JPH07331871A - コンクリート製基礎の構築方法 - Google Patents

コンクリート製基礎の構築方法

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JPH07331871A
JPH07331871A JP14870794A JP14870794A JPH07331871A JP H07331871 A JPH07331871 A JP H07331871A JP 14870794 A JP14870794 A JP 14870794A JP 14870794 A JP14870794 A JP 14870794A JP H07331871 A JPH07331871 A JP H07331871A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない型枠で、しかも短期間にコンクリート
製基礎を構築する方法を提供する。 【構成】 構築しようとする基礎よりやや大きめの垂直
穴11を掘削し、前記垂直穴11に、骨枠17の外側に
板材18を固着した上下開放の型枠12を吊り込み、前
記型枠12の外側を部分的に埋め戻し、前記型枠12内
に、前記埋め戻し高さと同等か少し低い位置まで、生コ
ンクリート32を打設し、そして前記生コンクリート3
2が固まらない内に、前記型枠12をその下部壁が前記
生コンクリート32の表面に少し埋没する位置まで垂直
に引き上げ、更に以上の工程を繰り返して所定高のコン
クリート製基礎33を構築する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物等の基礎である
コンクリート製基礎(ラップルコンクリートとも言われ
る)の構築方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート製基礎の構築方法
は、図20に示すように、まずバックホー(ユンボとも
いう)で所定大きさの穴80を掘削し(a)、その底部
81に捨てコンクリート82を打ち(b)、その上に墨
出しを行い(c)、型枠83を構築する(d)。この場
合、型枠83が高い場合には足場84を仮組して作業を
行う。そして、前記型枠83内にコンクリート85を打
設し(e)、コンクリート85が硬化した時点で、作業
者が再度穴80内に入って型枠83を取り外し(f)、
周囲を埋め戻してコンクリート製基礎85を構築してい
た(g)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンクリート製基礎の構築方法においては、このように
掘削した穴80の中に作業者が入り作業をしなければな
らなかったので、掘った穴80の崩壊を防ぐため、穴8
0の断面を上部に開く形状にしなければならず、そのた
め穴80を掘った後の排土量及び埋め戻す土量が多いと
いう問題点があった。また、捨てコンクリート82が固
まるまで型枠83が取付けられず、更に型枠83を外す
場合にはコンクリート85が完全に硬化する必要がある
ので、作業に多くの日数(通常15〜20日程度)がか
かるという問題点があった。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、掘削時の排土量及び埋め戻す土
量を少なくし、また、型枠大工という技能工を必要とせ
ず、作業の日程を短縮するコンクリート製基礎の構築方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載のコンクリート製基礎の構築方法は、構築しようと
する基礎よりやや大きめの垂直穴を掘削する第1工程
と、前記垂直穴に、骨枠の外側に板材を固着した上下開
放の型枠を吊り込む第2工程と、前記型枠の外側を部分
的に埋め戻す第3工程と、前記型枠内に、前記埋め戻し
高さと同等か少し低い位置まで、生コンクリートを打設
する第4工程と、前記生コンクリートが固まらない内
に、前記型枠をその下部壁が前記生コンクリートの表面
に少し埋没する位置まで垂直に引き上げる第5工程と、
更に前記第3工程〜第5工程を繰り返して所定高のコン
クリート製基礎を構築するようにして構成されている。
また、請求項2記載のコンクリート製基礎の構築方法
は、請求項1記載の方法において、前記型枠には短脚が
設けられ、吊り込み時に前記短脚の載置部の高さ調整を
行い、該型枠を垂直にセットするようにして構成されて
いる。そして、請求項3記載のコンクリート製基礎の構
築方法は、構築しようとする基礎よりやや大きめの垂直
穴を掘削する第1工程と、構築しようとする前記基礎よ
り少し大きい上下開放の竪型の骨枠を吊り込む第2工程
と、前記骨枠の下部の高さ調整を行って、該骨枠を前記
垂直穴の略中心に垂直に立てる第3工程と、前記骨枠の
内側に板材を仮固定して、型枠を形成する第4工程と、
前記型枠内に生コンクリートを基礎の高さまで打設する
第5工程と、打設した前記コンクリートが硬化した後、
前記骨枠のみを引き上げて除去する第6工程と、前記骨
枠が除去された多数の板材を除去し、コンクリート基礎
の周囲を埋め戻す第7工程とを有して構成されている。
