JP2929666B2 - 磁石回転式の車両用速度表示装置 - Google Patents

磁石回転式の車両用速度表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、回転磁石の回転に応じて、誘導盤を回動さ
せ、この誘導盤の回動により、指針を動かして速度を表
示する磁石回転式の車両用速度表示装置に関し、特に、
運転者が速度を容易に確認できるために、文字板を運転
者が見やすいように組み付けるものに関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば、磁石回転式の二輪車用速度表示装置の
基本構成は、第6図に示すようなものである。
回転磁石1は、図に示すように、側面と底面とが略垂
直の角度をなす円盤状であり、かつ、速度表示装置のボ
デーに対して回転自在に支持される第1の軸2によって
回転する。ここで、第1の軸2の回転力は、前輪を支持
する図示しない前輪支持部材にそって配置され、前輪の
回転力が伝達される図示しないケーブルを、第1の軸2
と連結することで伝達される。このため、ボデーは前輪
支持部材に沿って組み付けられている。
誘導盤7は、その形状が薄肉厚の磁性体の円盤状であ
り、回転磁石の側面101と所定の空隙を介して対向する
テーパ状の内周面701を有している。そして、回動自在
に支持された第2の軸8よって回動する。
また、この第2の軸8の先端には、その軸心に対して
垂直方向に伸びる指針が取り付けられ、さらにこの指針
は文字板上に配置されている。そして、この文字板は、
運転者に見やすいように、運転者の視線に対して略垂直
に設けられるため、第2の軸8は視線に対して略同方向
に配置されている。
また、図示しないヘアスプリングは第2の軸に取り付
けられる。
上記構成により、回転磁石1の回転によって誘導盤7
が回動し、この回動力とヘアスプリングの制動力とがつ
り合うことで指針が所定量回動して、指針が文字板上の
所定の目盛りを指示することで、速度が確認できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、二輪車の機種によって、上述の前輪支持部
材の傾きが異なるため、上述の磁石回転式の二輪車用速
度表示装置のボデーも、これに従って傾きが異なり、さ
らに、文字板を運転者の視線に対して略垂直に設けるた
め、ボデーに対する文字板の傾きが異なる。
つまり、二輪車の機種によって、第6図、第7図、及
び第8図に示すように、第1の軸2に対する第2の軸8
の傾きが異なる。
従って、機種に応じて、誘導盤の形状、第1、第2の
軸を支持する部品等、構成部品の変更が必要となり、そ
の共通化ができずコスト高となっている。
そこで、本発明においては、上記構成部品を変更する
必要がなく、様々な機種に対応できる速度表示装置を提
供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の磁石回転式の車
両用速度表示装置においては、第1の支持部材(4)に
より回転自在に支持され、車輪の回転に応じて回転駆動
する第1の軸(2)と、 この第1の軸の一端に、同軸上に配置され、かつ、そ
の表面に曲面を有する円盤状の回転磁石(1)と、 第2の支持部材(9)により回転自在に支持され、一
端に指針が取り付けられた第2の軸(8)と、 この第2の軸の他端に、同軸上に配置され、且つ実質
的に前記回転磁石と同一の曲率を有する円盤状で、この
曲面と前記回転磁石の曲面とが所定の空隙をもって対向
するように配置される磁性体の誘導盤(7)と、 前記回転磁石の回転により発生する前記誘導盤の回動
力に応じて、前記指針を所定の位置に保持する制動部材
(10)と 前記回転磁石の曲面と前記誘導盤の曲面との間の空隙
距離を所定の距離に保持しながら第1の支持部材に対し
て第2の支持部材を回動自在に係合し、かつ、第1の支
持部材に対して第2の支持部材を固定する係合部材
(6、16)と、 を備えるとともに、前記回転磁石および前記誘導盤にお
ける曲面は、当該回転磁石と当該誘導盤との対向面にお
いて形成されているようにする。
〔作用〕
上記のように構成された回転磁石式の車両用速度表示
装置の第1の支持部材に対して、第2の支持部材を、係
合部材により、第1の軸に対する第2の軸の傾きを任意
の角度で設定し、第1の支持部材に対して、第2の支持
部材を固定する。
そして、回転磁石の曲面および誘導盤の曲面は互いに
対向する面において同一の曲率にて円弧状に形成されて
いるため、回転磁石と誘導盤との間の空隙距離が常に所
定の距離に保持される。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明の磁石回転式の車両用速度表
