JPS6117369Y2 - - Google Patents

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JPS6117369Y2
JPS6117369Y2 JP13458880U JP13458880U JPS6117369Y2 JP S6117369 Y2 JPS6117369 Y2 JP S6117369Y2 JP 13458880 U JP13458880 U JP 13458880U JP 13458880 U JP13458880 U JP 13458880U JP S6117369 Y2 JPS6117369 Y2 JP S6117369Y2
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pointer shaft
shaft
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JP13458880U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はたとえば自動車などに装備される速
度計・回転計などの指示計器に関するもので、特
に計器の可動部材と固定部材の構成要素を改良
し、可動部材に形成された指針軸の組み付け位置
を正確にかつ容易にして、その組み付けにおける
作業能率を高めることを目的とするものである。
一般にこの種の指示計器を第1図を用いて詳述
する。
同図において、コ字状に折曲形成されたフレー
ム1の底面には軸受部材2を介して回転軸3が回
動自在に支承保持され、この回転軸3の上端には
磁石4および導磁体5が固着され、回転軸3は車
輌からの回転をフレキシブルケーブル(図示せ
ず)を介して回転駆動するよう形成している。
また、コ字状のフレーム1開口側にはプレート
6を鋏着架設し、このプレート6の中央に上部軸
受7を形成するとともに回転軸3の上端中央に下
部軸受8を形成して、上記各軸受7・8に指針軸
9を軸支している。この指針軸9の下端側には回
転軸3に固着した磁石4と対応して配設してなる
誘導板10を固着形成しており、上端には指針1
1を圧入固着している。
また、12は指針軸9の回動を制御するヒゲバ
ネであつて、この内端は指針軸9に圧入係着され
たヒゲ玉13に固着され、外端は計器のプレート
6にアーム14を介して固定している。
15は、プレート6上にビス16・17によつ
て螺着され表面に目盛や数値を施した文字板であ
る。
18は、指針11がヒゲバネ12の弾性力によ
つて文字板15の表面に形成した図示しない零点
目盛位置に復帰するように形成したストツパーで
あつて、このストツパー18はビス19を介して
フレーム1に固定され、車輌の停止時において誘
導板10に突設された突起20をストツパー18
の端部に係止させて指針11が文字板15の零点
目盛位置に指示するように構成している。
従つて、車輌からの回転は図示しないフレキシ
ブルケーブルを介して回転軸3に伝達され、回転
軸3とともに磁石4および導磁体5が回転され、
その磁石4の回転運動により発生する渦電流作用
を導磁体5によつて有効的に誘導板10へ導き、
磁石4の回転と比例した回転トルクが誘導板10
へ作用し、この誘導板10の回転トルクをヒゲバ
ネ12の弾性力と均衡させて回転軸3の回転数に
応じた指針11の回転変位を文字板15の目盛や
数値と対比判読して計測表示するようにしてい
る。
ところで、指針軸9の軸支箇所による摩擦力や
経年変化によるヒゲバネ12の弾性力が若干弱ま
るへたり現象に起因して、車輌が停止しても指針
11の指示位置が文字板15上の零目盛位置まで
戻らない場合がある。これを解消するため、一般
に指示計器は文字板15の零目盛位置を切り上げ
て低速度領域の目盛間隔を他の目盛隔より狭い間
隔に設定し、その切り上げられた零目盛位置に相
応する箇所に上記フレーム1側に形成されたスト
ツパー18を配設し、指針軸9に圧入係着された
ヒゲ玉13を回動調節してヒゲ現バネ12にある
程度の撓みを付与させた状態にして誘導板10に
形成した突起20を上記ストツパー18に弱い力
で当接保持させ、これによりヒゲバネ12のへた
り現象や指針軸9の軸支箇所の摩擦力が誘発して
も文字板15の切り上げられた零目盛位置に指針
11が指示するようにしている。
しかしながら、上記構成の指示計器の組付作業
において、指針軸9に組み付けられるヒゲバネ1
2は、先ずヒゲバネ12の内端をヒゲ玉13に固
定し、このヒゲバネ12を取り付けたヒゲ玉13
を指針軸9に圧入係着する。次いで、ヒゲバネ1
2の外端をアーム14に固定する。このとき、ヒ
ゲバネ12の撓みが付与されない位置に指針軸9
が安定状態にして停止するものであり、売その停