【0005】
【作用】請求項1、2記載のコンクリート製基礎の構築
方法においては、まず、構築しようとする基礎よりやや
大きめの垂直穴を掘削し、骨枠の外側に板材が固着され
た型枠を吊り込む。これによって、仮に土層が崩壊し易
い場所に基礎を構築する場合であっても、周囲の壁の崩
壊を前記型枠で防止することができる。この場合、前記
型枠の板材は骨枠の外側に固着されているので、土圧が
掛かっても、骨枠によって前記板材の内側への倒れを防
止することができる。次いで型枠の外側を部分的に埋め
戻す。これによって、型枠の板材が外側に倒れようとす
るのを、受け止めることができ、外側の埋め戻し高さと
同等か少し低い位置まで、生コンクリートを打設するこ
とができる。そして、前記生コンクリートが固まらない
内に、型枠をその下部壁が生コンクリートの表面に少し
埋没する位置まで垂直に引き上げる。これによって、外
側の埋め戻された土(砂利、石等も含む)が型枠となっ
て、内側のコンクリートの形状を確保できる。そして、
前記型枠を所定の高さまで引き上げて、上部の型枠とし
て使用するので、型枠の量を減らすことができる。以上
の工程を繰り返すことによって、少ない型枠で深い基礎
を構築することも可能となる。特に、請求項2記載のコ
ンクリート製基礎の構築方法においては、型枠には短脚
が設けられているので、型枠を垂直穴にセットする場合
には、前記短脚が乗る部分だけ、レベル調整を行って型
枠のレベル調整を行えば良い。即ち、仮に型枠に短脚が
無かった場合には、型枠の下部の辺の全ての広い範囲に
ついてレベル調整を行う必要があるが、本発明の場合に
は、短脚の部分(通常、4ケ所)で済むので、レベル調
整の期間短縮を図ることができる。そして、請求項3記
載のコンクリート製基礎の構築方法においては、まず、
構築しようとする基礎よりやや大きめの垂直穴を掘削
し、基礎の大きさより少し大きい上下開放の骨枠を吊り
込む。ここで、該骨枠のレベル調整を行うが、該骨枠の
最下部には水平部材を無くして、短脚を設けることが好
ましい。これによって、短脚の部分のレベルを調整する
ことによって、前記骨枠を垂直に垂直穴に立てることが
できる。そして、前記骨枠内に板材を張って番線等で仮
固定し、型枠を形成する。そして、型枠内に生コンクリ
ートを打設する。この場合、打設したコンクリートによ
って型枠に荷重が掛かるが、型枠を構成する板材は骨枠
の内側に張られているので、外側の骨枠によって荷重が
支持される。次に、前記生コンクリートが硬化した後、
外側の骨枠を引き上げる、これによって板材が自由とな
るので、板材をコンクリートから剥ぎ上部に引き上げて
除去する。この後、コンクリート基礎の周囲を埋め戻し
てコンクリート製基礎が完成する。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1〜図10は本発明の第1の実施例に係
るコンクリート製基礎の構築方法の工程説明図、図11
は同方法に使用する型枠の側面図、図12〜図19は本
発明の第2の実施例に係るコンクリート製基礎の構築方
法の工程説明図である。
【0007】まず、図1〜図11を参照しながら、本発
明の第1の実施例に係るコンクリート製基礎の構築方法
について説明する。図1に示すように、まずバックホー
10で構築しようとする基礎より120〜160cm程
度幅の広い深さ約5mの垂直穴11を掘削する。そし
て、図2に示すように予め組み立てた型枠12を前記バ
ックホー10を用いて前記垂直穴11の中央に吊り込
む。
【0008】前記型枠12は平面視して4角形となっ
て、図11に示すように周囲の4本の柱13、及びこれ
らを結ぶ3本の梁14〜16を有する骨枠17と、該骨
枠17の外側を囲む複数の板材(矢板、通常は30mm
×210mm×2〜4m)18からなっている。前記梁
14〜16及び柱13には適当に取付け孔が形成され
て、前記複数枚の板材18は該骨枠17に、番線19あ
るいは必要に応じて木製の当て板を用いて釘付けされ
て、略完全に固定されている。なお、最下部の梁15は
板材18の下端から約50〜60cmの位置に配置され
ている。打設した生コンクリート中に梁15が埋設しな
いようになっている。なお、前記側板18をねじを用い
て骨枠17に固定することも可能である。
【0009】前記それぞれの骨枠17の下部には柱13
を板材18の下端から10〜20cm延長して短脚21
が形成され、更に4角の柱13の上部には取付け孔22
が形成されて、シャックル23を用いて吊りワイヤ24
の端部を固定し、図2に示すようにバックホー10で該
型枠12を吊ることができるようになっている。なお、
この型枠12の内側大きさ平面が構築しようとする基礎
の平面と同一になっている。
【0010】前記型枠12を図3に示すように、垂直穴
11に入れ込むと、穴底25のレベル(平面)は出てい
ないので、該型枠12は傾くことになる。そこで、図4
に示すように、4角の短脚21の下部をはつり機(ピッ
ク、ブレーカー)26が掘って一定のレベルを出し、該
型枠12を垂直に立てる。この場合、垂直穴11の側壁
28の部分的崩壊があっても、型枠12によって内側の
