JP3057966U - プラスチックハンガー - Google Patents
プラスチックハンガーInfo
- Publication number
- JP3057966U JP3057966U JP1998007889U JP788998U JP3057966U JP 3057966 U JP3057966 U JP 3057966U JP 1998007889 U JP1998007889 U JP 1998007889U JP 788998 U JP788998 U JP 788998U JP 3057966 U JP3057966 U JP 3057966U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hook
- bearing port
- peripheral wall
- hanger
- plastic
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- Expired - Lifetime
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- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フックを所定の向きにて停止可能とする。
【構成】 軸受け口12に軸部13を差し込んだとき
に、軸受け口12の上位にて軸受け口周辺を覆うつば部
15と、つば部15を取り囲むように設けられた周壁部
16とを有し、フック14を所定の向きに停止可能な凹
部18と凸部19とから成る係合部20を上記つば部1
5と周壁部16とに設ける。
に、軸受け口12の上位にて軸受け口周辺を覆うつば部
15と、つば部15を取り囲むように設けられた周壁部
16とを有し、フック14を所定の向きに停止可能な凹
部18と凸部19とから成る係合部20を上記つば部1
5と周壁部16とに設ける。
Description
【0001】
本考案はハンガー本体に形成された軸受け口にフックの軸部を差し込み、フッ クを回転可能に取り付けた構成を有するプラスチックハンガーに関するものであ る。
【0002】
プラスチック製のハンガーは日用品として多用されており、フックが回転可能 な構造のものは掛ける箇所が制約されないため、より使用しやすい、という利点 を有する。しかし方向が定まらないため、例えば目的箇所へ掛けようとしても、 フックが動いてしまうというような問題もある。
【0003】 このため回り止めを設けて上記の問題の解決を図ることが試みられた。しかし 回り止め対策のためにハンガーの生産コストが上昇してはならない。この種のプ ラスチックハンガーは安価であり、コストの上昇が売れ行きに直接反映するから である。
【0004】
本考案は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は前記のフックの 取り付け構造を基本的には変えることなく、フックを所定の向きにて停止可能と することである。
【0005】
前記の課題を解決するため本考案は、軸部に設けられ、軸受け口に軸部を差し 込んだときに軸受け口の上位に位置し、軸受け口周辺を覆うつば部と、つば部を 取り囲むように軸受け口の周囲に設けられた周壁部とを有し、フックを所定の向 きに停止可能な凹部と凸部とから成る係合部を上記つば部と周壁部とに設けたも のである。
【0006】
本考案に係るプラスチックハンガー10は、ハンガー本体11に形成された軸 受け口12を有し、その軸受け口12にフック14の軸部13を差し込み、フッ ク14を回転可能に取り付けた構成を有する。
【0007】 フックとして代表的なものはハンガー本体11の吊り下げのために中央部に取 り付けられる吊りフックである。このフック14は、軸受け口12に軸部13を 差し込んだ状態で、軸受け口12の上位に位置し、軸受け口周辺を覆い隠すよう に設けられたつば部15と、同つば部15を取り囲むように軸受け口15の周囲 に設けられた周壁部16とを有する。
【0008】 軸部13は先端に抜け止め17となる突部を持っており、抜け止め17とつば 部15とは軸受け口12の両端に位置し、フック14のがたをなくしている。以 上のようなつば部15と周壁部16とを有するフック軸支構成はプラスチックハ ンガー10に見られるところのものである。
【0009】 本考案はフック14に回り止めを施すに当たり、前記したフックの取り付け構 造を基本的には変えることなく目的を達成するためになされている。フックの取 り付け構造の基本的な変更とは、例えは軸部13や軸受け口12の形状を変える とか、新たな構成部品を追加するなど、成形金型の大きな変更を伴うために製品 コスト上昇の避けられないものをいう。
【0010】 このため本考案では、フック14を所定の向きに停止可能な凹部18と凸部1 9とから成る係合部20を上記つば部15と周壁部16とに設けるという手段を 講じている。凹部18と凸部19は少なくとも1個ずつあれば良く、どちらをつ ば部15または周壁部16に設けるかは任意である。
【0011】
【実施例】 実施例を図面とともに説明すると、ハンガー本体11は、中央上部に上下方向 に形成された軸受け口12を有する。軸受け口12は、フック14の軸部13を 差し込んで回転させるために円筒状に形成されている。軸受け口12の下端空所 21には軸部先端の抜け止め17が配置される。図2参照。
【0012】 フック14は軸受け口12に上方から軸部13を差し込んで取り付けられ、軸 受け口12はつば部15によって覆い隠される状態となる。つば部15の周縁部 には係合部20を構成する凸部19が形成されている。つば部15は円盤状を有 し、凸部19は円盤の周縁から外方へ極く小さく突出するだけであるので、金型 の新旧相違点も僅かで済む。
