JP2009526307A

JP2009526307A - 電気接点を備えたプラスチックカード

Info

Publication number: JP2009526307A
Application number: JP2008554173A
Authority: JP
Inventors: エブゲネヴィッチバルチャイティス，バディム
Original assignee: エブゲネヴィッチバルチャイティス，バディム
Priority date: 2006-02-09
Filing date: 2006-08-08
Publication date: 2009-07-16
Also published as: WO2007091914A1; EP1983474B1; EP1983474A1; ATE528728T1; EP1983474A4; EA200801748A1; EA011646B1; CN101366050A; CN101366050B

Abstract

本発明のプラスチックカード（１）は、電気接点（４）およびその中に組み込まれた電気回路（３）を備え、折り畳み可能（６）であり、折り畳まれた側から外部読取デバイスのプラグソケットに挿入可能であるように具現化される。プラグソケットの接点、詳細にはＵＳＢソケットの接点に対するカードの接点の信頼できる適用は、折り畳み部分の可撓性および平行な折り畳み部分の数の選択によって保証される。
【選択図】図１

Description

本発明は、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有するプラスチックカードなどの記憶媒体デバイスに関する。

２００４年４月６日出願の米国特許第６，７１５，６７８号に記載される、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有する従来技術のプラスチックカードは、外部読取デバイスのポートに挿入されるように設計される。従来技術のカード（本発明の第１の実施形態に最も近い従来技術）は、コンピュータのＵＳＢインターフェースに挿入される中間読取デバイスを必要とすることから、不利である。

２００５年４月２６日出願の米国特許第６，８８３，７１８号に開示される、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有する別の従来技術のプラスチック（メモリ）カードは、外部読取デバイスのインターフェース・ソケット、詳細にはコンピュータのＵＳＢインターフェースに挿入されるように設計される。従来技術のメモリカード（本発明の第１の実施形態に最も近い従来技術）は、ＵＳＢインターフェースに挿入することを意図されたカードの部分が、カードの残りの部分のものと異なる厚みを有し、メモリカードが、例えば名刺または記憶カードとして使用される際不都合を生じることから、不利である。

２００５年１２月２９日出願の国際出願第ＷＯ２００５／１２４９３２号に記載されるさらに別のプラスチックカードは、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有し、折り畳まれ、折り畳まれた状態で外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入することができる。この従来技術のカード（本発明の第１の実施形態に最も近い従来技術）は、外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入される際、その電気接点が十分に弾性でなく、信頼できる接触嵌合を保証することができないことから、不利である。この従来技術のカードの別の不利な点は、カードの横方向の寸法によってその用途が制限され、すなわちカードは、適合する外部読取デバイスのインターフェースのソケットより幅を広くすることができない点である。

２００４年４月６日出願の米国特許第６，７１５，６７８号に記載されるプラスチックカードは、外部読取デバイスのインターフェースに挿入されるストリップの形態で作成されるカードの片側に、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有する。カード（本発明の第２の実施形態に最も近い従来技術）は、コンピュータのＵＳＢインターフェースに挿入される中間読取デバイスを必要とすることから、不利である。

２００４年４月６日出願の欧州特許第１，４２９，２８３号に記載されるさらに別のプラスチックカードは、外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるストリップの形態で作成されるカードの片側に、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有する。この従来技術のカード（本発明の第２の実施形態に最も近い従来技術）は、ＵＳＢポートに匹敵する厚みを有し、余分な量の材料を必要とし、さらに、例えば名刺として使用されるカードの容認される厚みの水準に適合しないことから、不利である。

請求される発明は、インターフェースに挿入される電気接点を備えプラスチックカードの厚みの数倍の厚みを有する媒体を必要とし、外部読取デバイスのインターフェースを直接介して、詳細には、コンピュータのＵＳＢインターフェースを介して、様々な目的に一般的に使用されるプラスチックカードから情報を読み取ることができるように設計される。その結果、カードの電気接点は、可撓性の電気接点の弾性を高めるおよび／またはＵＳＢインターフェースに挿入されるようにプラスチックカードの適切な折り畳み回数を選択することによって、ＵＳＢインターフェース接点に対してしっかりと押圧される。

この技術的効果は、電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有し、折り畳まれた状態で外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入可能であるプラスチックカードで実現される。カード自体は、折り目線に沿った１つまたは複数の溝を備え、電気接点は、カードが折り畳まれた側からインターフェースのソケットに挿入される際、外部読取デバイスのインターフェースの接点に電気接点を接続することができるように、折り畳み線に対して配置される。別の言い方をすると、カードが折り畳まれた側からそのソケットに挿入される際、外部読取デバイス・インターフェースの接点に接続されるように、折り目線に対して配置される。

プラスチックカードは、折り畳む際のカードのひび割れを防止するための被覆物を備えることができる。被覆物は、折り目線に沿って延在するストリップの形態で適用することができる。

プラスチックカードは、複数回折り畳まれた状態で外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるいくつかの平行な折り畳み部分を有することができる。

折り目線に沿った溝は、様々な方法で形成することができる。プラスチックカードは、折り目線に沿って穿孔または切れ目を有することができる。プラスチックカードはさらに、折り目線に沿ってくぼみを備えてもよい。

上記の技術的効果は、外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるカードの部分の上に設けられた電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有するプラスチックカードで実現される。外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるプラスチックカードの部分は、折り目線に沿った１つまたは複数の溝を備えることができ、電気接点は、カードの折り畳み部分が折り畳まれた側からそのソケットに挿入される際、外部読取デバイス・インターフェースの接点に接続されるように、折り目線に対して配置される。すなわち、電気接点は、そのソケットに挿入する際、外部読取デバイスのインターフェース接点に接続されるように折り目線に対して配置される。

