JP4016702B2 - テーブルタップ用ホルダー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルタップを着脱自在に保持して、被取付部に取り付けるためのテーブルタップ用ホルダーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のテーブルタップ用ホルダーとしては、図21(a)(b)に示すような構造を有するものが従来より提供されている。このテーブルタップ用ホルダーは合成樹脂成型品からなるホルダー本体10を有し、ホルダー本体10は、略矩形状であって長手方向の一端側に半円部が連結されたような形状に前面が形成された主部11と、主部11の周縁部から後方に突出する側枠部12と、主部11の長手方向の他端側を除く周縁部から前方に突出する支持壁13と、主部11の短幅方向の両側部にある支持壁13の前面側周縁から延設され互いに略対向して前方内側に突出する保持リブ14,14とで構成されている。
【0003】
ホルダー本体10の主部11には、長手方向における両端部に、それぞれテーブルタップ用ホルダーを被取付部に取り付けるための取付ねじが挿通されるだるま孔形状のねじ挿通孔21と、略円形のねじ挿通孔22が形成されている。一端側のねじ挿通孔22は前面側に大きな開口部を有しており、他端側のねじ挿通孔21は略円形の丸孔部21aと、背面側を幅狭にして丸孔部21aに連続する長孔部21bとから成っている。また、主部11の背面側にはマグネット30が取り付けられている。
【0004】
このテーブルタップ用ホルダーを被取付部に取り付ける場合は、ホルダー本体10に設けたねじ挿通孔21,22に例えば木ねじを挿通して、木製の被取付部に螺着するか、又は、マグネット30を磁性体からなる被取付部に磁着させることで、被取付部に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテーブルタップ用ホルダーは、ホルダー本体10を被取付部にねじ止めするか、又は、ホルダー本体10に取り付けたマグネット30を被取付部に磁着させることで被取付部に取り付けているため、木ねじなどのねじが螺着可能な被取付部、又は、磁性体からなる被取付部にしかテーブルタップ用ホルダーを取り付けることができず、使い勝手が悪かった。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ねじ止めできない場所や、磁性体以外の材料からなる被取付部にも取付可能なテーブルタップ用ホルダーを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、前面側にコンセント口が開口するテーブルタップ本体が背面を対向させた状態で前面に取り付けられるホルダー本体を備え、ホルダー本体を被取付部にねじ止めする取付ねじが挿通されるねじ挿通孔と、磁性体からなる被取付部に磁着されるマグネットを保持するマグネット保持手段と、棒状の被取付部に吊り下げるための吊り具を保持する吊り具保持手段と、板状の被取付部を挟持することによって被取付部に取り付けるための取付基台を保持する取付基台保持手段とをホルダー本体に設け、吊り具が、棒状の被取付部に引っ掛けるための引掛爪部と、該引掛爪部に一体的に設けられ吊り具保持手段に回転自在に保持される略棒状の軸部とで構成され、軸部はテーブルタップ本体の背面側に位置するように吊り具保持手段に保持されており、軸部に、ホルダー本体に設けた被当接部と当接して、軸部の軸方向の移動範囲を規制する位置決め用突起を、軸部の軸方向における複数の位置に設けたことを特徴とし、ねじ挿通孔に挿通した取付ねじを被取付部に螺着したり、マグネットを磁性体からなる被取付部に磁着させることによってホルダー本体を被取付部に取り付けることができるのに加えて、吊り具を用いて棒状の被取付部にホルダー本体を引っ掛けたり、取付基台を用いて板状の被取付部を挟持することによりホルダー本体を被取付部に取り付けることができ、従来のテーブルタップ用ホルダーでは取り付けることができなかった場所にも取り付けることができ、使い勝手が向上する。
【0008】
また、テーブルタップ本体の長さはコンセント口の数によって異なるため、長さの長いテーブルタップ本体を保持させた場合には引掛爪部がテーブルタップ本体の陰に隠れ、テーブルタップ本体と干渉するため、軸部を回転させることができない場合があるが、位置決め用突起は軸部の軸方向における複数の位置に設けられているので、複数の位置決め用突起の内の何れかをホルダー本体の被当接部と選択的に当接させることによって、軸部のホルダー本体からの突出量を調節することができ、コンセント口の数が異なるテーブルタップ本体にも対応できる。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、吊り具は、棒状の被取付部に引っ掛けるための引掛爪部と、該引掛爪部に一体的に設けられ吊り具保持手段に回転自在に保持される略棒状の軸部とで構成され、軸部の周面にホルダー本体の表面と当接して軸部の回転範囲を規制する回り止め片を設けたことを特徴とし、回り止め片がホルダー本体の表面と当接することによって軸部の回転範囲を規制することができ、ホルダー本体に取り付けられたテーブルタップ本体の電源コードや、コンセント口に接続されたプラグの電源コードが捻れるのを防止できる。
