JP2500316Y2 - クロスコイル形指示計器 - Google Patents

クロスコイル形指示計器

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JP2500316Y2
JP2500316Y2 JP6751691U JP6751691U JP2500316Y2 JP 2500316 Y2 JP2500316 Y2 JP 2500316Y2 JP 6751691 U JP6751691 U JP 6751691U JP 6751691 U JP6751691 U JP 6751691U JP 2500316 Y2 JP2500316 Y2 JP 2500316Y2
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flange
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幸男 大池
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクロスコイル形指示計器
に係り、特に計器ムーブメントの上面に載置、固定され
る文字板等の傾き防止を可能としたコンパクト型のクス
コイル形指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、互いに直交する磁界を発生する
一対のコイルにそれぞれ計測量に応じて変化する電流を
流し、上記一対のコイルがそれぞれ発生する磁界の合成
磁界の方向にマグネットロータを回転させ、このマグネ
ットロータとともに回転する指針により計測量の表示を
行うクロスコイル形ムーブメントを有する車載用指示計
器が多く用いられている。そして、近年、このようなム
ーブメントの周囲に積算計ユニット等の各種部品を配設
するため、ムーブメント全体をコンパクトに形成したコ
ンパクト型の指示計器が多く用いられている。
【0003】図3及び図4は従来のこの種の指示計器を
示したもので、計器ムーブメント1は、上面が開放され
た遮磁用ケース2を有しており、このケース2の内部に
はコイルボビン3が収容されている。このコイルボビン
3には、2つのコイル4が互いに直交するように巻回さ
れており、上記コイルボビン3の外周部には、上記コイ
ル4を巻き分けるための4本のポスト5,5…が互いに
90°ずつ隔てて立設されている。上記ポスト5の内、
直径方向対称位置に配設された一対のポスト5aが他の
一対のポスト5bより高さ寸法が高く形成されており、
この高いポスト5a部分には、コイルボビン3から遮磁
用ケース2の外側に延出し、上面6aに後述する文字板
13等を取り付けるためのフランジ6が形成されてい
る。また、上記ポスト5aの側方には、端子取付部7が
一体に形成されており、この端子取付部7には、ピン端
子8が端子取付部7をポスト5aとほぼ平行に貫通する
ように取り付けられている。さらに、上記ピン端子8の
先端部には、上記コイル4の端部が接続されている。
【0004】また、上記コイルボビン3の内部には、S
極及びN極が形成された円板状のマグネットロータ9が
収容されており、このマグネットロータ9の中心部に
は、上記コイルボビン3の軸方向に延びる回転軸10が
取り付けられている。そして、上記マグネットロータ9
は、上記コイル4に通電されていない状態では上記回転
軸10を中心として自由に回転自在とされ、上記コイル
4に通電されることにより、所定角度回転駆動できるよ
うになされている。また、上記回転軸10の上方には、
一端部が上記コイルボビン3側に接続されたヒゲぜんま
い11が固着されており、このヒゲぜんまい11によ
り、コイル4に通電せずマグネットロータ9が自由に回
転できる状態で、回転軸10を所定の0位置に戻るよう
に付勢するようになされている。
【0005】上記のように構成された計器ムーブメント
1は、図示しない硬質プリント配線基板の上面に固定さ
れるようになされており、上記ピン端子8の他端部が上
記硬質プリント配線基板に接続されるようになってい
る。また上記計器ムーブメント1の上面には、上記フラ
ンジ6の上面6aに照明光を導く導光板12及び文字板
13が載置された状態でフランジ6部に図示しない止め
ねじが螺入されることにより、上記文字板13等がフラ
ンジ6の上面6aに倣って固定されるようになされてお
り、上記回転軸10の文字板13より突出した部分に
は、図示しない指針が固着されるようになさており、上
記構成により計器ユニット14が形成されるものであ
る。そして、上記計器ユニット14は、上記硬質プリン
ト配線基板を図示しない計器ケースの支持ポストに固定
することにより、計器ケース内に収容されるようになさ
れている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記従来のク
ロスコイル形指示計器においては、文字板13等を載
