JPH07335443A - コイル装置およびそれを用いたicメモリ装置 - Google Patents

コイル装置およびそれを用いたicメモリ装置

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JPH07335443A
JPH07335443A JP6130518A JP13051894A JPH07335443A JP H07335443 A JPH07335443 A JP H07335443A JP 6130518 A JP6130518 A JP 6130518A JP 13051894 A JP13051894 A JP 13051894A JP H07335443 A JPH07335443 A JP H07335443A
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JP
Japan
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coil
bonding layer
wiring board
printed wiring
conductive
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Application number
JP6130518A
Other languages
English (en)
Inventor
Kyoichi Kohama
京一 小浜
Kazuo Takasugi
和夫 高杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP6130518A priority Critical patent/JPH07335443A/ja
Publication of JPH07335443A publication Critical patent/JPH07335443A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スルーホールの形成の必要がなく、そのため
に製造工程が簡略化して、安価で、しかも小型化が可能
な、あるいはプリント配線基板が同じ面積であればター
ン数を増大することができるコイル装置ならびにそれを
用いたメモリIC装置を提供することにある。 【構成】 下側のプリント配線基板に第1コイル半体5
aと、その第1コイル半体5aの一端に導電性の第1接
合層6aを形成し、上側のプリント配線基板に第2コイ
ル半体5bと、その第2コイル半体5bの一端に導電性
の第2接合層6bを形成して、その上側のプリント配線
基板を前記下側のプリント配線基板上に重ね合わせて、
前記第1接合層6aと第2接合層6bとを一体に接合す
ることにより、前記第1コイル半体5aと第2コイル半
体5bとを接続して1つのコイルを形成したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定数のコイルを備え
たコイル装置ならびにそれを用いたメモリカードなどの
ICメモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードの1種であるメモリカ
ードは、電子手帳のデータベースを初めパーソナルコン
ピュータの外部情報記録媒体、増設メモリなどに用いら
れ、その需要および利用分野は飛躍的の拡大している。
【0003】前記メモリカードの端末装置(カードリー
ダライタ)との結合方式は、電気接点どうしを接触させ
る接触方式と、この接触方式でない非接触方式に大別さ
れる。
【0004】前記接触方式にはピン挿入方式があり、こ
れは例えば68本程度のコネクタピンを用いて信号のや
り取りができるので、8ビットや16ビットのパラレル
データ転送が行われ、データの高速な読み出し、書き込
みが可能となる利点を有している。しかし、その反面、
コネクタピンが露出しているため、ピンの汚れや曲がり
などによる接触不良、ピンの小型化に起因する耐挿抜性
の低下などの欠点を有している。またそのことは、他の
電気接点でも同様の難点がある。
【0005】これに対して後者の非接触方式は、前述の
ようなトラブルの発生がなく、特に汚れた環境下での使
用が可能であるという特長を備えている。
【0006】この非接触方式で信号の送受信や電力の供
給などを行う具体的手段としては、静電気、光および電
波などが提案されているが、現在実用化されているの
は、コストや消費電力などを考慮して電磁結合方式によ
るものが殆どである。
【0007】図9は、一般的な電磁結合コネクタの基本
構成を示すブロック図である。ここでは基本構成を説明
するのに、4ビットのパラレルデータの送受信を例にと
って説明する。
【0008】この例の電磁結合方式は、端末装置側電磁
