JP3469940B2 - ハンガーのフック取付構造 - Google Patents

ハンガーのフック取付構造

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JP3469940B2
JP3469940B2 JP13027694A JP13027694A JP3469940B2 JP 3469940 B2 JP3469940 B2 JP 3469940B2 JP 13027694 A JP13027694 A JP 13027694A JP 13027694 A JP13027694 A JP 13027694A JP 3469940 B2 JP3469940 B2 JP 3469940B2
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mounting shaft
cylindrical body
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locking flange
elastic seat
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Inventor
政友 新子
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シンコハンガー株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はフックをハンガー本体に
対して軸まわりに回転可能で、かつ複数の回転位置
(ハンガー本体が吊り棒に対して傾斜する向きを含めた
複数の向き)で保持しうる状態で取付けるハンガーのフ
ック取付構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のフック取付構造として、
実公平3−16524号公報に示されるものが公知であ
る。 【0003】この公知技術においては、フックの下端部
に丸軸状の取付軸体を設け、この取付軸体を、ハンガー
本体の中心部に設けられた筒体に嵌め込んで、フックを
回転可能でかつ上下方向には移動不能な状態で取付けて
いる。 【0004】また、取付軸体の外周面と筒体の内周面の
いずれか一方に凸部、他方に、フックの回転によってこ
の凸部に対して係脱する複数の凹部を設けることによっ
てクリック機構を構成し、このクリック機構により取付
軸体(フック)を複数の回転位置で保持しうるように構
成している。 【0005】このクリック機構付きのフック取付構造に
よると、ハンガーに衣服を掛けて輸送車で運搬する場合
等に、振動等によりハンガー本体が自由に回転して衣服
同士が擦れ合い、服地を傷めるといったおそれがなくな
る。 【0006】また、ハンガーを吊り棒に対してたとえば
45°に傾斜して掛けることができるため、展示した衣
服を見易い等の利点を有する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術によると、実際には筒体は殆ど弾性変形せず、この筒
体の内周面に対して取付軸体の外周面が強く擦れ合いな
がら回転することになるため、クリック部分、とくに筒
体が摩耗および塑性変形し易い。 【0008】このため、使用の初期には回転操作が重
く、しかも早期にクリック作用が失われてしまうという
欠点があった。 【0009】そこで本発明は、回転操作が軽く、しかも
クリック作用を長期に亘って確実に保持することができ
るハンガーのフック取付構造を提供するものである。 【0010】 【課題を解決するための手段】発明は、次の構成を備
えたものである。 【0011】(A)フックの下端部に取付軸体が設けら
れていること。 【0012】(B)この取付軸体には、上部に弾性座
部、下部に係止鍔部がそれぞれ外周側に突出して設けら
れていること。 【0013】(C)上記弾性座部及び係止鍔部を備えた
取付軸体を含むフック全体がプラスチックにて一体成形
されていること。 【0014】(D)上記弾性座部は、下向きに螺旋状に
延びて上下方向の弾発力を発揮する突片を有すること。 【0015】(E)ハンガー本体のフック取付部分に筒
体が一体に設けられていること。 【0016】(F)この筒体と上記取付軸体の少なくと
もいずれか一方が、筒体に対する上記係止鍔部の通過を
許容しうるように径方向に弾性変形可能に形成されてい
ること。 【0017】(G)上記弾性座部が上記筒体の上面に、
上記係止鍔部が筒体の下面にそれぞれ係止し、かつ弾性
座部の弾発力によって上記係止鍔部が筒体の下面に弾性
的に接触する状態で上記取付軸体が筒体に縦軸まわりに
