JPH0733168Y2 - クロスコイル形指示計器 - Google Patents

クロスコイル形指示計器

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JPH0733168Y2
JPH0733168Y2 JP4404290U JP4404290U JPH0733168Y2 JP H0733168 Y2 JPH0733168 Y2 JP H0733168Y2 JP 4404290 U JP4404290 U JP 4404290U JP 4404290 U JP4404290 U JP 4404290U JP H0733168 Y2 JPH0733168 Y2 JP H0733168Y2
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JP
Japan
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beard
shaped groove
fixed
mustache
coil
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JP4404290U
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JPH044279U (ja
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幸男 大池
友博 杉山
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はクロスコイル形指示計器に係り、特に自動車等
に搭載され、速度計、回転計、ブースト計など種々の車
載計器に好適なクロスコイル形指示計器に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来から、互いに直交する磁界を発生する一対のコイル
にそれぞれ計測量に応じて変化する電流を流し、上記一
対のコイルがそれぞれ発生する磁界を合成した合成磁界
の方向にマグネットロータを回転させて、このマグネッ
トロータと共に回転する指針により計測量の表示を行う
車載用指示計器が多く用いられている。
第3図は従来のこの種の指示計器用のムーブメントを示
し、ムーブメント1はコイルボビン11を有しており、こ
のコイルボビン11には、コイル12,12が互いに直交する
ように巻回されている。上記コイル12,12及びコイルボ
ビン11の内側には、S極及びN極が形成された円板状の
マグネットロータ(図示せず)が配設されており、この
マグネットロータの中心部には、回転軸14が一体に取付
けられている。回転軸14はコイルボビン11に回転自在に
軸承され、その一端がコイルボビン11から突出され、こ
の回転軸14の突出端には指針15が固着されている。
コイルボビン11は、その略中央で回転軸14の長手方向に
2つのコイルボビン部分11a及び11bに2分割され、この
2分割された2つのコイルボビン部分11a及び11bは互い
に突き合わせることで、マグネットロータを収容する空
所を形成している。
以上の構成により、上記マグネットロータは、各コイル
12に通電されていない状態では、上記回転軸14を中心と
して自由に回転自在とされ、上記各コイル12に通電する
ことにより、所定角度回転駆動できるようになされてい
る。
また、上記回転軸14の中間部にはヒゲ全舞13の巻回部13
cの内端が固定されている。ヒゲ全舞13には、巻回部1c
の外端部がこの巻回部13cに対して直角に折曲されて自
由端部13aが形成され、この自由端部13aが上記コイルボ
ビン11側に固定されている。このヒゲ全舞13により、上
記各コイル12に通電せずマグネットロータが自由に回転
できる状態で、上記回転軸14を上記指針15が0位置に戻
るように付勢するようになされている。なお、16はヒゲ
全舞13の内端を回転軸14に固定するため回転軸14に取付
けたヒゲ玉である。
そして、駆動信号としての所定電流が上記各コイル12に
供給されることにより、上記各コイル12が発生する磁界
の合成磁界に応じて、上記マグネットロータを上記計測
量に対応した角度回転させる。これにより、上記回転軸
14が回転し、上記指針15を図示しない文字板上で回転さ
せて上記計測量を表示するようにしている。
そして、上記ヒゲ全舞13としては、上記回転軸14の回転
により、巻き込まれて或いは展開されて付勢力が蓄積さ
れる巻き込み式或いは展開式のものが適用される。
そして、自動車を停車させた場合等、上記各コイル12に
通電しない状態では、上記マグネットロータが自由に回
転できるようになり、上記指針15は、回転軸14に付与さ
れるヒゲ全舞13に蓄積された付勢力により回転されて0
位置に戻される。
上記指示計器において、ヒゲ全舞を十分な位置精度をも
って容易に取付けることができるように、上記コイルボ
ビン11の外周部にポスト11cを形成し、このポスト11cの
上端面に略L型溝11dを形成すると共に、上記ヒゲ全舞1
3の自由端部13aの先端部を略L字状に折曲形成し、この
ヒゲ全舞13の折曲形成端部13bを上記略L型溝11dに挿
入、固定するようにしている。
以上のように、ヒゲ全舞13のコイルボビン11側への固定
を、コイルボビン11に形成したポスト11cの上端面の略
L型溝11dに、略L字状に折曲形成したヒゲ全舞13の折
曲形成端部13bを挿入、固定することにより行うように
したので、ヒゲ全舞13のコイルボビン11側への固定位置
がずれることがなく、ヒゲ全舞13を十分な位置精度をも
って極めて容易に取付けることができ、しかもヒゲ全舞
