JPH032860Y2 - - Google Patents

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JPH032860Y2
JPH032860Y2 JP1984165732U JP16573284U JPH032860Y2 JP H032860 Y2 JPH032860 Y2 JP H032860Y2 JP 1984165732 U JP1984165732 U JP 1984165732U JP 16573284 U JP16573284 U JP 16573284U JP H032860 Y2 JPH032860 Y2 JP H032860Y2
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movable magnet
pin
pointer
magnet
fixed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、交差コイル式計器の改良に関し、
特にその指針の指示位置を調整する構造に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、交差コイル式計器において、指針を指
針軸に打込むとき、その指針が、ある計器入力に
対応する指示位置、例えば零位置や最大位置を正
確に指示し得ないように打込まれた場合、その指
針を所定の指示位置に合わせる調整、即ち指針の
指示位置調整が必要となる。
従来のこの種の指針の指示位置調整構造として
は、例えば第3,4図に示すようなものがある。
図において、1は鉄、クロム、コバルト合金の圧
延磁石等からなり、かつ径方向に2極着磁された
円板状の可動マグネツトであり、その周縁の一部
には切欠き部を構成するピン挿通孔2が穿設さ
れ、このピン挿通孔2に各種材料からなるピン3
が加締固定されている。4は指針軸であり、可動
マグネツト1の中心部に固定されており、その先
端には通常のごとくバランスウエイトが内蔵され
て指針軸回りのバランスがとられた合成樹脂製の
指針5が打込み固定されている。6および7はコ
イルボビンを兼ねる上下一対の非磁性体製のハウ
ジングであり、その内部に前記可動マグネツト1
が回転可能に収納支持されている。また、下側ハ
ウジング7の内底面には可動マグネツト1に固着
されたピン3の先端が挿入され、かつ可動マグネ
ツト1の回転範囲を限定するためのストツパ部を
構成する弧状溝8が設けられている。9および1
0はハウジング6,7の外周に互に直交するよう
に巻回された一対のコイルであり、可動マグネツ
ト1は、それらのコイル9,10から生じる直交
磁束の合成で決る方向の磁束に対応する位置に指
向されそこで静止するように駆動される。11は
文字板であり、上側ハウジング6にネジ12によ
つて固定されている。
次にその作用を説明する。指針5を指針軸4の
先端に仮打込みしたときに、例えばコイル電流が
零であるにもかかわらず指針5が文字板11上の
零目盛に対してある角度αだけ位置ずれした場
合、そのずれ角度αだけ指針5を指針軸4に対し
て回動調整する必要がある。
この調整に際しては、可動マグネツト1をピン
3が下側ハウジング7の弧状溝8の端壁に当接す
るまで回動させて動かないようにしておいてか
ら、指針5を指針軸4に対して前記角度αだけ回
動させることにより指針5の零位置調整が完了す
る。なお、その調整作業終了後に、指針5は指針
軸4に本打込みされて回動不能に固定される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の交差コイル式
計器にあつては、ピン3の材質や重さを考慮した
構成となつていなかつたため、指針5自身のバラ
ンスはとられていても、このピン3が可動マグネ
ツト1、指針軸4、指針5からなる可動系統にそ
の回転軸回りにアンバランスを与え、その結果、
例えば交差コイル式計器がその可動系1,4,5
の回転軸方向と重力方向とが交差するような姿勢
で取付けられている場合は、電源スイツチオフに
伴うコイル電流遮断時にその可動系の回転アンバ
ランスにより指針5が働いてしまうという問題点
があつた。
〔考案の概要〕
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、ピンに起因して可動系に回転
軸回りのアンバランスが生じるようなことのない
交差コイル式計器構成とすることにより、上記問
題点を解決することを目的としている。
この目的を達成するために、この考案の交差コ
イル式計器は、ピン形成用材料としてその比重が
可動マグネツト形成材料の比重よりも小さいもの
を選び、かつ可動マグネツトにピン取付用として
設けられた切欠き部と同体積の可動マグネツト形
成材料の重量とピンの重量とを同一にしたもので
ある。
これにより、ピン重量に起因した可動マグネツ
トの回転軸回りのバランスの崩れがなくなつて電
源スイツチオフに伴うコイル電流遮断時に指針が
濫みに動くようなことがなくなる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示
す図であり、第3図および第4図との同一符号は
同一部分を示す。
まず構成を説明すると、13はピンであり、基
部13aと、可動マグネツト1の下面に衝合させ
るための鍔部13bと、可動マグネツト1のピン
挿通孔2に対する取付軸部13cとからなつてい
る。
かかるピン13は、前記ピン挿通孔2に取付軸
部13cを差込んでその頭部をつぶすことにより
可動マグネツト1の偏心位置に加締め固定されて
いる(第2図参照)。
ここで、可動マグネツト1とピン13との関係
において、可動マグネツト1の肉厚をT、ピン挿
通孔2の孔径をD、ピン13の基部13aの径を