回転可能に挿通されていること。 【0018】(H)上記係止鍔部の上面と筒体の下面の
いずれか一方に凹部、他方に、上記 取付軸体の回転によ
りこの凹部に対し係脱して取付軸体を複数の回転位置に
保持する凸部がそれぞれ設けられていること。 【0019】 【作用】上記構成によると、フック取付状態で、筒体の
下面と係止鍔部の上面との間で凹部と凸部によるクリッ
ク機構が構成され、このクリック機構によって取付軸体
が複数の回転位置に保持される。 【0020】この場合、弾性座部の弾発力によって常に
係止鍔部の上面が筒体の下面に弾性的に押し付けられ、
このバネ作用に基づいて凸部と凹部によるクリック作用
が行われるため、クリック部分の摩耗や塑性変形が生じ
難く、クリック作用が長期に亘って確実に行われる。 【0021】また、フック全体がプラスチックの一体成
形品であるため、たとえば弾性座部に金属製の別部品
(スプリングワッシャ)を用いた場合と比較して、部品
点数が少なく、組立が容易でコストが安くてすむ。 【0022】また、オールプラスチック製であるため、
衣服を掛けた状態で出荷する際に、フック取付部分が、
衣服の縫針の有無を検査するための検針機に反応するお
それがない 【0023】 【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。 【0024】図1〜図4において、1はハンガー本体、
2はフックである。 【0025】ハンガー本体1には、フック取付部分であ
る中心部の内側に上下両側が開口する筒体3が一体に設
けられている。 【0026】この筒体3は、上端部3aが大径となった
段付きの円筒状に形成され、その下面における周方向複
数個所(図例では45°置きに八個所)に半円形の凹部
4…が設けられている。 【0027】図1,4中、3bは筒体上端部3aの内側
段面である。 【0028】一方、フック2には、下端部に丸軸状の取
付軸体5が一体に設けられている。 【0029】この取付軸体5には、上部に弾性座部6、
下部に係止鍔部7がそれぞれ外周側に突出する状態で一
体に設けられている。 【0030】弾性座部6は、円形の基部6aと、この基
部6aの下側に連なる断面ほぼ四角形の頚部6bと、こ
の頚部6bの前半周および後半周を取り巻く形で基部6
aの下面から下向きに螺旋状に延設された一対の突片6
c,6cとによって構成され、この両突片6c,6cが
上下方向の弾発力(スプリングワッシャ作用)を発揮す
るようになっている。 【0031】また、係止鍔部7は下すぼまりに形成さ
れ、その上面の対称二個所に、筒体3の凹部4…に対し
て係脱しうる凸部8が設けられている。 【0032】さらに、取付軸体5は、下半部が割り溝9
によって二つに縦割りされ、これによって径方向に弾性
的に拡縮変形しうるように構成されている。 【0033】この構成において、取付軸体5を筒体3に
差し込むと、係止鍔部7が、取付軸体5の弾性拡縮作用
により筒体3を通過して筒体下面に係止する。 【0034】一方、弾性座部6は、筒体3の上端部3a
に嵌まり込み、その突片6c,6cが上端部3aの内側
段面3bに押し付けられて上下方向の弾発力、すなわ
止鍔部7の上面を筒体3の下面に弾性的に押し付ける
力を発揮する。 【0035】こうして、取付軸体5(フック2)が筒体
3(ハンガー本体1)に対しその軸心まわりに回転可能
で、かつ、上下方向には移動不能に取付けられる。 【0036】また、このフック取付状態で、筒体3の凹
部4…と取付軸体5の凸部8,8とが弾性座部6の弾発
力によって弾性的に係脱するクリック機構が構成され、
このクリック機構によってフック2が複数(図例では4
5°置きの八個所)の回転位置に保持される。 【0037】このように、筒体3の下面に凹部4…、係
止鍔部7の上面に凸部8,8をそれぞれ設け、弾性座部
6の弾発力に基づいてこれら凹部4…と凸部8,8とに
よるクリック作用を行わせる構成としているため、従来
のように取付軸体の外周面と筒体の内周面との間でクリ
ック作用を行わせる構成と比較して、クリック部分に無
理な力が作用せず、摩耗や塑性変形が生じ難い。このた
め、回転操作が軽く、しかもクリック作用が長期に亘っ
て確実に行われる。 【0038】また、フック2全体がプラスチックの一体
成形品であり、弾性座部6の突片6c,6cによって弾
発力を得る構成であるため、別部品であるスプリングワ
ッシャによって弾発力を得る構成とした場合と比較し
て、部品点数が少なく、組立が容易でコストが安くてす
む。 【0039】また、衣服をハンガーに掛けた状態で輸送
車で運搬する場合に、出荷に際して検針機によって縫針
の有無を検査するが、この場合、フック取付部分が金属
を一切用いないオールプラスチック製であるため、検針