【0010】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、取付基台保持手段はホルダー本体の対向する位置にそれぞれ設けられた第1及び第2の被係止部からなり、取付基台は、ホルダー本体に固定される略矩形板状の当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、当接部の対向する2辺の各々に、第1及び第2の被係止部と係止する第1及び第2の係止手段を、当接部の中心線に対して対称な位置に設けたことを特徴とし、第1及び第2の係止手段は、当接部の対向する2辺の各々に、当接部の中心線に対して対称な位置に設けられているので、取付基台に対するホルダー本体の取付方向を2通りに選択することができる。
【0011】
請求項4の発明では、請求項1の発明において、取付基台は、ホルダー本体に固定される当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、被取付部と当接する当接部の面と、ホルダー本体における被取付部との対向面とを略同じ高さとしたことを特徴とし、取付基台を被取付部に取り付けた場合に、当接部に加えて、ホルダー本体における被取付部との対向面が被取付部と当接するので、被取付部との接触面積が増え、より強固に取り付けることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本発明に係るテーブルタップ用ホルダーの実施形態1を図1乃至図10を参照して説明する。
【0018】
このテーブルタップ用ホルダーは合成樹脂成型品からなるホルダー本体10を有し、ホルダー本体10は、略矩形状であって長手方向の一端側に半円部が連結されたような形状に前面が形成された主部11と、主部11の周縁部から後方に突出する側枠部12と、主部11の長手方向の他端側を除く周縁部から前方に突出する支持壁13と、主部11の短幅方向の両側部にある支持壁13の前面側周縁から延設され互いに略対向して前方内側に突出する保持リブ14,14とで構成され、主部11の長手方向の一端側に在る支持壁13の前面側周縁部には凹部13aが形成されている。尚、主部11の短幅方向の両側部にある支持壁13には、保持リブ14に対して後側の部位に細長の開口13bが貫設されており、保持リブ14が撓みやすくなっている。
【0019】
ホルダー本体10の主部11には、長手方向における両端部に、それぞれホルダー本体10を被取付部に取り付けるための取付ねじが挿通されるだるま孔形状のねじ挿通孔21と略円形のねじ挿通孔22とが設けられている。ねじ挿通孔21,22は主部11の短幅方向における中心線上に配置されており、長手方向における支持壁13の形成されていない側の端部にだるま孔形状のねじ挿通孔21が、反対側の端部に略円形のねじ挿通孔22がそれぞれ配置されている。一方のねじ挿通孔22は前面側に大きな開口部を有しており、他方のねじ挿通孔21は略円形の丸孔部21aと、背面側を幅狭にして丸孔部21aに連続する長孔部21bとから成っている。
【0020】
また、主部11の背面における両ねじ挿通孔21,22の間の部位には、長手方向における一端側に差込孔15aを有するリブ15が突設され、長手方向における他端側には背面側に突出する一対の弾性爪片16,16が短幅方向に並べて突設されており、これら差込孔15a及び弾性爪片16,16を用いて、磁性体からなる被取付部に磁着される後述のマグネット30、又は、机などの板状の被取付部に取り付けるための後述の取付基台50を着脱自在に取り付けることができる。すなわち、第1及び第2の被係止部としての差込孔15a及び弾性爪片16,16からマグネット保持手段および取付基台保持手段が構成される。
【0021】
なお、一対の弾性爪片16,16はホルダー本体10の短幅方向における中心位置を挟んで両側部に配置されている。また、主部11の背面には、リブ15と弾性爪片16,16との間の部位に短幅方向に走る2条の隔壁11a,11aが突設されており、それぞれの隔壁11aにはマグネット30や取付基台50を逃がすための凹所11bが形成されている。
【0022】
また更に、主部11の背面には、主部11の短幅方向の中心線を挟んで互いに対向する各一対の係止爪片17が、ねじ挿通孔22の両側に突設されており、これら係止爪片17を用いて、棒状の被取付部に引っ掛けて取り付けられる後述の吊り具40を着脱自在に取り付けることができる。すなわち、各一対の係止爪片17により吊り具40を保持する吊り具保持手段が構成される。
【0023】
ところで、このテーブルタップ用ホルダーは、図3に示すようなテーブルタップ60保持することができる。テーブルタップ60のタップ本体61は細長の箱状に形成され、前面に一対の栓刃挿入口63を有するコンセント口62を複数口備えるとともに、長手方向の一方の端面にコンセント口62を1口備え、長手方向の他方の端面から電源コード64が導出されている。そして、このテーブルタップ60をテーブルタップ用ホルダーに保持させるときには、ホルダー本体10の支持壁13が形成されていない一端側からタップ本体61を挿入すると、タップ本体61の周面が保持リブ14,14に当接し、保持リブ14,14と主部11前面との間でタップ本体61が挟持される。そして、タップ本体61の電源コード64が導出される周辺部が支持壁13の凹部13a周辺部に当接するまで、タップ本体61をホルダー本体10に挿入すると、タップ本体61がホルダー本体10の主部11と支持壁13と保持リブ14,14とで囲まれた空間に収まり、保持リブ14,14によって支持され、タップ本体61から導出された電源コード64は、支持壁13の凹部13aから引き出されるように配置される。