作業者を守ることができる。
【0011】次に、図5に示すように作業者27が穴底
25を整地する。これによって余分な土砂を除去し、穴
底25と構築する基礎との固着性を増加させる。なお、
ここで、29はタラップである。そして、作業者27を
該垂直穴11から退避させた後、型枠12と垂直穴11
の隙間30を50〜100cm程度埋め戻す。これによ
って、板材18を外側から骨枠17に押し付けて型枠1
2の補強を行うことができる。
【0012】続いて、図6に示すようにコンクリートミ
キサ車31で埋め戻し土砂の高さと同位置まで生コンク
リート32を充填する。なお、生コンクリート32の充
填高さは埋め戻し土砂と略同一であることが好ましく、
少ない場合には工事能率が悪くなり、多くなれば板材1
8が過大な力を受けて破損したり、生コンクリート32
が板材18の隙間から漏れる等の障害が生ずる。
【0013】次に、図7に示すように、バックホー10
を用いて、生コンクリート32が固まらない内に型枠1
2を少し引き上げる。この場合の型枠12の引上げ高さ
は型枠12の下部の板材18が生コンクリート32の表
面から少し埋没する位置までとする。それから、再び型
枠12と垂直穴11の隙間30を50〜100cm程
度、土砂で埋め戻して、コンクリートミキサ車31で埋
め戻し高さと同位置まで生コンクリート32を入れる。
【0014】以上の埋め戻しと生コンクリート打設作業
を、生コンクリート打設位置が所定高(2〜3m又はそ
れ以上)になるまで繰り返し、コンクリートの打設高さ
が所定高に到達したなら、図9に示すように、型枠12
が生コンクリート32の表面に少し埋没する位置まで引
上げ(約、50cm程度埋没するのが好ましい)、基礎
上部の土との境界線を明確化するため、生コンクリート
32が硬化した後、型枠12を引き上げ、基礎33の工
事が一応完了する。
【0015】なお、以上の工事は予め用意されたアング
ル材から骨枠17を作りその周囲に板材18を取付けて
型枠12を作るのが1日、型枠12を垂直穴11に入れ
て生コンクリート32を打設し、一応の基礎を構築する
のに2日、打設したコンクリートを養生するのに3日程
度でできるので、合計で6〜7日程度となり極めて作業
工程が短いという利点を有する。また、前記第1の実施
例に係るコンクリート製基礎の構築方法は、垂直穴11
内で作業を行う場合であっても、周囲に型枠12がある
ので、比較的崩壊が起こり易い地盤であっても安全に作
業できる。
【0016】続いて、図12〜図19を参照しながら、
本発明の第2の実施例に係るコンクリート製基礎の構築
方法を説明する。図12に示すように、バックホー10
で構築しようとする基礎より20〜100cm程度大き
い垂直穴35を掘削し、この中に予めアングル材を組み
立てた骨枠36を吊りワイヤ37等で吊って、図13に
示すように該垂直穴35の中央に前記骨枠36を入れ
る。なお、この骨枠36の下部の4角には短脚38が設
けられている。
【0017】そして、図14に示すように前記短脚38
が乗る穴底39を前記はつり機26ではつってレベルを
出し、該骨枠36を垂直に建てる。そして、必要な場合
には、穴底39の整地を行う。次に、該骨枠36の内側
に板材(矢板)40を番線、場合によっては釘等を利用
して張り巡らし、上下開放の型枠41を形成する。この
場合、図15に示すように、骨枠36の上部の梁42及
び中間の梁43と板材40との間に楔44を打ち込み、
板材38を内側に僅少の範囲(1度程度)倒し、図16
に示すように型枠41を垂直穴35内に垂直状態で配置
する。
【0018】次に、図17に示すように、コンクリート
ミキサー車31で生コンクリート45を型枠41内に構
築しようとする基礎の高さまで流し込み、1〜2日放置
してコンクリートを硬化させる。
【0019】コンクリートが硬化して一応の基礎46が
形成された後、図18(A)に示すように挿入した楔4
4を抜く。この楔44は個々に抜いても良いが、骨枠3
6を少し持ち上げることによって抜いてもよい。この状
態で、図18(B)に示すように、板材40と基礎46
とが離れることになる。図19に示すように骨枠36を
完全に上昇させると、板材40は基礎46から離れるこ
とになるので、全部取り出し、基礎と垂直穴35との間
を埋め戻して一応のコンクリート製基礎が完成する。
【0020】なお、第2の実施例に係るコンクリート製
基礎の構築方法は、垂直穴35の側面が比較的硬く崩壊
しにくい地盤の場合に適用でき、垂直穴35を構築後、
型枠41を正確に配置するまでの工程が約1日、生コン
クリート45を打設して硬化するまでの期間が2日程度
であるので極めて短期間の内に工事が完了する。
【0021】前記実施例においては、板材として木板を
使用したが、十分強度を有する強化プラスチック等であ
ってもよい。また、バックホーを使用して型枠の吊り下
げを行っていたが、クレーン車等を利用することは当然
可能である。また、前記基礎はこの実施例においては、
平面視して四角であったが、円形、楕円形等であっても
本発明は適用される。更には、第1の実施例において、