機に反応するおそれがない。 【0040】他の実施例 (1)上記実施例では、クリック機構を構成する凹部4
を筒体3の下面に、凸部8を係止鍔部7の上面にそれぞ
れ設けたが、逆に、凹部4を係止鍔部7の上面に、凸部
8を筒体3の下面にそれぞれ設けてもよい。 【0041】(2)上記実施例では、取付軸体5に割り
溝9を設けて取付軸体5を径方向に弾性的に拡縮変形可
能に構成したが、これに代えて、あるいはこれと同時
に、筒体3の周壁に1乃至複数の縦方向スリットを設け
ることによって筒体3を径方向に弾性的に拡縮変形可能
に構成してもよい。 【0042】 【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ハン
ガー本体のフック取付部分に筒体、フックの下端部に取
付軸体をそれぞれ一体に設けるとともに、取付軸体の下
部に係止鍔部、上部にこの係止鍔部を筒体の下面に弾性
的に押し付ける弾性座部をそれぞれ設け、係止鍔部の上
面と筒体の下面のいずれか一方に凹部、他方に凸部をそ
れぞれ設けて、取付軸体を複数の回転位置に保持するク
リック機構を構成したから、従来のように取付軸体の外
周面と筒体の内周面との間でクリック作用を行わせる構
成と比較して、クリック部分に無理な力が作用せず、摩
耗や塑性変形が生じ難い。このため、回転操作が軽く、
しかもクリック作用を長期に亘って確保することができ
る。 【0043】また、フック全体をプラスチックの一体成
形品とし、取付軸体に、下向き螺旋状に延びる突片を設
けて弾性座部を成したから、別部品であるスプリング
ワッシャによって弾発力を得る構成とした場合と比較し
て、部品点数が少なく、組立が容易でコストが安くてす
む。 【0044】さらに、オールプラスチック製であるた
め、衣服を掛けた状態で出荷する際に、フック取付部分
が、衣服の縫針の有無を検査するための検針機に反応す
るおそれがない
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例を示すフック取付前のフックお
よびハンガー本体の一部断面正面図である。 【図2】同実施例におけるフックの取付軸体の拡大側面
図である。 【図3】図2のIII−III線断面図である。 【図4】図1の状態からフックを取付けた状態の一部断
面拡大正面図である 【符号の説明】 1 ハンガー本体 3 筒体 4 筒体の凹部 2 フック 5 フックの取付軸体 6 弾性座部 6c,6c 弾性座部の突片 7 係止鍔部 8 凸部 9 取付軸体を径方向に弾性的に拡縮変形可能とするた
めの割り溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47G 25/00 - 25/92

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 次の構成を備えたことを特徴とするハン
    ガーのフック取付構造。 (A)フックの下端部に取付軸体が設けられているこ
    と。 (B)この取付軸体には、上部に弾性座部、下部に係止
    鍔部がそれぞれ外周側に突出して設けられていること。 (C)上記弾性座部及び係止鍔部を備えた取付軸体を含
    むフック全体がプラスチックにて一体成形されているこ
    と。 (D)上記弾性座部は、下向きに螺旋状に延びて上下方
    向の弾発力を発揮する突片を有すること。 (E)ハンガー本体のフック取付部分に筒体が一体に設
    けられていること。 (F)この筒体と上記取付軸体の少なくともいずれか一
    方が、筒体に対する上記係止鍔部の通過を許容しうるよ
    うに径方向に弾性変形可能に形成されていること。 (G)上記弾性座部が上記筒体の上面に、上記係止鍔部
    が筒体の下面にそれぞれ係止し、かつ弾性座部の弾発力
    によって上記係止鍔部が筒体の下面に弾性的に接触する
    状態で上記取付軸体が筒体に縦軸まわりに回転可能に挿
    通されていること。 (H)上記係止鍔部の上面と筒体の下面のいずれか一方
    に凹部、他方に、上記取付軸体の回転によりこの凹部に
    対し係脱して取付軸体を複数の回転位置に保持する凸部
    がそれぞれ設けられていること。
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CN105212653B (zh) * 2015-11-02 2017-08-22 肖君 组合式多功能衣架
CN105876959B (zh) * 2016-02-06 2017-12-29 广东溢达纺织有限公司 服装制作尾部处理装置及其处理方法

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