【0024】
ところで、本実施形態のホルダー本体10は4通りの取付方法で被取付部に取り付けることができるようになっており、各取付方法について以下に説明する。
【0025】
まず、このホルダー本体10を被取付部にねじ止めする取付手段について説明する。上述のようにホルダー本体10の主部11にはねじ挿通孔21,22が設けられており、これらのねじ挿通孔21,22に例えば木ねじのような取付ねじ(図示せず)を挿通して、木製の被取付部に螺着することによって、ホルダー本体10を被取付部にねじ止めすることができる。
【0026】
次に、このホルダー本体10をマグネット30で磁性体からなる被取付部に磁着させる取付方法について説明する。マグネット30は、図2に示すように、略矩形板状に形成された永久磁石からなるマグネット部材31と、マグネット部材31の磁力を効率良く利用するために磁性材料で略コ字状に形成され、マグネット部材31の前面及び両側面を覆うようにしてマグネット部材31に取り付けられたヨーク部32とで構成され、マグネット部材31とヨーク部32とは貫通孔(図示せず)に挿通した鋲35の先端をかしめることによって、結合されている。なお、鋲35の頭部はマグネット部材31の表面に設けた凹所31aに納まり、マグネット部材31の表面から突出しないようになっている。
【0027】
また、ヨーク部32の中央片32aの長手方向における一端側には係止爪33が突設されており、両側片32b,32bの長手方向における他端側からは係止爪34,34がそれぞれ突設されている。なお、係止爪34は、中央片32aから遠ざかるにつれて側方への突出量が徐々に大きくなるように傾斜している。
【0028】
このマグネット30をホルダー本体10に取り付ける際には、ヨーク部32の一端に設けた係止爪33を、主部11の背面に突設したリブ15の差込孔15aに差し込んで係止させた後、ヨーク部32の他端を主部11側に押し込むと、弾性爪片16,16の傾斜面が係止爪34,34の傾斜面で押圧されて、弾性爪片16,16がマグネット30と反対側へ弾性的に撓められ、係止爪34,34が弾性爪片16,16を乗り越え、弾性爪片16,16と係止することにより、マグネット30がホルダー本体10に取り付けられる(図1(b)参照)。
【0029】
一方、マグネット30を取り外す際は、弾性爪片16,16をマグネット30と反対側に撓ませることによって、弾性爪片16,16と係止爪34,34との係止状態を解除することができ、マグネット30を容易に取り外すことができる。
【0030】
そして、マグネット30がホルダー本体10に取り付けられている状態で、マグネット30を磁性体からなる被取付部に磁着させることにより、ホルダー本体10を被取付部に取り付けることができる。なお、マグネット30がホルダー本体10に取り付けられた状態では、マグネット30の背面がホルダー本体10の背面と略面一になっているので、マグネット30が面全体で被取付部と接触し、被取付部に強固に取り付けることができる。
【0031】
次に、このホルダー本体10を取付基台50を用いて机などの板状の被取付部に取り付ける取付方法について説明する。取付基台50は、図1(d)に示すように、板金に折り曲げ加工を施すことによって、主部11に固定される矩形板状の上横片52(当接部)と、上横片52に対向配置される下横片53と、上横片52及び下横片53の間を連結する連結片54とが連続一体に形成された取付金具51と、取付金具51の下横片53に設けたねじ孔53aに螺合する締付ねじ55とで構成される。上横片52は断面略Z字状に折曲されており、その先端部の短幅方向において対向する2辺の各々には、短幅方向の中心線を挟んで対称な位置に、主部11の差込孔15aに挿入される係止爪52aが1個ずつ設けられ、さらに係止爪52aの左右両側には主部11に設けた弾性爪片16,16とそれぞれ係止する係止爪52b,52bが2個ずつ設けられている。ここに、係止爪52aと係止爪52b,52bとで、ホルダー本体10に設けた第1及び第2の被係止部(差込孔15a及び弾性爪片16,16)とそれぞれ係止する第1及び第2の係止手段が構成される。
【0032】
而して、この取付金具51をホルダー本体10に取り付ける際には、上横片52の一側縁に設けた係止爪52aを、主部11の背面に突設したリブ15の差込孔15aに差し込んで係止させた後、上横片52の他側縁を主部11側に押し込むと、他側縁に設けた係止爪52b,52bの傾斜面によって主部11の背面に設けた弾性爪片16,16の傾斜面が押圧されて、弾性爪片16,16が上横片52と反対側へ弾性的に撓み、係止爪52b,52bが弾性爪片16,16を乗り越えて、弾性爪片16,16と係止することにより、取付金具51がホルダー本体10に取り付けられる。一方、取付金具51を取り外す際は、弾性爪片16,16を上横片52と反対側に撓ませることによって、弾性爪片16,16と係止爪34,34との係止状態を解除することができ、取付金具51を容易に取り外すことができる。
【0033】