小型の基礎の構築においては、型枠は予め、金属、FR
P、アルミ、木材あるいはこれらの複合材料によって一
体物として作っていてもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1及び2記載のコンクリート製基
礎の構築方法は、垂直穴に吊り込んだ型枠の外周を埋め
戻す作業と型枠内に生コンクリートを打設する作業を繰
り返すことによって、所定高のコンクリート製基礎(ラ
ップル基礎)を構築する方法なので、深基礎を少ない型
枠で構築できる。そして、掘削時の排土量及び埋め戻す
土量が少なくて済み、型枠大工等も不要となり、更には
作業日数の短縮をすることができる。請求項3記載のコ
ンクリート製基礎の構築方法においても、型枠大工が不
要となり、極めて短い期間でコンクリート製基礎(ラッ
プル基礎)を構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係るコンクリート製基
礎の構築方法の工程説明図である。
【図2】同工程説明図である。
【図3】同工程説明図である。
【図4】同工程説明図である。
【図5】同工程説明図である。
【図6】同工程説明図である。
【図7】同工程説明図である。
【図8】同工程説明図である。
【図9】同工程説明図である。
【図10】同工程説明図である。
【図11】同方法に使用する型枠の側面図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係るコンクリート製
基礎の構築方法の工程説明図である。
【図13】同工程説明図である。
【図14】同工程説明図である。
【図15】同工程説明図である。
【図16】同工程説明図である。
【図17】同工程説明図である。
【図18】同工程説明図である。
【図19】同工程説明図である。
【図20】従来例に係るコンクリート製基礎の構築方法
の説明図である。
【符号の説明】
10 バックホー 11 垂直穴 12 型枠 13 柱 14 梁 15 梁 16 梁 17 骨枠 18 板材 19 番線 21 短脚 22 取付け孔 23 シャックル 24 吊りワイヤ 25 穴底 26 はつり機 27 作業者 28 側壁 29 タラップ 30 隙間 31 コンクリートミキサー車 32 生コンクリート 33 基礎 35 垂直穴 36 骨枠 37 吊りワイヤ 38 短脚 39 穴底 40 板材 41 型枠 42 梁 43 梁 44 楔 45 生コンクリート 46 基礎

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構築しようとする基礎よりやや大きめの
    垂直穴を掘削する第1工程と、前記垂直穴に、骨枠の外
    側に板材を固着した上下開放の型枠を吊り込む第2工程
    と、前記型枠の外側を部分的に埋め戻す第3工程と、前
    記型枠内に、前記埋め戻し高さと同等か少し低い位置ま
    で、生コンクリートを打設する第4工程と、前記生コン
    クリートが固まらない内に、前記型枠をその下部壁が前
    記生コンクリートの表面に少し埋没する位置まで垂直に
    引き上げる第5工程と、更に前記第3工程〜第5工程を
    繰り返して所定高のコンクリート製基礎を構築すること
    を特徴とするコンクリート製基礎の構築方法。
  2. 【請求項2】 前記型枠には短脚が設けられ、吊り込み
    時に前記短脚の載置部の高さ調整を行い、該型枠を垂直
    にセットする請求項1記載のコンクリート製基礎の構築
    方法。
  3. 【請求項3】 構築しようとする基礎よりやや大きめの
    垂直穴を掘削する第1工程と、構築しようとする前記基
    礎より少し大きい上下開放の竪型の骨枠を吊り込む第2
    工程と、前記骨枠の下部の高さ調整を行って、該骨枠を
    前記垂直穴の略中心に垂直に立てる第3工程と、前記骨
    枠の内側に板材を仮固定して、型枠を形成する第4工程
    と、前記型枠内に生コンクリートを基礎の高さまで打設
    する第5工程と、打設した前記コンクリートが硬化した
    後、前記骨枠のみを引き上げて除去する第6工程と、前
    記骨枠が除去された多数の板材を除去し、コンクリート
    基礎の周囲を埋め戻す第7工程とを有してなることを特
    徴とするコンクリート製基礎の構築方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008255636A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Kajima Corp Rc大梁の施工方法
JP2020197015A (ja) * 2019-05-31 2020-12-10 株式会社安藤・間 基礎の構築方法
KR102337202B1 (ko) * 2021-04-02 2021-12-10 (주)세정엔지니어링 원격제어용 암파쇄 친환경 멀티 전기굴착기 및 이를 이용한 굴착공법

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