JPH0234622Y2 - - Google Patents

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JPH0234622Y2
JPH0234622Y2 JP4678687U JP4678687U JPH0234622Y2 JP H0234622 Y2 JPH0234622 Y2 JP H0234622Y2 JP 4678687 U JP4678687 U JP 4678687U JP 4678687 U JP4678687 U JP 4678687U JP H0234622 Y2 JPH0234622 Y2 JP H0234622Y2
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pointer
stopper
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cross
coil type
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスピードメータ、タコメータなどに適
用される車両用クロスコイル形指示計器に関する
ものである。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
一般にクロスコイル形指示計器は、第8図及び
第9図に示すように互に交差して巻回された第1
及び第2のコイル1a及び1bと、このコイル1
a及び1bがそれぞれ発生する磁界の合成磁界に
よつて回転駆動される回転マグネツト2とからな
り、回転マグネツト2の回転中心に指針軸3が固
着されている。指針軸3には、回転マグネツト2
のNS磁極の方向と一致する方向を向くように指
針4が固着されている。
上記第1及び第2のコイル1a及び1bには、
イグニツシヨンスイツチがオフしていて電源が供
給されていないときには通電は行われないが、イ
グニツシヨンスイツチがオンされ電源が供給され
ると、指示量に応じて第10図に示すような電圧
が印加されるようになる。
すなわち、コイル1aにはcos近似曲線に応じ
て、コイル1bにはsin近似曲線に応じてそれぞ
れ変化する電圧が印加され、これら電圧の印加に
よつてコイル1a及び1bがそれぞれ発生する磁
界による合成磁界の方向は原理的に360゜の範囲で
変化する。
また、コイル1a及び1bに通電が行われてい
ないとき、回転マグネツト2のN極と作用して吸
引力を発生し、指針4をストツパ5に当接した状
態、すなわち基準位置(零指示位置)を保持する
ための帰零マグネツト6が設けられている。この
帰零マグネツト6は、S磁極が回転マグネツト2
の外周面と対向され、零指示位置から指示範囲外
に若干ずれた位置に配置されている。
上述した従来のクロスコイル形指示計器では、
車両への計器取付けの際などに無通電状態におい
て振動などの外力が作用して指針4が帰零マグネ
ツト6と指針軸3を結ぶ線lの延長上まで第11
図に示すように移動すると、帰零マグネツト6の
S磁極と回転マグネツト2のS磁極とが対向する
ようになる。このような状態においては、指針4
は矢印A,Bのいずれに移動するか判らなくな
る。また線lを越えてB側に移動した場合には、
指針4はA側に戻ることはなく、第12図に示す
ようにB側の最大指示位置付近で止まつてしま
う。
このような異常状態はイグニツシヨンスイツチ
をオンして通電状態にしても解消することができ
ず、元に戻すには、指針4を手で線lを越えてA
側に動かしてやるか、最大指示位置の付近まで計
器を作動させてやるしかなかつた。
前者の方法は計器を車両に取付けてしまつた後
では計器を外して解体修正することが必要で作業
的に面倒であり、後者の方法は計器が速度計或い
は回転計である場合、車両を高速、高回転迄動作
させてやらなければならず、危険が伴う他、エン
ジンに対しても悪影響を及ぼしてしまう。
なお、計器動作状態において線lを越えて指針
が振れているときイグニツシヨンスイツチをオフ
にして無通電状態にした場合には、計器の駆動回
路が指針を零復帰する機能を有するので問題はな
い。
従つて、本考案は、零位置に戻らない状態に停
止してしまつた指針を零位置まで容易に戻すこと
ができるようにした車両用クロスコイル形指示計
器を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため本考案によりなされ
た車両用クロスコイル形指示計器では、指針と共
に回動する回動部材又は固定部材の一方に変位可
能なストツパを設けると共に、他方に該ストツパ
に当接して指針の零指示位置から一方向への回動
を阻止する段部と指針の最大指示位置から他方向
への回動により前記ストツパを変位させるカム面
とを設けている。
〔作用〕
以上の構成により、指針が最大指示位置付近で
停止しても、指針と共に回動する回動部材に他方
向の回動力が作用することによつて、カム面によ
りストツパが変位されて指針の回動が許容される
ため、指針を零指示位置に復帰させることができ
る。
〔実施例〕 以下、本考案による車両用クロスコイル形指示
計器の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本考案による車両用クロスコイル形指
示計器の一実施例を示す側面図、第2図は第1図
の計器の一部分を外した平面図であり、図におい
て、11a及び11bは互に交差して巻回された
第1及び第2のコイルであり、これらコイル11
a及び11bが形成する空心内には、図示しない
回転マグネツトが回転自在に支持され、その回転
軸がコイル11a及び11b外に突出されて指針
軸12となつている。指針軸12にはその先端に
指針13が、中間部にカム板14がそれぞれ固着
されている。
カム板14は、第3図に示すように、指針軸1
2が取付けられる孔14aを中心に径が反時計方
向にR1,R2,R3と漸増する円弧状カム面14b
と、最小径部R1と最大径部R3との間に形成され
た段部14cとを有し、該段部14cがストツパ
15に当接するようになつている。ストツパ15
は一端が後述するガイド板17に固定されている
弾性を有するL字状の弾線により形成されてい
る。ストツパ15の自由端は、フレーム16に固
定されているガイド板17(第4図)のガイド溝
17aにガイド板17の下方から挿入され、ガイ
ド板17の上方に突出されている。
ガイド溝17aに挿入されたストツパ15は、
通常第5図に示すようにガイド溝17aの一端に
当接した片寄つた位置にあり、段部14cが当接
するカム板14のそれ以上の移動を規制する。ス
トツパ15にガイド溝17aの他端側方向への力