示装置においては、回転磁石の曲面と誘導盤の曲面との
間の空隙距離を一定に保持しつつ、第1の軸に対する第
2の軸の傾き(つまり、速度表示装置のボデーに対する
文字板の傾き)を任意の角度に設定させることができる
ため、共通な構成部品で様々な機種に対応することがで
きるという優れた効果がある。
〔実施例〕
以下、本発明の磁石回転式の車両用速度表示装置を示
す実施例を図に基づいて説明する。
第1図は、磁石回転式の二輪車用速度表示装置の要部
を示す断面図である。
1は回転磁石をなす円盤状のマグネットであり、表面
に曲面を有している。そして、周方向にN極、S極、N
極、S極と交互に繰り返された4極、かつ、所定の強さ
に着磁されている。
また、中央に設けられた穴により、第1の軸をなすマ
グネットシャフト2の一端へ圧入し、プレート3で固定
されている。
そして、第1の支持部材をなすボデー4にマグネット
シャフト2を差し込み、ワッシャ5をマグネットシャフ
ト2へ圧入固定することで、マグネットシャフト2はボ
デー4に対して、図示しないベアリングを介して回転自
在に支持さられている。
さらに、前輪の回転が伝達されると共に、図示しない
前輪を支持するための前輪支持部材に沿って組み付けら
れるケーブルがマグネットシャフト2の他端の凹部に挿
入さることで、マグネットシャフト2へ回転力が伝達さ
れる。従って、上記構成によりボデー4は、前輪支持部
材に沿って組み付けられている。
このボデー4の両側面には、第3図に示すように、係
合部材をなす扇状のボデーブラケット6が固定されてい
る。
7は薄肉厚の円盤状の磁性体の誘導盤であり、この誘
導盤7のマグネット1と所定の空隙距離をもって対向す
る表面は、実質的にマグネット1の曲面と同一の曲率を
もつ曲面である。また、中央に設けられた穴には、第2
の軸をなすピボット8が挿入固定されている。
このピボット8は、第2の支持部材をなすブラケット
9により回転自在に支持され、その先端には、文字板12
を介して、図示しない指針が固定されている。そして、
ピボット8の文字板12と誘導盤7との間に位置する部分
には、ピボット8の回動力に応じて、指針を所定の位置
に保持する制動部材をなすヘアスプリング10、及び、ピ
ボット8の回動する際の振動を防止するオイルホルダ11
とが圧入固定されている。
13はヨークであり、誘導盤7の外周の一部を覆うよう
配置され、マグネット1により発生する磁束が通過する
磁路を形成している。
14はオドメータであり、周知のように、車両がライン
オフしてからの走行距離を示すものである。
15はトリップメータであり、オドメータ14同様の距離
計であるが、このメータは任意に0に戻すことができ
る。
これらメータ14、15は、マグネットシャフト2の回転
を、ホリゾンタルギア16、バーチカルギア17を介して伝
達することにより駆動される。なお、ホリゾンタルギア
16の回転軸161は、ブラケット9によって支持されると
共に、係合部材を兼ねており、ブラケット9の両側面外
部に突出した部分が係合部をなしている。
また、ボデー4に取り付けられたボデーブラケット6
の両側面には、係合部をなす軸受け602及び、この軸受
け602を中心とする円弧状のビス穴601を有してあり、こ
の軸受け602にブラケット9の外部から突出した回転軸1
61を挿入する。これにより、ブラケット9は、回転軸16
1を支点として、ボデーブラケット6に対して回転自在
となる。
つまり、第3図に示すように、マグネットシャフト2
に対するピボット8の傾きを任意に設定することができ
る。その際に、ホリゾンタルギア16を、マグネットシャ
フト2と常に連結させるために、この回転軸161を支点
とし、マグネット1の曲面と誘導盤7の曲面との空隙距
離を一定に保持するために、マグネット1、誘導盤7、
及びヨーク13の断面形状において、それぞれの曲面部分
を、回転軸161の軸心を中心とした円弧としている。
そして、マグネットシャフト2に対するピボット8の
傾きを設定した後は、ビス穴601を介して、ブラケット
9の図示しないビス穴にビス19を挿入することにより、
ボデーブラケット6に対してブラケット9を固定する。
また、ブラケット9の図示しないビス穴1つによっ
て、ブラケット9とボデーブラケット6とを固定するた
めに、ビス穴601を回転軸161の軸心を中心とした円弧状
としている。
次に、上記速度表示装置の作動を説明する。
車輪の回転が、図示しないケーブルによりマグネット
シャフト2に伝達され、マグネット1が回転する。そし
て、マグネット1の磁界の回転のため、誘導盤7には、
渦電流が生じ、この渦電流によって誘導盤7にマグネッ
