JPH0681970B2 - ブッシュ組立体 - Google Patents

ブッシュ組立体

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JPH0681970B2
JPH0681970B2 JP3082389A JP3082389A JPH0681970B2 JP H0681970 B2 JPH0681970 B2 JP H0681970B2 JP 3082389 A JP3082389 A JP 3082389A JP 3082389 A JP3082389 A JP 3082389A JP H0681970 B2 JPH0681970 B2 JP H0681970B2
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JP
Japan
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cylinder
fitted
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rubber
sliding
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啓悟 小川
常春 滝沢
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MARUGO GOMU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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MARUGO GOMU KOGYO KK
Mitsubishi Motors Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車のサスペンションの枢支連結部に用いる
ブッシュ組立体に関するものである。
〈従来の技術〉 従来知られている自動車(車両)のサスペンションのコ
ントロールアーム部に組込み使用するブッシュ組立体と
しては、例えば特開昭61−127932号公報のブッシュ組立
体がある。このブッシュ組立体は、外筒部材と内筒部材
とその間に弾性部材を同心的に配置すると共に、該弾性
部材と内筒部材間に剛性スリーブと摺動部材を更に介在
し、且つ該剛性スリーブ又は端部に配設するリテーナ部
材にシールゴムを設けた辷りブッシュ構成である。ここ
で問題となる点は、シールゴムの取付けに伴う組立ての
容易性にある。
〈発明が解決しようとする課題〉 即ち、この場合のシールゴムを剛性スリーブの外フラン
ジ部に一体に取付けるには、弾性部材となるゴムブロッ
クの加硫成形時に同時に一体的に形成する方式を採って
なる。しかし、シールゴムにはリテーナ部材に当接する
ためのリング状V溝を形成しなければならず、この点か
らも成型加工が面倒である。また、このようにゴムブロ
ックとシールゴムが一体であると同心的な圧入作業も容
易でない。更に、両外側にくるリテーナー部材は夫々内
筒部材端面へ押付ける組立て構造となっているため、勢
い内筒部材も鉄材等の如きに強度のでる部材を用いねば
ならず、延いては重量も嵩む等の欠陥を有するものであ
る。
本発明は上記実情に鑑み、シールゴムの取付けを摺動筒
体端の外フランジ部に独立して配設するように改良し、
且つ左右に配するリテーナ部材(ワッシャー体)をシャ
フトで受ける組立て構造とし、上記課題を解決するブッ
シュ組立体を提供することを目的としたものである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、シャフトに圧入する一端に保持鍔部を形成し
た高密度ポリエチレン製内筒に、両端に外フランジ部を
形成してなる含油プラスチック製の二分割型摺動筒体
を、該摺動筒体の中間部に間隙が介在するよう嵌合する
と共に、該摺動筒体の外周に、剛性スリーブと緩衝ゴム
筒及びアーム側に嵌まる外筒を一体とした三層支持筒を
設け、且つ前記摺動筒体の外フランジ部に夫々取付けた
一方のシールゴムを、前記内筒の保持鍔部に当接し、他
方のシールゴムをシャフトに段嵌合の係止用ワッシャー
体に当接に当接するよう構成したものである。