そして、この取付基台50を用いてホルダー本体10を机のような板状の被取付部に取り付ける場合は、図3(a)(b)に示すように、取付金具51の上横片52と締付ねじ55の先端の押圧片55a(挟持部)とで机70の天板71の縁部や脚72を両側から挟み、締付ねじ55の摘み部55bを回転させて締め付けることにより、取付基台50(すなわちホルダー本体10)を机70に締付け固定できるようになっている。
【0034】
ここで、図1(d)に示す実施形態では上横片52が断面略Z字状に折曲されており、被取付部と当接する上横片52の部位がホルダー本体10の背面よりも後方に突出しているので、上横片52のみで被取付部と当接しているが、図4に示すように上横片52を略平板状に形成して、被取付部と当接する上横片52の面(背面)とホルダー本体10における被取付部との対向面(背面)とを略同じ高さにするとともに、ホルダー本体10の側枠部12に上横片52を逃がすための凹部12aを形成しても良く、図5(a)(b)に示すように、上横片52とホルダー本体10の背面とが被取付部である机70と当接するので、被取付部との接触面積が増え、より強固に取り付けることができる。
【0035】
また、図1(d)及び図4に示すように、上横片52の短幅方向において対向する2辺の各々には、短幅方向の中心線を挟んで対称な位置に係止爪52aと係止爪52b,52bとが形成されているので、一方の辺に設けた係止爪33と他方の辺に設けた係止爪34,34の組を用いるか、或いは、他方の辺に設けた係止爪33と一方の辺に設けた係止爪34,34の組を用いるかによって、図6(a)(b)に示すように取付基台50に対するホルダー本体10の取付方向を変更することができる。
【0036】
次に、このホルダー本体10を吊り具40を用いて棒状の被取付部に引っ掛けて取り付ける取付方法について説明する。吊り具40は、図1(c)及び図7(a)(b)に示すように、略C字状に形成された引掛爪部41と、引掛爪部41の一端部から連続一体に延設されホルダー本体10に回転自在に取り付けられる丸棒状の軸部42とで構成される。なお軸部42の外径は、主部11の背面に設けた一対の係止爪片17,17の間隔よりも若干小さい寸法に形成されており、主部11の背面側から軸部42を各一対の係止爪片17,17の間に押し込むと、軸部42によって係止爪片17,17の傾斜面が押圧されて、係止爪片17,17が軸部42と反対側へ弾性的に撓められる。そして、軸部42を各一対の係止爪片17,17の間にさらに押し込むと、軸部42が係止爪片17,17を乗り越え、係止爪片17,17の間に回転自在に保持され、吊り具40は軸部42がタップ本体61の背面側に位置するようにしてホルダー本体10に取り付けられる。なお、主部11の長手方向における一端面から延設された側枠部12、及び、ねじ挿通孔21の内側面には、それぞれ、吊り具40の軸部42を逃がすためのスリット12b,21cが形成されている。
【0037】
ここで、軸部42の先端部及び中間部には他の部位よりも径の大きい大径部42a,42b(位置決め用突起)が形成されており、3個口のテーブルタップ60をホルダー本体10に取り付ける場合は、中間部に設けた大径部42bが弾性爪片16と係止爪片17との間に位置するように、軸部42を係止爪片17により保持させている。この時、軸部42に設けた大径部42bが被当接部としての弾性爪片16又は係止爪片17と当接することによって、軸部42の軸方向における移動範囲が規制され、軸部42のホルダー本体10端面からの突出量が決定される。
【0038】
而して、図8に示すように、この吊り具40を棒状の被取付部73に引っ掛けることにより、ホルダー本体10を被取付部73に引っ掛けて取り付けることができる。尚、引掛爪部41の直径は例えば30mm以上に設定されており、物干し竿などを想定して設定すれば良い。
【0039】
ところで、図7(a)(b)では、前面にコンセント口62が2口設けられるとともに、長手方向の一端面にコンセント口62が1口設けられた3個口のテーブルタップ60をホルダー本体10に取り付けて使用する場合について説明したが、4個口のテーブルタップ60’をホルダー本体10に取り付ける場合は、タップ本体61の長さ寸法が長くなるため、吊り具40の引掛爪部41がタップ本体61の陰に隠れ、タップ本体61と干渉するため、軸部42を回転させることができなくなる。そこで、本実施形態では軸部42の先端部と中間部に大径部42a,42bを設けており、4個口のテーブルタップ60’をホルダー本体10に取り付ける場合は、軸部42の先端部に設けた大径部42aが弾性爪片16と係止爪片17との間に位置するように、軸部42を係止爪片17,17の間に保持させており、ホルダー本体10の一端面から外側に突出する軸部42の長さ寸法を長くすることができるので、引掛爪部41がタップ本体61で隠れることはなく、軸部42を回転させることができる。
【0040】
このように、軸部42に、ホルダー本体10に設けた被当接部と当接して、軸部42の軸方向の移動範囲を規制する位置決め用突起(大径部42a,42b)を、軸部42の軸方向における複数の位置に設けているので、複数の大径部42a,42bの内の何れかをホルダー本体10の被当接部と選択的に当接させることによって、ホルダー本体10の一端面からの軸部42の突出量を調節することができ、コンセント口62の数が異なるテーブルタップにも対応することができる。尚、軸部42の長さ寸法や大径部42a…の数及び位置は、ホルダー本体10に取り付けるテーブルタップに合わせて適宜設定すれば良い。
【0041】