結合コネクタ100と、ICカード側電磁結合コネクタ
101を組み合わせて信号の送受信や電力の供給などを
行うものである。電磁結合コネクタ100,101の信
号部において、信号コイル102に発生する微弱電圧
(電流)を増幅する信号増幅回路103、電磁変換特有
のパルス波形を矩形パルス波形に整形する波形整形回路
104、4ビットパラレルデータを8ビットパラレルデ
ータに変換するシリアル/パラレル変換回路105が内
蔵され、電磁結合コネクタ100,101からはアドレ
ス信号、データ信号および命令信号などがバラレル信号
として同時に出力される。
【0009】端末装置側電磁結合コネクタ100の電力
部に内蔵されている発振回路106で所定の周波数に発
振され、交流で供給された電力は、電力コイル109、
111を介してICカード側電磁結合コネクタ101に
内蔵されている整流・平滑回路107および定電圧回路
108において直流定電圧電源に変換される。
【0010】送信の場合には受信とは逆に、例えば8ビ
ット信号を4ビット2回に分けるパラレル/シリアル回
路111が設けられている。
【0011】図10は従来のICカードに用いていたプ
リント配線基板の一部平面図である。プリント配線基板
200上にはベアチップIC201ならびにコンデンサ
202などの電子部品が搭載され、また、所定のターン
数を有する信号用、電力用のコイル203がプリントさ
れており、そのプリントコイル203の一端とベアチッ
プIC201とがスルーホール204を介して接続され
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のコイ
ル装置ではスルーホールを形成するための工程が必要で
あり、そのためコスト高を招くばかりでなく、特にプリ
ント配線基板として薄いフレキシブルなプリント配線基
板(FPC)を使用する際には確実なスルーホールの形
成が困難であり、作業が煩雑となる。
【0013】また、プリント配線基板の一面に所定のタ
ーン数を有するプリントコイルを形成する場合、そのプ
リントコイルの占有面積が他の電子部品等に比べると広
いため、コイル装置の小型化に支障をきたしているなど
の欠点を有している。
【0014】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、スルーホールの形成の必要がなく、そのた
めに製造工程が簡略化して、安価で、しかも小型化が可
能な、あるいはプリント配線基板が同じ面積であればタ
ーン数を増大することができるコイル装置ならびにそれ
を用いたメモリIC装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、下側のプリント配線基板に第1コ
イル半体と、その第1コイル半体の一端に導電性の第1
接合層を形成し、上側のプリント配線基板に第2コイル
半体と、その第2コイル半体の一端に導電性の第2接合
層を形成して、その上側のプリント配線基板を前記下側
のプリント配線基板上に重ね合わせて、前記第1接合層
と第2接合層とを一体に接合することにより、前記第1
コイル半体と第2コイル半体とを接続して1つのコイル
を形成したコイル装置を特徴とするものである。
【0016】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、下側のプリント配線基板にコイルと、そのコイルの
一端に導電性の第1接合層と、そのコイルから離れた位
置に導電性の第1中間接合層とを形成し、上側のプリン
ト配線基板に導電性の第2接合層ならびに第2中間接合
層と、その第2接合層と第2中間接合層を接続する導電
線とを形成して、その上側のプリント配線基板を前記下
側のプリント配線基板上に重ね合わせて、前記第1接合
層と第2接合層ならびに第1中間接合層と第2中間接合
層とをそれぞれ接合することにより、前記第1接合層と
第1中間接合層とを接続したコイル装置を特徴とするも
のである。
【0017】前記目的を達成するため、第3の本発明
は、下側のプリント配線基板に第1コイル半体と、その
第1コイル半体の一端に導電性の第1接合層を形成し、
上側のプリント配線基板に第2コイル半体と、その第2
コイル半体の一端に導電性の第2接合層を形成して、そ
の上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線基
板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層とを
一体に接合することにより、前記第1コイル半体と第2
コイル半体とを接続して1つのコイルを形成し、そのコ
イルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用のコイ
ルであり、前記プリント配線基板にICチップが搭載さ