〈作用〉 上記のような構成のため、ブッシュ組立てに当たり、予
め一体成形となっている外筒と緩衝ゴム筒及び金属製剛
性スリーブの三層支持筒にあって、この内側となる剛性
スリーブの両端から含油プラスチック製の二分割型摺動
筒体を挿入すれば、該剛性スリーブ長より短めな二分割
型摺動筒体は中間に油溜まりとなる間隙が形成された状
態で嵌まる。この状態で摺動筒体の両端に有する外フラ
ンジ部に円輪となるシールゴムを嵌め、更に摺動筒体内
に高密度ポリエチレン製内筒を一端から圧入し、且つ該
内筒に圧入のシャフトの先端段部にワッシャー体を嵌め
ナットで締付ければ、前記摺動筒体の両端のシールゴム
は該ワッシャー体と保持鍔部にきつく当接しシール型の
ブッシュ組立体となる。即ち、ワッシャー体はシャフト
に段嵌となり内筒に剛性を求めないため、該内筒は合成
樹脂製(高密度ポリエチレン)で対処し得、且つ外周位
置の合成樹脂製(含油プラスチック)の摺動筒体との成
形.仕上げ加工等が簡略化される。勿論、シールゴムも
摺動筒体側に取付くため、成形,装着作業も容易で、簡
単にシールゴムが保持鍔部,ワッシャー体に接し摺動筒
体と内筒間のグリースをシールするものとなる。なお、
内筒の外周面の長手方向にはグリース溜まり溝が刻設し
ている。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例の図面に基づいて説明すれば、次
の通りである。
1はシャフト2を圧入しえる内径をもつ高密度ポリエチ
レン製内筒で、該筒1の一端(圧入先端側)に所定径を
持つ保持鍔部3を一体形成している。この保持鍔部3の
径はアーム4の取付孔5の径より小径となっている。6
は内筒1に嵌合する含油プラスチック製の二分割型摺動
筒体で、該摺動筒体6は外周に嵌め金属製の剛性スリー
ブ7の長さより少し短く、嵌合時に分割部が中間にグリ
ース溜まり用間隙8を形成し、且つ両端にはシールゴム
取付用となる外フランジ部9を突設してなる。この場
合、外フランジ部9の径は前記剛性スリーブ7端のフラ
ンジ部10より大径とし、シールゴム嵌合部9aとしてい
る。11は前記摺動筒体6の外フランジ部9に嵌合する円
輪のシールゴムで、該シールゴム11の片面には複数枚の
襞部11aを突設形成してなる。12は剛性スリーブ7の外
周に嵌合するゴムブロック製の緩衝ゴム筒で、該緩衝ゴ
ム筒12の外周に金属(鉄)製外筒13を嵌合してなり、且
つ前記内筒1の先端に周囲をポリエチレン製摺動部材14
aで覆ったワッシャー体14を位置せし、全体としてブッ
シュ組立体15となる。この場合、ワッシュー体14の挿通
孔14bは内筒1径より小径でシャフト2端に形成した挿
通段部16に嵌まる構成を取っている。即ち、ワッシャー
体14はシャフト2に段嵌合とし内筒1に圧接しないよう
にしている。17は内筒1の外周長手方向に数本刻設して
なるオイル溝である。
次にこの作用を説明すれば、先ずブッシュ組立体15の組
立てに当たっては、予め外筒13と緩衝ゴム筒12及び剛性
スリーブ7は一体とし三層支持筒19としておくものであ
る。この場合、三層支持筒19の形成手段としては、例え
ば外筒13,緩衝ゴム筒12,剛性スリーブ7を同時に一体成
形するとか、外筒13と緩衝ゴム筒12を一体としこれに剛
性スリーブ7を嵌めて形成するとか、剛性スリーブ7と
緩衝ゴム筒12と一体としこれに外筒13を圧入する等の工
程をもって行えばよい。
ここにあって、内筒1をシャフト2に対し圧入し、この
後、シールゴム11を外フランジ部9にセットした一方の
分割せる摺動筒体6を嵌装し、この外周に三層支持筒19
となる外筒13,緩衝ゴム筒12を配す剛性スリーブ7を圧
入し、更に他方のシールゴム11を配する摺動筒体6を前
記内筒1と剛性スリーブ7の間隙部に先端側より挿入す
る。この場合、両摺動筒体6,6の長さは剛性スリーブ7
より短いため中間位置にグリース溜まり用間隙8が形成
される。次に、内筒1端に他のワッシャー体14をシャフ
ト2に嵌めて位置せしめる。最後に、ワッシャー体14の
背部にシャフト2端に螺合したナット18を配設し、該ワ
ッシャー体14面にシールゴム11を当接し全体で両シール
構造とする。
この場合、ワッシャー体14はシャフト2の段部16で挿入
規制されるため、該ワッシャー体14の摺動部材14aの内
縁を、第3図に示す他の実施例のように内筒1端面まで
達しな構成でもよい。