の展開状態でヒゲ全舞の各巻回部分が互いに接触しない
等ピッチとなるように取付け時の位置調整等を行う必要
がなくなっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述した従来の指示計器では、ヒゲ全舞13の折
曲形成端部13bを挿入、固定する略L型溝11dのヒゲ全舞
導入部11d1の方向が回転軸14とポスト11cとを結ぶ線に
沿ったものとなっているため、第4図に示すようにヒゲ
全舞13が所定の位置に固定された状態では、その自由端
部13aの折曲部は直角に保持されて取付けられる。
このような取付け状態において、第5図に示すように回
転軸14がマグネットロータの回転によって時計方向に回
転され、内端が回転軸14に固定されているヒゲ全舞13が
展開されると、危弱な弾性材により形成されているヒゲ
全舞13では、構造上、巻回部13cに対して直角に折曲し
て形成した自由端部13aの付け根部分に大きな力が掛っ
て変形し易く比較的自由になる自由端部13aに隣接した
巻回部分が膨らみ、これに対して、これと対称な位置の
巻回部分が互いに接近するような動きが生じ、この接近
が極端に起こるヒゲ全舞13の各巻回部分が互いに接触す
るようになる。このような現象は回転軸14の回転によっ
てヒゲ全舞13が巻き込まれるように使用される場合にも
生じる。
上述のようにヒゲ全舞13がその巻き込み或いは展開によ
って巻回部13cの一部分13c1が互いに接触するようにな
ると、ヒゲ全舞13の復元動作時のトルクが変形動作時の
トルクと変わってしまい、所謂ヒステリシスが生じるよ
うになる。このようなヒゲ全舞13のヒステリシスは指針
15の指示にもヒステリシスを生じさせ、計測量の指示の
リニアリティを損なう原因になる。
よって本考案は上述した従来の問題点に鑑み、ヒゲ全舞
の取付け作業性を損なうことなく、ヒゲ全舞のヒステリ
シス量を低減して指示のリニアリティの確保を図ったク
ロスコイル形指示計器を提供することを課題としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本考案により成されたクロスコ
イル形指示計器は、クロスコイルを構成する2つのコイ
ルが互いに直交して外周に巻回されているコイルボビン
の内側に先端部に指針が固着された回転軸を中心として
回転自在のマグネットロータを配設し、前記回転軸に前
記指針を0位置方向に付勢するヒゲ全舞の内端を固定
し、前記コイルボビンの外周部に形成したポストの上端
面に略L型溝又はT型溝を形成し、前記ヒゲ全舞の巻回
部の外端部を折曲して自由端部を形成すると共にその先
端部を略L字状又はT字状に折曲形成して折曲形成端部
を形成し、前記ヒゲ全舞の折曲形成端部を略L型溝又は
T型溝に挿入、固定したクロスコイル形指示計器におい
て、前記ヒゲ全舞の折曲形成端部が挿入、固定される前
記略L型溝又はT型溝のヒゲ全舞導入部を、その方向が
前記回転軸と前記ポストとを結ぶ線から外れるように形
成し、前記ヒゲ全舞の巻回部に対して鋭角をなすように
したことを特徴としている。
〔作用〕
以上の構成において、ヒゲ全舞の折曲形成端部を挿入、
固定する略L型溝又はT型溝のヒゲ全舞導入部の方向
が、回転軸とポストとを結ぶ線から外れ、ポストにヒゲ
全舞の折曲形成端部が挿入、固定された状態で巻回部に
対して鋭角をなすようにされているので、回転軸が回転
され、内端が回転軸に固定されているヒゲ全舞が展開さ
れ或いは巻き込まれたとき、自由端部が巻回部に対して
直角に折曲されているものに比べ自由端部の変形がし難
くなり、ヒゲ全舞の全体が平均的に膨らんだり或いは縮
んだりするよになり、ヒゲ全舞の部分が互いに接触する
ことがなくなり、復元動作時のトルクが変形動作時のト
ルクと変わってしまい、所謂ヒステリシルが生じるよう
なことが起こらなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案によるクロスコイル形指示計
器の一実施例を示す図であり、同図において、第3図乃
至第5図について説明したものと同一の部分には同一の
符号を付してその詳細な説明を省略する。
第1図及び第2図において、回転軸14の中間部にはヒゲ
全舞13の巻回部13cの内端が固定されている。ヒゲ全舞1
3には、巻回部13cの外端部がこの巻回部13cに対して直
角に折曲されて自由端部13aが形成され、この自由端部1
3aが上記コイルボビン11側に固定されている。上記ヒゲ
全舞13の自由端部13aは巻回部13cの外端部が直角に折曲
されて形成され、その先端部が略L字状に折曲成形され
て折曲成形端部13bが形成されている。
ムーブメント1のコイルボビン11の外周部に形成された
ポスト11cの上端面には略L型溝11dが形成され、この略
L型溝11dに上記ヒゲ全舞13の折曲形成端部13bが挿入、
固定されている。この固定は、略L型溝11dに上記ヒゲ
全舞13の折曲形成端部13bが挿入した後、略L形溝11dが
形成されているポスト11cの上端面を加熱して溶かすこ
とによって行われる。
上記ヒゲ全舞13の折曲形成端部13bが挿入、固定される
略L型溝11dのヒゲ全舞導入部11d1はその方向が回転軸1
4とポスト11cとを結ぶ線から外れたものとなっていて、
所定の位置に固定される前には巻回部13cに対して直角
に折曲されていた自由端部13aは、図示のようにヒゲ全
舞13が所定の位置に固定された状態では、その角度θが
90°より小さな鋭角に変形されて保持されて取付けられ
る。
上記自由端部13aが巻回部13cに対してなす角度θが鋭角
となるような取付け状態において、第2図に示すように
回転軸14がマグネットロータの回転によって時計方向に