【0013】 他方の凹部18は、したがって軸受け口12の周囲に、つば部15を取り囲む ように設けられた周壁部16に配される。フック14をどの方向へ向けて固定す ることができるかは、ハンガー本体側のどの位置に係合部20を設けるかによっ て決まる。例示の場合、ハンガー本体11の前後左右計4方向を向いた凹部18 があるので、フック14も上記4方向を向けて固定的に停止可能となる。
【0014】 ハンガー本体側に設けた凹部18の数が4箇所であるからといって、凸部19 を同数箇所設ける必要はないが、4方へ均等に突出するので軸部13と軸受け口 12の中心は一致する。1箇所の場合、回転に必要なつば部15と周壁部16と の間の寸法差は最小で良く、がたも少なくなるが、凸部19の反対側へフック1 4が押される傾向となる。なお、フック14には図1に示したようにレバー21 の操作で開閉可能なものや、小フック22を有するもの等があり、本考案ではフ ック14それ自体についても、向けた方向で安定に吊り下げられる形状を与えて いる。特にレバー付きでないフック14は幅広としてプラスチックの弾力で物干 竿等に密着可能とし、レバー付きのものに近い固定的な機能が備わるようにされ る。
【0015】 実施例では、半径方向外方へ突出する凸部19をつば部15の外周に設け、周 壁部16には凸部19と係合可能な凹部18を設けて、つば部15と周壁部16 の強度がバランスするようにした。このため動きに節度感があり、また耐久性の 向上を期待することができる。
【0016】 このような本考案のプラスチックハンガー10では、凹部18と凸部19とか ら成る係合部20をつば部15と周壁部16とに設けているので、必要最小限度 の部分的変更によって目的が達せられる。また製造工程面においても、フック1 4の軸部13を従来と同様に軸受け部12に差し込んで嵌合するだけで良いので 、本考案の実施によって新たに生じる製造上の変更は無いといって良い。
【0017】
以上のように本考案によれば、フックの取り付け構造を基本的には変える必要 なくして、フックを所定の向きにて停止可能とすることができ、フックが思わず 動いてしまうというような問題が起こらず、より使い易くなる一方で、ハンガー の生産コストを押し上げることがなく、この種のハンガーの完成度をより一層高 められるという効果を奏する。
【図1】本考案に係るプラスチックハンガーの実施例1
を示す分解斜視図。
を示す分解斜視図。
【図2】ハンガー本体にフックを軸支した部分の縦断面
図。
図。
【図3】係合部の例を示す平面図。
【図4】軸取り付け部の横断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 ハンガー本体に形成された軸受け口を有
し、その軸受け口にフックの軸部を差し込み、フックを
回転可能に取り付けた構成を有するプラスチックハンガ
ーであって、軸部に設けられ、軸受け口に軸部を差し込
んだときに軸受け口の上位に位置し、軸受け口周辺を覆
うつば部と、つば部を取り囲むように軸受け口の周囲に
設けられた周壁部とを有し、フックを所定の向きに停止
可能な凹部と凸部とから成る係合部を上記つば部と周壁
部とに設けたことを特徴とするプラスチックハンガー。 - 【請求項2】 凸部をつば部の外周に半径方向へ突出す
るように設け、それと係合可能な凹部を周壁部に設けた
請求項1記載のプラスチックハンガー。 - 【請求項3】 フックは幅広としてプラスチックの弾力
で物干竿等に密着可能とした請求項1記載のプラスチッ
クハンガー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007889U JP3057966U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | プラスチックハンガー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998007889U JP3057966U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | プラスチックハンガー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3057966U true JP3057966U (ja) | 1999-06-08 |
Family
ID=43191889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998007889U Expired - Lifetime JP3057966U (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | プラスチックハンガー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3057966U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110545A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Randopain:Kk | 折り畳みハンガー |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP1998007889U patent/JP3057966U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010110545A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Randopain:Kk | 折り畳みハンガー |
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