また、図10(a)(b)に示すように、軸部42に、軸部42と略直交する方向へ突出する回り止め片42cを軸部42と連続一体に形成しても良く、回り止め片42cが主部11の背面と当接することによって、軸部42の回転範囲を約180度に規制することができ、ホルダー本体10に取り付けられたテーブルタップ60の電源コード64や、コンセント口62に接続されたプラグの電源コードが捻れるのを防止できる。
【0042】
上述のように本実施形態では、ホルダー本体10にねじ挿通孔21,22を設けたことによって、取付ねじをねじ挿通孔21,22に挿通して例えば木製などの被取付部に螺着してテーブルタップ用ホルダーを取り付けることができるとともに、ホルダー本体10の背面にマグネット30を取り付けることによって、マグネット30の磁着により例えば取付用ねじを螺着することができなかった冷蔵庫などの磁性体からなる被取付部にもテーブルタップ用ホルダーを取り付けて、テーブルタップを固定させることができる。また、ホルダー本体10の背面に取付基台50を取り付け、取付基台50の上横片52と締付ねじ55の押圧片55aとの間に机などの板状の被取付部を挟んで締め付けることにより、板状の被取付部にもテーブルタップ用ホルダーを取り付けて、テーブルタップを固定させることができ、さらにホルダー本体10に吊り具40を取り付け、この吊り具40を棒状の被取付部に引っ掛けることによって、棒状の被取付部にもテーブルタップ用ホルダーを取り付けることができ、従来のテーブルタップ用ホルダーでは取り付けることができなかった場所にも取り付けることができるから、使い勝手が向上するものである。
(参考例)
本発明に係るテーブルタップ用ホルダーの参考例を図11乃至図20を参照して説明する。尚、吊り具を保持する構成以外は実施形態1と略同様であるので、同一の構成要素には同一の符合を付してその説明を省略し、本参考例の特徴である部分のみを説明する。
【0043】
ホルダー本体10の主部11には、図11(a)(b)に示すように、長手方向における支持壁13の形成されていない側の一端部に、棒状の被取付部に引っ掛けて取り付けられる吊り具40’を保持する吊り具保持部23が設けられている。
【0044】
吊り具40’は、図13に示すように略C字状に形成された引掛爪部41と、引掛爪部41の一端部から連続一体に延設されホルダー本体10に回転自在に取り付けられる丸棒状の軸部42とで構成され、軸部42の先端には軸部42よりも径の大きい球状の大径部43(幅広部)が連続一体に形成されている。尚、本参考例では大径部43の形状を球状に形成しているが、図13(b)に示すように大径部43を円錐形状に形成しても良い。
【0045】
吊り具保持部23は、それぞれ主部11を前後方向に貫通する丸孔24および長孔25と、丸孔24および長孔25の間を連通する前面側が開放された連通溝26とで構成される。丸孔24と長孔25と連通溝26とは主部11の短幅方向における中心線上に配置されており、連通溝26に対して主部11の長手方向における支持壁13の形成されていない側の端部よりに丸孔24が形成され、反対側の端部よりに長孔25が形成されている。また、主部11の長手方向における一端部から延設された側枠部12には、主部11の短幅方向における略中央に後面側に開放されたスリット12cが形成されている。
【0046】
ここで、図13(a)及び図15(c)に示すように、丸孔24の径および長孔25の幅寸法W1は吊り具40’の大径部43の径D1よりも大きい寸法に形成され、連通溝26の幅寸法W2は大径部43の径D1よりも幅狭に形成されている。そして、連通溝26の両端面には内側に突出する一対の抜止リブ26b,26bが突設されている。ここに、連通溝26と抜け止めリブ26bとで、吊り具40’を被取付部に引っ掛けた状態で下側となる方向から大径部43大径部43が差し込まれて、大径部43と係止する係止部が構成される。
【0047】
また、長孔25の長径方向に沿った両端面には、吊り具40’の大径部43の差込方向において一対の抜止リブ26bよりも手前側の位置に内側に突出する一対の仮固定リブ25a,25aが突設されており、仮固定リブ25a,25aの前面側の端部には他の部位よりも突出量の大きい抜止突起25bが形成されている。なお、仮固定リブ25a,25aの間隔W3は大径部43の径D1よりも小さく、且つ、抜止リブ26bの間隔よりも大きい寸法に形成されている。また、仮固定リブ25a,25aに対して連通溝26側の長孔25の幅寸法は、連通溝26と反対側の長孔25の幅寸法よりも若干幅狭に形成されている。
【0048】
また、吊り具保持部23の連通溝26の底壁には、長孔25に連続する幅狭の長孔26aが形成されており、この長孔26aと長孔25とでだるま孔形状のねじ挿通孔21が構成される。一方、主部11には、長手方向における支持壁13の形成されていない側と反対側の端部に略円形のねじ挿通孔22が形成されている。これらのねじ挿通孔21,22は、主部11の短幅方向における中心線上に配置されており、ホルダー本体10を被取付部に取り付けるための取付ねじがそれぞれ挿通される。
【0049】