止位置において指針軸9に固定された誘導板板1
0の突起20位置がストツパー18の端部位置と
懸け離れている場合、指針軸9に圧入係着された
ヒゲ玉13を回動調節して誘導板10の突起20
位置をストツパー18位置に沿わせるようにす
る。続いて上記指針軸9の軸支箇所、すなわち上
記軸受7・8による摩擦力や経年変化によるヒゲ
バネ12のへたり現象を考慮して零目盛位置の切
り上げ量を設定するため、上記ヒゲ玉13を調節
してヒゲバネ12にある程度の弱い撓み力を与え
るように設定して調整作業を行つている。
従つて、零目盛位置を設定する場合、ヒゲバネ
12の内端を支承するヒゲ玉13を適正な位置に
回動調節して指針軸9に取り付けなければなら
ず、組み付け、調整作業に多大な時間を費やす場
合があり、またその調整時に計器内部の部品が密
接状態に配設されているため、誤つてヒゲバネ1
2を損傷したり、あるいはアーム14の所定取付
位置を変動させてしまうなどして指示特性を狂わ
す場合がある。
この考案は上記問題を解決するもので、指針軸
とこの指針軸の回動を制御して指示させるヒゲバ
ネとの取り付け位置を規定した位置に簡単にかつ
確実に組み付けることを目的とするものである。
以下、添付図面に基づいてその実施例を述べ
る。第2図から第7図はこの考案の一実施例を示
すもので、この考案の指示計器の全体構成および
作動については第1図について述べた従来例とほ
とんど同様であるから、この考案の改良点を主体
にして説明する。第2図から第7図において、コ
字状に折曲形成されたフレーム1の底面には軸受
部材2を介して回転軸3、磁石4、導磁体5およ
び下部軸受8が形成されている。
またコ字状のフレーム1開口側にはプレート6
が架設され、このプレート6の中央には上部軸受
7が形成され、上記各軸受7・8に指針軸9が軸
支されている。この指針軸9の下端側には回転軸
3に固着した磁石4と対応して誘導板10が固着
形成され、上端には指針11が圧入固定されてい
る。
また、12は指針軸9の回動を制御するヒゲバ
ネであつて、この内端は指針軸9に圧入係着され
るヒゲ玉13に固定され、外端は計器のプレート
6にアーム14を介して固定されている。
15はプレート6上にビス16・17によつて
螺着され表面に目盛や数値を施した文字板であ
る。
18は、プレート6から垂設したストツパー1
8であつて、車輌の停止時において、誘導板10
に突設された突起20を上記ストツパー18の端
部に係止させて指針11の指示位置が文字板15
の零目盛位置θに指示するように構成してい
る。
しかして、上記指針軸9には上記ヒゲ玉13の
内径寸法Aより幾分大きい寸法Bの径大部9B
と、ヒゲ玉13の内径寸法Aより幾分小さい寸法
Cの径小部9Cとを形成している。
従つて、上記構成の指示計器の組付作業におい
て、指針軸9に組み付けられるヒゲバネ12は、
先ずヒゲバネ12の内端をヒゲ玉13に固定し、
このヒゲバネ12を取り付けたヒゲ玉13を指針
軸9の径小部9C位置に配設する。次いで、ヒゲ
バネ12の外端をアーム14に固定する。このと
き、ヒゲバネ12の内端を支承するヒゲ玉13と
指針軸9との間は、第3図に明示するようにヒゲ
玉13がその内径寸法Aより幾分小さい寸法Cの
指針軸9の径小部9Cの位置に配設されているた
め、ヒゲバネ12の撓みが付与されない安定状態
にヒゲ玉13が停止保持される。この停止位置に
おいて、第4図に明示するように指針軸9に固定
された誘導板10の突起20位置を零目盛位置の
切り上げ量を設けない真の零目盛位置θと相応
する位置に回動調整して取り付け位置を設定す
る。
この設定完了後、第5図および第6図に明示す
るようにヒゲ玉13を指針軸9の径小部9の径小
部9C位置から径大部9B位置へと圧入係着する
ことにより、ヒゲ玉13の内径寸法Aより幾分大
きい寸法Bの径大部9Bに確実にかつ簡単にして
固定的に取り付けられ、真の零目盛位置θに相
応するヒゲバネ12の撓みが付与されない適正な
状態で取り付けることができる。
次に第7図に明示するように上記指針軸9の上
端には文字板15上の均等目盛間隔を想定した真
の零目盛位置θに沿つて指針11を圧入する。
さらに、上記指針軸9の軸支箇所、すなわち上記
軸受7・8による摩擦力や経年変化によるヒゲバ
ネ12のへたり現象を考慮して零目盛位置の切り
上げ量を設定する場合、計器のプレート6に形成
されたストツパー18を塑性変形して切り上げら
れた零目盛位置θまで移行させ、その調整移行
位置に誘導板10の突起20位置を追従動作させ
て上記誘導板10の回動とともに指針軸9に固定
された指針11を回動移動し、文字板15の切り
上げられた零目盛位置θに指針11の指示方向
を設定することができる。
この考案は上述のように、指針軸9の少なくと
も一部にヒゲ玉13の内径寸法Aより幾分小さい