置、固定するフランジ6の上面6aの幅t1 が図3に示
したようにあまり広くなく、また、上記ポスト5aの側
方には端子取付部7を貫通するピン端子8が配設されて
おり、フランジ6の上面6aの幅を広げることができな
いので、上記コイルボビン3を成形する時の寸法誤差で
上記フランジ6の上面6aの平面度が影響を受けてしま
い、フランジ6の上面6aが傾斜してしまうことがあ
る。
【0007】そして、このようなフランジ6の上面6a
に文字板13等が載置、固定される結果、上記計器ムー
ブメント1に対して文字板13等が傾いて取り付けられ
てしまい、このような計器ユニット14が計器ケース内
に収容、固定されることにより、計器ケースに対して文
字板13が傾いて配設されてしまい、意匠上好ましくな
く、また、計器ケースと傾いた文字板13との隙間から
透過照明光が漏れてしまう等の不都合を有している。
【0008】本考案は上記した点に鑑みてなされたもの
で、計器ムーブメントに対して文字板等が傾いて取り付
けられることを防いで、計器ケースに対して文字板が傾
いてしまうことを防ぐことができ、計器として意匠上好
ましいクスコイル形指示計器を提供することを目的とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案に係るクロスコイル形指示計器は、コイルボビン
の外周部にコイルを巻き分けるための4本のポストを立
設すると共に、このポストの内、一対のポストを他の一
対のポストより高さ寸法を高く形成し、上記コイルボビ
ンの各ポストの間に2つのコイルを互いに直交する方向
に巻回してクロスコイルを形成し、上記一対の高いポス
ト部分に、上記コイルボビンより外方に延出するフラン
ジを形成すると共に、このフランジを形成したポスト部
分の側方に、上記コイルが接続するピン端子を配設し、
上記フランジの上面に文字板等を載置、固定してなるク
ロスコイル形指示計器において、上記フランジの外端部
に、フランジの上面と同一平面でフランジの幅方向に延
びる載置面を備える載置部を形成したことをその特徴と
するものである。
【0010】
【作用】本考案によれば、フランジの外端部にフランジ
の上面と同一平面でフランジの幅方向に延びる載置面を
備える載置部を形成し、斯かるフランジ及び載置部の上
面に文字板等を載置、固定するようにしているので、文
字板等を載置、固定する部位の上面の全体幅が従来のも
のより広くなり、コイルボビンを成形する時の寸法誤差
で上記文字板等を載置する部位の上面の平面度が影響を
受けることが少なくなり、斯かる部位の上面が傾斜する
ことが少なくなることで、斯かる部位の上面に載置、固
定される文字板等の傾きを防ぐことができるものであ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。図1及び図2は本考案に係るクロスコイ
ル形指示計器の一実施例を示したもので、計器ムーブン
ト1の遮磁用ケース2内には、2つのコイル4が互いに
直交するように巻回されたコイルボビン3が収容されて
おり、上記コイルボビン3の外周部には、上記コイル4
を巻き分けるための4本のポスト5,5…が互いに90
°ずつ隔てて立設されている。上記ポスト5の内、直径
方向対称位置に配設された一対のポスト5aが他の一対
のポスト5bより高さ寸法が高く形成されており、この
一対の高いポスト5a部分には、上記コイルボビン3よ
り外方に延出し、その上面6aに、照明光を導く導光板
12及び文字板13が載置されるフランジ6が形成され
ている。また、上記フランジ6を形成したポスト5aの
側方には、端子取付部7が一体に形成されており、この
端子取付部7には、上記コイル4の端部が接続されるピ
ン端子8が配設されている。
【0012】また、上記フランジ6の外端部には、フラ
ンジ6の上面6aと同一平面でフランジ6の幅方向に延
び、上記導光板12及び文字板13を載置する載置面1
5aを備える載置部15が形成されており、この載置部
15及び上記フランジ6により、上記文字板13等を支
持するようになっている。そして、上記フランジ6及び
載置部15に上記文字板13等が載置された状態で、上
記フランジ6部に図示しない止めねじが螺入されること
により、上記文字板13等が上記フランジ6の上面6a
及び上記載置部15の載置面15aに倣って固定される
ようになされている。
【0013】また、上記コイルボビン3の内部には、S
極及びN極が形成された円板状のマグネットロータ9が
収容されており、このマグネットロータ9の中心部に
は、上記コイルボビン3の軸方向に延び、ヒゲぜんまい
11により0位置方向に付勢される回転軸10が取り付
けられている。さらに、上記のように文字板13等が載
置、固定された計器ムーブメント1は、図示しない硬質
プリント配線基板の上面に、上記ピン端子8が硬質プリ
ント配線基板に接続されるように固定されるようになさ