れたICメモリ装置を特徴とするものである。前記目的
を達成するため、第4の本発明は、下側のプリント配線
基板にコイルと、そのコイルの一端に導電性の第1接合
層と、そのコイルから離れた位置に導電性の第1中間接
合層とを形成し、上側のプリント配線基板に導電性の第
2接合層ならびに第2中間接合層と、その第2接合層と
第2中間接合層を接続する導電線とを形成して、その上
側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線基板上
に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層ならびに
第1中間接合層と第2中間接合層とをそれぞれ接合する
ことにより、前記第1接合層と第1中間接合層とを接続
して、前記コイルが信号送受信のためのコイルあるいは
給電用のコイルであり、前記プリント配線基板にICチ
ップが搭載されたICメモリ装置を特徴とするものであ
る。
【0018】前記目的を達成するため、第4の本発明
は、下側のプリント配線基板に第1コイル半体と、その
第1コイル半体の一端に導電性の第1接合層を形成し、
上側のプリント配線基板に第2コイル半体と、その第2
コイル半体の一端に導電性の第2接合層を形成して、そ
の上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線基
板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層とを
一体に接合することにより、前記第1コイル半体と第2
コイル半体とを接続して1つのコイルを形成し、そのコ
イルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用のコイ
ルであり、前記プリント配線基板にICチップが搭載さ
れて薄板状のICモジュールが構成され、そのICモジ
ュールの両面に接着剤層を介して薄板状の保護部材が貼
着されているICメモリ装置を特徴とするものである。
【0019】前記目的を達成するため、第5の本発明
は、下側のプリント配線基板にコイルと、そのコイルの
一端に導電性の第1接合層と、そのコイルから離れた位
置に導電性の第1中間接合層とを形成し、上側のプリン
ト配線基板に導電性の第2接合層ならびに第2中間接合
層と、その第2接合層と第2中間接合層を接続する導電
線とを形成して、その上側のプリント配線基板を前記下
側のプリント配線基板上に重ね合わせて、前記第1接合
層と第2接合層ならびに第1中間接合層と第2中間接合
層とをそれぞれ接合することにより、前記第1接合層と
第1中間接合層とを接続して、前記コイルが信号送受信
のためのコイルあるいは給電用のコイルであり、前記プ
リント配線基板にICチップが搭載されて薄板状のIC
モジュールが構成され、そのICモジュールの両面に接
着剤層を介して薄板状の保護部材が貼着されているIC
メモリ装置を特徴とするものである。
【0020】
【作用】前記第1ないし第9の発明は前述したように、
上側のプリント配線基板と下側のプリント配線基板上と
重ね合わせた構造であるから、スルーホールを形成する
必要がなく、製造作業の簡略化が図れ、生産性が向上
し、コストの低減が可能となる。
【0021】さらにこれに加えて第1、第3ならびに第
5の発明は、最終的なプリント配線基板の占有面積が従
来と同一であれば、コイルの長さが長くなって性能の向
上が図れ、また、コイルの長さが従来と同一であれば、
最終的なプリント配線基板の占有面積を狭くすることが
可能で、装置の小型化が図れる。
【0022】また第5、第6の発明のように、ICモジ
ュールの両面に接着剤層を介して薄板状の保護部材が貼
着した構造にすれば、部品点数の削減にともなってコス
トの低減が図れる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を図とともに説明する。
図1ないし図4は第1実施例を説明するための図で、図
1は折り返す前、すなわち展開状態のFPCの一部平面
図、図2は図1のX−X上の断面図、図3は折り返した
後のFPCの平面図、図4は折返部の拡大断面図であ
る。
【0024】図1ならびに図2に示しているように、展
開した薄いフレキシブルなプリント配線基板(FPC)
1には、ベアチップIC2ならびにコンデンサ3などの
電子部品が搭載されている。
【0025】FPC1の所定位置には縦一列に開口した
スリット4を中心にしてその左右の対称位置に、それぞ
れ所定のターン数を有する第1コイル半体5aと第2コ
イル半体5bがプリント技術によって形成されている。
そして図1に示すように第1コイル半体5aの一端はベ
アチップIC2の1つの端子に接続され、他端は第1半
田層6aに接続され、第2コイル半体5bの一端はベア