d1および長さをl1、鍔部13bの外径をd2および
肉厚をl2、取付軸部13cの軸径をd3および加締
め前の長さをl3、可動マグネツト1におけるピン
挿通孔2の打抜き材料の比重をp1、ピン13の比
重をp2、ピン13の体積をVとすると、ピン挿通
孔2の打抜き材料の重量はπ/4D2tp1、ピン13の 重量はπ/4(d1 2l1+d2 2l2+d3 2l3)p2=Vp2でそれ ぞれ表わされる。
そこで、ピン13は可動マグネツト1との関係
において、π/4D2tp1≒Vp2となるように可動マグ ネツト1の形成材料例えば鉄、クロム、コバルト
合金の圧延磁石材料よりも比重の小さな例えばア
ルミニユーム等の材料で一体形成されている。す
なわち、ピン13はその重量が前記ピン挿通孔2
と同体積の可動マグネツト1形成材料の重量と略
同等になるよう該可動マグネツト1の材料比重よ
りも小さな比重の材料で形成されているのであ
る。そして、上記ピン13は、l1〜l3およびd1
d3のそれぞれの値を適宜決めることによりその体
積Vが調整される。
なお、この考案のその他の構成および作用は第
3図および第4図の従来のものと同一である。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、この考案は指針5が
打込み固定された指針軸4と、該指針軸4に固定
された可動マグネツト1と、該可動マグネツト1
を回転可能に収納支持する非磁性体製のハウジン
グ6,7と、該ハウジング6,7の外周に互に交
差するように巻回された複数個のコイル9,10
とを備えた交差コイル式計器において、前記可動
マグネツト1の一部に切欠き部2を設けると共
に、前記可動マグネツト1を形成する材料より比
重の小さな材料によつて形成され、かつ前記切欠
き部2と同体積の可動マグネツト形成材料の重量
と略同等の重量を有するピン13を前記可動マグ
ネツト1の表面から突出するように前記切欠き部
2に固着し、かつ前記ピン13が当接して前記可
動マグネツト1の回転範囲を限定するストツパ部
8を前記ハウジング6,7の内部に形成したこと
を特徴とする交差コイル式計器であつて、可動マ
グネツトとピンのアツセンブリ状態でバランスが
とれる構造としたため、指針軸系統全体で容易に
バランスがとれることとなつて置針性すなわち電
源を遮断した際に指針が電源遮断直前の指示値を
維持する性質に優れた交差コイル式計器を提供で
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる交差コイ
ル式計器のピン加締め前における可動マグネツト
のピン取付部の断面図、第2図は同ピン取付部の
ピン加締め状態を示す断面図、第3図は従来の交
差コイル式計器の断面図、第4図は第3図の−
線断面図である。 図において、1は可動マグネツト、2は切欠き
部、4は指針軸、5は指針、6,7はハウジン
グ、8はストツパ部、9,10はコイル、13は
ピンである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 指針5が打込み固定された指針軸4と、該指針
    軸4に固定された可動マグネツト1と、該可動マ
    グネツト1を回転可能に収納支持する非磁性体製
    のハウジング6,7と、該ハウジング6,7の外
    周に互に交差するように巻回された複数個のコイ
    ル9,10とを備えた交差コイル式計器におい
    て、前記可動マグネツト1の一部に切欠き部2を
    設けると共に、前記可動マグネツト1を形成する
    材料より比重の小さな材料によつて形成され、か
    つ前記切欠き部2と同体積の可動マグネツト形成
    材料の重畳と略同等の重量を有するピン13を前
    記可動マグネツト1の表面から突出するように前
    記切欠き部2に固着し、かつ前記ピン13が当接
    して前記可動マグネツト1の回転範囲を限定する
    ストツパ部8を前記ハウジング6,7の内部に形
    成したことを特徴とする交差コイル式計器。
JP1984165732U 1984-11-02 1984-11-02 Expired JPH032860Y2 (ja)

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JP1984165732U JPH032860Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JP1984165732U JPH032860Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6182283U JPS6182283U (ja) 1986-05-31
JPH032860Y2 true JPH032860Y2 (ja) 1991-01-25

Family

ID=30723572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1984165732U Expired JPH032860Y2 (ja) 1984-11-02 1984-11-02

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JP (1) JPH032860Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5916832Y2 (ja) * 1979-12-05 1984-05-17 日本精機株式会社 可動磁石式計器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6182283U (ja) 1986-05-31

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