JPH055498Y2 - - Google Patents

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JPH055498Y2
JPH055498Y2 JP8140585U JP8140585U JPH055498Y2 JP H055498 Y2 JPH055498 Y2 JP H055498Y2 JP 8140585 U JP8140585 U JP 8140585U JP 8140585 U JP8140585 U JP 8140585U JP H055498 Y2 JPH055498 Y2 JP H055498Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車などに装備される速度計、回
転計などの指示計器、特に指針軸の回動角度変換
点を有する指示計器の改良に関する。
[関連技術とその問題点] 一般に、車輌用指示計器の指針の指示動作は、
車輌からの回転をフレキシブルケーブルを介して
回転軸に伝達し、回転軸とともに磁石が回転し、
その磁石の回転運動によつて発生する渦電流作用
を誘導板へ導き、磁石の回転と比例した回転トル
クが誘導板へ作用し、この誘導板の回転をヒゲバ
ネの弾性力と均衡させて回転軸の回転数に応じた
指針への回転変化を文字板の目盛や数字などの表
示部と対比判断して計測表示している。
したがつて、1つのヒゲバネの弾性力と均衡し
ながら、回転軸の回転数に応じた回転変化を指針
へ伝達しているので指針の振れ角に対してその目
盛間隔が一定なものとなつていた。
このような場合、たとえばトラクタやバギー車
などのいわゆる農業機器のようにその作業時に低
速度で走行する使用頻度が高い車輌においては低
走行時での指示を良好に判読することができない
場合がある。
このようなことを解消するために、低走行時で
の指示作動領域を拡大指示できるように、指針の
回動角度変換点を有するものとして、実公昭50−
19492号の速度警報器付速度計に開示されている
ように、車輌からの回転がケーブル等を介して伝
達される磁石と、この磁石と少許空隙を介して配
置されるロータに指針軸が結合され、この指針軸
先端に指針が固定されており、上記磁石の回転運
動により発生する渦電流作用によりロータを回転
するようになしている。
また、指針軸に接点に役割をなす接触片が固定
されており、この指針軸に第1の渦巻スプリング
の内端を固定するとともに第2の渦巻スプリング
の内端をスプリング台を介して枢支し、上記第1
の渦巻スプリングの外端をフレーム側に固定し、
第2の渦巻スプリングの外端である接点を文字板
の表示部の目盛角度変換点位置に待機状態にして
いるものである。従つて、文字板の表示部の目盛
角度変換点までは駆動源からの駆動トルクを上記
第1の渦巻スプリングの弾性のよる抑止力によつ
て均衡させて指針軸に設けた指針の指示動作が行
なわれ、また、目盛角度変換点以降は目盛角度変
換点位置に待機する第2の渦巻スプリングの接点
に指針軸に固定した接触片が接触する。
すなわち、上記第1,第2渦巻スプリングの弾
性による抑止力がロータに加わることになり指針
の指示動作が目盛角度変換点までの指示動作に比
して減少することになるものである。この場合、
上述したものは第2の渦巻スプリングの接点と接
触片が接触する速度範囲における文字板の速度目
盛をロータに作用する渦巻スプリングの弾性、お
よび方向に応じて目盛ることにより、渦巻スプリ
ングとしての弾性の強いものを使用して指針の誤
動作及び接触寿命の短縮を防止しているものであ
る。
しかしながら上記のものは接触片と接する第2
の渦巻スプリングは、内端は回動自在なスプリン
グ台に固定され、外端の接点は単に待機状態であ
るため車輌の振動、特に横振れの時などスプリン
グ台が盲動しやすくなり指針軸側の作動に悪影響
をおよぼすことがあり、これにより文字板上の表
示部の目盛と対応しない動作を行なつてしまい指
針の誤動作が生じるという面を有していた。
[考案の目的] 本考案は上記問題点を解消することを目的とす
るもので、低速走行時での指示作動領域を拡大表
示するとともに、指針軸に挿通したレバー部材
と、このレバー部材の回動を停止する規制部との
接触時の切り換わりを良好にするようにしたこと
である。
[考案の概要] 本考案はコ字状に形成されたフレームの開口端
にプレートを架設して指示計器の枠体を形成し、
上記フレームの底壁に回転軸を軸支し、この回転
軸の上端に磁石を設け、少なくとも上記プレート
に指針軸の上端側を軸支し、上記磁石と少許空隙
を介して配置される誘導板を上記指針軸の下部に
設け、その指針軸の上端に文字板の表示部を指示
する指針を固定し、磁石の回動運動により発生す
る渦電流作用により上記誘導板をヒゲバネの弾性