チップIC2の他の端子に接続され、他端は第2半田層
6bに接続さている。
【0026】前記第1半田層6aと第2半田層6bは、
スリット4を中心にして同じ間隔L1だけ離れており、
しかもX−X線の同一線上に配置されている。図2に示
すように第1半田層6aならびに第2半田層6bを除く
第1コイル半体5aならびに第2コイル半体5bの表面
は、例えばホットメルト型接着剤などからなる電気絶縁
層7で覆われており、図1では電気絶縁層7を斜線で示
している。なお図2に示すように、半田層6a,6bは
電気絶縁層7よりも若干突出している。
【0027】図2に示すようにスリット4上の折り返し
線8(仮想線)のところから、前記電気絶縁層7側が互
いに向かい合うようにFPC1を部分的に折り返し(図
3参照)、図4に示すように第1半田層6aの上に第2
半田層6bを合わせ、両半田層6a,6bを熱溶融して
一体に接合する。この両半田層6a,6bの接合によ
り、第1コイル半体5aと第2コイル半体5bが接続さ
れたコイル長の長いコイルが形成され、FPC1の端を
部分的に折り返していることから、FPC1の最終的な
広さはかなり狭くできる。なお、両半田層6a,6bの
熱溶融の際の余熱によって下側の電気絶縁層7と上側の
電気絶縁層7も一体に熱溶着されるため、折り返し部分
がめくれることはない。
【0028】図5ならびに図6は、本発明の第2実施例
を説明するための図である。この実施例の場合、FPC
1の所定位置に第1コイル半体5aがプリントされ、そ
れの内周部側に第1半田層6aが形成されている。この
第1コイル半体5aから若干離れた位置に第1中間半田
層9aが形成されている。
【0029】一方、このFPC1とは完全に離れた補助
FPC10には第2コイル半体5bがプリントされ、そ
れの内周部側に第2半田層6bが形成され、第2コイル
半体5bの外側には第2中間半田層9bが接続されてい
る。
【0030】そして前記半田層6a,6b,9a,9b
を除くようにしてコイル半体5a,5bが電気絶縁層7
によってそれぞれ覆われている。
【0031】図5に示すように、FPC1と補助FPC
10とを並べたとき、半田層6a,6b,9a,9bは
同一線上に配置されており、しかも第1半田層6aと第
1中間半田層9aの間隔と、第2半田層6bと第2中間
半田層9bの間隔は、ともに等しい(間隔:L2)。
【0032】そして図6に示すように、半田層6b,9
bを下にして補助FPC10をFPC1の上に重合わ
せ、半田層6a,6b、半田層9a,9bならびに下側
の電気絶縁層7と上側の電気絶縁層7を融着することに
より、補助FPC10をFPC1に一体に接合するとと
もに、第1コイル半体5aと第2コイル半体5bが接続
されたコイル長の長いコイルが形成される。
【0033】なお本実施例では、半田層6aと6b、半
田層9aと9bを接合した例を示しているが、半田層6
aと9b、半田層6aと9bを互いに接合しても同じ長
さのコイルが形成される。
【0034】なお本実施例ではFPC1と補助FPC1
0を使用したが、前記第1実施例と異なりプリント配線
基板を折り返す構造になっていないから例えばガラス−
エポキシ樹脂などからなる硬質のプリント配線基板を使
用することもできる。
【0035】図7は、本発明の第3実施例を説明するた
めの図である。この実施例の場合、FPC1の所定位置
にコイル11がプリントされ、それの内周部側に第1半
田層6aが形成されている。このコイル11から若干離
れた位置に第1中間半田層9aが形成されている。この
コイル11の隣にはスリット4が形成され、このスリッ
ト4を中心にして、前記第1半田層6aとスリット4と
の間隔L3と同じ間隔L3で、かつ同一X−X線上に第
2半田層6bが設けられている。また、前記第1中間半
田層9aとスリット4との間隔L4と同じ間隔L4で、
かつ同一Y−Y線上に第2中間半田層6bが設けられて
いる。そして、第2半田層6bと第2中間半田層6bは
プリントされた導電線12によって接続されている。
【0036】この実施例の場合、導電線12の長さが比
較的短くてすむから、導電線12上には電気絶縁層7は
省略されており、コイル11側だけ電気絶縁層7で覆わ
れている。
【0037】この実施例の場合も前記第1実施例と同様
に、スリット4上の折り返し線8のところから、前記半
田層6a,6b、9a,9bが互いに向かい合うように
FPC1を部分的に折り返し、第1半田層6aの上に第
2半田層6bを載せ、第1中間半田層9aの上に第2中
間半田層9bを載せて、各半田層6a,6b、9a,9
bを熱溶融して一体に接合する。この各半田層6a,6
b、9a,9bの接合により、スルーホールを設けるこ
となく半田層6aと半田層9aを接続することができ
る。
【0038】この実施例では、1枚のFPC1上にコイ
