JP2902451B2 - ボールジョイント - Google Patents

ボールジョイント

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JP2902451B2
JP2902451B2 JP15126490A JP15126490A JP2902451B2 JP 2902451 B2 JP2902451 B2 JP 2902451B2 JP 15126490 A JP15126490 A JP 15126490A JP 15126490 A JP15126490 A JP 15126490A JP 2902451 B2 JP2902451 B2 JP 2902451B2
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JP
Japan
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synthetic resin
opening
peripheral surface
resin housing
ball
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達好 辻
篤志 上野
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Oiresu Kogyo KK
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Oiresu Kogyo KK
Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 =発明の目的= 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車の各種リンケージ部等に使用されるボ
ールジョイントに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車の各種リンケージ部等に使用されるボー
ルジョイント1aとして、第4図に示すように、頂部11a
を有し、内面に、該開口11aに連続する凹球面部12aを有
する合成樹脂ハウジング10aの凹球面部12aにボールスタ
ッド20aのボールヘッド21aを直接嵌合着座させ、該ハウ
ジング10aがボールシートを兼ねた構造のものが使用さ
れている。
第4図中、符号40aはダストシールである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の如き従来の合成樹脂ハウジング10aを用いたボ
ールジョイント1aの使用中、ボールスタッド20aの引き
抜き方向荷重が繰り返しかかると、第4図中右半部に示
す如く、合成樹脂ハウジング10aは、その素材特性によ
り、開口縁部が、ボールスタッド20aの引き抜き方向及
び外径方向に延びて変形破損してしまう。そのため、合
成樹脂ハウジング10aの凹球面部12aにおける開口縁部付
近の内径が拡大してしまい、結果として、開口縁部変形
後は、ボールスタッド20aの引き抜き方向荷重に対する
保持力が小さくなるという問題点がある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、合成樹脂
ハウジングを使用するボールジョイントにおいて、ボー
ルスタッドの引き抜き荷重に対する保持力を高めるとと
もに該ハウジングの開口付近のシール性を向上させたボ
ールジョイントを提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば上記目的は、頂部に開口を有し、内面
に該開口に連続する凹球面部を有する合成樹脂ハウジン
グは、開口縁部の外周面に周状溝と該周状溝と連続し、
該周状溝の溝底面の径よりも大径の切り欠き部を具備し
ており、該周状溝には、円筒部と該円筒部の一端にフラ
ンジ部を備えた断面鉤型をなす金属製の変形防止リング
が該円筒部の内周面を該溝底面に密接させて配されてい
るとともに該フランジ部と該円筒部の外周面と切り欠き
部とで形成される凹部には一端がボールスタッドの軸部
外周面に嵌着固定されたダストシールの他端大開口部が
装着され、かつ締着クリップによって締付け固定されて
なるボールジョイントによって達成される。
〔実施例及び作用〕
以下本発明の実施例の構成を図面に基づいて説明す
る。
第1図は、本発明の第1番目の実施例によるボールジ
ョイント1を表している。
図において、10は合成樹脂ハウジングであり、頂部に
開口11を有し、内面に該開口11と連続する凹球面部12を
有している。
このハウジング10を形成する合成樹脂としては、適度
の弾性と剛性とを備えた自己潤滑性に優れた合成樹脂
で、例えばポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂、熱可
塑性ポリエステル樹脂などが好適なものとして例示され
る。
合成樹脂ハウジング10の開口縁部13の外周面には、周
状溝14が形成されており、この周状溝14には、金属製で
環状の変性防止リング60が嵌入装着されている。第1図
A部を拡大した第2図にも示す如く、周状溝14は、同じ
く合成樹脂ハウジング10の外周面に形成された切り欠き
部16に連続している。切り欠き部16の切り欠き外周面の
径は、前述の周状溝14の溝底面15の径よりも大径に形成
されている。
20は、ボールヘッド21と軸部22とを備えたボールスタ
ッドである。ボールヘッド21の外径は合成樹脂ハウジン
グ10の開口11の直径より大きく形成されており、ボール
スタッド20はボールヘッド21を該ハウジング10の頂部開
口11より嵌合挿入してハウジング10の内面凹球面部12に
着座させ、軸部22を開口11より突出させて合成樹脂ハウ
ジング10に組付けられている。