力と均衡させて回動指示するようになした渦電流
型指示計器において、指示計器の指示目盛作動領
域の全域に渡つて作用する第1のヒゲバネと、指
示目盛作動領域の特定領域に作用する第2のヒゲ
バネとを設け、上記指針軸側に上記第1および第
2のヒゲバネの内端を固定するとともに、第1の
ヒゲバネの外端を上記計器の枠体側に固定し、第
2のヒゲバネの外端を上記指針軸に挿通したレバ
ー部材に固定し、上記特定領域の目盛角度変換点
に対応して上記レバー部材の回動を停止する規制
部を上記プレートに設け、上記特定領域でのみ作
用する第2のヒゲバネを上記文字板とプレート間
に配設したことにより第2のヒゲバネを有するレ
バー部材が車輌の振動に対してもなんらレバー部
材と規制部の接触時の切り換りを安定した状態で
おこなえることができ、指針と文字板上の目盛と
の指示動作が安定するため、その判読を良好にし
得るものである。
[考案の実施例] 第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図に示すようにコ字型に折曲形成された
計器フレーム1の底部に軸受部材2を介して回転
軸3が回転自在に支承保持され、この回転軸3の
上端には磁石4が固着され、回転軸3は車輌から
の回転をフレキシブルケーブル(図示せず)を介
して回転駆動するように形成している。そして上
記計器フレーム1の開口側には計器フレーム1の
一部を構成するプレート5が架設され、このプレ
ート5の中央に上側軸受部6を形成するととも
に、回転軸3の上端中央に下側軸受部材7を形成
してこの両軸受部材6,7により指針軸8を軸支
している。
また、上記プレート5の上方には一対のスペー
サ9を介してプレート5と一定間隔を保つて文字
板10がビス11により取り付け固定されてい
る。
さらに、上記指針軸8の下端には回転軸3に固
着した磁石4と少許空隙を介して配置される誘導
板12を設け、かつ上端には指針13を圧入固定
している。
また、第1のヒゲバネ14の内端をヒゲ玉15
に固定し、このヒゲ玉15を指針軸8に圧入固定
し、その外端を上記プレート5に設けられたヒゲ
持ち16に固定している。
また、上記プレート5と、文字板10間には内
端をヒゲ玉17に固定し、このヒゲ玉17を上記
指針軸8に圧入固定し、その外端を指針軸8に挿
通したレバー部材18に固定した第2のヒゲバネ
19が設けられている。
また、上記レバー部材の作動範囲を規制するス
トツパー部20を文字板10の表示部21に設け
た目盛角度変換点Aに対応して上記プレート5に
設けている。
したがつて、第3,4図に示すように文字板1
0の表示部21の目盛角度変換点Aに達するまで
の指針13の指示動作は、車輌からの回転をフレ
キシブルを介して回転軸3に伝達し、回転軸3と
ともに磁石4が回転し、その磁石4の回転運動に
よつて発生する渦電流作用を誘導板12へ導き、
磁石4の回転と比例した回転トルクが誘導板12
へ作用し、この誘導板12の回転トルクを第1の
ヒゲバネ14の弾性力と均衡させて回転軸3の回
転数に応じた指針13への角回動変化を文字板1
0の目盛や数字等の表示部21と対比判断して計
測表示している。
この場合、レバー部材18と第2のヒゲバネ1
9は指針軸8とともに角回動運動している。
また、目盛角度変換点A以降の指針13の指示
動作は、磁石4の回転と比例した回転トルクが誘
導板12へ作用し、これにより指針軸8がさらに
角回動運動し、この指針軸8に設けたレバー部材
18が上記ストツパー部20に接触しながら指針
軸8が角回動運動する。
すなわち上記第1、第2のヒゲバネ14,19
の弾性による抑止力が指針軸8に加わるものであ
り、この場合の指針13の作動指示範囲を上記第
1、第2のヒゲバネ14,19の両者が作用した
状態に設定してある。
したがつて目盛角度変換点Aまでの指示動作が
第1のヒゲバネ14の抑止力によつてのみ作動す
るため目盛角度変換点A以降の指示動作に比して
回動角度が拡大指示される。
尚、文字板10の表示部21の目盛は目盛角度
変換点Aを境にして目盛角度変換点A以前は目盛
角度変換点A以降の基準角度θより大きな角度δ
で目盛つてあり、これはレバー部材18がストツ
パー部20より離脱して第2のヒゲバネ19の応
力が加わらなくなることによつて指針軸8の回動
角度が増大するので上記角度δはこの減少した角
度だけ基準角度θに加えた値に設定してある。
ところで、上記レバー部材18がストツパー部
20に接するまでの間、すなわち文字板10の表
示部21の目盛角度変換点A(例えば30Km/n)
までの間、レバー部材18は第2のヒゲバネ19
とともに指針軸8の角回動運動に同調して第2の
ヒゲバネ19の弾性力と均衡しながら確実に角回
動動作をおこなうことができるので車輌の振動な
どがあつてもレバー部材18の盲動を抑制するこ
とができる。
