JP2591283Y2 - 衣服用ハンガー - Google Patents

衣服用ハンガー

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JP2591283Y2
JP2591283Y2 JP1993066740U JP6674093U JP2591283Y2 JP 2591283 Y2 JP2591283 Y2 JP 2591283Y2 JP 1993066740 U JP1993066740 U JP 1993066740U JP 6674093 U JP6674093 U JP 6674093U JP 2591283 Y2 JP2591283 Y2 JP 2591283Y2
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shaft
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輝幸 金城
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輝幸 金城
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願考案は、衣服用ハンガーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、衣服用ハンガーとして最も広く用
いられているものは、正面視ハ字状の肩部とこの肩部の
左右端間に設けられたバーとを有するハンガー本体と、
肩部の中央に取り付けられた吊下げ用のフックとから構
成されている。このフックは、一般に、肩部の中央に設
けられた軸支持部に、回動可能に挿入されているが、室
内や洋服タンス内のハンガー掛けに吊下げる際に、フッ
クが回ってしまい、上手く掛けることができない場合が
あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本願考案は、
フックを適当な位置で仮固定することができ、楽に、室
内や洋服タンス内のハンガー掛けにハンガーを吊下げる
ことができるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の第1の考案は、衣
服を掛けて支持する合成樹脂成形されたハンガー本体1
と、このハンガー本体に設けられた吊下げ用の合成樹脂
成形されたフック2とを備え、このフックの軸部21,
22がハンガー本体の軸支持部11,12に回動可能に
挿入された衣服用ハンガーにおいて、フックの軸部が、
軸本体21と、この軸本体の下端に設けられ軸本体より
大きな径を有する軸頭部22とを有し、この軸本体21
には、径外方向に突出する突起23が少なくとも1個形
成され、ハンガー本体の軸支持部が、フックの軸頭部よ
り径の大きな軸挿入孔11と、この軸挿入孔の下方に形
成された抜け止め部12とを備え、この抜け止め部12
の径が、フックの軸頭部22の径より小さく且つフック
の軸本体21の径より大きく形成され、この抜け止め部
12が、軸方向に形成された複数本の切欠溝13a,1
3bにより、複数本の抜け止め片12aに分割されたも
のであり、複数本の切欠溝の少なくとも1本13aが、
上記の突起23よりも大きく形成され、切欠溝13aと
突起23との係合によりフックが仮固定されるようにし
たことを特徴とするものを提供することにより、上記の
課題を解決する。
【0005】本願の第2の考案は、衣服を掛けて支持す
合成樹脂成形されたハンガー本体1と、このハンガー
本体に設けられた吊下げ用の合成樹脂成形されたフック
2とを備え、このフックの軸部121,122がハンガ
ー本体の軸支持部111,112に回動可能に挿入され
た衣服用ハンガーにおいて、フックの軸部が、軸本体1
21と、この軸本体の下端に設けられ軸本体より大きな
径を有する軸頭部122とを有し、この軸本体121か
ら軸頭部122に、軸方向に複数の割り溝125が形成
されることにより、軸頭部122の径が縮小可能に形成
され、ハンガー本体の軸支持部が、フックの軸頭部より
径の大きな軸挿入孔111と、この軸挿入孔の下方に形
成された抜け止め部112とを備え、この抜け止め部1
12の径が、フックの軸頭部122の径より小さく且つ
フックの軸本体121の径より大きく形成され、この抜
け止め部121に、径内方向に突出する突起113が少
なくとも1個形成され、複数本の割り溝125の少なく
とも1本が、上記の突起113よりも大きく形成され、
割り溝125と突起113との係合によりフックが仮固
定されるようにしたことを特徴とするものを提供するこ
とにより、上記の課題を解決する。
【0006】
【作用】本願考案においては、衣服を掛けて支持するハ
ンガー本体と、このハンガー本体に設けられた吊下げ用
のフックとの回動を、突起と凹部との係合によって規制
することにより、フックが仮固定され、不用意にフック
が回ってしまうことを防止し得る。
【0007】特に、本願の第1の考案においては、ハン
ガー本体の抜け止め部12が、軸方向に形成された複数
本の切欠溝13a,13bにより、複数本の抜け止め片
12aに分割されたものであるため、フック下端の軸頭
部22を抜け止め部12に押し込むと言ったワンタッチ
の作業により、抜け止め部12が外方向に開いて軸頭部