40はゴム弾性体から成るダストシールであり、該ダス
トシール40はその一端が前記ボールスタッド20の軸部22
外周面に嵌着固定され、その他端である大開口部41が変
性防止リング60及びそれに連続する合成樹脂ハウジング
10の前述の切り欠き部16に装着されている。このダスト
シール40の大開口部41は、締着クリップ50によって締付
け固定されている。
締着クリップ50は、横断面偏平をなすバネ鋼線材をコ
イル状に密に巻回して形成されたものであり、その径方
向内方にバネ力が付勢されている。
以下、上述のボールジョイント1の合成樹脂ハウジン
グ10の開口11付近の構成について詳細に説明する。
前述の変形防止リング60は、断面鉤型で、ボールジョ
イント1の軸線方向に延びる円筒部61と、円筒部61の一
端から外径方向へ張り出したフランジ部62とより成る。
フランジ部62は、ダストシール40が、ボールスタッド20
引き抜き方向に離脱するのを防止することにもなる。円
筒部61とフランジ部62のうち、円筒部61の内周面63が、
合成樹脂ハウジング10の周状溝14の溝底面15に密接して
いる。この変性防止リング60の円筒部61の内周面63の内
径は、合成樹脂ハウジング10の開口縁部13の外径よりも
小さく形成されている。そのため、変性防止リング60
は、周状溝に嵌入装着された後は、開口縁部13によって
係止され、ボールスタッド20に引き抜き方向荷重が働い
た場合にも、周状溝14から離脱することがない。また、
変性防止リング60は前述の如く金属製であるので、ボー
ルスタッド20に吹き抜き方向荷重が働いた場合にも、変
性防止リング60の存在により、開口縁部13の、ボールス
タッド20の引き抜き方向及び外径方向への変形破損を防
止することができる。
従って、これらのことにより、合成樹脂ハウジング10
は、ボールスタッド20の引き抜き方向荷重に対する保持
力を維持するので、ボールスタッド20が合成樹脂ハウジ
ング10から脱け出ることはない。
さらに、本実施例においては、ダストシール40の大開
口部内周面42は、前記変性防止リング60のフランジ部62
と円筒部61の外周面と合成樹脂ハウジング10の切り欠き
部16とで形成される凹部17に密接して配され、かつ締着
クリップ50により締め付けられているため、変性防止リ
ング60を設けることにより合成樹脂ハウジング10の開口
11付近のシール性を向上させることができる。
本発明の第2番目の実施例として、第3図に示す如
く、合成樹脂連結棒100の両端部に、上述した構成から
なるボールジョイント部102,102を一体に形成してもよ
い。両端のボールジョイント部102,102は、その合成樹
脂ハウジング110,110の開口縁部113,113に金属製の変性
防止リング160,160が圧入装着されているので、上記第
1番目の実施例によるボールジョイントと同様、開口縁
部113,113が変形することはなく、ボールスタッド120,1
20が合成樹脂ハウジング110,110から脱け出ることはな
い。このようなボールジョイント101は、特に自動車の
スタビライザリンクに使用されて好適なものである。
=効 果= 以上のように本発明によれば、合成樹脂ハウジングを
有するボールジョイントにおいてボールスタッド引き抜
き方向荷重が働いた場合にも、金属製の変性防止リング
の存在により、開口縁部の外径方向への変形破損を防止
することができるので、合成樹脂ハウジングは、ボール
スタッドの引き抜き方向荷重に対する保持力を維持する
ことができ、従ってボールスタッドが合成樹脂ハウジン
グから脱け出ることはない。
また、一端がボールスタッドの軸部外周面に嵌着固定
されたダストシールは、その他端大開口部が変性防止リ
ングのフランジ部と円筒部の外周面と合成樹脂ハウジン
グの切り欠き部とで形成される凹部に密接して配され、
かつ締着クリップにより締め付けられているため、合成
樹脂ハウジングの開口付近のシール性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1番目の実施例によるボールジョイ
ントの縦断面図、第2図は第1図のA部拡大図、第3図
は本発明の第2番目の実施例によるボールジョイントの
縦断面図、第4図は従来のボールジョイントの縦断面図
である。 (記号の説明) 10……合成樹脂ハウジング。 11……開口。12……凹球面部。 13……開口縁部。14…周状溝。 60……変形防止リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 11/06 - 11/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂部に開口(11)を有し、内面に該開口
    (11)に連続する凹球面部(12)を有する合成樹脂ハウ
    ジング(10)は、開口縁部(13)の外周面に周状溝(1
    4)と該周状溝(14)と連続し、該周状溝(14)の溝底
    面(15)の径よりも大径の切り欠き部(16)を具備して
    おり、該周状溝(14)には、円筒部(61)と該円筒部
    (61)の一端にフランジ部(62)を備えた断面鉤型をな
    す金属製の変形防止リング(60)が該円筒部(61)の内
    周面を該溝底面(15)に密接させて配されているととも
    に該フランジ部(62)と該円筒部(61)の外周面と切り
    欠き部(16)とで形成される凹部(17)には一端がボー
    ルスタッド(20)の軸部(22)外周面に嵌着固定された
    ダストシール(40)の他端大開口部(41)が装着され、
    かつ締着クリップ(50)によって締付け固定されている
    ことを特徴とするボールジョイント。
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