電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有するプラスチックカードの部分は、いくつかの平行な折り畳み部分に再形成され、複数回折り畳まれた状態で外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入することができるストリップとして設計することができる。

外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるプラスチックカードの部分は、折り目線に沿ってくぼんでいる。

外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるプラスチックカードの部分は、折り畳む際のカードのひび割れを防止するための被覆物を備えることができる。

図１は、ポリ塩化ビニル製で、その中に埋め込まれるマイクロ回路（チップ）３、詳細にはマイクロプロセッサ用のスロット２を備えたプラスチックカード１を示す。マイクロ回路の上に接点群４が配置される。プラスチックカードは、その表面上で折り目線６に沿ってくぼみ（切れ目）５の形態の溝を有する。図２に示されるように、プラスチックカードは折り畳まれた状態であり、これは、ＵＳＢインターフェースのソケットに挿入することができる。くぼみ５は、プラスチックカード上の折り目線６の位置を画定する。この目的のために、くぼみは、折り目線に沿ったカードの穿孔またはカードの両側の切れ目の形態のいくつかの溝で置き換えることもできる。接点４は、プラスチックカードが折り畳まれた側からＵＳＢインターフェースのソケットに挿入される際、接点がＵＳＢインターフェースの接点に接続されるように折り目線に対して配置される。この位置において、折り目線は、ＵＳＢインターフェースのソケットの壁に対して押圧される。

インターフェース・ソケット内に複数回挿入された後、折り目線に沿ったカードのひび割れを防止するために、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの弾性で抗張力性の物質でカードを被覆することができる。被覆は、折り目線６を覆うストリップとして適用することができる。

カードの折り畳み部分７（図２）が、接点４をＵＳＢインターフェース接点に対して柔軟に押圧するために必要とされる厚みを提供することによって、プラスチックカードはＵＳＢインターフェースのソケットに嵌合する。２回またはそれ以上の回数折り畳まれたプラスチックカードの厚みは、その接点のインターフェース・ソケットへの信頼できる嵌合を実現するように選択することができる。

図３は、電気接点１１を備えたストリップ１０の形態でカードの一部を分離する切れ目９を有するプラスチックカード８を示す。ＵＳＢインターフェースに挿入可能なストリップ１０は、カードの残りの部分から外側に離れるように折り畳まれ、溝１３によって画定される折り目線１２に沿って折り畳むことができる。ストリップ１０は、使用前、ブリッジ１４によって通常の位置に保持される。ストリップ１０は、穿孔１５に沿ってカードの残りから切り離され、その後別々に使用することができる。

本発明によって製作されたプラスチックカードの用途は、その中に埋め込まれるマイクロ回路のタイプによる。名刺、ラベル、または出版物の広告などの用途は、比較的少ない情報量の記憶および読み込みを示唆し、スマートカードの用途は、カード内にマイクロプロセッサが埋め込まれることを要する。しかしながら両方の場合において、本発明により、要求される動作を実行するために、カードユーザが一般のコンピュータを信頼することが可能になる。

電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有するプラスチックカードの図である。折り畳まれた側からＵＳＢインターフェースのソケットに挿入するために折り畳まれたプラスチックカードの図である。ＵＳＢインターフェースのソケットに挿入するために折り畳み式のストリップを備えるプラスチックカードの図である。

Claims

電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を備え、折り畳まれた状態で、外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入可能であるプラスチックカードであって、前記プラスチックカードが折り目線に沿った１つまたは複数の溝を備え、その電気接点が、折り目側から前記インターフェースのソケットに前記カードを挿入する際、前記外部読取デバイスの前記インターフェースの接点に接続されるように、前記折り目線に対して配置されるプラスチックカード。
前記プラスチックカードが、折り畳む際のひび割れに対してカードを保護するための被覆物を備える、請求項１に記載のプラスチックカード。
前記被覆物が、前記折り目線に沿ったストリップの形態で適用される、請求項２に記載のプラスチックカード。
前記プラスチックカードが、いくつかの平行な折り畳み部分に再形成され、複数回折り畳まれた状態で外部読取デバイスのインターフェースに挿入されるように設計される、請求項１に記載のプラスチックカード。
前記プラスチックカードが、前記折り目線に沿った穿孔を備える、請求項１に記載のプラスチックカード。
前記プラスチックカードが、前記折り目線に沿った切れ目を備える、請求項１に記載のプラスチックカード。
前記プラスチックカードが、前記折り目線に沿ったくぼみを備える、請求項１に記載のプラスチックカード。
外部読取デバイスのインターフェース・ソケットに挿入されるカードの部分の上に設けられた電気接点および埋め込まれたマイクロ回路を有するプラスチックカードであって、前記外部読取デバイスの前記インターフェース・ソケットに挿入可能である前記プラスチックカードの前記部分が、前記折り目線に沿った１つまたは複数のくぼみを備え、その電気接点が、前記インターフェースのソケットに前記カードの折り畳み部分を挿入する際、前記外部読取デバイスの接点に接続されるように前記折り目線に対して配置されるプラスチックカード。
前記電気接点および前記埋め込まれたマイクロ回路を有する前記プラスチックカードの前記部分が、いくつかの平行な折り畳み部分に再形成され、複数回折り畳まれた状態で前記外部読取デバイスの前記インターフェース・ソケットに挿入することができるストリップである、請求項８に記載のプラスチックカード。
前記外部読取デバイスの前記インターフェース・ソケットに挿入可能な前記プラスチックカードの前記部分が、前記折り目線に沿ったくぼみを有する、請求項８に記載のプラスチックカード。
前記外部読取デバイスの前記インターフェース・ソケットに挿入可能な前記プラスチックカードの前記部分が、折り畳む際のカードのひび割れを防止するための被覆物を備える、請求項１に記載のプラスチックカード。