22の通過を許し、通過後に、抜け止め部12が元の状
態に縮小し、フックの抜けを防止することができる。そ
して、この切欠溝13aを利用して、フックの突起23
を係止することにより、フックが仮固定され、不用意に
フックが回ってしまうことを防止し得る。
【0008】また、本願の第2の考案においては、フッ
クの軸部に設けられた複数の割り溝125により、軸頭
部122の径が縮小可能に形成されているため、フック
下端の軸頭部122を抜け止め部112に押し込むと言
ったワンタッチの作業により、軸頭部122の径が小さ
くなり、抜け止め部112を通過することができ、通過
後には軸頭部122が元の状態に拡大して、フックの抜
けを防止することができる。そして、このフックの割り
溝125を利用して、ハンガー本体の突起113を係合
させることにより、フックが仮固定され、不用意にフッ
クが回ってしまうことを防止し得る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づき本願考案の一実施例を説
明する。図1は一実施例に係る衣服用ハンガーの斜視図
である。
【0010】このハンガーhは、ハンガー本体1と、吊
下げ用のフック2とから構成されている。このハンガー
本体1は、正面視略ハ字状の肩部4と、この肩部4の左
右両端間に渡されたバー5とを有する。
【0011】吊下げ用のフック2の軸部は、図2に示す
ように、軸本体21と、この軸本体の下端に設けられ軸
本体より大きな径を有する軸頭部22とを有する。そし
て、この軸本体21には、径外方向に突出する突起23
が少なくとも1個形成されており、さらにその上方に
は、外径の大きな鍔部24が形成されている。軸頭部2
2は、上端が軸方向に直交する平面22aとなってお
り、下端に向かうに従い径が小さくなっている。
【0012】他方、ハンガー本体1の中央には、軸支持
部が形成されている。この軸支持部は、フックの軸頭部
22より径の大きな軸挿入孔11と、この軸挿入孔11
の下方に形成された抜け止め部12とを備える。この抜
け止め部12は、その内径が、フックの軸頭部22の外
径より小さく、且つ、フックの軸本体21の外径より大
きく形成されている。この抜け止め部12は、図3に示
すように、軸方向に形成された4本の切欠溝13a、1
3bにより、4本の抜け止め片12aに分割されてい
る。そして、この実施例では、4本の切欠溝の内、対向
する2本の切欠溝13aが、上記の突起23よりも大き
く形成されており、残りの2本が突起23よりも小さく
形成されている。
【0013】このハンガー本体1と、フック2とは、別
個に合成樹脂成形されたもので、成形後、フック2をハ
ンガー本体1の軸支持部に挿入固定する。その要領は、
図4に示すように、フック2を軸頭部22から、軸支持
部の軸挿入孔11内へ挿入していく。この挿入は抜け止
め部12において止まるが、この抜け止め部12は4本
の切欠溝13a、13bにより4本の抜け止め片12a
に分割されているため、合成樹脂の弾性により、各抜け
止め片12aが径外方向に開き、軸頭部22の挿通を許
す。そして、軸頭部22が通過してしまうと、図2に示
すように、抜け止め片12aは、元の状態に縮径して、
径の小さな軸本体21の周囲に位置する。従って、各抜
け止め片12aの下端は、軸頭部22の上端の平面22
aに当接して、フック2が上方に抜けることを防止す
る。他方、軸本体21の鍔部24は、軸挿入孔11の上
端に当接して、それ以上フック2が下方に移動すること
を防止する。
【0014】このように、フック2は、ハンガー本体1
の軸支持部に回動可能且つ上下に移動不能に取り付けら
れるものである。そして、軸本体21に設けられた突起
23は、抜け止め部12に位置する。この突起23が、
幅の広い切欠溝13aに嵌まると、その回動が停止して
仮固定されるが、強くフック2を回すと、抜け止め片1
2aを外側に少し押し広げながら回動する。また、幅の
狭い切欠溝13bに位置しても、突起23は、その溝に
嵌まり込まず、他の部分と同様にフック2は回動する。
この実施例では、4本の切欠溝の内、対向する2本の切
欠溝13aが、上記の突起23よりも大きく形成されい
るため、180度毎に、フックが仮固定される。このフ
ック2の仮固定の位置は、適宜変更し得るが、図1のよ
うに、フック2がハンガー本体1と平行になる位置にし
ておくことが、使い勝手の点で好ましい。また、4本の
切欠溝を幅の広いものとすると90度毎に仮固定され、
さらに、切欠溝の数を変更して実施することもでき、軸
本体21の突起23の数をも変更して実施し得るもので
ある。
【0015】次に、図5及び図6は他の実施例を示すも
ので、この実施例では、フック2の軸本体121と軸頭
部122とに、割り溝125が形成されている。尚、鍔
部124は、先の実施例と同様に形成されているが、突
起23は形成されていない。ハンガー本体1の中央に
は、軸支持部が形成されており、この軸支持部は、フッ
クの軸頭部122より径の大きな軸挿入孔111と、こ
の軸挿入孔111の下方に形成された抜け止め部112
とを備える。この抜け止め部112は、その内径が、フ
ックの軸頭部22の外径より小さく、且つ、フックの軸
本体21の外径より大きく形成されているが、先の実施
例と異なり、切欠溝は形成されておらず、その径が広が