また、主部11の背面における両ねじ挿通孔21,22の間の部位には、長手方向における一端側に差込孔15aを有するリブ15が突設され、長手方向における他端側には両側部に一対の爪16a,16aが形成された弾性爪片16’が背面側に向かって突設されており、これら差込孔15a及び弾性爪片16’を用いて、実施形態1で説明したマグネット30又は取付基台50を着脱自在に取り付けることができる。すなわち、第1及び第2の被係止部としての差込孔15a及び弾性爪片16’からマグネット保持手段および取付基台保持手段が構成される。なお、主部11の背面には、リブ15と弾性爪片16’との間の部位に短幅方向に走る2条の隔壁11a,11aが突設されており、それぞれの隔壁11aにはマグネット30や取付基台50を逃がすための凹所11bが形成されている。
【0050】
次に、吊り具40’をホルダー本体10に取り付ける方法について図14(a)(b)を参照して説明する。尚、マグネット30および取付基台50の取付方法は実施形態1と同様であるので、その説明は省略する。
【0051】
吊り具40’をホルダー本体10に取り付ける際には、先ず図14(a)に示すように、ホルダー本体10の後面側から吊り具40’の大径部43をスリット12cおよび丸孔24に通し、吊り具40’を斜め前方に挿入して、軸部42の先端をホルダー本体10の前面側に突出させる。そして、図14(b)に示すように大径部43をホルダー本体10の前面側から長孔25の幅広部に挿入した後、吊り具40’を図中右側に引っ張ると、大径部43が長孔25の両端面に設けた仮固定リブ25a,25aを乗り越えて、長孔25の幅狭部内に挿入される。この時、吊り具40’の大径部43が仮固定リブ25aを乗り越えることで、クリック感が発生する。また、連通溝26の幅寸法は大径部43の径よりも幅狭となっているので、主部11の長手方向において吊り具40’の大径部43が仮固定リブ25a,25aと連通溝26との間に仮固定される。また、吊り具40’の大径部43および軸部42が、それぞれ、仮固定リブ25aの前端部に設けた抜止突起25bおよびスリット12cの前面側にある枠部11dに当接するとともに、軸部42が連通溝26の底壁に当接することによって、吊り具40’が主部11の前後方向において位置決めされる。尚、吊り具40’を取り付け易くするために、スリット12cの幅寸法および丸孔24,長孔25の径は十分大きい寸法に形成されている。
【0052】
そして、吊り具40’を被取付部に引っ掛けると、ホルダー本体10にかかる荷重によって吊り具40’の大径部43が連通溝26に押し付けられ、主部11の長手方向において吊り具40’がホルダー本体10に位置決めされるのである。而して、図16および図17に示すように、吊り具40’を取り付けたホルダー本体10に3個口および4個口のテーブルタップ60を保持させ、吊り具40’を棒状の被取付部73に引っ掛けることにより、ホルダー本体10を被取付部73に引っ掛けて取り付けることができる。なお、テーブルタップ60はコンセント口62の数によって全長が異なるが、吊り具40’の軸部42は4個口のテーブルタップ60が取付可能な長さに形成されているので、3個口又は4個口のテーブルタップ60の何れでも取り付けて使用することができる。
【0053】
ここで、吊り具40’を被取付部73に引っ掛けて使用している状態で、ホルダー本体10に保持されたテーブルタップ60の電源コード64を足で引っ掛けるなどして、電源コード64が引っ張られた場合、吊り具40’の大径部43が連通溝26に押し付けられて、ホルダー本体10および吊り具40’に過大な荷重がかかるが、ホルダー本体10に加わる力によって連通溝26の両端面が外側に広げられ、大径部43が連通溝26に設けた抜止リブ26b,26bを乗り越えることによって、吊り具40’がホルダー本体10から外れるようになっているので、ホルダー本体10又は吊り具40’に無理な力が加わって、ホルダー本体10又は吊り具40’が破損するのを防止できる。ここに、抜止リブ26b,26bの間隔W4は例えば60N〜130N程度の過大な荷重が加わったときに大径部43が抜止リブ26b,26bを乗り越えることができる程度の寸法に形成されている。
【0054】
一方、吊り具40’をホルダー本体10から取り外す場合は、先ず吊り具40’を図14(b)中の左側に押圧すると、大径部43が仮固定リブ25aを乗り越えて、長孔25の幅広部内に挿入される。この時、大径部43が仮固定リブ25aを乗り越えることで、クリック感が発生する。次に、吊り具40’の引掛爪部41を後面側に倒して、斜め後方に引き抜くと、大径部43が丸孔24およびスリット12cを通って後方に抜けるので、吊り具40’をホルダー本体10から取り外すことができる。
【0055】
上述した実施形態1のホルダー本体10では、使用時に吊り具40を抜け難くするために、吊り具40の軸部を保持する係止爪片17の保持力を大きくする必要があり、その結果吊り具40の取り付け、取り外しに大きな力が必要になって、取り付け、取り外しの作業がやりにくくなるが、本参考例のホルダー本体10では、吊り具40’を取り外す際に吊り具40’に加える荷重方向と、吊り具40’を被取付部に引っ掛けた状態で吊り具40’に加わる荷重方向とが逆方向になっているので、吊り具40’の取り付け、取り外しに必要な力を大きくすることなく、使用時に吊り具40’を抜け難くできる。
【0056】
ところで、図18(a)(b)に示すように、吊り具40’の軸部42におけるホルダー本体10のスリット12cに対応する部位に、他の部位よりも径の大きい大径部44を形成しても良く、スリット12cの端面と軸部42との間の隙間を小さくして、軸部42のがたつきを少なくすることができる。
【0057】