このように、左右に配設するシールゴム11,11は、従来
のように緩衝ゴム筒12と一体構造でなく摺動筒体6,6の
外フランジ部9,9に独立の取付けとなっているため、該
シールゴム11は耐オイル性のゴム部材を使用することが
でき、完全なオイルシールが可能となると共に、緩衝ゴ
ム筒12にあっては耐振性ゴム部材の使用ができるので、
自動車の振動に起因する捩じりバネ作用を低減し得るも
のとなる。また、この場合、摺動筒体6と内周位置の内
筒1は、含油プラスチック部材と高密度ポリエチレン部
材の構成となる特種プラスチック同志の軸嵌合となって
いるため、一定荷重を掛けた場合の溶融限界PV値も高く
(従来品となる鉄鋼部材と鉄鋼部材の組合わせ、又は含
油プラスチック部材と鉄鋼部材の組合わせによる溶融限
界PV値と比較して)、且つ動摩擦係数も小さく、回動に
際する摩擦音の発生も見ない円滑な枢支連結体となる。
勿論、プラスチックよりなる内筒1は組立てセットに当
たり、ワッシャー体14がシャフト2の段部16に当接の位
置規制されるため、該内筒1は長手方向に対する強度を
必要とせず、この点からもプラスチック(高密度ポリエ
チレン)製の部材でも十分耐え得るものである。
〈発明の効果〉 上述のように本発明のブッシュ組立体は、高密度ポリエ
チレン製内筒と二分割の含油プラスチック製摺動筒体及
びこの外周に配設の剛性スリーブ,緩衝ゴム筒,外筒並
びに独立形成のシールゴムを前記摺動筒体の外フランジ
部に取り付ける構成としてなるため、捩じりに対する内
筒と摺動筒体の回動がグリース充填のオイル滑動と相俟
って円滑となり、且つ高密度ポリエチレンと含油プラス
チックの特種部材の組合わせにて溶融限界を高く,摩擦
係数を小さくすることがでる。しかも、内筒をプラスチ
ック製とすることにより従来の鉄鋼製内筒の如き筒表面
に研磨仕上げ加工を施すこともなく、且つ図示のように
片側に一方のワッシャー部(保持鍔部)を一体成形も可
能となり、部品の簡略化にもつながる。勿論、内筒の両
側に位置する少なくとも一方のワッシャーがシャフトに
対し段嵌合の位置規制としてなるため、該内筒自体の強
度を必要とせずプラスチック部材で耐え得、軽量化にも
役立つものである。更に、本発明で良い点は、シールゴ
ムを摺動筒体の外フランジ部に独立して配設するため、
従来品の弾性部材と一体構成タイプと異なり、シール作
用に対処する部材と捩じりバネ作用に対処する部材に使
い分けることができ、オイル洩れの無い堅牢のシールの
提供となる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部縦断側面図、第2図は同分離した
斜面図、第3図は内筒の他の実施例を示す説明図であ
る。 1……内筒、2……シャフト、3……保持鍔部、6……
摺動筒体、7……剛性スリーブ、8……グリース溜まり
間隙、9……外フランジ部、11……シールゴム、12……
緩衝ゴム筒、13……外筒、14……ワッシャー体、16……
段部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−127932(JP,A) 実開 昭63−68533(JP,U) 実開 昭62−112333(JP,U) 実開 昭63−119944(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフトに圧入する一端に保持鍔部を形成
    した高密度ポリエチレン製内筒に、両端に外フランジ部
    を形成してなる含油プラスチック製の二分割型摺動筒体
    を、該摺動筒体の中間部に間隙が介在するよう嵌合する
    と共に、該摺動筒体の外周に、剛性スリーブと緩衝ゴム
    筒及びアーム側に嵌まる外筒を一体とした三層支持筒を
    設け、且つ前記摺動筒体の外フランジ部に夫々取付けた
    一方のシールゴムを、前記内筒の保持鍔部に当接し、他
    方のシールゴムをシャフトに段嵌合の係止用ワッシャー
    体に当接したことを特徴とするブッシュ組立体。
JP3082389A 1989-02-09 1989-02-09 ブッシュ組立体 Expired - Fee Related JPH0681970B2 (ja)

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