ル11、導電線12ならび各半田層6a,6b、9a,
9bを形成して、折り返し線8のところから折り返した
例を示したが、例えば前記第2実施例のように、FPC
1あるいは硬質プリント配線基板上にコイル11と半田
層6a,9aを形成し、これとは別個の補助FPCある
いは硬質プリント配線基板上に導電線12と半田層9
a,9bを形成して、両者を接合することも可能であ
る。
【0039】前記各実施例では1つのコイルの場合につ
いて説明したが、実際には複数のコイルがプリント配線
基板上の形成されることになる。
【0040】前記実施例では接合層として半田層を用い
た場合について説明したが、半田層の代わりに導電性接
着剤層を用いることも可能である。
【0041】図8は、本発明の実施例に係るICメモリ
カードを説明するための図である。前述のようにプリン
ト配線基板上にベアチップICなどの電子部品を搭載
し、所定数のコイルを形成した薄板状のICモジュール
13と、ポリエチレンテレフタレート(PET)などか
らなる上側保護シート14ならびに下側保護シート15
と、ホットメルト型接着剤層16との積層体からICメ
モリカード17が構成されている。
【0042】
【発明の効果】前記第1ないし第9の発明は前述したよ
うに、上側のプリント配線基板と下側のプリント配線基
板上と重ね合わせた構造であるから、スルーホールを形
成する必要がなく、製造作業の簡略化が図れ、生産性が
向上し、コストの低減が可能となる。
【0043】さらにこれに加えて第1、第3ならびに第
5の発明は、最終的なプリント配線基板の占有面積が従
来と同一であれば、コイルの長さが長くなって性能の向
上が図れ、また、コイルの長さが従来と同一であれば、
最終的なプリント配線基板の占有面積を狭くすることが
可能で、装置の小型化が図れる。
【0044】また第5、第6の発明のように、ICモジ
ュールの両面に接着剤層を介して薄板状の保護部材が貼
着した構造にすれば、部品点数の削減にともなってコス
トの低減が図れるなどの諸種の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るプリント配線基板の
展開図である。
【図2】図1X−X線上の部分断面図である。
【図3】そのプリント配線基板の一部を折り返したプリ
ント配線基板の完成状態を示す平面図である。
【図4】そのプリント配線基板の折り返し部の拡大断面
図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るプリント配線基板の
展開図である。
【図6】そのプリント配線基板の接合を説明するための
側面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係るプリント配線基板の
展開図である。
【図8】本発明のプリント配線基板を含むICモジュー
ルを内蔵したICメモリカードの断面図である。
【図9】一般的な電磁結合方式を説明するためのブロツ
ク図である。
【図10】従来のICメモリカードに使用されていたプ
リント配線基板の平面図である。
【符号の説明】
1 FPC 2 ベアチップIC 4 スリット 5a 第1コイル半体 5b 第2コイル半体 6a 第1半田層 6b 第2半田層 7 電気絶縁層 8 折り返し線 9a 第1中間半田層 9b 第2中間半田層 10 補助FPC 11 コイル 12 導電線 13 ICモジュール 14 上側保護シート 15 下側保護シート 16 ホットメルト型接着剤層 17 ICメモリカード

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下側のプリント配線基板に第1コイル半
    体と、その第1コイル半体の一端に導電性の第1接合層
    を形成し、 上側のプリント配線基板に第2コイル半体と、その第2
    コイル半体の一端に導電性の第2接合層を形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層と
    を一体に接合することにより、前記第1コイル半体と第
    2コイル半体とを接続して1つのコイルを形成したこと
    を特徴とするコイル装置。
  2. 【請求項2】 下側のプリント配線基板にコイルと、そ
    のコイルの一端に導電性の第1接合層と、そのコイルか
    ら離れた位置に導電性の第1中間接合層とを形成し、 上側のプリント配線基板に導電性の第2接合層ならびに
    第2中間接合層と、その第2接合層と第2中間接合層を
    接続する導電線とを形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層な
    らびに第1中間接合層と第2中間接合層とをそれぞれ接
    合することにより、前記第1接合層と第1中間接合層と