このためレバー部材18とストツパー部20の
接触時期、すなわち目盛角度変換点Aは常に一定
時期に保つことが可能となるため指針13と文字
板10上の表示部21の目盛と対応した指示動作
が安定状態にして得られることになる。
また、上記第2のヒゲバネ19とレバー部材1
8およびストツパー部20をプレート5と文字板
10間のスペーサ9を介した一定間隔内の小空間
に設けることにより、計器本体の組み付け作業性
が良好となる。
なお、目盛角度変換点Aは指針軸8に対して第
2のヒゲバネ19を支承するヒゲ玉17の圧入方
向を変更することにより任意に設定できるもので
ある。
[考案の効果] 本考案はコ字状に形成されたフレームの開口端
にプレートを架設して指示計器の枠体を形成し、
上記フレームの底壁に回転軸を軸支し、この回転
軸の上端に磁石を設け、少なくとも上記プレート
に指針軸の上端側を軸支し、上記磁石と少許空隙
を介して配置される誘導板を上記指針軸の下部に
設け、その指針軸の上端に文字板の表示部を支持
する指針を固定し、磁石の回動運動により発生す
る渦電流作用により上記誘導板をヒゲバネの弾性
力と均衡させて回動指示するようになした渦電流
型指示計器において、指示計器の指示目盛作動領
域の全域に渡つて作用する第1のヒゲバネと、指
示目盛作動領域の特定領域に作用する第2のヒゲ
バネとを設け、上記指針軸側に上記第1および第
2のヒゲバネの内端を固定するとともに、第1の
ヒゲバネの外端を上記計器の枠体側に固定し、第
2のヒゲバネの外端を上記指針軸に挿通したレバ
ー部材に固定し、上記特定領域の目盛角度変換点
に対応して上記レバー部材の回動を停止する規制
部を上記プレートに設け、上記特定領域でのみ作
用する第2のヒゲバネを上記文字板とプレート間
に配設したことにより、レバー部材と規制部との
接触時の切り換わりが安定状態にして作動するこ
とができ、指針の動作が安定した指示計器を提供
することができる。
また、特にトラクタやバギー車等の農業機器の
ように使用頻度の高い低速走行時での指示作動領
域を拡大指示するよことにより、視認性を高める
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図は断面図、第2図は要部の斜視図、第
3図は要部の作動状態を示す平面図、第4図は文
字板上の指針の作動状態を示す平面図である。 1……計器フレーム、3……回転軸、4……磁
石、5……プレート、8……指針軸、10……文
字板、12……誘導板、13指針、14……第1
のヒゲバネ、18……レバー部材、19……第2
のヒゲバネ、20……ストツパー部、21……表
示部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コ字状に形成されたフレームの開口端にプレー
    トを架設して指示計器の枠体を形成し、上記フレ
    ームの底壁に回転軸を軸支し、この回転軸の上端
    に磁石を設け、少なくとも上記プレートに指針軸
    の上端側を軸支し、上記磁石と少許空隙を介して
    配置される誘導板を上記指針軸の下部に設け、そ
    の指針軸の上端に文字板の表示部を指示する指針
    を固定し、磁石の回動運動により発生する渦電流
    作用により上記誘導板をヒゲバネの弾性力と均衡
    させて回動指示するようになした渦電流型指示計
    器において、指示計器の指示目盛作動領域の全域
    に渡つて作用する第1のヒゲバネと、指示目盛作
    動領域の特定領域に作用する第2のヒゲバネとを
    設け、上記指針軸側に上記第1および第2のヒゲ
    バネの内端を固定するとともに、第1のヒゲバネ
    の外端を上記計器の枠体側に固定し、第2のヒゲ
    バネの外端を上記指針軸に挿通したレバー部材に
    固定し、上記特定領域の目盛角度変換点に対応し
    て上記レバー部材の回動を停止する規制部を上記
    プレートに設け、上記特定領域でのみ作用する第
    2のヒゲバネを上記文字板とプレート間に配設し
    たことを特徴とする指示計器。
JP8140585U 1985-05-29 1985-05-29 Expired - Lifetime JPH055498Y2 (ja)

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JP8140585U JPH055498Y2 (ja) 1985-05-29 1985-05-29

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JPS61195478U JPS61195478U (ja) 1986-12-05
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