また、図19及び図20に示すように、長孔25および長孔26aの底壁を構成するノックアウト壁27を形成し、長孔25および連通溝26の側壁とノックアウト壁27とで囲まれる凹所28(囲い部)内に大径部43を保持する用にしても良く、大径部43の周りが前面側以外は閉塞されているので、大径部43のがたつきを少なくできる。尚、ノックアウト壁27を外せば、取付ねじをねじ挿通孔21,22に挿通して、ホルダー本体10をねじ固定することもできる。
【0058】
【発明の効果】
上述のように、請求項1の発明は、前面側にコンセント口が開口するテーブルタップ本体が背面を対向させた状態で前面に取り付けられるホルダー本体を備え、ホルダー本体を被取付部にねじ止めする取付ねじが挿通されるねじ挿通孔と、磁性体からなる被取付部に磁着されるマグネットを保持するマグネット保持手段と、棒状の被取付部に吊り下げるための吊り具を保持する吊り具保持手段と、板状の被取付部を挟持することによって被取付部に取り付けるための取付基台を保持する取付基台保持手段とをホルダー本体に設け、吊り具が、棒状の被取付部に引っ掛けるための引掛爪部と、該引掛爪部に一体的に設けられ吊り具保持手段に回転自在に保持される略棒状の軸部とで構成され、軸部はテーブルタップ本体の背面側に位置するように吊り具保持手段に保持されており、軸部に、ホルダー本体に設けた被当接部と当接して、軸部の軸方向の移動範囲を規制する位置決め用突起を、軸部の軸方向における複数の位置に設けたことを特徴とし、ねじ挿通孔に挿通した取付ねじを被取付部に螺着したり、マグネットを磁性体からなる被取付部に磁着させることによってホルダー本体を被取付部に取り付けることができるのに加えて、吊り具を用いて棒状の被取付部にホルダー本体を引っ掛けたり、取付基台を用いて板状の被取付部を挟持することによりホルダー本体を被取付部に取り付けることができ、従来のテーブルタップ用ホルダーでは取り付けることができなかった場所にも取り付けることができ、使い勝手が向上するという効果がある。
【0059】
また、テーブルタップ本体の長さはコンセント口の数によって異なるため、長さの長いテーブルタップ本体を保持させた場合には引掛爪部がテーブルタップ本体の陰に隠れ、テーブルタップ本体と干渉するため、軸部を回転させることができない場合があるが、位置決め用突起は軸部の軸方向における複数の位置に設けられているので、複数の位置決め用突起の内の何れかをホルダー本体の被当接部と選択的に当接させることによって、軸部のホルダー本体からの突出量を調節することができ、コンセント口の数が異なるテーブルタップ本体にも対応できるという効果がある。
【0060】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、吊り具は、棒状の被取付部に引っ掛けるための引掛爪部と、該引掛爪部に一体的に設けられ吊り具保持手段に回転自在に保持される略棒状の軸部とで構成され、軸部の周面にホルダー本体の表面と当接して軸部の回転範囲を規制する回り止め片を設けたことを特徴とし、回り止め片がホルダー本体の表面と当接することによって軸部の回転範囲を規制することができ、ホルダー本体に取り付けられたテーブルタップ本体の電源コードや、コンセント口に接続されたプラグの電源コードが捻れるのを防止できるという効果がある。
【0061】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、取付基台保持手段はホルダー本体の対向する位置にそれぞれ設けられた第1及び第2の被係止部からなり、取付基台は、ホルダー本体に固定される略矩形板状の当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、当接部の対向する2辺の各々に、第1及び第2の被係止部と係止する第1及び第2の係止手段を、当接部の中心線に対して対称な位置に設けたことを特徴とし、第1及び第2の係止手段は、当接部の対向する2辺の各々に、当接部の中心線に対して対称な位置に設けられているので、取付基台に対するホルダー本体の取付方向を2通りに選択することができるという効果がある。
【0062】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、取付基台は、ホルダー本体に固定される当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、被取付部と当接する当接部の面と、ホルダー本体における被取付部との対向面とを略同じ高さとしたことを特徴とし、取付基台を被取付部に取り付けた場合に、当接部に加えて、ホルダー本体における被取付部との対向面が被取付部と当接するので、被取付部との接触面積が増え、より強固に取り付けることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のテーブルタップ用ホルダーを示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)はマグネットを取り付けた状態を背面側から見た外観斜視図、(c)は吊り具を取り付けた状態を背面側から見た外観斜視図、(d)は取付基台を取り付けた状態を背面側から見た外観斜視図である。
【図2】 同上に用いるマグネットの外観斜視図である。
【図3】 同上のホルダー本体を取付基台を用いて被取付部に取り付けた状態の説明図である。
【図4】 同上のホルダー本体に取付金具を取り付ける前の状態の分解斜視図である。