    を接続したことを特徴とするコイル装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載において、前記下
    側のプリント配線基板と上側のプリント配線基板が連続
    したフレキシブルなプリント配線基板であって、そのフ
    レキシブルなプリント配線基板を折り返して下側のプリ
    ント配線基板と上側のプリント配線基板を構成したこと
    を特徴とするコイル装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記フレキシブ
    ルなプリント配線基板の折り返し部にスリットが形成さ
    れていることを特徴とするコイル装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または2記載において、前記導
    電性の接合層が半田層であることを特徴とするコイル装
    置。
  6. 【請求項6】 下側のプリント配線基板に第1コイル半
    体と、その第1コイル半体の一端に導電性の第1接合層
    を形成し、 上側のプリント配線基板に第2コイル半体と、その第2
    コイル半体の一端に導電性の第2接合層を形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層と
    を一体に接合することにより、前記第1コイル半体と第
    2コイル半体とを接続して1つのコイルを形成し、 そのコイルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用
    のコイルであり、前記プリント配線基板にICチップが
    搭載されていることを特徴とするICメモリ装置。
  7. 【請求項7】 下側のプリント配線基板にコイルと、そ
    のコイルの一端に導電性の第1接合層と、そのコイルか
    ら離れた位置に導電性の第1中間接合層とを形成し、 上側のプリント配線基板に導電性の第2接合層ならびに
    第2中間接合層と、その第2接合層と第2中間接合層を
    接続する導電線とを形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層な
    らびに第1中間接合層と第2中間接合層とをそれぞれ接
    合することにより、前記第1接合層と第1中間接合層と
    を接続して、 前記コイルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用
    のコイルであり、 前記プリント配線基板にICチップが搭載されているこ
    とを特徴とするICメモリ装置。
  8. 【請求項8】 下側のプリント配線基板に第1コイル半
    体と、その第1コイル半体の一端に導電性の第1接合層
    を形成し、 上側のプリント配線基板に第2コイル半体と、その第2
    コイル半体の一端に導電性の第2接合層を形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層と
    を一体に接合することにより、前記第1コイル半体と第
    2コイル半体とを接続して1つのコイルを形成し、 そのコイルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用
    のコイルであり、 前記プリント配線基板にICチップが搭載されて薄板状
    のICモジュールが構成され、 そのICモジュールの両面に接着剤層を介して薄板状の
    保護部材が貼着されていることを特徴とするICメモリ
    装置。
  9. 【請求項9】 下側のプリント配線基板にコイルと、そ
    のコイルの一端に導電性の第1接合層と、そのコイルか
    ら離れた位置に導電性の第1中間接合層とを形成し、 上側のプリント配線基板に導電性の第2接合層ならびに
    第2中間接合層と、その第2接合層と第2中間接合層を
    接続する導電線とを形成して、 その上側のプリント配線基板を前記下側のプリント配線
    基板上に重ね合わせて、前記第1接合層と第2接合層な
    らびに第1中間接合層と第2中間接合層とをそれぞれ接
    合することにより、前記第1接合層と第1中間接合層と
    を接続して、 前記コイルが信号送受信のためのコイルあるいは給電用
    のコイルであり、 前記プリント配線基板にICチップが搭載されて薄板状
    のICモジュールが構成され、 そのICモジュールの両面に接着剤層を介して薄板状の
    保護部材が貼着されていることを特徴とするICメモリ
    装置。
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