回転され、内端が回転軸14に固定されているヒゲ全舞13
が展開されたとき、この部分での変形が直角のものに比
べてし難くなり、ヒゲ全舞13の全体が平均的に膨らむよ
うになる。
上述のようにヒゲ全舞13がその展開によってその全体が
平均的に膨らむようになるので、ヒゲ全舞13の一部分が
互いに接触することがなくなり、復元動作時のトルクが
変形動作時のトルクと変わってしまい、所謂ヒステリシ
スが生じるようなことが起こらなくなる。
なお、図示実施例では、ヒゲ全舞13として展開式のもの
を示しているが、巻き込み式のヒゲ全舞の場合にも本考
案は等しく適用することができる。
勿論、上記ヒゲ全舞13の折曲形成端部を13bを略T字状
に折曲形成し、この折曲形成端部13aを上記コイルボビ
ン11のポスト11cの上端面に形成された略T型溝に挿
入、固定するようにしてもよい。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、回転軸が回転さ
れ、内端が回転軸に固定されているヒゲ全舞が展開され
或いは巻き込まれたとき、折曲部での変形が直角のもの
に比べてし難くなり、ヒゲ全舞の全体が平均的に膨らん
だり或いは縮んだりするようになり、ヒゲ全舞の部分が
互いに接触することがなくなり、復元動作時のトルクが
変形動作時のトルクと変わってしまい、所謂ヒステリシ
スが生じるようなことが起こらなくなるので、ヒゲ全舞
の取付け作業性を損なうことなく、ヒゲ全舞のヒステリ
シス量を低減して指示のリニアリティの確保を図ること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案によるクロスコイル形指示計
器の一実施例をそれぞれ示す平面図、 第3図は従来のクロスコイル形指示計器を示すムーブメ
ントの斜視図、 第4図及び第5図は従来のクロスコイル形指示計器の一
例をそれぞれ示す平面図である。 11……コイルボビン、11c……ポスト、11d……略L型
溝、11d1……ヒゲ全舞導入部、12……コイル、13……ヒ
ゲ全舞、13a……自由端部、13b……折曲形成端部、13c
……巻回部、14……回転軸、15……指針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスコイルを構成する2つのコイルが互
    いに直交して外周に巻回されているコイルボビンの内側
    に先端部に指針が固着された回転軸を中心として回転自
    在のマグネットロータを配設し、前記回転軸に前記指針
    を0位置方向に付勢するヒゲ全舞の内端を固定し、前記
    コイルボビンの外周部に形成したポストの上端面に略L
    型溝又はT型溝を形成し、前記ヒゲ全舞の巻回部の外端
    部を折曲して自由端部を形成すると共にその先端部を略
    L字状又はT字状に折曲形成して折曲形成端部を形成
    し、前記ヒゲ全舞の折曲形成端部を略L型溝又はT型溝
    に挿入、固定したクロスコイル形指示計器において、 前記ヒゲ全舞の折曲形成端部が挿入、固定される前記略
    L型溝又はT型溝のヒゲ全舞導入部を、その方向が前記
    回転軸と前記ポストとを結ぶ線から外れるように形成
    し、前記ヒゲ全舞の巻回部に対して鋭角をなすようにし
    た ことを特徴とするクロスコイル形指示計器。
JP4404290U 1990-04-26 1990-04-26 クロスコイル形指示計器 Expired - Lifetime JPH0733168Y2 (ja)

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JP4404290U JPH0733168Y2 (ja) 1990-04-26 1990-04-26 クロスコイル形指示計器

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Publication Number Publication Date
JPH044279U JPH044279U (ja) 1992-01-16
JPH0733168Y2 true JPH0733168Y2 (ja) 1995-07-31

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ID=31556988

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JP (1) JPH0733168Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013042479A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 日本精機株式会社 交差コイル式計器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013042479A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 日本精機株式会社 交差コイル式計器
JP2013068496A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Nippon Seiki Co Ltd 交差コイル式計器

Also Published As

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JPH044279U (ja) 1992-01-16

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