ることはない。この抜け止め部112には、突起113
が形成されている。
【0016】このフック2を装着するに際しては、先の
実施例と同様に、フック2を、その下端からハンガー本
体1の軸挿入孔111に挿入していけばよく、径の小さ
な抜け止め部112においては、割り溝125によっ
て、フック2の軸頭部122が縮径して通過する。通過
後は、フック2の軸頭部122が元の状態となり、抜け
が防止される。そして、抜け止め部112の突起113
が、割り溝125に係合する度に、その回動が停止して
仮固定されるものである。
【0017】
【考案の効果】以上、本願考案は、フックを適当な位置
で仮固定することができ、楽に、室内や洋服タンス内の
ハンガー掛けに吊下げることができるようにした衣服用
ハンガーを提供することができたものである。特に、フ
ックをハンガー本体の軸支持部に押し込むだけでワンタ
ッチで装着することができ、しかも、このワンタッチの
装着に要する構成を利用して、フックの回動の仮固定を
行うことができる衣服用ハンガーを提供することができ
たものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例に係る衣服用ハンガーの斜
視図である。
【図2】図1の要部中央縦断面図である。
【図3】図2のIII−III線の位置にて切断した横
断面図である。
【図4】図3のIV−IV線の位置にて切断した縦断面
図である。
【図5】他の実施例を示す要部縦断面図である。
【図6】図5のVI−VI線の位置にて切断した縦断面
図である。
【符号の説明】
1 ハンガー本体 2 吊下げ用のフック 11,111,211 軸挿入孔 12,112,212 抜け止め部 13a,13b,213 切欠溝 21,121,221 軸本体 22,122,222 軸頭部 23,113,223 突起 125 割り溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服を掛けて支持する合成樹脂成形され
    ハンガー本体(1)と、このハンガー本体に設けられ
    た吊下げ用の合成樹脂成形されたフック(2)とを備
    え、このフックの軸部(21)(22)がハンガー本体
    の軸支持部(11)(12)に回動可能に挿入された衣
    服用ハンガーにおいて、 フックの軸部が、軸本体(21)と、この軸本体の下端
    に設けられ軸本体より大きな径を有する軸頭部(22)
    とを有し、 この軸本体(21)には、径外方向に突出する突起(2
    3)が少なくとも1個形成され、 ハンガー本体の軸支持部が、フックの軸頭部より径の大
    きな軸挿入孔(11)と、この軸挿入孔の下方に形成さ
    れた抜け止め部(12)とを備え、 この抜け止め部(12)の径が、フックの軸頭部(2
    2)の径より小さく且つフックの軸本体(21)の径よ
    り大きく形成され、 この抜け止め部(12)が、軸方向に形成された複数本
    の切欠溝(13a)(13b)により、複数本の抜け止
    め片(12a)に分割されたものであり、 複数本の切欠溝の少なくとも1本(13a)が、上記の
    突起(23)よりも大きく形成され、 切欠溝(13a)と突起(23)との係合によりフック
    が仮固定されるようにしたことを特徴とする衣服用ハン
    ガー。
  2. 【請求項2】 衣服を掛けて支持する合成樹脂成形され
    ハンガー本体(1)と、このハンガー本体に設けられ
    た吊下げ用の合成樹脂成形されたフック(2)とを備
    え、このフックの軸部(121)(122)がハンガー
    本体の軸支持部(111)(112)に回動可能に挿入
    された衣服用ハンガーにおいて、 フックの軸部が、軸本体(121)と、この軸本体の下
    端に設けられ軸本体より大きな径を有する軸頭部(12
    2)とを有し、 この軸本体(121)から軸頭部(122)に、軸方向
    に複数の割り溝(125)が形成されることにより、軸
    頭部(122)の径が縮小可能に形成され、 ハンガー本体の軸支持部が、フックの軸頭部より径の大
    きな軸挿入孔(111)と、この軸挿入孔の下方に形成
    された抜け止め部(112)とを備え、 この抜け止め部(112)の径が、フックの軸頭部(1
    22)の径より小さく且つフックの軸本体(121)の
    径より大きく形成され、 この抜け止め部(121)に、径内方向に突出する突起
    (113)が少なくとも1個形成され、 複数本の割り溝(125)の少なくとも1本が、上記の
    突起(113)よりも大きく形成され、 割り溝(125)と突起(113)との係合によりフッ
    クが仮固定されるようにしたことを特徴とする衣服用ハ
    ンガー。
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JP7173941B2 (ja) * 2019-09-18 2022-11-16 グローブライド株式会社 衣服用ハンガー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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