定されるものではなく、筐
体に開設した開口部を開閉扉により開閉自在に構
成したものであれば、その他の分野にも広く使用
し得る。
考案の効果 以上本考案に係る開閉扉の枢支構造によれば、
開閉扉の全閉時に案内片が臨む縦溝とテーパ溝と
を直結したことにより、開閉扉を確実に閉成する
ことができ、従つて冷気漏れ等の不都合を阻止す
ることができる。また、枢支ピン自体が開閉扉の
開度を規制する機能も果すので、ストツパ等を別
途設ける必要がなく、部品点数を少なくしてコス
トの低減を図り得る。
更に、開閉扉と下ヒンジとの間にはスペーサを
設けただけの簡易な構成であるから、ヒンジと開
閉扉との間の離間寸法を短くすることができる。
従つて、上下に複数の開閉扉を配設したタイプの
冷蔵庫にあつては、扉間の間隔を短くして外観を
良好になし得る等の利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る開閉扉の枢支構造の好適な
実施例を示すものであつて、第1図は本考案の実
施例に係る開閉扉の枢支構造を採用した冷蔵庫の
側面図、第2図は第1図に示す冷蔵庫の要部切欠
側面図、第3図は第2図に示す下ヒンジと開閉扉
とを示す概略斜視図、第4図は下ヒンジと開閉扉
とを分解状態で示す概略斜視図、第5図a〜cは
開閉扉を開閉した際の枢支ピンの各溝と規制板の
案内片との位置関係を示す説明図、第6図は本考
案に使用される枢支ピンの別実施例を示す斜視図
である。 10……筐体、10a……開口部、12……開
閉扉、14……ヒンジ、16……ヒンジ、17…
…枢支ピン、18……枢支ピン、20……規制
板、20a……通孔、24……縦溝、26……案
内片、28……周溝、30……テーパ溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 筐体10における開口部10aの一側縁
    部に上下の関係で一対のヒンジ14,16を配
    設し、このヒンジ14,16に垂直に設けた枢
    支ピン17,18を開閉扉12に対応的に穿設
    した各通孔に夫々挿入することにより、当該開
    閉扉12を開閉自在に枢支するよう構成した開
    閉扉の枢支構造において、 前記下ヒンジ16に突設した枢支ピン18
    に、軸方向に延在する縦溝24と、周方向に延
    在する周溝28とを穿設し、この縦溝24と周
    溝28とは縦溝24方向に下り勾配となるテー
    パ溝30を介して連通され、 前記開閉扉12に、枢支ピン18が挿通され
    て扉と一体的に回動する規制板20が配設さ
    れ、該規制板20の通孔20a内方に、開閉扉
    12の全閉時に枢支ピン18の縦溝24中に臨
    むと共に、該扉12の開閉に伴つて前記縦溝2
    4、テーパ溝30および周溝28に案内されつ
    つ移動する案内片26を突設した ことを特徴とする開閉扉の枢支構造。 〔2〕 前記周溝28は枢支ピン18の軸心を中
    心として所要角度範囲だけ穿設され、この周溝
    28のテーパ溝30と連通する端部と反対の端
    部は、開閉扉12を所要角度開放した際に前記
    案内片26が当接して、該扉12の開放を規制
    することを特徴とする請求項1記載の開閉扉の
    枢支構造。
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