【図5】 同上のホルダー本体を取付基台を用いて被取付部に取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図6】(a)(b)は同上のホルダー本体を取付基台を用いて被取付部に取り付けた状態の説明図である。
【図7】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付け、3個口のテーブルタップを保持させた状態を示し、(a)は前面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。
【図8】(a)は同上のホルダー本体を吊り具を用いて棒状の被取付部に引っ掛けた状態の説明図、(b)は吊り具の要部拡大斜視図である。
【図9】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付け、4個口のテーブルタップを保持させた状態を示し、(a)は前面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。
【図10】 同上のホルダー本体に別の吊り具を取り付けた状態を示し、(a)は背面側から見た外観斜視図、(b)は要部拡大斜視図である。
【図11】 参考例のテーブルタップ用ホルダーを示し、(a)は前面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。
【図12】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は上面図である。
【図13】(a)は同上のホルダー本体に吊り具を取り付けた状態の一部破断せる背面図、(b)は吊り具の別の例の要部拡大図である。
【図14】(a)(b)は同上のホルダー本体に吊り具を取り付ける方法を説明する説明図である。
【図15】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付けた状態を示し、(a)は上面図、(b)はA−A断面図、(c)はB部拡大図である。
【図16】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付け、3個口のテーブルタップを保持させた状態の使用状態図である。
【図17】 同上のホルダー本体に吊り具を取り付け、4個口のテーブルタップを保持させた状態の使用状態図である。
【図18】 同上に用いる吊り具の一例を示し、(a)は吊り具の外観図、(b)はホルダー本体に吊り具を取り付けた状態の背面図、(c)はホルダー本体に吊り具を取り付けた状態の上面図である。
【図19】 同上の別のホルダー本体に吊り具を取り付けた状態を示し、(a)は正面図、(b)はC−C断面図である。
【図20】 同上の別のホルダー本体を背面側から見た外観斜視図である。
【図21】 従来のテーブルタップ用ホルダーを示し、(a)は前面側から見た外観斜視図、(b)は背面側から見た外観斜視図である。
【符号の説明】
10 ホルダー本体
15 リブ
15a 差込孔
16 弾性爪片
17 係止爪片
21,22 ねじ挿通孔
30 マグネット
40 吊り具
42 軸部
50 取付基台
Claims (4)
- 前面側にコンセント口が開口するテーブルタップ本体が背面を対向させた状態で前面に取り付けられるホルダー本体を備え、ホルダー本体を被取付部にねじ止めする取付ねじが挿通されるねじ挿通孔と、磁性体からなる被取付部に磁着されるマグネットを保持するマグネット保持手段と、棒状の被取付部に吊り下げるための吊り具を保持する吊り具保持手段と、板状の被取付部を挟持することによって被取付部に取り付けるための取付基台を保持する取付基台保持手段とをホルダー本体に設け、吊り具が、棒状の被取付部に引っ掛けるための引掛爪部と、該引掛爪部に一体的に設けられ吊り具保持手段に回転自在に保持される略棒状の軸部とで構成され、軸部はテーブルタップ本体の背面側に位置するように吊り具保持手段に保持されており、軸部に、ホルダー本体に設けた被当接部と当接して、軸部の軸方向の移動範囲を規制する位置決め用突起を、軸部の軸方向における複数の位置に設けたことを特徴とするテーブルタップ用ホルダー。
- 前記軸部の周面にホルダー本体の表面と当接して前記軸部の回転範囲を規制する回り止め片を設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ用ホルダー。
- 前記取付基台保持手段は前記ホルダー本体の対向する位置にそれぞれ設けられた第1及び第2の被係止部からなり、前記取付基台は、前記ホルダー本体に固定される略矩形板状の当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、前記当接部の対向する2辺の各々に、前記第1及び第2の被係止部と係止する第1及び第2の係止手段を、前記当接部の中心線に対して対称な位置に設けたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ用ホルダー。
- 前記取付基台は、前記ホルダー本体に固定される当接部と、当接部との間に被取付部を挟持する挟持部とを有し、被取付部と当接する当接部の面と、ホルダー本体における被取付部との対向面とを略同じ高さとしたことを特徴とする請求項1記載のテーブルタップ用ホルダー。
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