寸法Cの径小部9Cを形成し、計器のフレーム1
側に形成されたアーム14にヒゲバネ12の外側
を固定し、ヒゲバネ12の内側に固定されたヒゲ
玉13が上記指針軸9の径小部9Cに位置したと
き、指針軸9自体を円滑にして回動可能に形成
し、この状態で指針軸9を規定した位置に回動調
節して後、指針軸9に形成されたヒゲ玉の内径寸
法Aより幾分大きい寸法Bの径大部9Bに固定的
に圧入係着することにより規定した位置に正確に
かつ簡単に組み付けることができ、作業能率を高
めることができる。
またヒゲ玉13の回動による零位置目盛調整を
必要とすることなく構成でき、これにより計器内
部の部品損傷や指示特性を狂わす要因を取り除く
こともできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の要部正断面図、第2図はこ
の考案の一実施例を示す要部正断面図、第3図は
第2図の要部を示す組み付け前の拡大断面図、第
4図は第3図の上方から見た要部の平面図、第5
図は第2図の要部を示す組み付け状態の拡大断面
図、第6図は第5図の上方から見た要部の平面
図、第7図はこの一実施例を示す文字板上の平面
図である。 フレーム:1、回転軸:3、磁石:4、プレー
ト:6、軸受:7,8、指針軸:9、径大部:9
B、径小部:9C、誘導板:10、指針:11、
ヒゲバネ:12、ヒゲ玉:13、アーム:14、
文字板:15、ストツパー:18、突起:20。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 計器のフレーム内に計器可動部を配設し、この
    計器可動部に形成された指針軸の上端に指針を形
    成し、上記指針軸にヒゲ玉を介してヒゲバネの内
    端を固定し、その外端を上記フレーム側に形成し
    たアームに固定し、駆動源からの回転トルクを上
    記ヒゲバネの弾性による抑制する力によつて均衡
    させて上記指針の指示動作を行うようにした指示
    計器において、上記指針軸には上記ヒゲ玉の内径
    寸法より幾分大きい寸法の大径部と、ヒゲ玉の内
    径寸法より幾分小さい寸法の小径部とを形成し、
    ヒゲバネの内端に固定されたヒゲ玉が指針軸の径
    小部に位置したとき、指針軸自体を円滑にして回
    動調節可能に形成し、この指針軸を規定した位置
    に回動調節して後、ヒゲ玉を指針軸の径小部位置
    から径大部位置に圧入係着するようにしたことを
    特徴とする指示計器。
JP13458880U 1980-09-19 1980-09-19 Expired JPS6117369Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13458880U JPS6117369Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13458880U JPS6117369Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5764618U JPS5764618U (ja) 1982-04-17
JPS6117369Y2 true JPS6117369Y2 (ja) 1986-05-28

Family

ID=29494778

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13458880U Expired JPS6117369Y2 (ja) 1980-09-19 1980-09-19

Country Status (1)

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JP (1) JPS6117369Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021006A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 日本精機株式会社 渦電流式計器及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018021006A1 (ja) * 2016-07-28 2018-02-01 日本精機株式会社 渦電流式計器及びその製造方法

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Publication number Publication date
JPS5764618U (ja) 1982-04-17

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