が作用したときには、第5図に矢印で示すように
ガイド溝17a内を移動し、作用する力がなくな
ると元の位置に戻る。ストツパ15がガイド溝1
7aの一端にあるときの指針軸12とストツパ1
5との距離はR3より小さいが、上記移動により
R3よりも大きくなる。なお、第1図に図示して
いないがカム板14と指針13との間に文字板が
配置される。
上記指針13とカム板14との回転方向での相
互位置関係は、カム板14の段部14cがストツ
パ15に当接している状態で指針13が零指示を
行うようになつている。また、カム板14のカム
面14bの径は、指針13の最大値指示近傍でカ
ム面14bがストツパ15に接触するようになつ
ている。
以上の構成において、スピードメータの場合を
例にしてその作用を説明する。
スピードメータでは、車両の走行に応じて発生
される第10図に示す電圧信号がコイル11a及
び11bに印加されることによつて、コイル11
a及び11b内の空心内の回転マグネツトが回動
して指針軸12及びカム板14が第2図中矢印方
向に回転され、車速の指示が行われる。正常動作
時、カム板14は、第6図aに示す指示に対応す
る位置と第6図に示すストツパ15にカム板14
の段部14cが当接した位置との間で回動する。
また、任意指示位置にあるときイグニツシヨンス
イツチをオフすると、カム板14が第6図aの矢
印方向に回動され、ストツパ15に当接した位置
で止まり、指針13が零指示を行うようになる。
一方、何らかの原因によつて指針13が第7図
aに示すように最高速付近で停止し、零指示位置
に戻らなくなつたとき、カム板14のカム面14
bがストツパ15に接触した状態となつている。
この状態で車両を低速度で走行させ、コイル11
a及び11bに電圧信号を加えると、コイル11
a及び11bが発生する磁界の合成磁界により、
コイル空心内の回転マグネツトに指針13を車速
に対応する指示位置へ動かそうとする力が作用す
るようになる。このため、回転マグネツトの回転
軸の延長上に形成された指針軸12と、該指針軸
12に固着された指針13及びカム板14が第7
図a中矢印方向に動き出す。
カム板14の径は段部14cに至るまで序々に
増大しているので、回転マグネツトの回転に対す
る負荷が序々に増大するが、回転マグネツトが回
転しようとする力が比較的大きいため、弾性体か
らなるストツパ15は変形させてガイド板17の
ガイド溝17aに沿つて外側に逃げ、第7図b及
びcに示すように指針13及びカム板14は時計
方向に回動していく。そして、最後にはカム板1
はストツパ15を乗り越えて回動し、第7図dに
示すように車速に対応する指示位置のところで停
止するようになる。その後、車両の走行を停止す
れば、指針13は零指示位置に戻る。
以上のように、高速位置で指針13が停止して
しまつても、車両を低速走行させるだけで、指針
13を零指示位置に復帰させることができ、車両
を高速走行させたり、スピードメータを分解修正
することが必要なくなる。また図示実施例ではス
トツパが文字板上からなくなり外観上からも好ま
しい。
なお、上記説明はスピードメータについて行つ
ているが、タコメータその他の計器についても同
様のことが行える。
また、図示実施例では、カム面を外周に形成し
たカム板が使用されているが、カム面をカム板の
板面に形成するようにしてもよい。この場合、ス
トツパはガイド板面を貫通して上下するように変
位するようにする必要がある。更に、指針と共に
回動する部材に変位可能なストツパ、固定部材側
にカム面、段部を形成するようにしても同様の効
果が得られる。
〔効果〕
以上説明したように本考案によれば、指針が零
指示位置に戻らないようになつても、指針と共に
回動する回動部材に回動力を作用させることによ
り、容易に零指示位置に指針を復帰させることが
でき、例えばスピードメータ或いはタコメータで
は、車両の低速走行或いはエンジンの低回転動作
により、容易に指針の修復を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用クロスコイル形指
示計器の一実施例を示す側面図、第2図は第1図
の計器の一部を除去した平面図、第3図は第1図
中のカム板の構造を示す平面図、第4図は第1図
中のガイド板の構造を示す斜視図、第5図はガイ
ド板とストツパとの関係を示す平面図、第6図は
第1図の計器の通常動作時のカム板とストツパの
関係を示す平面図、第7図は第1図の計器の修正
動作を説明する説明図、第8図乃至第10図は一
般的な車両用クロスコイル形指示計器の構成と動
作原理を説明するための図、第11図及び第12
図は従来の車両用クロスコイル形指示計器の問題
点を説明するための図である。 11a,11b……コイル、13……指針、1
4……カム板、14b……カム面、14b……段
部、15……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互に交差して巻回したコイルに印加する電圧を
    変化し、該コイルが発生する合成磁界により回転
    マグネツトを回動駆動し、指針を文字板上で動か
    すようにした車両用クロスコイル形指示計器にお
    いて、 指針と共に回動する回動部材又は固定部材の一
    方に変位可能なストツパを設けると共に、他方に
    該ストツパに当接して指針の零指示位置から一方
    向への回動を阻止する段部と前記ストツパを変位
    させて指針の最大指示位置から他方向への回動を
    許容するカム面とを設けたことを特徴とする車両
    用クロスコイル形指示計器。
JP4678687U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0234622Y2 (ja)

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JP4678687U JPH0234622Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

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JPS63155074U JPS63155074U (ja) 1988-10-12
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JP2510336Y2 (ja) * 1988-09-14 1996-09-11 ジェコー株式会社 交差コイル式計器

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