ト1の回転と同方向の力が働き、マグネット1の後を追
って回動しようとする。
また、この誘導板7に働く回動力は、マグネット1の
回転速度すなわち車速に比例して増減し、この回動力
と、ヘアスプリング11の制動力とがつり合って、指針の
指示位置が決定される。
第1図においては、マグネットシャフト2とピボット
8とが同一軸上に配置される機種について示している
が、前述した前輪指示部材の傾きが、この機種と異な
り、マグネットシャフト2に対して、ピボット8が所定
の角度をもって傾斜する機種については、第2図の二点
鎖線で示すように、ボデーブラケット6に対して、ブラ
ケット9を上記回転軸161を支点として傾斜させビス19
により固定する。
その際、マグネット1と誘導盤7との間の空隙距離
は、第3図に示すように一定に保持される。尚、マグネ
ット1と誘導盤7とが対向する部分の面積が減少するた
め、マグネット1の回転力に対する誘電盤7の回動力は
減少する。しかし、この場合は、マグネット1を、予め
指針の指示が実際の車速に対して大きくなる程度に着磁
し、このマグネット1を減磁して、磁界の強さを調整す
ることにより実際の車速と一致させることで簡単に対処
することができる。
上述のことより、マグネットシャフト2に対してピボ
ット8を任意の角度をもって傾斜させることができ、前
輪支持部材に対する文字板の傾斜がことなる様々な機種
に対して適用することができる。
上記実施例では、ボデーブラケット6とブラケット9
との固定方法として、ビス穴601を、回転軸161を中心と
する円弧状としたが、他の実施例として、第4図に示す
ように上記実施例に加えて、ボデーブラケット6の円弧
部にギア状の係合部を設け、ブラケット9の係合部との
噛み合わせによって、所定の角度に固定してもよい。
また、第5図に示すように円形のビス穴601を、ボデ
ーブラケット6の円弧に沿って複数個設け、図示しない
ブラケット9のビス穴との組合せによって、所定の角度
に固定してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁石回転式の車両用速度表示装置を示
す第1実施例の断面図、第2図は上記第1実施例の側面
図、第3図は上記第1実施例において、第1の軸に対し
て第2の軸を傾けた状態を示す断面図、第4図及び第5
図はそれぞれ本発明の装置の他の実施例を示す側面図、
第6図、第7図及び第8図は従来の磁石回転式の車両用
速度表示装置を示す一部断面図である。 1……マグネット,2……第1の軸をなすマグネットシャ
フト,4……第1の支持部材をなすボデー,6……係合部材
をなすボデーブラケット,7……誘導盤,8……第2の軸を
なすピボット,9……第2の支持部材をなすブラケット,1
0……制動部材をなすヘアスプリング,161……係合部材
をなすホリゾンタルギアの回転軸。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の支持部材(4)により回転自在に支
    持され、車輪の回転に応じて回転駆動する第1の軸
    (2)と、 この第1の軸の一端に、同軸上に配置され、かつ、その
    表面に曲面を有する円盤状の回転磁石(1)と、 第2の支持部材(9)により回転自在に支持され、一端
    に指針が取り付けられた第2の軸(8)と、 この第2の軸の他端に、同軸上に配置され、且つ実質的
    に前記回転磁石と同一の曲率を有する円盤状で、この曲
    面と前記回転磁石の曲面とが所定の空隙をもって対向す
    るように配置される磁性体の誘導盤(7)と、 前記回転磁石の回転により発生する前記誘導盤の回動力
    に応じて、前記指針を所定の位置に保持する制動部材
    (10)と 前記回転磁石の曲面と前記誘導盤の曲面との間の空隙距
    離を所定の距離に保持しながら第1の支持部材に対して
    第2の支持部材を回動自在に係合し、かつ、第1の支持
    部材に対して第2の支持部材を固定する係合部材(6、
    16)と、 を備えるとともに、前記回転磁石および前記誘導盤にお
    ける曲面は、当該回転磁石と当該誘導盤との対向面にお
    いて形成されていることを特徴とする磁石回転式の車両
    用速度表示装置。
  2. 【請求項2】前記回転磁石の前記曲面は、前記係合部材
    による前記回転磁石の回動の中心を曲面中心として形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の車両用速度
    表示装置。
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