れており、この構成により計器ユニット14が形成され
るものである。そして、この計器ユニット14は、上記
硬質プリント配線基板を図示しない計器ケースの支持ポ
ストに固定することにより、計器ケース内に収容される
ようになされている。
【0014】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例においては、コイルボビン3の一対の高いポス
ト5a部分にコイルボビン3より外方に延出して形成し
たフランジ6の外端部に、フランジ6の上面6aと同一
平面でフランジ6の幅方向に延びる載置面15aを備え
る載置部15を形成し、上記フランジ6及び載置部15
の上面に文字板13等を載置、固定するようにしている
ので、文字板13等を載置、固定する部位6,15の上
面の全体幅t2 が従来のものより広くなり、上記コイル
ボビン3を成形する時の寸法誤差で上記文字板13等を
載置する部位6,15の上面の平面度が影響を受けるこ
とが少なくなり、斯かる部位6,15の上面が傾斜する
ことが少なくなる。
【0015】従って、本実施例においては、フランジ6
の外端部にフランジ6の上面6aと同一平面でフランジ
6の幅方向に延びる載置面15aを備える載置部15を
形成することにより、斯かる部位6,15の上面の全体
幅t2 を広くして、その上面の平面度が良好になるよう
にしているので、斯かる部位6,15の上面に載置、固
定される文字板13等の傾きを防ぐことができ、計器ケ
ースに対して文字板13が傾いて配設されることを防ぐ
ことができる。そして、意匠上好ましい計器とすること
ができ、また、文字板13の傾きにより計器ケースと文
字板13との間から照明光が漏れることを防ぐことがで
きる。なお、本考案は上記実施例に限定されるものでは
なく、必要に応じて種々変更することができるものであ
る。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように本考案に係るクロスコ
イル形指示計器は、フランジの外端部にフランジの上面
と同一平面でフランジの幅方向に延びる載置面を備える
載置部を形成することにより、斯かるフランジ及び載置
部の上面の全体幅を広くして、その上面の平面度が良好
になるようにしているので、斯かるフランジ及び載置部
の上面に載置、固定される文字板等の傾きを防ぐことが
でき、計器ケースに対して文字板が傾いて配設されるこ
とを防ぐことができ、意匠上好ましい計器とすることが
でき、また、文字板の傾きによる計器ケースと文字板と
の間からの照明光の漏れを防ぐことができる等の効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクロスコイル形指示計器の計器ム
ーブメントの一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の計器ムーブメントに文字板等を取り付け
た状態を示す一部半断面正面図である。
【図3】従来のクロスコイル形指示計器の計器ムーブメ
ントを示す平面図である。
【図4】図3の計器ムーブメントに文字板等を取り付け
た状態を示す一部半断面正面図である。
【符号の説明】
1 計器ムーブメント 3 コイルボビン 4 コイル 5 ポスト 6 フランジ 8 ピン端子 12 導光板 13 文字板 14 計器ユニット 15 載置部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルボビンの外周部にコイルを巻き分
    けるための4本のポストを立設すると共に、このポスト
    の内、一対のポストを他の一対のポストより高さ寸法を
    高く形成し、上記コイルボビンの各ポストの間に2つの
    コイルを互いに直交する方向に巻回してクロスコイルを
    形成し、上記一対の高いポスト部分に、上記コイルボビ
    ンより外方に延出するフランジを形成すると共に、この
    フランジを形成したポスト部分の側方に、上記コイルが
    接続するピン端子を配設し、上記フランジの上面に文字
    板等を載置、固定してなるクロスコイル形指示計器にお
    いて、 上記フランジの外端部に、フランジの上面と同一平面で
    フランジの幅方向に延びる載置面を備える載置部を形成
    したことを特徴とするクロスコイル形指示計器。
JP6751691U 1991-08-26 1991-08-26 クロスコイル形指示計器 Expired - Lifetime JP2500316Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0519968U JPH0519968U (ja) 1993-03-12
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Effective date: 19960123